Hello Interior 思い描いた部屋に住もう

      2019/07/02

【畳に置きたい極上ソファ7選】おしゃれな和モダンを演出するコーディネート実例つき

正武田 由佳
著者:正武田 由佳 (インテリアコーディネーター)

大手ハウスメーカーで営業経験後、建築設計事務所にてインテリアコーディネーターを務める。延べ100世帯以上の悩みや希望を伺ってきた経験から、「豊かな暮らし」を叶える住まいの在り方を日々考えています。インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの資格あり。得意なスタイルは北欧・和モダン・カフェ系で、素朴で繊細なもの・静けさを感じる空間がすき。心地よい空間づくりのアイデアをお伝えしてゆきます*゜

ソファというと洋室に置くものと考えられがちですが、コーディネート次第では和の空間にも合わせることができます。和室をリビングとして使ったり、おもてなしの間として利用したりする際には、やはり座布団や座椅子よりも、ゆったりとくつろげるソファがおすすめ。

ただし、選び方を間違えてしまうと、チグハグな空間になってしまうので注意が必要です。これからご紹介する、おすすめソファの選び方やコーディネート実例を参考に、洗練された心地よい和の空間を目指しましょう。

畳にソファを置く場合の選び方・注意点とは

①座面の低いデザインを選ぼう

https://tabroom.jp/sofa/2-seater-sofa/itm0003341/

和室は、日本の伝統的な「床座」文化の中で生まれた空間です。床の間に飾られた花器を愛でたり、地窓から見える庭の風景を眺めたりと、そこでは古くから、低い目線での暮らしが営まれていました。

今では、リビングや洋室とひと続きになった和室も、一般的に見られるようになりました。純和風ではなく、和モダンの雰囲気を好む人の方が多いかもしれません。とはいえ、長い歴史の中で刻まれた床座の感覚というものは、多くの日本人にとって自然なものではないでしょうか。

ソファを選ぶ際も、座面が低く、全体の高さも抑えられたものの方が、違和感なく空間に溶け込みます。

②空間全体のインテリア構成を意識する

https://www.pinterest.jp/pin/444660163195837721/

畳の空間であることを最大限に活かすのであれば、やはり洋風のテイストよりは和風のテイストの方が、自然に空間と調和するため上質な印象を作りやすいです。迷ったときは、木や籐のフレーム・布張りの座面といった自然素材のものを選ぶのがおすすめです。

https://www.pinterest.jp/pin/788904059708027497/

リビングとひと続きの和室や、縁無の畳が敷いてあるようなモダンな空間であれば、レザーやアイアンなどの素材を取り入れてみても良いでしょう。ただし、あくまでやりすぎない程度に、ポイントで取り入れるのがコツです。

③最後に…畳を傷つけないように注意する

ソファに限らず、畳の上に家具を置くときに注意したいのが、畳を傷つけないようにすることです。引きずったりすればもちろん傷がつきますが、畳はフローリングに比べて柔らかいので、上に家具を置いているだけでも、部分的にへこんでしまうことがあります。

細い脚のものは加重が集中してかかってしまうので、なるべく太めの脚や、面で支えているようなデザインのものがおすすめです。ラグやマットを敷くのも有効ですが、湿気がこもって畳にカビが生えてしまわないように注意が必要です。

https://www.pinterest.jp/pin/801992646123503747/

また、新築などで畳を新しく選べる状況にあれば、和紙製の畳にするのもおすすめです。い草の畳に比べ丈夫で傷がつきづらい他、「水に強い」「変色しづらい」「カビやダニが発生しにくい」などのメリットもあります。カラーバリエーションも豊富なので、モダンな和室にしたい方は要チェックですよ。DAIKENやセキスイ畳などのブランドが有名です。

DAIKEN :https://www.daiken.jp/

セキスイ:http://www.sekisuimigusa.jp/index.html

畳に置くおしゃれなソファならこの7選

①GECCA【柏木工】

https://tabroom.jp/sofa/2-seater-sofa/itm0004967/

企業理念に「和」という言葉を掲げる柏木工の家具は、洗練されつつもどこか懐かしさを感じさせるデザイン。飛騨高山の地で脈々と受け継がれた伝統的な匠の技と、時代の変化にによる新たな感性を融合させたものづくりをしています。

