【インテリアのプロが選ぶ】寝室に飾りたい絵画アート7選!選び方・おしゃれな飾り方も徹底解説
「人生の3分の1は睡眠で占めている」というフレーズを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
質のいい睡眠をとり、プライベートな時間をリラックスして過ごすためにも、寝室の環境を整えることは大切です。肌触りのいいベッドリネンのほかにも、照明計画やインテリアディスプレイなど視覚から得て感じる心地よさも取り入れましょう。
その中でもアートは感性に触れ、心の豊かさを感じることができるアイテムです。ぜひ寝室に合うアートをレイアウトしてインテリアコーディネートと暮らしをランクアップさせましょう!
今回は寝室におすすめなアートをインテリアスタイル別事例とともにご紹介します。
おしゃれな寝室の絵画アートの選び方
「心地いい」と感じるテイストをセレクト
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一日の疲れを取り、心身ともにスッキリとしたい寝室のインテリア。リラックスできるカラーやモチーフのインテリアアイテムを取り入れることがポイントです。
ブルーやネイビーといった「寒色」は副交感神経を優位にし、リラックス効果があると言われています。
植物や海など自然に触れると心が和むのと同じように、アートのモチーフを自然界にあるものを選ぶのも効果的です。抽象画であればコントラストが強すぎない、柔らかなタッチで描かれているものがいいでしょう。
ただ、ご紹介したテイストとは違うアートが気になる、という場合もあるでしょう。寝室は人に見せないプライベートな空間なので、ご自身の「好き・好み」を揃えることが大切です。そのときは難しく考えず、ご自身の感性が惹かれたものを選んでくださいね。
ベッド・家具・空間との比率バランスを合わせる
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アートのサイズはベッドやキャビネットなど、寝室にレイアウトしてある家具との比率を考えるとバランスがとれて収まりが良くなります。特に初めてアートを寝室に飾る方におすすめなのが、写真のようにベッドのヘッドボードと合わせることです。
家具とアートを合わせたときにバランスが良く見えるのは家具に対し50~75%くらいの大きさのアートが良いと言われています。ベッドは比較的ボリュームのある家具なので、アートは60~80%のサイズと大きめを選びましょう。シングルベッドの場合ヘッドボードはおよそ100cmですから、アートは幅60cm以上のものがバランス的におすすめです。
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縦長構図や小さいサイズのアートをレイアウトしたいときは、写真のように複数枚組み合わせてボリュームを出すと収まりが良く見えます。このときも、アート全体とヘッドボードのボリュームが60~80%になるように意識します。
また、ベッドにクッションを足して全体のバランスを整えるのもポイントです。
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チェストやキャビネットなど、ベッドサイドの家具上にレイアウトする場合は壁面や空間、周りのアイテムとのバランスを考えてサイズを選びましょう。
上の写真の場合、空間を引きで見たときに周りにある観葉植物やペンダントライトと並ぶと、それぞれのアイテムの大きさのバランスが整っています。仮にペンダントライトが大きいときはアートを小さく、観葉植物がないときは壁のスペースが空いてしまうのでアートを大きくするなど工夫しましょう。
飾り方でインテリアスタイルを印象付ける
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寝室をどんなスタイルにしたいのかを整理し、それに合わせた飾り方の工夫をしましょう。
モダンスタイルであれば、上の写真のように空間をパッと華やかにするアートを一点に絞って飾るのがおすすめです。空間の中ではボリュームがあるベッドのそばに飾ることで空間を眺めたときにフォーカルポイントとなり、ホテルの客室のような印象に仕上がります。
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カジュアルな雰囲気にしたいときは、サイズが小さめなアートをいくつか並べてさりげなく空間のアクセントにしましょう。このとき壁に余白を作ることがポイントです。壁の面積を広くすることでスッキリとした抜け感のあり、リラックスしたコーディネートを作ることができます。
