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【おすすめのビーズソファ5選】お部屋の調和を意識したコーデ参考例も解説!

佐伯美知枝
著者:佐伯美知枝 (二級建築士/インテリアコーディネーター)

宿泊施設専門のコンサルティング会社にて、旅館やホテルのオープン・リニューアル案件を担当。その後インテリアショップ「カギロイ」勤務を経てフリーのコーディネーターに転身。小型犬+家族3人暮らし、自宅は古材家具に囲まれた和モダン風です。心身共にリラックスできる居心地良いお部屋づくりをモットーに、様々なインテリアをご提案できるよう心掛けています。

以前から、大手家具量販店などで長く販売されているビーズソファですが、特にここ数年、海外のビーズソファ専門店などの商品を中心に人気が再燃してきています。

ショップなどで、ビーズソファの座り心地を試せる機会が増えたことや、商品についての口コミがSNSを通じてよく話題になることから、購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

今回は、一般的なソファはすでに持っているけれど、ソファ以外にもうひとつ寛げる場所がほしいとお考えの方に、ビーズソファの機能性やおすすめの商品をご紹介します。

ビーズソファとは?

様々なスタイルで座り心地が楽しめる、形状が自由に変化するソファ

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ビーズソファは、使う人それぞれの身体や座り方に合わせて、自由に形を変えるソファです。もともと固定した形がないので、1人用のパーソナルソファとして使うことはもちろん、ロングサイズであれば2~3人で座ることもできてしまう優れもの。本を読む、パソコン作業をする、寝転ぶ、など目的に応じてさまざまな使い方が可能です。

身体に合わせてフィットしてくれる理由は、なんといっても、ソファの中材に入っているビーズのおかげ。ビ一般的に、非常に軽量な特性を持つ低発泡ポリスチレンの素材が使われていますが、サイズはビッグ(5ミリ以上)、ミニ(1~5ミリ)、極小・マイクロ(1ミリ以下)の大きく3つに分けられます。それぞれ特徴に違いがあるので、理想のビーズソファを探したい方は、ビーズにまでこだわりながら選んでいきましょう。

 

ビーズソファを選ぶ場合の注意点とは?

①中材ビーズによって感触や重さ、へたりやすさなどの使い心地が変わる

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5ミリ以上の大きなビーズが詰まったソファのメリットは、なんといっても軽さです。お値段も安価なものが多いのですが、触り心地がやや大味でビーズがつぶれやすいことが挙げられます。逆に、極小・マイクロサイズのビーズは、伸縮性生地と組み合わせると心地よさやフィット感は最強といわれますが、やや重量があることとコストの高さがネックになります。

それぞれ重視したいポイントや好みは分かれるところですが、1~5ミリのビーズで静電気防止加工がされたものを中材に使っているソファは、通気性や重量、へたりにくさ、価格などの面から考えるとおすすめです。

②お部屋での使用シーンに適したサイズや形状を選ぶ

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ビーズソファのなかには、読書用と昼寝用など2WAYの使い方ができるよう、表面のアウターカバーに2種類の素材を使って貼り分けているタイプがあります。

例えば、やわらかいカバー面に座ると、周りに張られた固めのカバー側が適度にホールドし、沈み込みすぎることがありません。読書用やパソコン作業にも使いやすそうですね。逆に、固めのカバーに重心をかけると、周囲のやわらかなカバー側がほどよく伸縮して、ちょっとしたお昼寝用にもおすすめです。

他にも、飲みこぼしやペットの粗相による汚れが気になるなら、撥水加工されたカバーがあるかどうか(撥水加工は永続的なものではないので、詳しくはお店に確認を)、また、模様替えや洗い替え用のアウターカバーが別売りされているかも確認しましょう。

自立するタイプのソファであれば、大人の身長ほどあるロングタイプであっても、お部屋のスペースをそれほどとることもありません。使う場所や人数、目的によってサイズ感や形状を選びましょう。

③メンテナンス性&アフターケアについても事前に確認を

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メンテナンスとアフターケアについては、購入時に必ず確認をしておきましょう。自分自身で定期的にお手入れをすることによって、長く快適に使い続けることができます。