中でも、GECCA(ゲッカ)シリーズは竹のしなやかさを活かした繊細なデザインが特徴で、美しい背面の造形は、思わずため息が漏れるよう。明るさの中にも、しっとりとした落ち着きを感じさせます。

カタログ価格(税抜):¥252,000〜¥422,000
サイズ:幅1520 × 奥行815 × 高さ795 × 座面高380(mm)
素材:オークWO+竹(本体)/ 布、本革(張地)

②DANISH SOFA【MASTERWAL】

https://tabroom.jp/sofa/3-seater-sofa/itm0006216/

ウォールナットの家具で有名な MASTERWAL(マスターウォール)は、シックでモダンな印象が強いため、和のイメージはあまりないかもしれません。しかし、座面の低いソファが充実しているので、意外と和室にも合わせやすいのです。

こちらのDANISH SOFAは水平ラインのきれいな、すっきりとしたデザインなので和の空間にもぴったり。えんじ色に近いトーンの落ち着いた赤は、上質な和の空間を演出してくれます。

カタログ価格(税抜):¥300,000〜¥400,000
サイズ:幅1800 × 奥行900 × 高さ670 × 座面高300(mm)
素材:ウォールナット無垢(脚)/ 布、本革(張地)

③PENTA 900 Chair【FLANNEL SOFA】

https://tabroom.jp/sofa/1-seater-sofa/itm0009463/

「ソファ専門店」の FLANNEL SOFA(フランネルソファ)は、ひとつひとつ職人の手で丁寧につくられています。張替えや修理など、アフターフォローの体制が整っているのも、専門店ならでは。

この PENTA 900 Chair は、1脚でも座椅子として、数脚並べるとソファのように使えるという商品です。並べてごろんと横になったり、窓際に持ち運んで読書をしてみたりと、気分やシーンによって使い方を自由に変えられるのが魅力。「来客が多い」「模様替えが好き」といった方には特におすすめです。

カタログ価格(税抜)¥52,800〜¥104,700
サイズ:幅800 × 奥行755 × 高さ615 × 座面高205(mm)
素材:ブナ無垢材ウレタン塗装(脚)/ 合皮、布、本革(張地)

④NIPPONAIRE【ソファ ヌシ】

https://tabroom.jp/sofa/3-seater-sofa/itm0024393/

日本の「モノづくり」の質の高さに注目し、それを日本から世界へ広げてゆくというコンセプトで家具を届けている NIPPONAIRE(ニッポネア)。公式サイトの「作り手紹介」というコンテンツでは、作り手の姿や想いが語られ、商品をより身近に感じることが出来ます。

ソファ ヌシは、どっしりとした安定感の中にも随所に細やかさを感じさせるデザイン。後ろ姿も美しいので、ぜひ壁から少し離して置きたいソファです。座面よりフレームが一回り大きいので、飲み物を置いたり、ちょっとしたサイドテーブルのように使っても。

カタログ価格(税抜):¥280,000〜¥298,000
サイズ:幅2060 × 奥行き880 × 高さ810(mm)
素材:ウォールナット無垢、オーク無垢(脚)/ 帆布(張地)

⑤OMO SOFA【TEORI】

https://tabroom.jp/sofa/2-seater-sofa/itm0000689/

TEORI(テオリ) は、環境素材としての「竹」にこだわった家具づくりをしている、岡山県倉敷市の家具屋さん。しっかりとした強度を持ちながら、ウォールナットやオークなどの木材に比べるとリーズナブルなのが竹の特徴です。

先ほどのソファ ヌシと似たデザインですが、背もたれが分かれていないので、3人以上で腰掛ける機会の多い方にはこちらがおすすめです。(反対に、ゆったり2人で掛ける方にはソファ ヌシがおすすめ)

カタログ価格(税抜):¥195,000
サイズ:幅1800 × 奥行750 × 高さ700 × 座面高330(mm)
素材:竹集成材(脚)/ 布(張地)

⑥Fruit Bowl sofa【ヤマカワラタンジャパン】

https://tabroom.jp/sofa/sofa-set/itm0020146/

ブランド名からもわかるように、ラタン一筋の家具づくりをしているヤマカワラタンジャパン。この緻密で繊細な編みは、全て手作業によるものというから驚きです。

こちらのナチュラルカラーのソファは、明るく軽やかな雰囲気を目指したい方におすすめ。Fruit Bowl という名前は、「フルーツボウルのように色々なクッションをコーディネートして楽しむ」というコンセプトからきているそうです。和柄のクッションをアクセントにしてみても良さそうですね。

