2022/08/11
【プロが解説】広めワンルームレイアウト全16パターン!ワンルーム好きのエグゼクティブに贈る
以前は細かく部屋を区切り、〇LDKというかたちで何部屋あるかが注目されていましたが、近年は空間を仕切らずできるだけ広くお部屋をつかうワンルームタイプが好まれるようになってきました。
マンションなどのリフォームでも、壁を取り払いコーナーという形で用途を分けて使う人が増えています。
今回は、部屋を細分化せずに広々と使いたい方向けに、広めのワンルームのレイアウトについて解説します。
広めのワンルームは、広いからこその悩みがつきものです。ゆとりのあるスペースに、どのように家具を配置して生活しやすくきれいにまとめるかが大切になります。
この記事では、コーディネートのポイントやコーナーごとの仕切り方アイデアなどを、ふんだんにご紹介いたします。いろいろなコーナーをひとつにまとめたインテリアを目指されているなら、ぜひ参考にしてくださいね!
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目次
広めワンルームのレイアウトを決めるときに考えるポイント
① 置きたい大型家具をピックアップ
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まず大切なことは、置く予定の大型家具を整理することです。
ダイニングテーブルは何人掛けの予定ですか?
ソファのサイズは?カウチにする?アームチェアは置く?
ベッドのサイズは?
最低でも上記の家具を検討します。
プラス収納やテーブルなどで決まっているものがあれば、一緒に考えておきましょう。
決まっている家具をざっくり置いてみたところを、可能であれば図面で確認してみてください。(無理そうであれば、インテリアコーディネーターに依頼するのも一考です)
お部屋に対してそれらの家具を置いたとき、余裕がありますか?
ぎちぎちに置いてしまうと、せっかくの広々したお部屋が台無しになってしまいます。
どこか一カ所でもよいので何もない空間をつくり、視線が抜けるようにしましょう。
サイズの余裕がなければ家具を小さくしたり、減らしたりします。
まずは、どの程度の家具が置けるかを理解することが大切です。
② インテリアスタイルとカラーを統一
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ワンルームはほぼすべての家具が目に入ります。そのため、統一感のないお部屋はごちゃごちゃした印象になりやすくなります。
もちろんミックスインテリアもおしゃれですが、難易度が高くなります。
ミックスインテリアでもセンスよくまとめられる!という自信がなければ、決めたスタイルで統一しましょう。
インテリアスタイル以外に、木カラーの統一、ベースカラーをメインにするなどカラーも整理するとよりすっきりした印象になります。
③ 寝室の仕切り方がポイント
ベッドリネンもコーディネートして、ベッドをオープンにする
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ベッドスペースを仕切らない場合は、広々とした空間になります。
ただし、丸見えになるのでベッドリネンに妥協はなしで、しっかりとコーディネートしましょう。
また、仕切らないことでのっぺりしたお部屋になってしまう可能性が高くなります。
写真のように電球をランダムに吊り下げたり、高さのある枝をディスプレイしたりして、高低差のリズムを作るのがポイントです。
ベッドを低めの家具で仕切る
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ベッドは完全なプライベートスペースなので、丸見えだとどうしても生活感が出てしまいます。
ですが、ワンルームなのに壁を作ってしまっては意味がありませんね。
そこで、緩やかにベッドスペースを仕切る方法がとられることが多くなります。
ここでご紹介するのは、高さをおさえた家具で仕切る方法です。
写真のような両側からつかえるシェルフもよく利用されます。
ほかに、デスクやソファを置くことがあります。
ベッドをカーテンで仕切る
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ベッドスペースをカーテンで仕切る方法もよくつかわれます。
やわらかいファブリックは、ベッドスペースにぴったりの素材。
天井からさげれば、比較的しっかり仕切ることも可能で、光はある程度通してくれます。
ベッドをパーテーションで仕切る
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必要なときだけ立てることができ、見え方を調節できるパーテーションも使いやすいアイテムです。
素材やデザインもさまざまなものがそろうため、お部屋のスタイルにあわせてフォーカルポイントにすることができます。
観葉植物と一緒に利用するのもおすすめです。
壁を立てる
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ベッドのサイドなどに壁を立てるとしっかりと用途分けることができます。
写真のように目隠しにはなっても上部があいていれば、視線を遮ることなく広さも感じられます。
一方、上下をしっかり閉じつつ壁以外の場所をオープンとする場合もあります。より寝室にこもっているイメージをつくることができ、その方がリラックスできると感じる方はそちらの方法でもよいでしょう。
ガラスで仕切る
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ガラスは視線を遮ることなく、お部屋を分けることができます。
狭い空間を仕切っても、圧迫感が感じにくいので、ベッドで一杯の空間などにも使いやすいでしょう。
写真のような格子タイプなら、透明ガラスの良さはありながら見え過ぎにならず緩やかにお部屋を仕切ることができます。
