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      2023/08/11

【LEDテープライトでインテリアはここまで変わる】実例20選!間接照明やフットライトとして大活躍

佐伯美知枝
著者:佐伯美知枝 (二級建築士/インテリアコーディネーター)

宿泊施設専門のコンサルティング会社にて、旅館やホテルのオープン・リニューアル案件を担当。その後インテリアショップ「カギロイ」勤務を経てフリーのコーディネーターに転身。小型犬+家族3人暮らし、自宅は古材家具に囲まれた和モダン風です。心身共にリラックスできる居心地良いお部屋づくりをモットーに、様々なインテリアをご提案できるよう心掛けています。

お気に入りの家具やカーテン、ラグ、アートワークなど、好きなインテリアをとりいれてみたものの、お部屋の雰囲気が今一つ単調な気がする、、、。そんな想いを抱いている方にご紹介したいのが、LEDテープを使った間接照明の演出テクニックです。

もともと日本の住空間においては、1つのお部屋に1つの照明を配する「一室一灯」が当たり前でしたが、今は「一室多灯」の時代。お部屋にあるシーリングライトやペンダントライトに+アルファで、間接照明をとりいれてみるのはいかがですか?

今回は、気軽にお部屋にとりいれられるLEDテープライトの選び方と素敵な間接照明の例を挙げながら、LEDテープライトを用いた素敵なお部屋づくりについてご紹介します。

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LEDテープライトで素敵なインテリアを実現する方法

LEDテープライトが市場に登場するまでは、間接照明をお部屋にとりいれようとすると大がかりな電気工事を伴うことが多く、また相当なコストがかかるものでした。

今は定番人気の白色や電球色から、RGBテープLEDと呼ばれる豊富なカラーバリエーションを備えるタイプまで、リーズナブルなお値段で入手することができます。LEDテープライトを選ぶ際のポイントをみていきましょう。

LEDテープライトの選び方

センサー等機能面の選び方

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LEDテープライトとは、テープ状の基盤にLEDの粒が等間隔に並んだもので「貼れる」「曲がる」「切れる」の3つの要素を備えているのが特徴です。初めて購入される方は、ACアダプターDCジャック付きコード付きのものが安心。

基本となる単色LEDテープの選び方ですが、まずは、LEDチップの種類とピッチ(搭載数)を選びましょう。最近の人気は「5050」シリーズ。ピッチは1メーターあたりのLED搭載量なので、明るさにこだわるなら「5050」の300LED/mか、150LED/mあたりがおすすめです。他に、消費電力と発熱が5050より低い「3528」シリーズもコスパがよいと人気があります。

次に「防水タイプ」「防滴タイプ」または「非防水タイプ」かを選びます。LEDテープがむき出しにならないアルミ素材のフレーム入り仕様は人気がありますが、LEDテープは放熱がうまくできないと寿命が短くなりやすい特性があるので、場所によって使い分けましょう。

また、電源アダプタを家庭用コンセントに差し込むタイプは安価ですが、操作性を考えれば、スマホやタブレットと連動するタイプがおすすめ。Alexa(アレクサ)やGoogle Homeなどのスマートスピーカーと繋げると、声だけで操作することも可能です。

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光の色の選び方

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LEDテープライトの定番人気色は、白色と電球色。色を変える予定がないのなら、RGBテープLEDよりも、明るく光る単色タイプがおすすめです。

逆に、さまざまなカラーパターンや点滅パターンなどを楽しみたいならRGBテープLEDを。RGBテープの定番色は、レッド、グリーン、ブルー、イエロー、パープル(バイオレット)、アイスブルー(アクア・スカイ)、ピンクですが、附属の専用コントローラーやスマホなどで、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色を組み合わせてさまざまな色を作り出すことができます。

また、ベースカラー(テープの基盤色)は、白と黒から選ぶことができます。LEDテープ特有の粒々感をあえて出したいなら黒色を、きれいな光のラインを出したいのなら光が拡散しやすい白色がよいでしょう。

 