まず、ソファのアウターカバーは、商品についている取扱表示タグなどで確認し、丸洗い可能なものを選びましょう。30~40度のお湯で、汚れや匂いが気になるようなら中性洗剤を。洗濯機が使えるなら、形が崩れたり生地が破れてビーズがこぼれ出たりしないよう、ネットに入れて洗うのが安心です。脱水機能は10秒以内にとどめ、風通しの良いところで陰干ししてしっかり乾燥させれば、長く使い続けることができます。

また、ビーズがへたると座り心地に直結するので、補充用ビーズを購入できるショップなら安心。静電気防止加工がされているビーズであれば、補充時にビーズが飛び散る可能性が低くなるので、スムーズに詰めることができます。※静電気防止加工がされていないビーズは、雨の日など湿度が高い日に補充作業を行うのがおすすめです。

 

コーデ実例つき!絶対外さないビーズソファのおすすめ5選

①SACCO(サッコ):ZANOTTA(ザノッタ)

https://shopping.yamagiwa.co.jp/

 

1954年にイタリアで誕生したザノッタ社は、先鋭的なデザインのモダン家具の名門ブランドです。上質な素材とハイクォリティな職人技術により、実用性はもちろん、芸術品といえるほどの高スペックな家具を多数生み出しました。その唯一無二の家具づくりへのこだわりは世界各国に認められ、国際的デザイン賞「コンパッソ・ドーロ」を受賞しているほか、現在50近くの美術館に収蔵されています。

イタリア語で「袋」という意味を持つSACCOは、1968年につくられたビーズソファの先駆け的存在。中材にビーズをいれるというアイディアは発表当時かなりの話題を集めました。固定された形を持たず、使う人に合わせて自在に形を変える、その革新的なコンセプトとデザインにより、MoMA(ニューヨーク近代美術館)のコレクションにも認定されています。高い機能性と使い心地にこだわる方におすすめしたい商品です。

スペック

サイズ:W800㎜×D800㎜×H680㎜

張地:ビップ(PVC81%、ポリエステル19%)

内部:ポリスチレン小球

価格:\79,920~(税込)

コーディネート例

https://www.archiproducts.com/ja/

お部屋のなかでひときわ存在感をはなつ、見た目のインパクトが強いビーズソファです。ひとつあるだけでアーティスティックな表情感が出るので、イタリアモダンからの流れを汲む、より高級感が強いラグジュアリーモダンのインテリアのコーディネートにぜひとりいれてみたいアイテムですね。

ラグジュアリーモダンの鍵は、上質な素材でかつ大きめの家具を厳選して配すること。ベースカラーにホワイト、アソートカラーにブルーやグレージュ(グレー+ベージュ)、アクセントカラーにシルバーやゴールドなどを。Saccoのカラーは黒かグレー、ネイビー系がおすすめです。照明やサイドテーブルはシャープなシルエットのものが、より洗練されたイメージになります。

②Yogibo(ヨギボー):Yogibo Japan(ヨギボージャパン)

https://yogibo.jp/products/detail/max

アメリカ生まれのビーズクッション専門メーカー、ヨギボーの名前をご存じの方は多いことと思います。軽量でありながら高密度に詰められたビーズによるフィット感が人気で、もしビーズがへたってしまってもビーズの補充ができるので安心。さらに二重カバー構造になっていて、外側のアウターのみ丸洗いが可能。カバーのみ買い替えることもできるので、特にアフターケアを重視する方におすすめしたブランドです。

さまざまなカラーとサイズバリエーションがありますが、お部屋のメインソファとするなら、長さ170センチのマックス(1~3人用)を。その長さをいかしてソファのほか簡易ベッド、パソコン作業スペースとしても使えます。コンパクトなお部屋で1人で使う場合は、長さ70センチほどのコンパクトなヨギボーミニを。持ち運びもしやすく、リビングに置くとサブソファとしても活躍してくれます。

 

スペック

サイズ・価格(税別)