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同じテイストのアートは空間に点在させて飾ることで、遊び心のあるギャラリーのようなコーディネートに。空間に対してアイテム数が多くなるので、アートと寝具、カーテンなど空間とインテリアアイテムのカラーコーディネートは同系色でまとめて統一感を出すのを意識しましょう。
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アートは壁掛け以外にも、床にそのままレイアウトしてもこなれた印象に。きっちりと整えるよりも、少しラフさを残すことでリラックス感を演出します。アート一枚だけでは空間に対して安定して見えない、というときは観葉植物やスタンドライトなどほかのアイテムと合わせて重心バランスをとりましょう。
寝室におすすめのおしゃれな絵画アート 7選
モダンスタイルにおすすめ絵画アート 3選
立体アートで個性をプラス:FORM OF LINE :Bo Concept
https://www.boconcept.com/ja-jp/form-of-line/104011034500.html
リネンのやわらかい質感を活かした有機的なフォルムが特徴のアートです。どんなインテリアスタイルにも馴染む明るいベージュカラーでコーディネートの幅も広がります。間接照明を当てて、陰影を強調してもいいでしょう。
価格:¥ 94,900
サイズ:W620×H820mm
参考コーディネート
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光の当たり方で影の表情を楽しめるというのは立体アートならではの特徴です。写真のように自然光が入る寝室にレイアウトすると立体感が増しグッとコーディネートが引き締まります。夜は照明を当てて空間に浮かびあがるように演出してメリハリを出しましょう。
ホワイトがさりげないアクセント:2020/1:Cassina ixc.
https://www.cassina-ixc.jp/shop/g/gANELLO-39C42/
パープルのグラデーションが視覚的に落ち着いた印象のこちらは、石橋泰敏氏の作品です。
垂直なラインにところどころ飛んでいるホワイトがしぶきのようで、まるで滝を眺めているかのような心地よさを感じます。さりげなく色彩を取り入れたい方におすすめです。
価格:¥75,900
サイズ:W660×H655mm
参考コーディネート
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爽やかなグレイッシュトーンのモダンスタイルと合わせると、空間にパープルが美しく映えます。周りのアイテムは色合いを抑えアートに注目するようにコーディネートしましょう。
直観・感性があふれる一枚:Drawing 17 2022:MoMA Design store
https://www.momastore.jp/shop/g/g5055358827484/
兄弟で活動するロナン&エルワン・ブルレックのドローイングシリーズのひとつです。
直感を大切にし、フェルトペンで描かれた特徴的な筆跡はまるでシルクのようななめらかさをも感じさせます。色彩は優雅で高級感があり、モダンスタイルにマッチする一枚です。
価格:¥66,000
サイズ:W627×H795mm
参考コーディネート
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アート自体がエレガントな雰囲気を持っているので、スッキリとしたモダンスタイルと合わせるとまるでホテルの一室のようなコーディネートに。
ダークトーンのモダンスタイルであればアートの色彩が際立つコーディネートに仕上がります。
北欧・ナチュラルスタイルにおすすめの絵画アート2選
和紙の繊細な美しさを空間に:ウカイ 9AD フレーム付ポスター:MoMA Design store
https://www.momastore.jp/shop/g/g4995027022042/
彫刻や照明デザインなど幅広く活躍した美術家、イサム・ノグチ。
彼の手掛けた照明の「あかり(AKARI)」シリーズに使用されている和紙を額装したアートです。優しい色合いのブルーと和紙の繊細なホワイトのコントラストが空間に清潔さをプラスします。
価格:¥44,000
サイズ:W730×H545mm
参考コーディネート
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照明彫刻AKARIの柔らかな光の空間にぜひとも合わせたいアート作品です。全体的に落ち着いたトーンで気持ちも穏やかになりますね。
カーテンや壁紙を明るいダスティーカラーにすれば北欧スタイルとしてもコーディネートすることができます。
グリーンでリラックス:THAT TREE:IDEE