場所別!LEDテープライトで素敵なインテリアを実現する方法

寝室をLEDテープライトで素敵にする方法

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もし、さまざまな色に変化する「RGBテープLED」を試してみたいなら、プライベート性が高い寝室から取り入れてみるのはいかがでしょうか。色が変わる定番人気の「5050」、色と動きを求めるなら「流れるRGB」など、光の流れ方やパターンによって選ぶことができます。

テープを貼る場所は、ベッドのヘッドボード裏面やベッドフレームの下、天井や壁の梁型や柱型の内側などがおすすめ。スマホやタブレット連動型のRGBテープLEDを選べば、ベッドに横になりながら光の色、点滅パターン、調光などを自由に調節することができます。

テレビまわり、リビングをLEDテープライトで素敵にする方法

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リビングで、シーリングやペンダントライトなどとLEDテープライトを併用する場合は、光源の種類をなるべく揃えましょう。LEDテープライトの色を変える予定がなく、主照明が電球色の場合は、単色LEDテープライトの電球色がおすすめです。

キャビネットやオープン収納棚などは、明るくて小型の「3528」や「2835」を、ほのかに光らせる程度なら「1206」あたりが、コスパがよく比較的長寿命です。アルミフレームに収めた収納棚専用のLEDライトバーもありますが、LEDチップがむき出しのタイプに比べると放熱性が弱いため、寿命が短くなる傾向があります。

テレビの背面やサイドに貼るなら、側面発光、全面発光タイプも検討しましょう。照射したい向きや角度によって使い分けるのがポイントです。

階段をLEDテープライトで素敵にする方法

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階段付近で、例えば単色LEDテープライトを用いる場合、設置場所の幅に合わせてなるべく小型なタイプを選ぶのがポイントです。

例えば階段の蹴込(けこみ)を利用し、その裏面にテープを貼って踏面をライトアップする場合。場所的に狭いことが多いので、テープ幅8㎜の「3528」や、テープ幅5㎜の「1206」の細めのテープが便利です。

手すりの裏側に貼るのなら、壁面側か階段に照射面があたるようにすると、きれいな光のラインが出やすくなります。なかには、テープ幅2.5㎜ほどの「2012」などの極細タイプもあるので参考にしてみてください。

玄関、廊下をLEDテープライトで素敵にする方法

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玄関にLEDテープライトを用いる場合、天井部分など水がかかりにくい場所なら「非防水」、逆に、床に近い場所で、水に濡れる可能性がある場合は「防滴」または「防水」仕様がおすすめです。写真のようにシューズボックスの下部のほか、上り框の裏面などもよいでしょう。

明るさにこだわるなら「5050」シリーズが人気です。廊下も同様ですが、玄関ほどの光量が不要なら、その約半分ほどの明るさが出る「5050テープLED 30LED/m」タイプも、おすすめです。

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場所別!おしゃれなLEDテープライトコーディネートサンプル20選

寝室のLEDテープライトコーディネート6選

シーリングやペンダント照明に頼らなくても、壁や床面を明るく見せることができる

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天井に開口部を造作し、間接照明を設置した例です。同様に壁面の仕上げ材が変わる部分やベッドフレームの下部もライトアップされています。

すでに出来上がった天井や壁の形状を変えることは容易ではありませんが、注文住宅などこれから家づくりをされる方は照明計画にもこだわりを。シーリングライトやペンダントライトをなくし、間接照明(+ダウンライトなど)ですっきりと空間を見せることも可能です。

フロート型キャビネットがある場合は、壁との厚みの差を利用するのも手

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ベッドのヘッドボード側の壁の色が切り替わる箇所に、横方向に間接照明を設置した例です。このように壁面に厚みやフロート型キャビネットがある部屋などでは、その厚みの差を利用して、LEDテープライトを貼る方法があります。

