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【プロが解説】リビングで在宅勤務!お部屋のレイアウト全10パターン!

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

新型コロナの感染防止をきっかけに、在宅勤務をする人が増えています。在宅勤務は通勤時間が減ることで家族との時間が取れるようになるなどのメリットもありますが、家だと仕事に集中できない・オンオフの切り替えが難しいなど、在宅ならではの悩みも。在宅勤務専用のお部屋を確保できれば集中しやすいですが、なかなか難しい方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、リビングでも集中して在宅勤務ができるおすすめのレイアウトをご紹介します。普段はゆったりとくつろいでいるリビングでも、レイアウトを工夫すれば集中して仕事に取り組むことができますし、仕事とプライベートをしっかりと切り替えて、メリハリのある生活を送れます。

在宅勤務に合ったリビングレイアウトを知って、仕事に集中できる環境を整えましょう!

リビングで在宅勤務する場合のレイアウトを決めるときに考えるポイント

作業スペースと休憩スペースを決める

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リビングを在宅勤務に合ったレイアウトにするために、まずは在宅勤務のメインとなる作業場所を決めましょう。在宅勤務で必要なスペースは、ノートパソコン1台であれば幅60~80cm×奥行45~60cm程度です。ノートパソコンとモニター1台を使用する場合は、幅100~120cm×奥行60~80cm程度が必要です。

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おすすめは在宅勤務専用のデスクを設置することです。食事などのタイミングで毎回仕事道具を片づける手間もかかりませんし、「仕事はここでやる」と決めてしまえば、オンとオフの切り替えも簡単にできます。

デスクの置き場所は、余計なものが視界に入りにくくて、仕事に集中しやすい壁寄せがおすすめです。椅子の出し入れをするスペースが必要なので、デスクの手前は80cm程度のスペースを空けておくようにしましょう。

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リラックスして仕事に取り組みたい・せっかく家で仕事をするのなら肩肘張らずにやりたいという方は、窓辺にデスクを置いても良いでしょう。しかし、窓から近い分だけ光や外気温の影響を受けやすいので、気になる方はデスクを窓から離したり、カーテンなどで対策を講じましょう。

在宅勤務に使う椅子は、長時間座るのに適したクッション性のあるものを選ぶと快適度がアップします。置き場所や予算の問題で新しく用意するのが難しい方は、ダイニングチェアを転用するのも良いでしょう。その場合は、デスクとダイニングを近くに配置すると毎回チェアを移動させる手間が軽減されます。

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在宅勤務用のデスクを置くのが難しい場合は、ダイニングテーブルやリビングテーブルなどの一角を利用しましょう。しかし、この場合はオンオフの切り替えがしづらくなりやすいので、在宅勤務時とそれ以外の時間で座る位置や向きを変えるのがおすすめです。普段はテレビの方を向く、在宅勤務時はテレビに背を向けるなど、見える景色を変えるだけでもスイッチを切り替える手助けになります。

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作業スペースの確保と共に重要になるのが休憩スペースです。仕事中の息抜きや終業後のリラックスタイムにほっと一息つける場所があると、オンオフの切り替えができて、単調になりがちな在宅勤務生活にもメリハリが生まれます。

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在宅勤務はデスクで、プライベートな時間はソファでなど、メインで過ごすエリアを分けると良いでしょう。さらに、エリアごとに視線の向きを変えると、より気持ちの切り替えがしやすくなります。デスクは壁向き、ソファはテレビや外の景色が見やすい向きなど、見える風景を変えてみましょう。

集中できる環境づくりと電源の確保で効率的に仕事ができる状態に

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どこで作業するかを決めたら、次は集中できる環境づくりをしていきます。会社とは違い、家のリビングだと周りにあるものが気になって集中できないことがよくあります。壁に向かって座る、パーテーションで区切るなど、仕事に関係のないものが目に入らないように工夫しましょう。