④ 窓の位置と部屋の形に注目
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部屋の形と窓の位置によって、家具配置は大きく異なります。
お部屋が正方形なのか長方形なのか、窓はどちら側についているのか、キッチンはどこにあるのか、扉はどこについているか…などで、たとえばダイニングテーブルの位置やベッドの位置などが変わってきます。
次の章で、お部屋の形ごとにさまざまなコーディネート例をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
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お部屋の形状別おしゃれで機能的な広めワンルームレイアウト全16パターン
長方形のワンルームレイアウト 6パターン
部屋の奥に窓がある長方形のレイアウト
レイアウト図のサンプル
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こちらは、マンションで比較的多い間取りです。
長方形の短辺に玄関側からのドアがあり、まずキッチンがあります。そして一番奥に窓があるパターンです。
この場合にレイアウトで一番多いのは、キッチンの近くにダイニングセットを置き、次にソファコーナーを設置して、奥をベッドスペースとするパターンです。
また、お部屋に入ったときに視線が抜けて広く感じるという理由と、スムーズな動線を考えてお部屋の片側をあけることが多くなります。
オープンにコーディネートして広々
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お部屋に入った瞬間に窓まで一直線に視線が開けるコーディネートです。
日の光がお部屋全体に広がりやすく、開放感のある演出ができます。
窓にベッドヘッドをつける配置も新鮮ですね。
また、大きな鏡も広さと明るさを感じるために効果的です。
ベッドを緩やかに仕切ったコーディネート
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ベッドを緩やかに仕切ると、かこまれた雰囲気になり落ち着けるソファーコーナーを作ることができます。
高さに変化が出るので、視線の集まるシェルフをうまく演出するとおしゃれ感がぐっとアップします。
手前にベッドを置いたコーディネート例
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手前側に大きなベッドを置くと、奥が広がって見える効果があります。
また、窓のそばにベッドを置くと明るくて目が覚めてしまう…ということを防ぐことができます。
ただし、ベッドのすぐ近くにキッチンもさけたいので、ダイニングキッチンが半独立タイプの時に検討していただきたいレイアウトです。
奥にダイニングスペース
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窓のそばにダイニングテーブルを置くレイアウトは少し新鮮ですね!
休日の食事に重点を置いている方などにおすすめしたいレイアウトです。
窓の外の景色を見ながら、ゆっくりと食事が楽しめます。
ただし、キッチンから遠くなりますので、配膳の面では不便さがあるでしょう。
キッチン側に急いでいるときにつかえるようなカウンターがあると、取り入れやすいコーディネートです。
優先順位によって検討したいレイアウトですね。
長方形の長辺に窓があるレイアウト
レイアウト図のサンプル
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こちらは、長方形の長辺に窓がある場合のレイアウト例です。
部屋への入り口は、窓と反対側の壁につくことが多いでしょう。
この場合、キッチンがある側をダイニングスペースとソファスペースにして、反対側をベッドスペースとするのが一般的です。
窓や柱の位置でゾーニング
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長辺側に窓がある場合は、窓の位置や柱の位置でゾーン分けするとすっきりコーディネートできます。
ゾーニングの方法として、ラグの活用もおすすめです。
ソファコーナーにラグを敷くか敷かないで、イメージは大きく異なります。
写真のように大きめのラグを敷くと、ラグの部分がソファコーナーになりくつろぎ感と広さが感じられます。
ダイニングテーブルの下にラグを敷いてもよいいでしょう。
ソファからベッドが見えないようにする
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長方形のお部屋は、ソファとベッドが隣り合わせになることが多くなります。
ベッドを背にしてソファを置くと、ソファに腰かけたときにベッドが見えず目線が整理されます。
広く開けた空間に向くのも気持ちがよいのですが、ある程度視線を狭めた方が落ち着くことができます。
映画を見るなど、なにかに集中したい場合は、ソファを壁側に向けるとよいでしょう。
ベッドを斜め置き
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個室を寝室にする場合、ベッドは壁に沿ってしか置けないことがほとんどですが、広いワンルームなら斜めに置くことが可能になることがあります。
その場合は、写真のように置いてみることも検討してみましょう。
ベッドが斜めに置いてあると、インパクトが大きく、お部屋全体の単調さがなくなります。
正方形ワンルームレイアウト 3パターン
正方形のレイアウト図のサンプル
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正方形のワンルームの場合は、ベッド、ソファ、ダイニング(キッチン)のコーナーのどれかに主役をつくるか、画像のようにデスクなどもうひとつコーナーをプラスすることが多くなります。