壁面の柱型や、天井の梁型を利用すると、お部屋に広がりが生まれる

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ベッドのヘッドボード側の壁面にニッチを設け、縦ラインの間接照明を設置した例です。写真は建築工事によるものと思われますが、壁に柱型(壁の一部を柱状に突出させた部分)がある場合、片面だけでもLEDテープライトを貼ると印象が変わります。同様に、天井の梁型(出っ張り)部分も有効に活用しましょう。

壁付けしたベッドは、ヘッドボード裏面に貼ると配線コードが目立ちにくい

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ベッドのヘッドボードまわりにRGBテープLEDを設置した例です。シンメトリーに配置したスタンドライトのシェードがホワイトなので、LEDテープの色が映り込み、とても綺麗ですね。

ベッドの下部にもテープライトを貼る場合は、ボトムの形状(ベッドフレームの下部がオープン型or台輪付きなど)によりますが、なるべくLEDテープが丸見えになりにくい場所を選ぶのがコツです。

壁面アートに貼るのなら、自由に形状を曲げることができるタイプを活用

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壁と天井の見切りの部分と、ベッドサイドの壁面にLEDテープを設置した例です。このように壁に取り付けられる家具やインテリアオブジェがある場合は、その裏面にぐるりとテープを貼ることが可能な「曲がるLEDテープライト」を。直角やV字など、さまざまな形状に曲げることができます。

色を変える予定がないのなら、単色LEDテープのカラー色を選ぶとより明るさが増す

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ベッドのヘッドボード上部とベッドフレームの下、および壁面パネルにもLEDテープライトを設置した例です。ブルーは鎮静作用や落ち着きをもたらす色といわれるので、寝室でぜひ試してみたいですね。色を他に変える予定がないなら、単色テープの水色(スカイまたはアイスブルー)がおすすめです。

他に、カラーは白・電球色のみですが、テープを曲げて貼ることができる「3528」(白・電球色のみ)シリーズもあります。

テレビまわり、リビングのLEDテープライトコーディネート6選

ナチュラルテイストの空間に、紫色のLEDテープカラーでアクセントをつける

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壁掛けテレビの背面にRGBテープLEDを設置した例です。内装や家具がナチュラルな色合いなので、中性色である紫のカラーが程よいアクセントになっていますね。LEDテープの光を横向きに照射させる場合は、側面発光するタイプがあるので、照らしたい角度によって使い分けましょう。

テレビまわりに白色を用いる場合は、色温度が低め~中間色だと温かみが出る

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壁に取り付けた、木製ボードの上部とパネルの裏面に間接照明を設置した例です。左側の壁面も、上部から下側に向けてライトアップされていますね。写真のようなナチュラルホワイト系の光源は、黄色味も含んでおり、照らす対象を自然にかつ見やすくしてくれる効果があります。

ブルーのLEDテープライトは、クール&スタイリッシュな雰囲気に

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壁面に設置したフロート型造作家具の上部と下部、テレビ背面側に間接照明を設置した例です。写真はブルー系色なので、おそらくRGBテープLEDのブルーカラー、もしくは単色LEDテープを使用しているのでしょう。

ブルーはクール&スタイリッシュな印象ですが、もし、白色のLEDテープライトにするのなら、昼光色に近いホワイトを選ぶのがおすすめ。自然光に近い光源になり、優しい印象になります。

折り上げ天井にLEDテープを貼ると、天井を高く見せる効果がある

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折り上げ天井とテレビ横のオープン棚の上部に間接照明を設置した例です。この写真は専門業者による電気工事がなされているようですが、折り上げ天井の構造上、LEDテープライトが設置できるスペースがあればぜひ検討を。天井を高く見せ、開放感を生むことができます。

壁面装飾を利用してフォーカルポイントをつくる

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リビング2面の壁に設置された、大理石調の壁面装飾の裏側に間接照明を入れた例です。モノトーンカラーを基調とするコーディネートでは、このように壁面を有効に利用してインテリアの見せ場をつくるのもおすすめです。