Yogibo MAX  W1700㎜×D650㎜ 7.7kg  ¥29,800/Yogibo midi W1200㎜×D650㎜ 5.5kg  ¥25,800/Yogibo short W1250㎜×D600㎜ 5.3kg  ¥25,800/Yogibo mini  W950㎜×D650㎜ 4.0kg  ¥15,800/Yogibo Lounger  W750㎜×D600㎜ 4.4kg  ¥19,800/Yogibo Pyramid W650㎜×D750㎜ 2.7kg  ¥12,800/Yogibo Bubble  W750㎜×D700㎜ 4.7kg ¥17,800など

カバー:コットン、ポリエステル、ポリウレタン

充填材:EPS(発泡スチロール)ビーズ

※カバー取り外し可能

コーディネート例

https://roomclip.jp/photo/vwsb

ヨギボーマックスはかなりのボリュームがありますが、お部屋のベーシックカラーとなる壁紙や家具の色などと揃えると、見た目の存在感を軽減させることができます。色に悩まれた場合は、ブラウンやグレー系色あたりから選ぶと汚れがめだちにくく、かつ木製家具や床材とのカラーバランスもとりやすいでしょう。

厳選されたインテリアで、すっきりとみせるミニマルなインテリア空間では、黒×白を基調に色数を3色程度まで絞ったほうがベターです。家具のアイテム数を極力増やさないのが、ミニマルインテリアを成功させる鍵といえるので、ひとつで何役もの使い方ができるビーズクッションがひとつあると重宝します。

 

③BEAN BAG CHAIR(ビーンバッグチェア):pourannick(プールアニック)

 

プールアニックは静岡に拠点を持つ、独自の世界観を追求する日本のブランドです。オリジナルデザインの家具をはじめモダン、ミッドセンチュリー、アンティーク、北欧、アジアン&エスニックなどジャンルはさまざま。家具のみならずラグやテーブルウェアまで扱っているので、トータルなコーディネートが楽しめます。

BEAN BAG CHAIRは、ロースタイルでゆったりと寛ぐスタイルを求める方には、ぜひおすすめしたいシリーズ。座ったときにぐっと背もたれ部分が持ちあがるので、ソファを置くにはちょっとスペースに余裕がない、コンパクトなお部屋にもおすすめです。ハードな印象のヴィンテージシリーズ、花や木、草をモチーフにしたダマスク柄、ふわっとしたファー素材など、その素材は期間限定販売も合わせて多岐にわたります。

 

スペック

サイズ:W820㎜×D650㎜×H590㎜(実物優先)

素材:ファブリック:ポリエステル、ポリウレタン、ベルベットパイピング

価格:\15,000~(税抜)

コーディネート例

https://search.yahoo.co.jp/image/

存在感はあるけれど、空間のイメージを圧迫しすぎない、絶妙なサイズ感が魅力のビーズソファです。上でご紹介した商品写真とは異なりますが、2色の糸を使って根元と毛先で色合いが異なるプードルシリーズは、毛足にウェーブがかかり、しっとりした肌触りが特徴。白やグレー、スモーキーな寒色系カラーを主とした北欧モダンなお部屋によく似合います。

北欧家具を合わせるなら、ぜひオイル塗装仕上げのものを。経年変化による色の変化を味わうことができます。例えばタモなら徐々に黄色味が強く、メープルは黄色からさらに飴色に、ナラやオークは黄金色にとそれぞれ異なるので、後々どのような色あいになっていくのか、内装材の色も考慮しながら選びたいものですね。

 

④PUUF(プーフ):IDEE(イデー)

https://www.idee-online.com/shop/g/g20019/

「生活の探求、美意識のある暮らし」をコンセプトに掲げるイデーは、家具、デザイン、アート、ライフスタイルなど、さまざまなジャンルへの取り組みを続けているブランド。時代の流れによりすたれてしまった、村野 藤吾や倉俣 史朗などの日本の名建築家・デザイナーによるモダンデザインの名作を再検証し、復刻するプロジェクトも継続中で、各方面からの高い関心を集めています。

