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      2019/07/20

【高級クラシックソファ5選】部屋の雰囲気をガラッと変える主役アイテムを厳選

王侯貴族の文化の中で発展してきた、華麗で優雅なクラシックソファ。
いまなお、我々の憧れの対象となる特別なソファです。圧倒的な存在感をもって、部屋をラグジュアリーな空間へと変えてくれるクラシックソファですが、「どこで買えるのかわからない」「通販サイトの安価な姫系ソファとどう違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなクラシックソファの魅力と、今もなお職人の手によって丁寧に作られている本格高級ソファについてご紹介します。

クラシックソファの歴史(ロココ様式・バロック様式)

ソファの登場は、18世紀のフランスと言われております。肘掛付きの長椅子に座面・背面・肘掛部分に詰め物をしたソファは快適な会話に適しており、この頃のフランスの貴族の間ではサロン文化が盛んだったこともあり、宮殿や邸宅などに広まっていきました。

皆様が「クラシックソファ」と聞くと思い浮かべるような装飾的なソファは、この時代の「ロココ様式」と呼ばれる装飾様式の、女性的で優美な流れるような曲線のデザインのソファかと思われます。また、ロココ以前の「バロック様式」のような特権階級の権威を表す荘厳なデザインを用いたソファも、「クラシックソファ」と呼ばれているようです。

一言に「クラシックソファ」と言っても、明確な区切りがあるわけではなく、「クラシック(古典的)」なデザインのソファを、現代ではクラシックソファと分類しているように感じます。バロック・ロココ以降の「ネオクラシズム(新古典主義)」や古典様式のリバイバルである「ヴィクトリアン様式」などの様式のソファもクラシックソファとして分類でき、時代や国による様式の違いによりソファのデザインや雰囲気も変わってくるのです。

クラシックソファを選ぶときの注意点は?

①必ず信頼できるお店から購入する

高級クラシックソファは、そのほとんどがヨーロッパなどの海外のメーカーが製造しているため、日本で購入を考えている場合は、輸入業者などの仲介業者から購入することがほとんどになります。もしくは、海外のショッピングサイトで日本への配達もしてくれるところもありますが、慣れていないと高額な買い物を海外のサイトで購入するのは、敷居が高いものです。

クラシックソファともなれば、ネットでPC画面を見ながら買うのではなく、直接輸入販売店や仲介店に足を運んでカタログや実物を見ながら、お店の人にいろいろと質問して選んだほうが失敗するリスクを減らせます。クラシックソファは天然木やメーカーオリジナルのファブリック、金箔や銀箔など、高級で普段扱うような家具とは違う材料を使用していることが多いので、メンテナンスの仕方やアフターケアについても確認しておいたほうがいいでしょう。ここで、お店の選び方のちょっとしたポイントを簡単にまとめておきますので、参考にしてください。

  • 取り扱っている商品のブランド名と生産国が確認できるか
    どの家具メーカーの製品なのか知ることは、その家具メーカーの技術力や独自の材料などを知ることができ、ソファを買う時の重要な情報になります。また例えば、「イタリアの高級ソファ」と謳っていたのに、本当は「イタリアの会社」の商品であるだけで、生産国は実は中国だったなんてことも起こりうるので、確認のできるお店の方が信用できます。
  • 商品についての知識や取扱上の注意などにきちんと答えられるお店か
    接客してくれた店頭の店員さんでなくてもいいのです。重要なのは、そのお店にきちんと商品について答えられる情報があるのかです。「ウチは輸入してるだけだから知らない」というような無責任なお店はあまり信用できませんね。届いた商品に欠陥があった場合に「関係ない」と知らんぷりするようなひどいお店を選ばないよう、商品に対して責任を持っているお店を選びましょう。
  • 「お客様納品事例」の画像の掲載が多いか見てみる
    これは、過去に取引をしたお客さんから信用を得ていて「良いお店」と思われなければ写真撮影なんてさせてもらえないでしょうから、信頼できるかを見る一つのポイントになります。また、取り扱い商品の違うバリエーションや掲載商品の色違いや張地違いの商品、掲載していない商品でも取り寄せてくれるかなども見れるので、お店のHPをチェックしてみることをおすすめします。