パソコン作業が中心という方はモニターの向きにも注意が必要です。窓に向かって座ると、窓からの逆光によってモニターが見づらくなります。カーテンやブラインドなどを利用して、窓からの光をコントロールしましょう。

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また、作業スペースの明るさも集中力や作業効率に影響します。全体照明をつけていても、座る向きによっては自分の影が手元を暗くすることもあります。デスクライトやフロアランプなど、手元を明るくできる照明をプラスして、ストレスなく仕事に取り組めるようにしましょう。

在宅スペースには、すっきりと青みがかった光が特徴の昼光色や自然な明るさの昼白色のライトがおすすめです。しっかりと手元が明るくなって、文字も読みやすくなるので、より集中しやすい環境になります。右利きの方は向かって左側・左利きの方は向かって右側にライトを置くと、文字を書く際に手元が暗くなるのを防げます。

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在宅勤務の効率アップには、業務に関する資料やプリンターなど、仕事をする際に必要なものをワークスペースから手の届く範囲に配置することも大切です。しかし、手が届きやすいからといって、デスク天板にものを置きすぎると作業スペースが制限されて逆に効率が落ちたり、集中が切れやすくなったりしてしまいます。デスクの引き出しや周辺のラックなど、簡単に取り出せる位置に整理整頓して配置しましょう。

在宅勤務ではパソコンやプリンターなどの電子機器をよく利用するため、電源の確保も欠かせません。デスクを壁際に置く場合などコンセントが近ければ問題ありませんが、近くにコンセントがなければ延長コードなどでの対応が必要です。レイアウトを決める際に「電源をどうするか」という点も合わせて考えておきましょう。

オンライン会議やビデオ通話では背景や光の向きにも注意

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在宅勤務中にオンライン会議やビデオ通話をする方も多いと思いますが、ご自身のカメラがどこまでの範囲を映すか把握できていますか。フレーム内にいろいろなものが映っているとだらしない印象になりますし、他の参加者も気になってしまい会議の内容に集中できません。壁を背にするなど、画面に映るものが最小限になるようにカメラの向きを調整しましょう。

また、光源の位置によって顔の見え方が変わるので、オンライン会議などの際は注意が必要です。自分の後ろ側に光源が来ると顔が暗く映ってしまい、印象が良くありません。光源は自分の斜め前あたりに置くと顔が明るく立体的に見えます。真正面だとのっぺりとして見えてしまうので、少し角度をつけて置くのがポイントです。

お部屋の形別おしゃれで機能的な在宅勤務リビングレイアウト全10パターン

在宅勤務リビングレイアウト 長方形のお部屋編 4パターン

ソファ裏の有効活用でスッキリと

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デッドスペースになりやすいソファ裏にデスクを置いてワークスペースにしています。デスクを壁寄せで置くスペースがない場合にもおすすめです。ソファと同じ向きで座ることになりますが、座面の高さが異なり視線の高さが変わるので仕事とプライベートの切り替えには困りません。デスクの高さはソファと同じ、もしくはソファよりも高いものにすると見た目がスッキリとします。

カウンター端にワークスペースを常設

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キッチンに面したカウンターの一部を作業スペースにしています。カウンターの端の部分をパソコン専用スペースにすることで、毎回片づける手間もなくなります。目の前が壁になっている部分を利用しているので集中しやすく、必要な時はキッチンにいる人とも気軽に会話できる程よい距離感です。

カウンター下にコンセントがあるためパソコンやプリンター・ライトなど、電源が必要なものが多くてもスッキリさせられます。

半個室風にして集中力アップ

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リビング中央にL型の間仕切りを設置してワークスペースを確保しています。背の高い間仕切りですが、室内窓のように視線が抜ける部分を作ることで圧迫感を感じさせません。物理的に区切られた空間にすることで、しっかりと集中力が保てますし、多少ごちゃごちゃしても気になりにくいです。

