【素材別のソファ選び方ガイド2019】おすすめのコーデ実例も徹底紹介
リビングに置くソファは、部屋の顔ともいえる存在です。テレビを見ながらリラックスする時間や、友人や家族と集まってゆっくりと過ごす時間など、さまざまなシーンで活躍します。
ここでは、ソファの選び方で迷う人が多い「素材の選び方」について紹介していきます。素材によって扱い方が異なり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
使うシーンによっておすすめの素材は異なるため、「ペットを飼っている」「デザイン性を重視したい」など、自分のライフスタイルに合った素材を選んでみてください。
ソファの素材にはどんなものが?メリット・デメリットも紹介
①ファブリック(布)
ソファの素材として最も人気なのがファブリックです。ファブリックの種類が豊富なので、自分の好きな図柄のものを選べます。
また、季節に合わせてカバーをかけ替えるなど、インテリア面での利便性も高いです。カバーを簡単に外せるタイプを選べば、汚れたらすぐに掛け替えられて常に清潔に保てます。ファブリックのソファは比較的安価に購入できるため、引っ越しが多くすぐに買い替える予定がある場合にもおすすめです。
【メリット】
- 図柄の種類が豊富で好きなものを選べる
- 肌触りが柔らかい
- 通気性がよく快適
- かけ替えられるタイプであれば掃除が簡単
【デメリット】
- ほこりが付きやすい
- 水やジュースをこぼすと生地に染みこんでしまう
- 使い続けると擦り切れてしまう
②天然皮革
天然皮革のソファは、高級感があってインテリアのアクセントとしてぴったりです。肌触りも良いため、座ってゆったりとリラックスできます。きちんとしたお手入れが必要ですが、大切に使えば一生ものとして役立ちます。長年の使用感がレトロな雰囲気を醸し出すため、高級なものを購入するのもおすすめです。
ただし、良い素材を使っているほど高額になりがちなので、予算に合わせて選ぶ必要があります。また、小さい子供がいる場合など、汚れる可能性があればカバーを掛けて使うのもおすすめです。
【メリット】
- 使えば使うほど皮の風合いが増す
- 重厚な雰囲気のインテリアにぴったり
- 耐久性が高く長持ちする
- 汚れやほこりが付きにくい
【デメリット】
- メンテナンスを怠るとひび割れが生じる
- 夏は皮がべたつく感じがあり、冬は冷たい
- 比較的高額になりがち
③合成皮革(PU)
天然皮革のような風合いの合成皮革は、比較的安価で手に入るため手軽に購入できて人気です。汚れてもすぐに拭けてお手入れが簡単なため、ペットや小さい子供がいる家庭にもおすすめです。
そして、合成皮革の中でも、PU(ポリウレタン)は最上級とされています。肌触りが柔らかいのが特徴で、より本皮に近い質感を感じられます。素材の柔軟性を活かして、柔らかいカーブを使ったソファなどに使われることが多いです。
ただし、湿度の高い場所などで使用すると表面がボロボロに劣化してしまうこともあるため、使用には注意が必要です。
【メリット】
- 天然皮革よりも安価
- ほかの合成皮革より通気性が高い
- 経年劣化を起こしにくい
【デメリット】
- 湿度が高い場所での使用は不向き
- 夏は皮がべたつく感じがあり、冬は冷たい
④合成皮革(PVC)
合成皮革PVC(塩化ビニル樹脂)を使ったソファは、比較的安価に手に入る部類です。汚れに強くお手入れも簡単なため、ペットがいる家庭に人気です。素材の柔軟性・通気性・弾力性はPUに比べると劣りますが、予算をあまりかけたくない場合におすすめの素材です。
上記で紹介したように合成皮革の中にも種類があるため、選ぶ際には注意しましょう。インテリアショップで実際に座ってみると、素材の違いがよく分かるのでおすすめです。
【メリット】
- 耐久性が高い
- 水や中性洗剤で拭ける
- 比較的安価
【デメリット】
- 天然皮革よりも安っぽい印象になってしまう
- 経年劣化で表面が固くなる場合がある
- 表面がつるつるしていて滑りやすい
⑤リネン
リネンは衣類や雑貨によく使われている素材で、ざらざらした手触りが特徴です。吸湿性に優れており、特に夏場にはひんやりと快適に過ごすことができます。リネン素材は洗濯機で洗うことも可能なため、ほこりが付いたら定期的に洗うのがおすすめです。
ソファ素材に使用すれば、ナチュラルな風合いがインテリアのアクセントとしてぴったりです。カバーが掛け替えられるソファであれば、インテリアの系統に合わせて好きなものを選ぶことができます。夏場はリネン、冬場は起毛のファブリックというように、季節に合わせて掛け替えるとより快適に過ごすことができるでしょう。
【メリット】
- 吸水性、通気性に優れている
- カラーバリエーションが豊富
- カバーを外して丸洗いできる
【デメリット】
- 直射日光で色褪せする
- ほこりが付きやすい
- シワができやすい
【素材別・ソファのコーデ実例10選】小ワザ含め徹底解説
①ファブリック・優しいアースカラーコーデ
こちらは、淡いグリーンのソファがおしゃれなコーデです。ファブリックのソファはさまざまなカラーから選ぶことができるため、インテリアの好みに合わせたコーデをしてみましょう。
こちらのソファは、アースカラーのファブリックの優しい雰囲気と脚部の木目がマッチしていて、ナチュラルなデザインとなっています。リビングの観葉植物とも相性が良いため、自然派の人におすすめしたいコーデです。