窓の位置や扉の位置、さらにキッチンの位置がコーディネートの要になります。
定番のレイアウト
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正方形のワンルームの定番レイアウトと言えるコーディネート例です。
キッチンの前にダイニングテーブル、その横にソファコーナー、そして残りのスペースにベッドを置いています。
お部屋のサイズによって、ダイニングテーブルのサイズを変更したり、ソファをカウチにしたり、アームチェアをプラスしたり、デスクを置いたりとアレンジします。
できるだけゆったりと置いてスペースに余裕がある方が、生活感を感じません。
ダイニングの代わりにコンパクトなカウンターテーブル
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お部屋のサイズによっては、あえてダイニングテーブルを置かずに、コンパクトなカウンターテーブルをキッチンとの境に置いてもよいでしょう。
キッチンが丸見えにならないことで、調理中の散らかりも気になりにくくなります。
また、ダイニングテーブルを置くよりもコンパクトなため、空間に余裕が生まれます。
その分、空きスペースを確保したり、ソファを大きくすることができるかもしれません。
特に、家での食事回数が少ない方におすすめのコーディネートです。
ベッドをできるだけかこむコーディネート
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こちらはおそらく収納スペースをベッドスペースにリフォームしたお部屋です。このようにベッドを囲ってあげると、生活感も出にくく落ち着いて眠ることができます。
キッチン側に光取りの開口があり、収納も工夫されていて参考になりますね。
また、色数もおさえられていて実際よりも広く感じるコーディネートになっています。
変形ワンルームレイアウト 7パターン
床に段差を設ける
ベッドを1段高くする
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空間を緩やかに仕切る方法として、床面に段差を設ける方法があります。
就寝スペースは天井が高くなくてもほかの場所より問題がないので、写真のようにベッドスペースを高くするパターンが多いでしょう。
フローリングのほか、畳スペースとして1段あげることもできます。
1段高くなっている場所をベンチのように利用することもでます。
また、床下に収納を設けてシーズン物などをしまうとよりお部屋をすっきるさせることができますね。
キッチンを1段高くする
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キッチンを1段高くしたサンプルもステキですね。
キッチンカウンターでゆるやかに仕切り、段差を利用したリラックススペースと収納がつくられています。
リビングを1段低くする
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広いワンルームなら、リビングスペースを1段低くするアイデアもおもしろいでしょう。
シートハイが低めのソファやチェアを置いてもよいですし、段差のみにしてクッションなどでリラックススペースをつくってもよいですね。
かこまれた雰囲気になるので、家族だんらんのイメージが強くなります。
大型の造り付け家具でゾーニング
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こちらは、収納部分に窓をつくったり、アーチ形の入り口をつくったりと遊び心のある大型の造り付け収納家具を設置した例です。
収納とベッドスペースだけでなく、ダイニングのベンチの役目も担っていて、ゾーニングしながらコンパクトにまとめることができています。
ラグジュアリーなホテルのお部屋のようにコーディネート
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こちらは、壁面のデザインやカラーを統一して、ホテルの一室のように全体をコーディネートしたサンプルです。
ポイントは、ライティング。折り上げ天井や間接照明、テーブルランプ、フロアランプ、シャンデリアなど多灯設置して雰囲気をアップさせると、非日常感のあるホテル空間をつくることができます。
リビング脇の個室をオープンにしてワンルームに
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リビング脇に個室があるマンションは多くありますが、引き戸を開けると一室空間として利用できるようになっていることがありますね。
この場合、大きな工事をせずに、引き戸をはずしてオープンなベッドスペースとするのもひとつのアイデアです。
建物の構造を活かしたワンルーム
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リノベーションなどで壁を取り払ってみたらあらわれた傾斜や、なくすことのできない柱や構造壁を利用したワンルームにも挑戦したいですね。
制約があるからこそ、通常では考えられないようなおもしろいコーディネートが可能になることもあります。
まとめ
今回は、広いワンルームのインテリアアイデアをたくさんご紹介いたしました。
お部屋の形にあわせて、必要な家具をパズルのように配置する楽しさをぜひ味わってください。
ポイントは、ただ壁にそわせてならべるのではなく、平面でも空間でも単調にならないように工夫することです。ソファに対してアームチェアを斜めに置いたり、観葉植物やスタンドライトで、高さのバリエーションをプラスしたりするとよいでしょう。
細切れのお部屋では味わえないワンルームならではの広がりをいかしながら、視線は整理しておしゃれな空間をぜひつくってくださいね!
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