ネイビーの壁紙で落ち着いて仕事に取り組む

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小上がりにカウンターを取り付けてデスクスペースにしています。間仕切りや床の高さの違いなどで、リビングスペースとは別の空間のようになっているので、しっかりと仕事に集中できます。

また、ネイビーの壁紙は気持ちを落ち着かせて集中力を高めるのに効果的です。ワークスペースは落ち着いた雰囲気にして、対照的にソファスペースは明るく開放的にすることで、オンオフが自然と切り替えられます。

在宅勤務リビングレイアウト 正方形のお部屋編 4パターン

視線の向きを変えてメリハリのある生活を

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ソファの裏側、直角になる位置にデスクを配置しています。デスクからは周りのものが視界に入りづらく、ソファからは外の景色やインテリアをじっくりと眺められるので、オンオフの切り替えが容易にできます。

ソファ裏にL字型に置いたラックは収納力があるだけではなく、デスクスペースとの間仕切りとしても活躍します。仕事に必要な書類や本・機器などはデスク周辺に収納すれば、効率よく仕事ができます。

コーナーの有効活用で広々としたワークスペースを

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お部屋のコーナー部分に置いたL型デスクで、広々とした在宅勤務スペースを確保しています。L型デスクはデッドスペースになりやすいお部屋の角を有効活用でき、作業台が広くて手の届く位置に多くのものを置けるのがメリットです。モニターを複数台使う方や書類や帳票などを見ながらパソコン作業をする方におすすめです。

オープンラックで収納力アップ&エリア分けを

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壁面収納などに使われるオープンラックをパーテーションとして利用し、デスクとソファスペースを区切っています。オープンラックは仕切りとしての機能だけではなく、収納にも使えるので、仕事に必要なものをまとめるのにも役立ちます。背の高いラックなら空間をしっかりと分けて個室感を、背の低いラックなら圧迫感が減ってお部屋の一体感が感じられます。

テレビ横の活用でコンパクトな部屋でも専用スペースを

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デッドスペースになりやすいテレビの真横を使えば、広くないお部屋でもデスクを置くことができます。通常、テレビの手前はスぺースを空けていることが多いので、横に置いたデスクやチェアも問題なく出し入れするスペースが取れるでしょう。デスクからはテレビが見にくいので、在宅勤務時などに集中を乱されることもありません。

テレビを見る際にデスクが目に入るのが気になる方は、終業時にパソコンを別の場所に片づけたり、カバーをかけて視界に入らないようにすると良いでしょう。

在宅勤務リビングレイアウト 変形のお部屋編 2パターン

ルーバーパーテーションで適度に目隠し

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デスクをパーテーションで区切って、集中しやすいワークスペースを実現しています。天井まであるような背の高いパーテーションは圧迫感が出やすいですが、ルーバータイプを選ぶと閉塞感が軽減されます。適度な隙間があることで採光や通風にも優れ、フックをつけて小物を収納することもできます。

ソファ&カウンターでカフェ風ワークスペースに

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窓辺のニッチスペースにカウンターとソファを置いてワークスペースにしています。半個室のようになっているので仕事に集中しやすいですね。

パソコン作業はチェアが最適だと考えがちですが、ソファでも高さの合う机を組み合わせれば快適に作業できます。やわらかすぎるソファは長時間の作業に向かないので、固めでしっかりと体を支えるものを選びましょう。

まとめ

在宅勤務に集中して効率的に仕事をするには、お部屋のレイアウトが重要なカギになります。

まずは「どこで仕事をしてどこで休憩をするのか」を決め、「余計なものは視界に入らず必要なものは近くにある状態」を目指しましょう。普段はくつろいでいるリビングでも、ポイントをおさえて在宅勤務スペースを整えることで集中できる環境は生み出せます。

リビングを在宅勤務に集中できるレイアウトにして、仕事もプライベートもメリハリをつけて取り組みましょう!

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