PUUFは柔らかな微粒子ビーズを包んだソファで、ひとつといわずにシリーズで集めたくなるシリーズ。姿勢の変化によりビーズが動いて身体にフィットされるよう、緻密な設計がされています。スタンダードサイズは直径70センチで、大人が座ってちょうどよいサイズ。MINI PUUFはクッションとしても人気なので、お部屋のアクセントに、大小数個ずつ揃えたい方におすすめしたい商品です。

 

スペック

サイズ:MINI PUUF 直径420㎜×H220㎜  1.54kg/PUUF 直径700㎜×H350㎜  4.7kg

素材:ファブリック/帆布/アクリル、トリコット、発泡ビーズ

価格:MINI PUUF \12,960~、PUUF ¥33,480~(税込)

コーディネート例

https://www.idee-online.com/shop/g/g2007961/

一見お菓子のようにも、丸くなった生き物のようにも見えるビーズソファです。リビングに置くもうひとつのソファ兼オブジェとして、さまざまなシーンで活躍してくれそうですね。ソファの上面にだけストレッチ素材を採用しているので、腰をかけると程よく背中と両脇をサポート。見かけの愛らしさだけではない機能性が魅力です。

部屋のベーシックカラーが寒色系なら、ビーズソファは濃色系を避けて、淡いグレーや明るめのスモーキーイエローで色調にアクセントをいれましょう。逆にネイビー色のビーズソファを置きたい場合、ソファやカーテンのカラーはグレーやアイボリーなど明るめのトーンで。ベーシックカラーを何色にするかを考えながら、程よくカラーを対比させるのがポイントです。

 

⑤walker sofa (ウォーカーソファ):and g(アンジー)

and g-walker sofa 1seater

and.g(アンジー)は、福岡県大川市に拠点を持つ関家具が創設したブランド「nora./ノラ」のなかの1シリーズです。「nora./ノラ」は自由&ナチュラルに生活することをコンセプトにしており、and.gシリーズは、シンプルなフォルムと自然な風合いを持つ家具が多くラインアップされています。

walker sofaはキャンパス地を用いたビーズソファで、持ち運びしやすいように持ち手がついているのが特徴。ビーズソファは固定したかたちを持たないため、持ち手があることによるメリットを実感できるはずです。高さが65センチあるので、座ったときの座面高さが低くなりすぎない点もおすすめ。ビーズソファをさまざまな場所に移動させながら使う方に特におすすめしたいシリーズです。

 

スペック

サイズ:W800㎜×D800㎜×H650㎜

素材:ビーズクッション、キャンパス地

価格:¥17,000(税別)

コーディネート例

and g-walker sofa 1seater

自然素材のナチュラルテイストを前面に打ち出した、and.gの世界観が凝縮されたようなコーディネートです。上の写真のように木目がきめ細やかなバーチ材の家具を合わせた場合、ビーズクッションのカラーをアイボリーにすると、お部屋がイングリッシュ(ブリティッシュ)カントリーの空間に。

イングリッシュ(ブリティッシュ)カントリースタイルのインテリアは、イギリスの田舎暮らしの生活をイメージしたもので、素朴で親しみやすい雰囲気に仕上げるのがコツです。バーチ材は使い込んでいくにつれ黄色味が増してくるので、節目があるフローリング色とも一層なじんでいきますが、オークやウォールナットの樹種とも相性が良いです。

ビーズクッションのカラーはアイボリーを選び、他の木製家具の座面やラグ、カーテンなども同系色、または赤または青・緑系のタータンチェック柄をとりいれるとよいでしょう。内装の一部にレンガや石造りのインテリアをとりいれると、よりナチュラルな雰囲気が高まります。

最後に

いかがでしたか? ビーズソファがひとつあることによって、寛ぎ方のスタイルがさらに増すことが、おわかり頂けたでしょうか。国内、海外ともにたくさんのラインナップがありますが、素材感やカラーなどにもこだわりながら、お部屋のインテリアイメージにもぴったりの、お気に入りのビーズソファをぜひ見つけてみてください。