②ファブリック・北欧風ナチュラルリビングコーデ
こちらのコーデは、明るめのグレーのソファを配置することにより、部屋全体を落ち着いたカジュアルな雰囲気に仕上げています。ソファ自体は大きめですが、ロータイプを部屋のコーナーに置くことで、部屋を広く見せる効果もあります。
ソファ自体が落ち着いたカラーなので、カラフルなクッションやラグ・ウォールペーパーとの相性も抜群です。将来的にクッションカバーやラグの模様を変更しても、違和感なく使い続けられるでしょう。小さい子供やペットがいる家庭におすすめの、カジュアルで明るいコーデとなっています。
③天然皮革・風合いを生かしたカジュアルコーデ
上品なブラウンの天然皮革ソファが、部屋のアクセントになっています。素材のしっかりした天然皮革のソファは部屋を圧迫してしまいがちですが、このコーデでは低めのロータイプを選んでいるため、すっきりとした印象にまとまっています。
ソファの色がナチュラルなので、背面の黒いアクセントクロスや木目のオブジェとも調和しています。天然皮革のソファだと格式高いイメージがあるという人も、このコーデであればカジュアルに使いこなせそうです。
④天然皮革・シックな大人のリビングコーデ
こちらのコーデは、最高級本皮を使った大人向けのソファがポイントです。ソファ自体の作りがしっかりしており、リビングの顔として風格を感じられます。天然皮革だからこその滑らかな質感や座り心地を満喫するために、あえてソファ以外の家具をすっきりとさせています。
こちらのソファは値段が多少張りますが、大切に手入れすれば一生ものとして使うことができます。高級感のあるリビングを演出したい場合に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
⑤合成皮革(PU)・高級ラウンジ風ホワイトソファコーデ
こちらのソファは、合成皮革の中でも手触りが良いとされているPU素材を使っています。見た目には天然皮革とほぼ変わりませんが、カラーバリエーションが豊富なのがメリットです。
このコーデでは白のソファを使っており、部屋全体を上品で高級感のあるイメージに高めています。ソファ自体が大きめですが、淡いカラーで背の低いタイプを選ぶことによって違和感なく部屋に溶け込んでいます。
⑥合成皮革(PU)・レトロで高級感のあるソファコーデ
こちらのソファは、ヴィンテージデザインを取り入れたレトロ感が魅力です。黒い座面は合成皮革ですが、本革のような質感が楽しめます。お手入れが簡単なので、普段使いにぴったりです。
リビングに置く際には、複数を並べて配置するのもおすすめです。ソファ自体が軽いため、使うシーンに合わせて配置変えができるのがメリットです。
⑦合成皮革(PVC)・落ち着いたダーク系コーデ
こちらは、耐久性に優れた合成皮革PVCのソファを使ったコーデです。合成皮革は安っぽいイメージを持たれがちですが、こちらのコーデのようにブラウン系のダーク色を選べば、シックな雰囲気になります。一生モノのソファではなく、またすぐに買い替えるといったケースにおすすめです。
このコーデでは、ソファ自体のカラーをフローリングやラックと同系色で選んでいるのがポイントです。色のトーンを揃えることで統一感が出て、シリーズで揃えたような雰囲気に見せることができます。
⑧合成皮革(PVC)・シンプルなホワイトソファコーデ
こちらのコーデでは、合成皮革PVCのホワイトのソファがメインとなっています。一般的に、白のソファには「汚れると大変」「こまめに手入れするのが面倒」というマイナスのイメージを持っている人は多いです。
そんな人にぜひおすすめしたいのが、PVC素材のホワイトソファです。PVC素材は耐久性があり価格も安価なため、初めての人が購入するのにぴったりです。
ジュースなどをこぼしてしまっても、さっと拭けばお手入れが完了するためとても楽に扱えます。
⑨リネン・インテリアショップ風コーデ
こちらのコーデは、おしゃれなインテリアショップの展示のような雰囲気が魅力です。シンプルなデザインのリネンソファを使っているため、インテリアと上手にマッチしています。
部屋全体のカラーがまとまっているため、小物がたくさんあっても雑然とした印象になっていません。生活していく中で雑貨や小物が増えていくものですが、このコーデであれば、普段の生活でさえおしゃれに見せられるでしょう。
⑩リネン・リラックス感のあるリネンコーデ
こちらのコーデは落ち着いた色味で統一しており、シンプルな中にも上品さを感じられます。リネンのソファはカジュアルなイメージがありますが、カラーの選び方次第で印象を変えられるのが魅力です。
リネンならではのシャリッとした質感は、ついつい時間を忘れてしまうほどすわり心地抜群です。部屋全体が落ち着いた色味で統一しているため、リラックスムードの漂う空間にまとまっています。
最後に
ここまで、素材別のソファ選び方ガイドを紹介してきました。ソファの素材は見た目のおしゃれさで選ぶのも良いですが、それぞれの素材の特性を理解しておくと選びやすいです。
小さい子供やペットがいるのであれば、汚れてもすぐに洗える素材だと便利です。また、一生モノの本格的なソファを購入するのであれば、長く使える天然皮革がおすすめです。このように、自分のライフスタイルやインテリアの好みに合わせて、ソファの素材を選んでみてはいかがでしょうか?