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【おしゃれなオットマン5選】お部屋をグレードアップするコーディネート実例つき

岸田邦華
著者:岸田邦華 (インテリアコーディネーター)

家具メーカー日本フクラにて営業企画業務に従事。その後、独立して3社の住宅メーカーの業務委託で、新築注文住宅のインテリアコーディネート業務を経験。インテリアコーディネーターとカラーの資格あり。現在は、インテリアショップで家具とオーダーカーテンの販売職のほかフリーランスとして活動中。輸入住宅・ログハウス経験があり、個性派インテリアまで対応可能。

おしゃれなオットマンが欲しいと思ったとき、どんなものを選んだらよいか迷いませんか。ソファと同じシリーズのオットマンがあればよいけれど、ない場合はたくさんある中からどれを選べばいいか。高さや色柄、素材など、ソファとどう組合せをしたらいいか、考えてしまいますよね。

まずは、どんな用途で使いたいのか考えると、高さや大きさが絞られてきます。単純に足置きとして使うだけか、テーブルとして使うか、臨時の椅子としても使いたいか。

足置きにするには、足を置いてリラックスできる高さと柔らかさが必要。テーブルとして使うなら、ソファより高めを選び、サイズは何を置くかで決まります。臨時の椅子として使うときは、ある程度の時間座っても疲れない、クッション材のものを選びます。

オットマンの張地は、インテリアの雰囲気や好みによって、選び方が変わります。内装がシンプルな場合、同様になじまるか、アクセントになる色柄を選んでメリハリをつけるか、お好みによって選びます。内装にデザイン性がある場合は、ベーシックな色柄を選んで落ち着かせるか、反対色を選んで、より個性をぶつけるかです。

どれも、全体的にどんなイメージにしたいかを最初に決め、オットマンもそれに合わせて選んでいきましょう。こちらでは、選び方とおしゃれなオットマン5選、お部屋をグレードアップするコーディネート実例をご紹介します。

オットマンをおしゃれにコーディネートする際のポイント

これだけは外したくない、オットマンのサイズ選びのおさらい

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足を乗せる場合は、ソファの座面と同じ高さか、少し低い高さを選ぶのがおすすめ。ソファより高いと、足が上がり過ぎて疲れてしまいます。硬さもソファと近い硬さを選ぶと、違和感なく快適にくつろげます。

座面と同じ奥行のものを選べば、片肘ソファやアームレスソファにつけて、座面を延長することができます。センターテーブルとして、物を置いたりディスプレイするなら、幅100cm位の長方形や、80cm前後の正方形、直径90cm前後の円形などを選ぶのがおすすめ。

サイドテーブルとしても使う場合は、45cm前後の角型や円形のものを選ぶとちょうどよいです。

形の異なるアイテムはファブリックを使って遊びと統一感を同時に演出

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ソファと形が異なるオットマンを選ぶ場合は、そのまま置いただけでは、お部屋から浮いてしまいます。オットマンで使ったファブリックを、空間の中にいくつか散りばめることで、インテリアになじませることができます。

この画像の場合は、オットマンのファー素材を、ブランケットとしてソファにかけ、さらにラグ素材にも使うことでインテリアの調和が取れています。同時に、シンプルな空間の中で遊びも加わり、海外インテリア風のおしゃれなイメージに。

主にスツールとして使用する場合は、とことんアイコニックに

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ソファと同じ色柄や素材にせず、思い切って異素材のオットマンを合わせるのがおしゃれ。画像では、赤いレンガの反対色である、グリーンのニットプフを合わせて、インテリアのアクセントにしています。この場合は、ソファとオットマンの脚が違ってもOK。

選び方としては、お部屋の中にあるアクセントカラーを使って強調させるか、部屋の中の色と反対色を選んでインパクトを出す方法があります。デザインにこだわって、とことんインテリアの主役にしてみましょう。

