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      2019/08/10

【上質なソファの選び方大全5選】色やサイズから住居環境まで考慮して丁寧に選ぼう

ソファを買い替える時、「せっかくなら良いソファを選びたい」と思うのは当たり前のことですが、では実際に「良いソファ」とはどのようなものなのでしょうか。

失敗しがちな事例と選ぶときの注意点、成功例を参考に、上質なソファ選びのポイントを見ていきましょう。

上質なソファ選びでありがちな失敗例3選

①:店頭やPC画面で見た時より色がキツく、存在感が強くてソファがでしゃばる

お店やPC画面で見た時はそう感じなかったのに、自宅のリビングに置いてみたらなんだか色が濃くて圧迫感があるように感じたり。店頭で小さなサンプルを見た時はいい色だと思ったのに、実際ソファが来てみたら思っていたよりも色が強くて視界がうるさく感じてしまう。そんなソファの色にまつわる失敗をした方も多いのではないでしょうか。

これは「色の面積効果」と呼ばれるものの影響であり、同じ色でも面積の大きいものの方がより色が明るく見えたり、逆に暗い色はより暗く見え、また鮮やかな色であればより鮮やかに見えてしまうのです。ソファのように大きな家具の場合、強い色を使うことでより色味を強く感じてしまい、その結果圧迫感や存在感を感じてしまうのです。お店のような広い空間で見たソファやPC画面の小さな画像、小さな色サンプルだけで判断せず、実際の自分の家に置くことを想像することで、ソファの色で失敗することを防ぐことができるのです。

またこういった話を聞くと、「ソファは無難な色の方が良い」と思われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。カラフルなソファで失敗したくないと恐れる必要は全くなく、カラフルなソファは配色やバランスを考えて採用すれば、アクセントとして効果的に活躍してくれる、魅力的なアイテムになるのです。重要なのは、そのソファを置いた時のことや、部屋の大きさやインテリアとのバランスを考えてみることだと、覚えておいてください。

色を選ぶ時のポイント

  • 鮮やかな色を選ぶ時は、部屋の面積とソファの大きさに注意が必要。小物やラグ・カーテンなどにも同程度の鮮やかな色を使うことで、ソファだけが悪目立ちすることを防げますが、色数が多くなると視界が賑やかになりすぎてしまうので調整が必要。
  • 暗い色を選ぶ時は、ソファの周囲の色を明るい色や薄い色にすると圧迫感が軽減されます。明るい色のクッションなどを置くのも良いでしょう。
  • カラフルなソファを選ぶ時は、少し淡い色やくすんだ色にすると色の強さが抑えられます。

 

②:一目惚れで買ったソファが部屋に入らない?!それどころか戸口も通れない?

ソファなどの大きな家具を「一目惚れしたから」という理由で買うのはかなりの冒険であり、失敗の原因の大きな一つになります。ソファを買う時は事前に部屋の大きさを測っていくことを、決して忘れないでください。例えば「部屋に置けない大きさ」や「部屋には置けるが歩くスペースがない」などの大きさにならないよう、その他にも「出入り口を通る大きさ」や「運び込む時の道順や広さは十分なのか」も購入前に把握しておきたい重要な情報になります。

そして大きさの面で忘れがちなのが、背面の高さになります。例えば腰窓の前にソファを配置したい時、背面部分が窓枠に引っかかってしまったり、窓に背面が被ってしまったりと、正面から見る分には気にならないけれど、横から見ると収まりが悪くて気持ち悪い状態になってしまうかもしれません。そうならないよう、ソファを配置する位置の高さなども忘れずに測っておきましょう。また、リクライニング機能がついたソファの場合は、その稼働範囲も確保しておく必要がありますので注意しましょう。

ソファに必要なスペースと大きさのポイント

  • ソファを置く位置の「幅・奥行き・高さ」を測っておく。
  • ソファを搬入する時のルートと開口部の大きさを把握しておく。
  • ソファの横を人が通るのに必要な幅「60cm〜80cm以上」のスペースを確保できる大きさを選ぶ。
  • テレビとの距離「テレビ画面高の3倍の距離」を確保できる奥行きのソファを選ぶ。
  • リビングテーブルとの距離「30cm以上」のスペースを確保できるように選ぶ。

