2023/08/11
【プロが教える】グレーの壁紙でおしゃれインテリアに仕上げる方法!どんな色とも調和しやすいニュートラルな色でメリット多
書道や水墨画など、古くから墨の黒と和紙の白が融和する伝統的芸術に触れてきた日本人。その歴史的背景から、日本人は無彩色によって生み出される色の世界観を好む傾向が強いといわれています。
なかでも、無彩色の白と黒の間に位置するのが、グレーカラー。単体でみると地味で、単調なイメージがありますが、実はお部屋のイメージをより底上げする力を持つ色でもあります。
そこで今回は「グレーの壁紙」に注目。日本のお部屋に取り入れやすい壁紙の種類や選び方のポイント、おしゃれなコーディネート実例などをご紹介します。
グレーの壁紙選びで迷われている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
グレーの壁紙をおしゃれに取り入れるポイント
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黒と白の配合によって、さまざまな表情を生み出すグレーの壁紙。まずは、日本のお部屋に取り入れる際のポイントからおさえていきましょう。
日本のお部屋にグレー色の壁紙を取り入れるときに考えるポイント
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日本のお部屋で、よく壁面に用いられるのが白系色の壁紙。白系色の壁紙は光の反射率が高いため、空間を明るく見せるだけでなく、お部屋を広く見せる効果が高いといわれています。
そのため、全面白系色の壁紙で仕上げるお部屋が一般的ですが、グレーの壁紙を組み合わせることで、より表現しやすくなるのが空間の遠近感。白色の壁紙だけで設えたお部屋より、平坦な印象が軽減されやすくなるといわれています。
上の画像のように一定の広さがある壁なら、特に明度高めの薄いグレーがおすすめ。軽快感がプラスされるほか光の反射率が高いので、開放的な印象に仕上がります。
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対照的に、濃いグレーの壁紙を取り入れるなら、アクセントクロスとして部分貼りするのが効果的。特に、黒色に近いダークグレーの壁紙は、広い面積を占めるほど重量感や閉塞感が強まりやすい特性があります。
上の画像のように、白系色の壁と前後に貼り分けると、コントラストが効いておしゃれな印象に。明暗の差が、より視線を集めやすくなります。
【グレージュ色の壁の一例】
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また、グレーの壁紙は、必ずしも無彩色に限られるわけではありません。近年特に注目されているのは、グレージュ(グレイッシュベージュ)とよばれる、グレーとベージュの中間のような温かみがある色合い。
無垢の木や畳、石材や土壁といった天然素材を多用する、日本のお部屋にぜひ取り入れてみたいカラーです。
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このほか、ウォーム系グレーやクール系グレーなど、ほんの少しだけ有彩色の色味を含んでいるグレーは近年ますます増えてきています。
なかでも、グレーに赤みや黄色みの色をかけ合わせたウォーム系グレーは、ナチュラルや北欧調など、温かみが感じられるインテリアと合わせやすいのが特徴。
逆に青みを帯びたクール系グレーは、モダンやインダストリアルといった、スタイリッシュなインテリアスタイルによく似合います。
グレー色壁紙の場合、カーテンは何色にすべき?
【濃いグレーの壁紙にライトベージュのカーテンを組み合わせた例】
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カーテンは、お部屋の中でも大きな面積を占めるインテリアエレメント。そのため、壁紙とのカラーバランスは特に注意したいところ。お部屋を構成する色の配分として、目安にしたいのは下のとおり。
ベースカラー(お部屋の基本色…床・壁・天井など):70~75%
メインカラー/アソートカラー(お部屋の主役となる色…家具・カーテンなど):20~25%
アクセントカラー(お部屋のポイント色…クッションや小物類):5%
例えば、濃いグレーの壁紙を貼ったお部屋の場合、明度高め&彩度を抑えた(白系色や淡いアースカラーなど)カーテンを選ぶと、バランスがとりやすくなります。
【薄いグレーの壁紙に白×ゴールドのカーテンを組み合わせた例】
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薄いグレーの壁紙の場合は、絶対NGというカーテンの色柄は特にありません。寒色、暖色、柄入り仕様など、どのようなデザインのカーテンとも馴染み、色柄の美しさを最大限に引き出してくれます。
カーテンの色柄と揃えて、家具の張地やクッションをコーディネートすると、よりおしゃれにまとまります。
グレー色壁紙の場合、ソファやラグの色で気をつける点は?