カタログ価格(税抜):¥330,000〜¥400,000
サイズ:幅2100(2600)× 奥行800 × 高さ700(mm)
素材:ラタン(本体)/ 布(張地)

⑦TOGO【ligne roset】

数々の斬新なデザインを生み出している ligne roset(リーン・ロゼ)は、フランス発の世界的なブランドです。そんなリーンロゼを一躍話題にしたのが、この「TOGO(トーゴ)」というソファでした。

オールウレタン構造のソファは、座ると身体が包み込まれるような心地よさで、一瞬でリラックスモードに誘われます。ステッチの入ったデザインは、どこか座布団のような雰囲気もあり、和室に置いても意外に違和感なく馴染んでくれますよ。

カタログ価格(税抜):¥183,000〜¥304,500 ※3Pの価格
サイズ:幅1740 × 奥行1020 × 高さ700(mm)※3Pのサイズ
素材:布(張地)

畳×ソファのおしゃれなコーディネート実例を解説

畳に似合うソファはわかっても、どうやってコーディネートしたら良いのかまでは、なかなかイメージしづらいのではないでしょうか。

ここからは、実例写真を見ながらコーディネートのポイントを解説してゆきますので、ぜひお部屋づくりの参考にしてみてください。

えんじ色のソファが空間を引き締める

https://www.pinterest.jp/pin/788904059708027129/

縁無の畳に明るい木目、間接照明の柔らかなライン。それだけだと、優しいけれどどこかふわっとした印象になってしまうところを、ソファのえんじ色が引き締め役になってくれています。

同系色でまとめるときは、ポイントをつくる

https://www.pinterest.jp/pin/788904059708027486/

こちらは木目と同系色のソファでまとめたコーディネートです。ポイントは、壁のタペストリー。同じ茶系ですが、単色ではなく濃淡があり、ラフな素材感もあります。そのため、空間が単調にならず、尚且つまとまりのある印象に仕上がっています。

高さをコントロールして、きれいに見せる

https://www.pinterest.jp/pin/788904059708027303/

ソファの背もたれの高さ・幅が、ぴったり窓の下端・幅に揃っています。言われないと気付きづらい部分ですが、こうした細かな高さやサイズ感に気を配ることで、洗練された印象を与えることができます。

トーンは揃えて、異質なものを混ぜる

https://www.pinterest.jp/pin/Abs6K-LWYRJQj8zXvsUIw7I6He_Ims-qEldkNHnd2YWe7XLvcm_6zLM/

全体の色味は、暖色で落ち着いたトーンで揃えられていますが、置かれている家具や小物はテイストの違うものがMIXしています。和・アジアンの要素が強いアイテムの中に、先ほどご紹介した「TOGO」が加わることで、とても印象的な空間になっています。

赤の差し色で、ラグジュアリーさを演出

https://www.pinterest.jp/pin/788904059708072278/

この実例のようなラグジュアリーな和室にしたい方は、全体の色味は落ち着いた茶やグレーでまとめ、差し色に赤を持ってくるのがおすすめです。赤といってもビビッドな雰囲気ではなく、「紅・朱」に近いニュアンスのものを選ぶのがコツ。

照明器具も大事な要素

https://www.pinterest.jp/pin/788904059708027241/

昔ながらの和室に、思い切ったシンプルモダンの家具を合わせたこちらのコーディネート。こんな奇抜な組み合わせが成り立っているのは、1灯吊り下がったペンダントライトのお陰といってもいいでしょう。

家具だけだとどうしても低い位置に固まりがちなので、和とかけ離れたテイストをもってくると違和感を覚えやすくなります。目線より上の高さに、同じテイストの照明器具をポイントで加えることにより、空間全体のバランスが整えられるのですね。

最後に

畳とソファの組み合わせは、素材や色・空間全体のバランスをしっかり検討する必要があるので、少し難しく感じられるかもしれません。ただ、その分上手くコーディネート出来れば、より印象に残るおしゃれな空間にすることができます。

色々な実例を参考にしながら、自分だけのおしゃれな和室空間をつくってみてくださいね。