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【プロが解説】ソファとテレビの配置にこだわって家族のリビングを快適にする。全12パターン徹底解説

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

リビングの顔ともいうべきソファとテレビ。レイアウトの方法はいくつかありますが、リビングでどのように過ごしたいか・リビングをどのようなイメージにしたいかによって、最適な配置は変わります。

「ゆったりとテレビを見たい」「家族との会話を楽しみたい」「生活感をなくしたい」など、要望に合ったレイアウトにすると、リビングでの時間はより心地よいものになります。

今回はソファとテレビのレイアウトをテーマに、快適なリビングを実現する方法をご紹介します。レイアウトの基礎知識を知った上で、過ごし方や実現したいイメージに合わせて、満足度の高いリビングを手に入れましょう!

ソファとテレビの配置を決めるときに考えるポイント。快適なリビングを実現する

テレビとの距離や高さに注意。ソファ周りの通路幅も確保するとノンストレス

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テレビとソファの距離は「テレビ画面の高さ×3」にすると、きれいな映像を楽しめるとされています。画像のきれいな4Kテレビであれば、半分の「テレビ画面の高さ×1.5」で良いとされているので、テレビの種類によって適した距離を確保しましょう。

また、テレビの高さも快適な視聴には欠かせないポイントです。ソファに座った時に目線の高さよりも少し低くすると、ストレスなく視聴できます。

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テレビとソファの配置を決める上で、周辺のスペースをどう空けるのかも重要です。動線をしっかりと確保することで、ノンストレスで行き来ができるようになり、リビングがよりくつろげる空間になります。

ソファとテーブルの間は30cm程度、テーブルとテレビボードの間など通路となる部分は60cm程度あけておくと、せまさを感じずにゆったりと利用できます。

基本は対面or直角。コーナー利用でデッドスペースの有効活用も手

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テレビとソファの配置でスタンダードなのは、画面が見やすい対面レイアウトです。ソファに座ると自然にテレビが視界に入るため、長時間の視聴でも疲れにくく、無理なく画面を見ることができます。

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LDKなどではソファを仕切りとしてダイニングとリビングをゆるやかに仕切ることができ、空間にメリハリを持たせらることもできます。ダイニングからソファの背が見えるのが気になる方は、ラックなどを置いてディスプレイスペースにするとよいでしょう。

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リビングを広く使いたい場合はテレビとソファを直角に置くレイアウトがおすすめです。どちらも壁に沿って置くことでリビング中央のスペースが大きく空けられて、空間を広く使えます。

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ソファを斜めに設置するのも意外性があり、面白いレイアウトになります。ダイニングに完全に背を向けないことで、ゾーニングを緩やかにして空間に一体感を出せます。また、ソファに座った時にお部屋のコーナー部分に視線が行くため、お部屋の広がりを感じやすいのもメリットです。

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お部屋がせまくて視聴距離が確保できない、窓との関係で壁寄せできないなどの場合は、コーナー部分にテレビを置くのがおすすめです。デッドスペースを有効活用できますし、お部屋のどこからでもテレビが見やすいです。

窓との位置関係に注目すると快適度アップ

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ソファとテレビのレイアウトを決める際は、窓との位置関係にも注意を払いましょう。窓に対して、テレビを直角になるように設置するのが一般的です。しかし、方角や時間帯によっては窓からの光がテレビ画面に反射して見えにくくなるので、適宜カーテンなどを使用しましょう。

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窓と平行にテレビを配置する際には注意が必要です。特に気をつけたいのが、テレビの後ろに窓がある場合の逆光です。テレビの裏から光が入ると、テレビ画面がとても見えづらくなります。方角にもよりますが遮光カーテンなどで対策が必要です。

反対に、テレビの対面側に窓がある場合は、常に光が画面に入り込んでしまいます。窓が北向きであればあまり気にならないかもしれませんが、南向きだと画面に強い光が当たり続けるので、とても見えづらくなります。この場合もカーテンなどで対策しましょう。