【ベージュのソファと黒の柄入りラグを配したコーディネート一例】
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一般的なセオリーとして、濃色系のインテリアアイテムは、お部屋の床(下部分)に近い場所に配置したほうが、どっしりとした安定感を生むといわれています。
そのため、壁紙と同じ濃さ、或いはさらに濃い色(黒色など)が配色された柄入りラグを配するのはおすすめ。とはいえ、極端に大きいサイズのラグは、お部屋の印象が暗くなりやすいので避けたほうが無難。
有彩色から選ぶなら、穏やかで明るいアースカラー(ベージュなど)系のラグは好相性。ソファも同系色で揃えると、落ち着きとリラックス度が増す空間に仕上げることができます。
【暖色と寒色のラグとソファを配したお部屋の一例】
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薄いグレーの壁紙は、無彩色を含め、他の有彩色とも難なく馴染むのが魅力。薄いグレーを、有彩色と有彩色の間に挟むことによって、それぞれの色のギャップをおさえ、緩衝材のような役目を果たしてくれます。
【明度が異なるグレーのラグとソファを配したお部屋の一例】
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無彩色のソファとラグを配するなら、ラグはダークグレー、ソファはミドルグレーなど、明度を少しずつ変えてグラデーションを楽しんでみるのもあり。
その際、暗い色はお部屋の下方(床)にくるよう配置を。視覚的に、より落ち着いた雰囲気になります。
グレー色の種類別のポイントを徹底解説
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グレーの壁紙を濃淡に分類して比較。「濃いグレー」と「薄いグレー」それぞれの特性や、コーディネートのポイントをご紹介します。
濃いグレー色の壁紙の場合
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明度が低く、光を反射する率が少ないのが、濃いグレーの壁紙。黒色の影響を受けるほど「ハードなテイスト」「硬質感」といったイメージが強まります。
【和風モダンスタイルのお部屋の一例】
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また、「重厚感」が強まるのも特徴のひとつ。そのため、濃いグレーの壁紙を取り入れる際は、アクセントクロスとして部分貼りをするのがおすすめ。
【腰壁パネルと組み合わせたコーディネートの一例】
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相性が良いインテリアスタイルは、インダストリアルやモダン、アンティーク&クラシックなど。コンクリート・モルタル調壁紙や、白系色の腰壁パネルなどと組み合わせるのも素敵。
薄いグレー色の壁紙の場合
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一方、明度高めで光の反射率が高いのが、薄いグレーの壁紙。白色の影響を受けるほど控えめな印象になり、「上品」で「洗練」されたテイストが強まります。
【北欧スタイルのお部屋の一例】
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薄いグレーは主張しすぎないため、無地はもちろん、柄入り壁紙もOK。お部屋全ての壁に貼っても、閉塞感が強まる心配はほぼありません。
【白系色の建具を組み合わせたお部屋の一例】
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とはいえ、お部屋の壁全てをグレーでまとめてしまうと、メリハリがなくなりぼんやりとした印象になる場合も。適宜、白系色の壁紙や建具(窓枠やドアなど)などと組み合わせれば、空間をすっきり見せる効果が期待できます。
特に相性が良いインテリアスタイルは、ナチュラル、北欧調、フレンチシャビーなど。
こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介
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グレーの壁紙をお部屋に取り入れるとき、壁を全て濃い色で覆ってしまうと、どうしても暗さを強調しやすくなります。
上の画像は、リビング壁を濃いグレー、キッチンまわりをブラック系色でコーディネートした例ですが、床の暗い色調も相まって、圧迫感や閉塞感が否めない印象に…。
同じグレーの壁紙でも明度を上げたり、カーテンやラグといったインテリアアイテムに有彩色を取り入れたりすることで、それらの印象を和らげましょう。空間全体のカラートーン&バランスに配慮するのがおすすめ。
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日本のお部屋にも取り入れ可能!グレー色壁紙コーディネートサンプル9選
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ここからは、日本のお部屋に取り入れやすいグレーの壁紙を「ダーク系」「ライト系」に分けて解説します。グレーの壁紙のコーディネートの幅広さや使い勝手の良さに、ぜひ注目してください。
濃いグレー色壁紙コーディネート 4選