②時間に余裕を見て注文すること

高級クラシックソファになると海外製のものが多いので、お店の在庫が切れていた場合は海外からの輸入待ちや、受注生産などで注文した場合などは商品が手に届くまで数ヶ月など時間が掛かることもあります。また、輸送時にトラブルなども起こる可能性があり、さらに納期が延びてしまうなどということも起こるかもしれません。引っ越しと同時にソファを買いたい時や、自分の経営するお店やサロンにソファを置きたいと考えている方などは、余裕を持って商品を購入することをおすすめします。

③ソファの置き場所や運ぶスペースをあらかじめ確認しておく

クラシックソファは曲線的な装飾などが多く、通常のソファより大きいことが多いです。また、ロココ様式のクラシックソファなどのように「カブリオール・レッグ(猫脚)」と言われる細めでS字形に湾曲した脚を持ったソファがあり、搬入時や設置場所に注意が必要です。そのため、あらかじめソファが通る道の広さや手順を確認しておき、お店に相談することをおすすめします。階段や通路などが細い場合、クレーンを使った納入方法など、お店に対応可能かなどを聞いておくと良いでしょう。

独特の曲線的な造形の多いクラシックソファは部屋に納める時に、四角い部屋にぴったりと納めることができないので、壁から離した位置に設置することになったり、肘掛や背面が湾曲したり反り返った形状のものもあるので、幅や奥行きの確認も重要になってきます。背面部分の装飾の形によっては凸凹の形になるので、高さの面でもしっかりとシミュレーションしておくと良いでしょう。

また、高級なクラシックソファは無垢の木材を使用して作られていることが多いので、エアコンなどの風が直接当たるような乾燥しがちな場所に置いてしまうと、木製のフレームや装飾部分が割れてしまうなどのダメージを受けてしまいますので、設置場所の環境にも注意が必要です。

人気のクラシックソファ5選を徹底解剖!

①Plutone ART.8843 【SILIK】

 

1961年にイタリア北部コモ湖に近いカントゥで創立された、装飾家具メーカー「SILIK」のPlutoneシリーズのソファになります。バロック様式からルイ16世様式までのデザイン様式から着想を経て、確かな技術でもって現代に過去の美術様式を新たに蘇らせているSILIKにおいて、イタリアンバロック的な豪奢な装飾の華麗なソファになります。

美しい花模様のファブリックも美しいですが、正規販売店であれば変更のオーダーも受けつけており、フレームの色の変更も可能となっております。SILIK社のファブリックにはシノワズリ(中国風)系のものも用意されているので、インテリアの雰囲気に合わせてカスタマイズしてみるのも楽しいでしょう。SILIKでは彫刻部分を木の粉と樹脂パテを合わせたもの使って作ることでコストを削減しているので、他の高級家具メーカーと比べてややお安くなっており、また日本で取り扱っている輸入会社も多いので、購入しやすいクラシックソファになります。

イタリアンバロックの特徴的な過剰なまでの装飾的な彫刻と、渦のようなうねりのある曲線のモチーフによって、荘厳で威風堂々とした豪華なデザインとなっています。ゴールドとグリーンの組み合わせは上品でありながら圧倒的な存在感と高級感を演出しており、インテリアの主役として効果的な演出といえます。クッションはやや薄めであり、くつろいで座るというよりは接客などの応接の時のようなしっかりと座るシチュエーションに適しています。

価格:¥817,000〜(税抜き)
サイズ:幅245x奥行94x高さ120cm
素材:天然木/ファブリック/木の粉+樹脂パテ/金箔/フェザー/ウレタンフォーム

コーデ写真例

オレンジに近いピンクのファブリックタイプのソファと、グレーのアームチェア、テーブルを同じシリーズで揃えたコーディネートになります。ゴールドが多いながらも下品にならないのは、白系統の色がベースカラーとしてゴールドと合わさりピンクオレンジが加わることで、エレガントな雰囲気にまとまっているからでしょう。家具に合わせて、バロック期の絵画などを飾るのも効果的です。

②TOSCA シリーズ 3Pソファー 【BROGIATO】

「昨今のイタリア家具は、このBrogiatoのデザインを模している」と言われる一流イタリア家具ブランドのBrogiatoは、1948年の創業以来、厳選された木材を職人が全て手作業で丁寧に造り上げてきました。その象嵌と彫刻の技術は高く評価され、数々の賞を受賞しました。ご紹介するのはバロック様式にロココ様式が取り入れられたTOSCA シリーズのソファになります。