コーディネート実例つき!おしゃれなオットマン5選をプロが紹介

ニットプフL【Jasleen Overseas(ジャスリーン・オーバーシーズ)】

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ジャスリーン・オーバーシーズは、20年以上インドで綿100%の家具や織物などをつくっている、インテリアブランドです。ベテランの職人のハンドメイドによって生み出される、高品質な商品は、ヨーロッパやアメリカでも高く評価されています。

このブランドを取り扱っているのは、インテリアショップのSEMPRE DESIGN(センプレデザイン)、ネットショップのFLYMe(フライミー)etc。

しっかり安定しているのに柔らかい座り心地のプフは、オットマンやスツール、サイドテーブルとしても使えます。実用性もありながら、無造作に置くだけでオブジェとして絵になるところがおすすめです。このLサイズの他に、Φ40cmのSサイズもあり。

ざっくりした編み目のニットプフは、シンプルなソファのアクセントに、個性的なインテリアに負けないデザインアイテムとして、あか抜けた印象にしてくれます。

金額:¥9,460(税込)
サイズ:Φ50×高さ35cm
素材:綿100%(色:ナチュラル・ニュートラルグレーの2色展開)、ポリスチレンビーズ

コーディネート実例

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シンプルモダンの白いソファに、ナチュラルのニットプフをオットマンとして使った実例。同色の家具を合わせると単調でぼやけがちですが、異素材を合わせることで、空間にメリハリが生まれています。

近いイメージの素材を合わせるより、「光沢感のあるレザーとマットなニット」、「クールな金属脚のモダンソファと、温かみのある可愛いニットプフ」のように、反対のイメージを持つ素材を合わせると、おしゃれな印象になります。

MONGOLIAN LAMB BENCH(モンゴリアンラム ベンチ)-White【JONATHAN ADLER(ジョナサンアドラー)】

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イギリスやアメリカに、25以上の直営のインテリアショップを開店している、ジョナサン・アドラーのブランドです。ニューヨーク発で、クリエイターとしての自身の作品を展開。「シック&ボールド」という世界観で、世界中のセレブを魅了しています。

こちらは、オットマン、スツール、ベンチとして使えるアイテム。縮れた長毛のモンゴリアンラムがゴージャス。脚はアクリルで、他になかなかない素材の組合せは、人と違う贅沢感があります。ハリウッドスターのドレッサーに合わせて使われそうなイメージで、お部屋をグレードアップしてくれます。

金額:¥236,546(税込)
サイズ:幅50.8×奥行50.8×高さ38.1cm
素材:脚/アクリル、張地/モンゴリアンラム

コーディネート実例

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ボタン留めの革張りソファに、ファー素材のオットマンを合わせた、ゴージャスな実例です。モールディングの白壁が、クラシカルな印象。ソファのスチール脚やオットマンのアクリル脚、クッションや床タイルに幾何学柄を使うなど、モダンで現代的な要素を融合しています。

伝統的なクラシックテイストとは違う、斬新なミックステイストの海外インテリアです。オットマンは、ソファと異素材を使うことで存在感を増し、遊び心を演出しています。家具の脚はバラバラですが、同じ素材のアイテムを散りばめてなじませているので、チグハグにならない上級コーディネート。

FRANCO ALBINI OTTOMAN(フランコアルビニ オットマン)【Sika・Design(シカ・デザイン)】

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Sika・Design(シカデザイン)は、1950年から60年の歴史がある、デンマークの籐家具ブランド。イタリア人デザイナーのフランコ・アルビニが、伝統の職人技と近代的なミニマムデザインを融合させてデザインしました。Φ65×40cm(\41,000)もあります。アクタスやセンプレデザインで販売中です。

1つ1つ手作りなので、サイズ・色・脚の長さが異なり、世界に1つしかない味わいが感じられるのがおすすめ。スケルトンな見た目が芸術的でありながら、温かみがあるので自然を感じさせるアイテムとなじみます。テーブルやスツール、オブジェとして置いても存在感抜群ですよ。