 

③:まるで応接室での面談。ソファのレイアウトミスでくつろげない空間に

自宅のリビングが広いのでソファを向かい合わせに配置してみたのだけれど、同居している家族が正面に座ったら、なんだか圧力を感じて堅苦しい雰囲気になってしまった。といった現象が起こってしまう理由には、ソファのレイアウトが深く関わっています。ソファの配置方法には、対向配列・L字型配列・直列配列・コの字型配列・分散型配列などがあり、リビングでの過ごし方などによってそのレイアウト方法に向き不向きがあるので、下にまとめてみました。

  • 対向配列……テーブルが間にあり、向かい合った配置。接客重視の配置であるため応接室などには向いているが、少し堅苦しいのでくつろぎの空間には向いていない。
  • L字型配列……コーナーソファやコーナー部分にテーブルや観葉植物を置いてソファをL字型に配置したもの。互いに距離が近いのでコミュニケーションがとりやすく、リビングなどの団欒する空間に向いている。
  • 直列型配列……細長い空間に直線的に配置したもの。コンパクトにまとまるので、空間をすっきりさせたい時などに向いている。
  • コの字型配列……大人数で使うリビングに向いており、真ん中にテーブルなどを配置する。
  • 分散型配列……壁際などにソファを分散させて配置する。密なコミュニケーションよりも個人個人でくつろぐような場合に向いている。

家族など同居人がいる場合はL字型配列や直列型配列が向いており、ホームパーティーや集まりなど人が多く集まる機会が多い場合はコの字型配列や分散型配列がいいでしょう。コの字型配列は多くの人が集まって密なコミュニケーションをとるのに向いており、分散型配列は立ち歩きながら休憩にソファを使うようなカジュアルな集まりに向いてると言えるでしょう。

レイアウトのポイント

  • 空間の使用スタイルによってレイアウトを変える。
  • 家族間の使用でコミュニケーション重視ならば、L字型・直列配列。
  • 応接室などで来客対応のための使用ならば、対向配列。
  • 大勢での密なコミュニケーション重視ならば、コの字配列。
  • 個々のくつろぎ空間重視ならば、分散配列。
  • コンセントの位置やスイッチなどの設備や窓や扉などの開口部を塞がないよう配慮する。
  • 動線を意識し、日常の行動に動きにくさを感じないか配慮する。

 

【決定版】上質なソファ選びの成功例5選

①皮のソファを選ぶなら、高くても本革を選ぶべき

ソファの張地は大まかに分けると、ファブリック(布)・本革(主に牛革)・合成皮革(フェイクレザー)の3種類に分類できます。その中でも特に憧れる人が多いのが本革の張地を使用したソファですが、値段が高いのが気になるところかと思います。皮革の外見を持ちながらも、値段も抑え、お手入れが簡単なものが合成皮革になりますが、あまり耐久性が無いので長い間の使用には向いていません。

本革の魅力は、まず外見に高級感があり肌触りが滑らかで、合皮よりも通気性が良いことが挙げられます。そして、座った時にゆっくりと空気が抜けていく感覚はファブリックでは体感できない、ゆっくりと肌に馴染んでいくような座り心地であり、また時間を重ねるごとに身体に合わせて馴染み、表面の質感や色合いの変化を楽しむことができます。ダニやホコリ、花粉といったアレルギー物質が入り込みにくいので、アレルギーのある方にもおすすめです。

「Cassina」の「TOOT」ソファはワイドな本体と細い脚のデザインで、本体がまるで浮いてるように感じるソファになります。革製のソファは重厚感がありますが、お部屋によってはそれを圧迫感に感じてしまう場合があり、そういう時はこういった脚のあるタイプを選ぶことで軽快感を出すことができます。また、黒色の皮革のソファよりもブラウン系の皮革のソファを選ぶと、圧迫感の軽減とともに、部屋の雰囲気を柔らかにしたくなった時などにも、ソファを買い換えずにそのまま使用できるので便利です。