人数に合ったソファのサイズ・台数で誰もがくつろげる空間に

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ソファのサイズは基本的には使用する人数を目安に選びます。多くのソファは1~3人掛けサイズなので、家族の人数に合わせて選びましょう。

ゆったりとくつろぎたい場合は、1人分大きいサイズを選ぶのがおすすめです。その場合、座面が1人分ずつ分割されているものを選んでしまうと座りづらくなってしまいます。シートがフラットなものを選びましょう。

ストレート形状のソファのレイアウトは、テレビの見やすさ優先であればテレビに対して平行に、リビングスペースを広く取りたければテレビに対して直角がおすすめです。

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4人以上で使用する・お部屋のスペースに余裕があるという方は、L型ソファやコーナーソファなど大型のものを選んでも良いでしょう。多くのスペースを必要としますが、その分存在感は大きく、リビングの印象を格上げしてくれます。圧迫感が気になる方は背もたれの低いものを選びましょう。

空間を有効に使いたい方は、L型ソファを壁に沿わせて設置しましょう。L型ソファを空間の主役にしたい方や、ダイニングとのゾーニングをしっかりとさせたい方はリビング中央に置くのがおすすめです。

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よりゆったりとくつろぎたい方や来客が多い家では、ソファを複数組み合わせましょう。各ソファに1人~少人数で座れるので、くつろぎ感がアップしますし、座面の固さやデザインなどそれぞれの好みに合った1台を選べます。また、来客時には適度な距離感を保てるので、お互いに気を遣いません。

レイアウトとしては、ソファをテレビと直角にして向かい合わせに置く対面型やテレビを囲うように配置するコの字型が一般的です。対面型は少しフォーマルな印象になるため来客の多い家にぴったりで、コの字型はコミュニケーションをとりやすいので家族団らんを楽しみたい方におすすめです。

お部屋の広さ別おしゃれで機能的なソファとテレビの配置全12パターン

ソファとテレビの配置 長方形のリビング編 4パターン

テレビ視聴も対話も楽しめる王道の対面レイアウト

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カウンター一体型のDKに隣接したリビングで、テレビと対面となる位置にソファを置いています。ソファからはキッチンもダイニングも見えるため、どこにいても気軽にコミュニケーションをとることができます。

ソファとテレビの間にオットマンを置くことで、より大人数で過ごしたり、会話をしやすくなります。オットマンはキッチン側に置くといつでも気軽に腰掛けやすく、反対側に置くとキッチンとの間の動線を広くとれるので行き来がしやすくなります。

直角配置で対話重視のくつろぎリビングに

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ソファとテレビを直角になるように配置して、テレビ視聴よりもくつろぎ感を重視したリビングになっています。テレビは高い位置に壁掛けすることで、キッチンやダイニングからは見やすくなります。反対に、リビングからはテレビが見えやすくないため、家族と会話を楽しんだりのんびりとリラックスするような使い方におすすめです。

窓正面にソファを置けば外の景色を楽しめる

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テレビをお部屋のコーナー部分に置いて、視聴距離の確保とスペースの有効活用をしています。ソファ正面には大きな窓があるので、外の景色を楽しみながらくつろぐこともできます。サイドテーブルはダイニングから見えづらい位置に置くことで、動線を妨げませんし多少散らかっていても気になりません。

角のないセンターテーブルは狭い空間でも動線を邪魔しにくく、空間にやわらかさをプラスしてくれます。シンプルなナチュラルインテリアのアクセントにもぴったりです。

ソファ裏にカウンターデスクを置いてスペースを有効活用

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デッドスペースになりがちなソファ裏を、気軽に使えるワークスペースにしています。テレビを見ている子供たちと会話しながら、ちょっとした作業を行うのにぴったりの場所ですね。組み合わせるソファはあまり背もたれの低いものだとバランスが悪くなるので注意が必要です。デスクはソファと同系色にすることで空間に馴染んで一体感がでます。

ソファとテレビの配置 正方形のリビング編 4パターン

斜め配置で空間に広がりを

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テレビ正面に置いたシェーズロングでゆったりとくつろげる大人のリビングです。あえて斜めに配置することで空間に閉塞感がなくなりますし、向かい側のソファに座った人と無理なく視線を合わせられるので、くつろぎながら会話を楽しめます。