写真のように、昼光色の涼しげな色を選ぶと、周囲の色とも馴染みやすく、スタイリッシュな雰囲気になります。

さまざまなカラーバリエーションや点滅パターンを楽しむなら、RGBテープLEDを

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天井と壁の見切り部分と、ローテーブルの下部にRGBテープライトを設置した例です。さまざまなカラーが共存していますが、内装や家具色が白を基調にしているため、やりすぎ感がなくスタイリッシュにまとまっています。

階段のLEDテープライトコーディネート4選

手すりの下部など幅が狭い場所には、極細・超極細タイプのLEDテープが最適

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直階段サイドの壁面に設置した、手すり下部に間接照明を配した例です。

手すりの形状によりますが、このように狭いスペースにLEDテープライトを貼る場合、「2012」などの幅が細いテープを使うと、テープが目立ちにくく見栄えがよくなります。

階段の踏面を照らすと、階段全体が明るくなり安全面も確保しやすくなる

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階段の蹴込(けこみ)裏側の隙間を生かして、紫色のLEDテープライトを貼った例です。

踏面を照らすと階段全体が明るくなり、安全面も確保しやすくなりますね。テープライトの光源がやさしく踏面を照らし、壁に美しく反射している点にも注目です。

階段から壁側をライトアップすると、光階段のようなパターンが浮かび上がる

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折り返し階段と壁面の間に隙間があるのなら、壁側に光源を向けるのもよいでしょう。

壁、階段ともにウッド調なら電球色ではなく、写真のような色温度が高めの昼白色~昼光色に近い色を選ぶと、すっきりした印象になります。

階段だけではなく、階段まわりの壁面をLEDテープで照らすアイディアも

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直角に曲がったかね折れ階段の壁面に、ブラケット照明を配した例です。この写真は配線工事がされている可能性がありますが、壁面に壁付け型のアートなどを設置できる場合、その裏面にLEDテープライトを貼るという手法も。

この場合、スマホなどで遠隔操作が可能なLEDテープを選ぶのがおすすめです。

玄関、廊下のLEDテープライトコーディネート4選

エンドランス玄関では、天井側を照らすと明るく開放感がある雰囲気に

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エントランス扉の上部にあるデザイン梁側から、天井を照らしている例です。壁面タイルに設置したブラケットと光源を揃えて、黄色味が強い電球色を選んでいますね。

廊下のフロアタイルや天井のカラーが白色なら、このように色温度が低めのものを選ぶと、クールになりすぎることなく落ち着いた印象になります。

光のラインを均一にしたいなら、メーターあたりのLED搭載量を多めにしたテープが最適

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玄関から廊下に続く壁上部の造作壁と、フロート型の木製キャビネット下部に間接照明を設置した例です。

ダウンライトやシーリングライトなど他の照明類がありませんが、間接照明と廊下奥からの自然採光で適度な明るさを確保しています。天井のブラックカラーもシックな雰囲気を醸し出していますね。

色温度が高めのクールホワイト系LEDテープは、クール&爽やかな印象になる

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ホワイトのオープン型シューズボックスとコートフックの上部に間接照明を設置した例です。白色のキャビネットに青みがかったクールホワイト色が反射して、とても爽やかな印象ですね。

黄色味が強い光源にするなら、色温度が低めの電球色(3000K(ケルビン)程度)を選ぶと温かみが生まれます。

自然素材を用いた内装は、ナチュラルホワイト色や電球色のテープと相性抜群

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古材のような質感の木製キャビネットの下部或いは内部に間接照明を設置した例です。

おそらくホワイトの電球色か昼白色かと思いますが、床タイルと木製キャビネットの質感と相まって、ナチュラルな印象に仕上がっています。

まとめ

今回は、LEDテープライトの選び方や、照明演出のテクニックについてご紹介しました。

今まではあまり目立たなかったお部屋の一角が、LEDテープによる光の効果により、新たな表情が生まれてくることがお分かりいただけたかと思います。

最後に一点だけ、LEDテープには最初から配線コードがついていますが、カットするとその部分に新たな配線コードをつける必要があります。ハンダ付けや電源コネクターなどが必要となってくるので、詳しくは購入先のショップで確認してみてくださいね。

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