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濃いグレーの壁紙は、重厚感やカッコよさを演出する場合に効果的。とはいえ、明度が低くなればなるほど”重さ”や”かたさ”が強まる傾向なので、お部屋に適度な明るさを与える色をプラスするのがおすすめです。
モルタル調クロスでヴィンテージ感を演出
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キッチンカウンターの腰壁と、造作壁にモルタル調クロスを貼った例です。キッチン奥の壁に貼ったネイビーのアクセントクロスの存在感も相まって、空間に深みと力強さを演出。
家具は、壁紙と同等の存在感を放つダークブラウン系色&黒色のフレーム色をセレクト。全体的にヴィンテージ感漂う雰囲気にまとめています。
階段前の造作壁を空間のアクセントに
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階段前に設置した濃いグレーの造作壁が目を引く、モダンスタイルのリビングダイニング。ウッド調の床材と白の内装色からなる明るい印象を、造作壁のダークな色合いが適度に引き締めています。
キッチン天井や小上がりの畳コーナーなど、所々に使われているグレーカラーとも好バランス。
アニマル柄パッチワーク壁紙で唯一無二の世界観
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約45センチ角のパッチワーク壁紙を、リビングの壁に一枚ずつ貼った例です。さまざまな柄が混在していますが、無彩色をベースにしているのがポイント。絶妙なバランス感覚でコーディネートされた空間です。
バリエーションに富んだ使い方が楽しめるマグネット壁紙
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好きな色で塗装ができる壁紙を、キッチン背面の壁に貼った例です。ダークグレー色にペイントしているので、黒板のように文字や絵を描いたりできるのが楽しいところ。
マグネット仕様なので、収納コーナーやディスプレイスペースとして使うことも可能。バリエーションに富んだ使い方が魅力です。
薄いグレー色壁紙コーディネート 5選
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薄いグレーの壁紙は、お部屋に”軽さ”や”柔らかさ”をもたらします。どんな色と組み合わせてもおさまりはよいですが、すべて同系色・同トーンでまとめてしまうと単調な印象になりがち。
同じ無彩色でも濃淡異なる色で変化をつけたり、有彩色を取り入れてアクセントカラーにしたりするなど、見た目の印象にメリハリをつけるのがおすすめ。
モルタル調クロスで男前風の住まいを演出
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モルタル調壁紙をLDKの壁全面に貼り、カッコよさを追求したコーディネートです。鉄骨階段や照明器具はブラック色で統一し、薄いグレーとコントラストを効かせている点も注目どころ。
温かみと清潔感を醸し出すタイル調クロス
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ライトグレーのタイル調壁紙を貼ったキッチンまわりです。キッチンカウンターやキャビネット類はウッド調&ホワイトの二色で温かみある雰囲気に。まるで北欧のカフェのような雰囲気が感じられます。
アート調クロスを絵画のように見せる
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オランダの画家であるゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」をモチーフにした壁紙を貼った玄関です。
ライトグレーの優しいタッチが、アール状の玄関まわりを上質な印象に底上げ。隣接するグレー系色の壁面とも、違和感なく馴染んでいます。
オールホワイトの空間に映える石目調クロス
https://www.yonedagumi.com/house/ex/archives/5423
無彩色をベースにした、ホテルライクな趣のLDK。石目調クロスを背景に、真っ白なオープン階段のフォルムが一層際立ちます。キッチンの下がり天井のダークな色合いが、空間の良いアクセントに。
緻密なデザインの輸入壁紙もグレーベースなら品よくまとまる
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色彩豊かで華やかなデザインが多い輸入壁紙は、日本のお部屋への取り入れ方が難しいもの。そんなときにおすすめしたいのが、グレーカラー単色の壁紙です。
上の画像は、ウィリアム・モリスのファブリックデザインが基になった壁紙。ライトグレーを基調とする落ち着いた配色で、周囲のインテリアと調和させやすく、洗練された印象に仕上がります。
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まとめ
今回は、グレーの壁紙で日本のお部屋をおしゃれに仕上げる方法、コーディネート事例などをご紹介しました。
グレーの壁紙は、どんな色とも調和しやすいニュートラルな色。色味が異なるもの同士を品よく馴染ませたり、周囲のインテリアアイテムを効果的に引き立てたりなど、さまざまなメリットをもたらしてくれます。
お部屋のテーマカラーとしてはもちろん、好きな色を引き立てるためのサブカラーとして取り入れてみるのもあり。グレーカラーの壁紙で、ぜひ素敵なお部屋づくりを楽しんでくださいね。
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