テレビの裏側はダークカラーにすることでテレビの存在感が減り、生活感が抑えられます。重厚感が出てスマートな印象になりますが、重くも感じられやすいので、光沢のある素材を利用したり、間接照明を当てたりして、明るさを確保しましょう。

大型ソファは低重心・壁寄せで存在感をやわらげる

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L型ソファを壁沿いに置いてリビング中央を大きく開けることで、空間を広く見せています。大きなソファですが背もたれが低く、重心が下なので圧迫感は感じません。

こういった床を大きく空けるレイアウトの場合、ラグ選びがお部屋の雰囲気を決める大きなポイントになります。ソファの幅よりもせまいものを選ぶとスッキリとしたスマートな印象に、広いものを選ぶとゆとりが感じられます。

大型ソファのコの字型配置で大人数で会話を楽しむ

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大人数で集える大型ソファ4台の広々リビングです。ソファはコの字型に配置することで、どこに座っても相手の顔を見ながら会話を楽しめます。コの字型レイアウトはソファの背の部分がよく見えるので、背面のデザインにもこだわると印象がぐっと良くなります。

ソファとソファの間は通路にすれば回遊性が高まり、サイドテーブルを置けばコーヒーなどを片手にくつろぐのに便利です。

対話重視のホテルライクリビング

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テレビは壁掛けにして存在感を極限まで減らし、洗練された印象のリビングを実現しています。ソファはあえてテレビの方を向けずに、お互いの顔を見て会話できる角度にしています。スペースに対してソファのサイズや台数を少なくすることで、ラグジュアリー感がアップし、余裕が感じられます。

ソファとテレビの配置 変形リビング編 4パターン

段差とソファの向きでプライベート感をアップ

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LDKの奥まったスペースで、1段下がったおこもり感のあるリビングにしています。ソファやチェアは、あえて他の部屋に背を向ける配置にして、しっかりとゾーンを分けています。さらに、照明も他のお部屋とは違った雰囲気にすることで、同じ空間でも特別な雰囲気が感じられます。

ソファとチェアだけではなく、縁側のようなベンチスペースも設けることでより大人数で集うことができ、空間の使い方に自由度が増します。

和室まで目が届くとコミュニケーションが増える

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和室に隣接したリビングで、テレビも和室も見やすい位置にソファを置いています。シェーズロングは手前側に置くことで、和室までの動線を妨げず、空間のつながりも感じられます。

大きめのセンターテーブルを置きたい場合は、ガラス天板のものがおすすめです。実際のサイズよりも圧迫感が少なくなり、スマートな印象になります。

テレビを浮かせて圧迫感を軽減

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お部屋中央にテレビを斜めに配置しています。斜めに置いているのでソファからもダイニングからもテレビを視聴できます。テレビボードではなくポールに固定することで大型テレビでもスッキリと見せています。

こういったレイアウトの場合、テレビ周りの配線をいかにスマートにまとめるかが重要になってきます。設計の段階でコンセントの位置や配線をどう隠すかを計画しておきましょう。

ディスプレイスペースと収納を融合させた上級レイアウト

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リビングの手前にセカンドリビング・アウトドアリビングを作り、どこでも自由にくつろげる空間にしています。ソファ裏を有効活用している点に注目です。コの字型のラックでディスプレイスペースを作ってリビングをおしゃれに彩りつつ、椅子にも足置きにも使えるスツールを下部にスッキリと収納しています。

まとめ

ソファとテレビのレイアウト次第で、リビングの印象や過ごしやすさは大きく変わります。リビングでは主にテレビを見るのか、家族と会話をするのか、来客をもてなすのかなど、用途に合わせたレイアウトを組んで、快適に過ごしましょう。

また、どのケースでもテレビを見やすくするために欠かせないポイントや生活動線を考慮したレイアウトのコツを押さえておくと、リビングでの時間をストレスの少ないものにしてくれます。

基本的なレイアウトの考え方を念頭に置いて、我が家に合った快適なリビングを実現しましょう。

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