参考:【Cassina】TOOT 3人掛両アーム ¥2,180,000〜(税抜き)

 

②ソファの色は無彩色からイエロー・グリーン系が馴染みやすい

天井や床・壁などに多く利用される色は無彩色やアースカラーと呼ばれるような自然にある色が多く、その色に対して追従するような色がイエロー系やグリーン系、ネイビーなど暗めのブルー系の色と言えます。逆にアクセントとして目立つ色は花の色のような赤やピンク、オレンジや紫、水色などの鮮やかな色であり、リビングをくつろぎの空間にしたい場合は、色彩の調和に緊張を与えてしまうこともあるので、注意が必要です。

黄色と聞くと派手な印象を覚えがちですが、実を言うと白より光を反射しすぎず、他の色より光を吸収しすぎない色なので、大きな窓のあるリビングなどに配置すると、白いソファのような眩しさを感じさせずに暖かな空間を演出してくれます。また、グリーン系のソファは木の葉の色を連想させ、本能的に安心感を覚えるので、リビングのようなくつろぎ空間においては効果的な色といえます。

グレーなどの色のソファも人気ですが、実はフローリングなどのブラウンの色味と合わせるときに注意が必要な色なので、グレーのソファの購入を考えている方はサンプルなどをもらって、実際に自宅の床と合わせてみる方法もあります。「B&B ITALIA」の「Tufty-Time SOFA」のファブリックはB&B Italiaが専用の権利を得て製造している確かな品質のものであり、選べるカラーバリエーションも豊富です。大きめのソファであっても、ファブリック特有のツヤのない穏やかな表情は温かみを感じさせくれるので、強目の色をソファに選ぶときは素材をファブリックにし、色味に多少のくすみを加えた色を選ぶと良いでしょう。

参考:【B&B ITALIA】Tufty-Time SOFA ¥2,018,000〜(税抜き)

 

③極上の座り心地でくつろぎのリビング空間に

ソファは座るための家具ですので、最も重要な要素は「座り心地」と言っていいでしょう。その座り心地を左右するのが、ソファのクッション部分の素材になります。一般的にはスプリング+クッション材の組み合わせで構成されており、スプリングの種類はおおよそ4種類になります。クッション材は主にウレタンフォームが使用されることが多いですが、そのほかにはポリエステル・綿やフェザーを混ぜて使用されることがあります。スプリングの種類について下に簡単にまとめておきます。

  • ポケットコイル……独立した弾力のあるコイル状のバネ。点で体を支えるため身体にフィットし、体圧を分散してくれる、ソフトなクッション性がある座り心地。一番高価。
  • コイルスプリング……コイル状のバネを連結したもので、クッション性が豊かで、丈夫でしっかりとした座り心地。耐久性が高く、値段もやや高め。
  • Sバネ……波型のバネを横向きに張り巡らせたもの。座面中央と端の方では硬さが違ってくる。柔らかい座り心地で、一般的に多く使用されているものです。
  • ウェービングベルト……ゴムを繊維に浸透させた帯状のテープをあじろ状に張ったもの。しなやかで軽く、扱いやすいが、他のバネに比べ弾力性や耐久性に劣る。一番安価である。

このスプリングにウレタンフォームなどを組み合わせるのですが、座った時の感触や座り心地などがクッション材の組み合せによって変わってきます。紹介している「NOYES」の「Vision LUソファ」は、座クッションに弾力のあるウレタンと体圧分散加工をしたプロファイルモールドウレタンの2層と、羽毛+ウレタンスティックの層、樹脂綿を使った層の合計4層にも及ぶクッション構造にすることで、もっちりとしてやわらかな座り心地を作り出しました。また、背クッションにも羽毛とウレタンスティックを使った中材を使用することで凭れた時に包み込まれるような感覚になり、ヘッドレスト部分には柔らかく体圧分散をする樹脂面を使うことで快適な座り心地のソファを実現したのです。