カブリオール・レッグや淡い色のファブリックなど女性的と表現されるロココ様式の要素を取り入れつつ、男性的と言われるバロック様式の威厳も持った、中性的なソファと言えるでしょう。手彫りとは思えない精巧な装飾部分と金箔貼りの丁寧な仕上げに、職人の技術の高さが伺えます。

背後脚がやや反るような形状であり、バックスタイルまで美しいこちらのソファならば壁際に配置するよりも、部屋の間仕切りや店舗内の応接空間などを作るために使用しても良いでしょう。肘掛部分はアームのフレームを包むような形であり、やや内側に向いている耳のようなウィンドバックが、部屋の中央に配置した時に通行の際の身体の接触時にも柔らかい当たりになることでしょう。

価格:¥1,130,229〜(税抜き)
サイズ:幅212x奥行92x高さ111cm
素材:天然木/ファブリック/ポリウレタンフォーム/金箔

コーデ写真例

パステルブルーのファブリックに、フレームはホワイトのシャビー仕上げのタイプを使ったコーディネートになります。白系統のベースを使ったクラシック家具は時に甘くなり過ぎてしまうこともありますが、バロック系の威厳のある佇まいと、清廉な淡いブルーのおかげで上品なインテリアに仕上がっています。

③F/79【Fratelli Origgi】

北イタリアのメダ地区にあるFRATELLI ORIGGI社は、プロの家具職人による完全木彫りのハンドメイドの高級家具メーカーです。世界各国で人気が高く、色使いや家具のフォルムは上品な仕上がりであり、手作りの温かみの感じられる素晴らしい家具を作っています。こちらのソファは手作業で金箔を張り、さらにクラック塗装を施した、ロココ様式のソファになります。

肘掛を支える支柱が前脚よりも背の方に下がっている作りを「フォートイユ」と言い、ロココ様式の椅子などでも見られる特徴的なデザインになります。ロココは女性的で色彩や形がソフトなものが特徴的であり、華やかで丸みを帯びた優美な曲線使いが美しい様式です。こちらのソファの装飾部分はフラワーモチーフとなっており、貴族の女性が集うサロンにピッタリな愛らしいデザインになっています。

ロココ様式の家具で白とピンク色を使ったものは少女趣味や姫系と言われてしまわれがちですが、フレームをクラック塗装仕上げにすることでアンティークの落ち着いた雰囲気が加わり、きゃらきゃらとして軽薄な少女ではなく、柔らかさと上品さを兼ね揃えた貴族子女的なエレガントな雰囲気に仕上がることで大人の女性にも似合うようになっています。肘掛は薄く、バックからアームにかけて緩やかに座面を包むような形のため、密なコミュニケーション空間に適しており、ふっくらしたクッションで座面高が50cmあるので靴を履いたままの着席にちょうど良く、お店などでのご利用にもおすすめしたいソファになります。

 

価格:¥1,050,000〜(税抜き)
サイズ:幅205x奥行94x高さ110cm
素材:ブナ天然木/ファブリック/クラック塗装仕上げ

コーデ写真例

床や壁などが濃い色の場合、白系のソファを置くことで室内が暗く重い印象になることを防ぐことができます。また、ロココは貴族のサロン文化が盛んであり華やかで明るい時代の様式ですので、丸みを帯びたデザインや淡い色使いなど、人が集まる空間においてやわらかな空間を演出してくれる家具と言えます。白とネイビーとダークブラウンの色彩コーデにゴールド系のアイテムを用いることで、ラグジュアリーで華やかな印象の部屋になっています。

 

④Canova sofa ART.65852 【JUMBO COLLECTION】

1985年イタリアに設立されたメイドインイタリアの会社で、クラフトマンシップと品質へのこだわりを持ったスタイリッシュなクラシック家具をデザインする高級家具メーカーのソファです。鳥の彫刻をあしらった天然木を使ったネオクラシズム様式のソファであり、古典的でありながら丸みなあるフォルムの愛らしいソファです。