https://www.idee-online.com/shop/g/g12432647/
親しみのあるやわらかい風景画を描く、秋山花氏の作品はまさに寝室にぴったりです。
観葉植物を置くように気軽にアートを取り入れることができます。落ち着いたトーンで描かれているので北欧モダン、シックなナチュラルスタイルにもおすすめです。
価格:¥26,950
サイズ:W880×H340mm
参考コーディネート
https://www.pinterest.jp/pin/1090997078461725056/
横長なのでヘッドボートに合わせてレイアウトすればバランスも取れますね。
グリーンカラーがベースのアートはナチュラルスタイルとの相性も抜群。よりリラックスできる寝室コーディネートが完成します。
インダストリアル・カフェスタイルにおすすめの絵画アート 1選
一点物のデザインアート:ORGANIC CRAFT GALLERY:Bo Concept
https://www.boconcept.com/ja-jp/organic-craft/104011036200.html
まるで宇宙から月面を眺めているかのような円形が目を引く作品です。一つひとつ丁寧に制作されているため、一点物のアートとしてレイアウトすることができます。
シワの寄り具合や陰影の出方など、見る角度・飾る角度によって表情が変わるのも魅力的です。
価格:¥ 52,900
サイズ:直径900mm
参考コーディネート
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ザラつきのあるインダストリアル(工業的)スタイルに、アートのテクスチャーがマッチします。
直線的な要素の空間に円形をレイアウトすることでアクセントになっていますね。
独自のスタイルを突き進むお部屋におすすめの絵画アート 1選
あらゆるものをアートにするフレーム:MOEBE FRAME:SEMPRE
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最後にご紹介するのはデンマークのデザインチーム、MOEBE(ムーベ)のシンプルなアートフレームです。
植物やドライフラワー、お気に入りのポストカードや記念のチケットなど、フレームに挟むことであなただけのアートが完成します。
ほかのアートと組み合わせてレイアウトするのにもぴったりです。
価格:¥5,500 〜 ¥11,550
サイズ:A5、A4、A3とサイズ展開あり
参考コーディネート
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「土を寝室に持ち込みたくない…」という理由で観葉植物を寝室に置けない場合、こんな風にグリーンを取り入れてはいかがでしょうか?透明の部分が多いので、いくつか組み合わせても圧迫感もありません。
こんなコーディネートにも挑戦したい!寝室絵画アートコーディネート事例
ミラー×アートで、寝室を明るく広く見せる
https://flymee.jp/product/111198/?pi_id=487417
ミラーブランドであるHITOSIO(ヒトシオ)には、まるで絵画のようなミラーが豊富にそろっています。
ミラーは朝起きて肌のコンディションを確認したり、身だしなみを整えたり…と寝室で活躍するアイテムです。空間を広く見せる効果もあるのでぜひチェックしてみてください。
ツインベッドならではのレイアウトを楽しむ
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ベッドを2台並べてレイアウトしている方も多いのではないでしょうか?その場合、写真のように2枚がリンクしているアートを飾るのにぴったりです。
もしテイストが違うものをレイアウトしたいときはフレームのサイズを合わせましょう。きちんと合わせることで統一感が出てちぐはぐになりません。
壁全体がアートキャンバス!
https://www.pinterest.jp/pin/322851867051810518/
壁一面にそのままアートをプリントしたアーティスティックなコーディネートです。
寝室というプライベートな空間だからこそ自分が好きなものを好きなように、大胆にレイアウトすることができますね。思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか?
まとめ
ご自身を休める大切な場所である寝室を彩るアートとコーディネート事例をご紹介しました。
朝目覚めたときや、夜眠りにつくときに目にするのが素敵なアートであれば、一日の活力や癒しにもなりそうですね。
感性を豊かにしてくれるアートを取り入れて、ぜひあなただけの寝室インテリアスタイルを作ってみてください。