このようにソファのクッション部分の内容にも注意して選ぶことで、理想の座り心地のソファを選ぶことができるのです。腰痛持ちの方などは、やや硬めの座り心地のソファを選ぶと良いとされているので、高密度ウレタンを使用した弾力性のあるクッションを選ぶなど、それぞれの使用目的と身体にあったソファを選択するべきだと言えます。

参考:【NOYES】Vision LUソファ ¥254,000〜(税抜き)

 

④生活環境が変わっても長く使えるソファ。ジョイント+カバーリング+10年保証

ブラウンで統一された吹き抜けのあるリビングダイニングに配置された「arflex」の「MARENCOソファ」のコーディネート。このソファはカバーリングシステムのため、汚れてもカバーを外して洗濯ができ、またカバーを取り替えることで簡単に外見を変えることができます。上の写真ではアイボリーからダークブラウンまでのブラウン系の配色で統一された大人の落ち着いたコーディネートになっていますが、将来家族や子供が増えた時にはソファの張地をグリーンなどの爽やかな色に変えることで、ナチュラルな家族団欒を楽しめるような穏やかな空間演出をすることもできます。

ジョイントシステムのため、1人掛〜数人掛けへとシートの増設が可能であり、L字型などの多様なレイアウト変化に対応しているので、家族が増えたり引っ越しによる部屋の大きさの変化へも対応できる特徴があります。また、低めのソファを選ぶことで子供やペットの落下時の衝撃が少なく済むので、将来ペットを飼うことになった時やお子さんができた時などにも買い替えの必要がありません。

カバーリングタイプのソファは簡単に洗濯や取り替えができるので、ソファを汚しやすい小さなお子さんのいる家庭では重宝されるものになります。また、このMARENCOのソファは日本国内産の安心の品質と、弾力のある座り心地の良いモールドウレタンには10年保証が付いているので、長い期間にあたって使い続けることができるのです。このように先の将来を見越して、生活環境の変化に柔軟に対応でき、保証のしっかりとついたソファを選ぶことも、一つの賢いソファの選び方と言えるでしょう。

参考:【arflex】MARENCO 左アームソファ+アームレス+右アームソファ ¥566,000〜(税抜き)

 

⑤間仕切りとしての役割も担うソファ

キッチン・ダイニング・リビング空間が一体型の間取りの場合、ソファの背をダイニングへ向けて配置することで空間を区切る間仕切として使うことがあります。区切る部屋の幅によりソファの大きさも考慮しつつ、ソファの背面の高さについても考えなければなりません。一つはハイバックタイプのソファで、空間を切り取ることでリビング空間を独立させる方法です。この方法の場合は、空間の機能を分離させることで落ち着いたリビング空間を作ることができます。

そしてもう一つが上の画像で紹介するようなローバックタイプのソファによる、視界の確保と開放感を与えながらも空間を区切る方法になります。この方法を使うポイントとしては、ダイニングにいる人物やキッチンにいる人物とのコミュニケーションの繋がりを持ちつつも、リビングとしての機能を個別に空間にあわらすことができます。例えば家事担当者がキッチンで作業している時に会話をしたり、キッチンで作業しながらリビングにいる子供の様子を見るときなどです。

紹介しているソファは「FLANNEL SOFA」の「PIVO」ソファになります。背面部分は低く、一部が抜けたデザインになっているので、ダイニング側に向かって座ることもでき、ダイニング側とのコミュニケーションを行うことも容易です。高密度ウレタンとSバネによるしっかりとした弾力の座り心地の広い座面は、ソファの上であぐらをかいて座ったり、安定して座ることに適しているので、大人数の来客時にはダイニング空間と併せてリビング空間を使用し、ダイニングチェアに座った人物と会話を楽しむ時にも対応できるのです。

参考:【FLANNEL SOFA】PIVO ¥159,000〜¥377,500

 

最後に

良いソファを買おうと思うと、大きな買い物になります。焦らずじっくり吟味して、必要な情報や自分の好みを明確にすることで、後悔のないお買い物にできます。今回ご紹介した選ぶときのポイントなども参考に、一生モノの上質なソファを探しにいきましょう。