金額:¥37,000
サイズ:Φ55×高さ35cm
素材:ラタン

コーディネート実例

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白い壁に白いベーシックなソファを合わせ、オットマンをスツールとして2個並べた実例。あえてソファの脚と合わせて金属のアイテムを足さず、木のサイドテーブルやトレーを置くことで、籐のオットマンがなじみました。

民族柄のクッションカバーや、テーブルランナーを敷き、グリーンを加えることで、ナチュラルなアフリカンテイストのコーディネートに。個性的なオットマンが印象的です。

bangkok ottoman(バンコク オットマン)ダークブラウン【FLEX FORM(フレックスフォルム)】

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フレックスフォルムは、ミラノで生まれた高級イタリアモダンブランド。家具ブランドの中では、1970年創業と歴史は浅いですが、最高級の素材を使った商品は、世界のセレブ御用達。南青山にショールームもあり、日本でも人気です。

王道のイタリアンモダンデザインで、代表的なデザイナーは、アントニオ・チッテリオ。デザイン部門と生産部門が協力体制を築いているので、幅広い世代のデザイナーとコラボしてます。最高級の素材を使っているので、金額も高くなりますが、1つ置くだけでエレガントに、お部屋をクラスアップさせてくれるのがおすすめポイント。

丸みを帯びた「長方形の立方体」が、シンプルながら存在感があります。張地は、フレックスフォルムのファブリックやレザーから選べますが、編まれた牛革が1番高級感があります。

金額:¥399,000(税別)
サイズ:幅50×奥60×高さ36cm
素材:脚/金属仕上げ、構造/ポリウレタン、ダクロン、牛革(レザー編み込み)

コーディネート実例

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モールディングの白壁と、ゴブラン織りの絨毯がクラシカルなお部屋です。シンプルモダンの家具を組み合わせ、伝統と現代を融合させたミックステイストの実例。ソファとテーブルだけではシンプル過ぎて、内装に負けてしまいますが、レザー編みのオットマンとスタジオのようなフロアライトでインパクトを添えました。

フロアライトは、インダストリアル寄りでもあるため、クラシックな内装も若い人に好まれるようにアレンジ。ここでは、オットマンが主役として、豪華な絨毯に負けないラグジュアリー感を演出しています。

LORD DIGSBY SMALL OTTOMAN(ロードディグズビースモールオットマン)【HALO(ハロ)】

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HALO(ハロ)は、1976年にイギリスでアンティーク家具販売でスタートした家具ブランドです。アンティークと現代を融合した、斬新なヴィンテージスタイルの家具を作っています。ファッション性が高く、独自の世界観で、世界中にファンが多いです。

ボタン留めのデザインなので、オットマン1台だけ置いても様になる、高いデザイン性が特徴。リビングだけでなく、寝室や玄関、クローゼットなど、様々な部屋で使っても存在感があります。お部屋のアクセントとして、際立たせるのがおすすめ。

金額;¥104,500~¥115,500
サイズ:幅72×奥行39×高さ42cm
素材:牛革(ライダースホワイト、ティノシーキャメル、バイカータン、オールドグローブエスプレッツの4色展開)

コーディネート実例

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こちらは、クラシカルなエントランスに、白いレザーソファと一緒に白のオットマンを合わせた実例です。白を基調としたシンプルな内装に、白い家具を合わせた優しい空間。同色の同じレザー素材で統一しても、ボタン留めのデザインがアクセントとなり、ちょうどよいバランスになっています。

ギリシャ神話のような柱と、モールディング、ゴールドのテーブルランプはクラシカルですが、あえてセンターテーブルをシルバーにすることによって、現代感覚をプラス。柔らかい雰囲気ながら、斬新なコーディネートに。

まとめ

日本の中でのオットマンは、まだまだ脇役の存在です。でも、他の家具と比べて小さいからこそ、思いっきり冒険できるアイテム。デザイン性がありながら、多目的に色々な部屋にも使えて、大活躍するオットマンを、もっと気軽に取り入れてみましょう。

海外では、大胆な色や柄、素材をファッションのように組み合わせて楽しんでいます。インテリアの主役として、遊び心を加えて、自由にコーディネートしてみてくださいね。

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