天然木を使ったフレームは一見ナチュラルな印象になりがちですが、繊細で美しい彫刻を全体に施すことで、優雅で気品のあるソファへと仕上がっています。植物や鳥のモチーフの彫刻は花などの植物との相性が良く、また陽の光の中で自然的な美しさを魅せてくれるので、クラシックソファにありがちな不健康的な享楽美ではなく、健康的な自然美を感じられるソファになります。また、真ん中が出た楕円状の座面と囲い込むようなアームからバック部分は、相手との密なコミュニケーション空間を演出します。

白色で装飾的なソファでありながらも自然体な美しさを持っているので、ナチュラルクラシックインテリアにも合わせやすく、オールドローズなどの大輪の花を近くに飾ったとしてもゴテゴテしくなりません。ガーデニングで大ぶりな花を育てている方や、大きな花束をよく貰う方、バロックやロココ様式のような華美さはちょっと…という方にもオススメのソファになります。

価格:¥1,578,174(税抜き)
サイズ:幅160x奥行80x高さ83cm
素材:ウッドフレーム(金メッキ仕上げ)/ファブリック

コーデ写真例

かなり装飾的なアイテムの多いコーディネートですが、素材がウッドとファブリックであり、色もナチュラルウッドと白色の組み合わせで統一されているため、装飾過多のうるさい空間にはならず、ファブリックの柔らかさやウッドのぬくもりを感じられる穏やかな空間へと仕上がっています。

 

⑤Le CHATEAU sofa Mayfair【ArteArredo Schleret】

 

「ArteArredo Schleret」はフランス人のジルとイタリア人のクリスティーナの夫婦が設立したイタリアの家具メーカーであり、イタリアの職人の技術とフランスの洗練されたデザインをが合わさった、高品質で美しいデザインの家具を造り出す会社です。現在は二人の子供であるベアトリスとフェデリコもデザイナーとして活躍しており、こちらのシャトーコレクションも彼らの作品です。

シャトーコレクションはロココの曲線的なデザインを脱した後の、ネオクラシズム様式の繊細で直線線的なフォルムを用いたデザインのコレクションです。古典的なプロポーションが重視されるネオクラシズムは、バロック以前のルネサンスのようにシンメトリーや古代建築のオーダーなどを用いますが、ロココからの流れにより優美な美しさを持った様式となっています。このソファも古典的な直線が印象的でありながらも、フレームに施された彫刻や、ファブリックの組み合わせ、ブラウンの色のバランスなど、イタリアの技術とフランス的なデザインが融合された美しいソファとなっています。

落ち着いた色合いでありながら細部に施された繊細な彫刻や洗練された印象を与えるデザインがソファを地味な印象にはさせず、エレガントな大人のクラシックインテリアにおすすめしたいソファになっています。また、細く長めの足であるため重厚感のあるクラシックインテリアの中でも圧迫感を与えることはなく使用できます。調度品などを置くクラシックインテリアはごちゃついた印象になりがちですが、このソファはすっきりとした印象を与えてくれるので、ブラウン系のクラシックインテリアの部屋の圧迫感を軽減させたい方にもおすすめです。

価格:¥822,481(税抜き)(¥123/1ユーロ レート時)
サイズ:幅210x奥行84x高さ98cm
素材:ファブリック/ウッド/レザー

コーデ写真例

全体的にアイボリーからダークブラウンのブラウン系の色味でまとめられ、くすんだ暗めのピンクを差し色にすることで、落ち着いた品の良いエレガントなコーディネートになっています。シャンデリアや大理石のテーブルなどゴージャスなアイテムであっても、落ち着いた印象のソファセットを配置することで、贅沢主義的な下品さではなく、上品な上流階級のインテリアコーディネートになります。

最後に

本格的なクラシックソファはお値段も高めでありその豪華な外見から敷居が高く感じてしまいますが、それは長い歴史の持つ重厚感であったり熟練の職人の技術が詰め込まれた逸品であることの証であると考えています。紹介させていただいた「○○様式」とは、歴史の中の当時の流行のデザインを後世の人々が名付けたものであり、当時の人々は現代の私たちと同じように流行ものを取り入れてインテリアを楽しんでいたにすぎないのです。

クラシックインテリアは敷居が高いなどと感じる必要はなく、「私たちと同じ流行に敏感な人たちの当時のマストアイテムだった」と考えると、「クラシックだからこうしなければいけない」という固定観念を捨てて楽しむことができると思います。クラシックソファは部屋の印象をその一つでガラリと変えてくれるアイテムなので、ぜひまずは取り入れてみてください。