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DIPTYQUE / ディプティック の人気の秘密を探る。パリサンジェルマン通りから生まれたフレグランスブランドの香りをお部屋に

世界中のセレブや著名人の中にも愛用者の多いフレグランスブランド「ディプティック」。フレグランスの本場であるフランスの高級フレグランスブランドとして知られるディプティックの香りは、ハリウッドスターやアイドルなど、ファッションに敏感な人々にも人気が高く、その香りは上品で個性的と、香りを纏う人々をより魅力的に演出しています。

ディプティックは、香水のほか、ボディケアアイテムやルームフレグランス、インテリアアイテムやテーブルウェアなど様々なアイテムを展開しています。今回はそんなディプティックの香りのアイテムから、インテリアをより豊かに演出してくれるホームフレグランスのアイテムを中心として、ブランドの魅力と特徴などを探っていきたいと思います。

上品な香りでインテリアを演出したい方、見た目もオシャレなルームフレグランスをお探しの方など、せびルームフレグランス選びの参考にしてみてください。

DIPTYQUE / ディプティック が何故支持されるのか?インテリアのプロがその人気の秘密を紐解く

DIPTYQUE / ディプティックとは?

多くの他のフレグランスブランドは創業者が調香師であったりしますが、ディプティックの創業者が三人のアーティストである点は、ディプティックの特徴的なスタイルに通じる部分でもあります。1961年、画家の「エスモンド=ノックス・リット」とテキスタイルとインテリアのデザイナーである「クリスチャン・ヌゴロ」、劇場監督(デザイナー)である「イヴ・クエロン」の三人の男女のアーティーストの友人同士が、フランス・パリのサンジェルマン通り34にオープンしたお店が、ディプティックのはじまりでした。

創業当初のディプティックは、テキスタイルや壁紙、オブジェや雑貨などを取り扱う「雑貨のセレクトショップ」としてオープンしていましたが、1963年に最初のフレグランスアイテムとして、フレグランスキャンドル「オベピン」「カネル」「テ」を発売したことから、フレグランスブランドとしての歩みがはじまります。決定的となったのは1968年、ディプティック最初の香水・オードトワレ「L’Eau(ロー)」が発売され、人気を博したことでフレグランスブランドとして地位を確立していきます。

1972年、創業者のデスモンド氏とイヴ氏は、ロシア旅行で音楽家の「チャイコフスキー」の家を訪ねると、そこで「ヴィネグルトワレ」を発見します。ヴィネグルトワレとは、18世紀にはご婦人方の気付け薬として使われ、19世紀にはシェービング後やシャワー後に肌や髪につけて使用されていたお酢由来のトワレのことです。ディプティックは、そのヴィネグルトワレを19世紀のレシピで復刻すると、肌や髪にはもちろん、湯船に入れたり、ルームフレグランスとして使用もできるなど、多様な使い道のあるフレグランスアイテムとして人気となりました。

2011年には、創業50周年を記念して、パリサンジェルマン通り34の一号店の香りを閉じ込めた「サンジェルマン34」のフレグランスを発表。2019年にはフレグランス界における栄誉ある賞「FiFi賞」のホーム・インテリア部門を、サンジェルマン34が受賞しています。

2000年代以降、海外での展開も活発に行なってきたディプティックは、2013年に日本初の旗艦店を青山にオープンさせています。現在では、日本国内での取り扱い店舗も多く、東京・神奈川・大阪・京都・愛知などのデパートなどでも手に取ることができます。オンラインでも購入できますが、お近くにお住まいの方は、ぜひ実際に香りを選んで、インテリアに取り入れてみてください。

参考:DIPTYQUE HP「ディプティックの歴史」
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/c/a_singular_heritage_part1.html

参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「Diptyque
https://ja.wikipedia.org/wiki/Diptyque

DIPTYQUE / ディプティックのスタイル

ディプティックは、個性的な香りとその香りに物語や想い出のエピソードが込められているニッチフレグランスブランドです。天然素材の良質な原料を使用しており、自然な印象の香りが多く、トップノートからの香りの移り変わりや、上品さと個性を感じさせる香りが特徴的です。また男女問わず使用できるようなユニセックスな香りが多く、香水・ルームフレグランス・ボディケアといったアイテムで共通した香りで使用することもできます。

ルームフレグランスアイテムには、キャンドル・ディフューザー・ルームスプレー・オブジェなど様々な種類があり、香りの広がり方や部屋の広さに合わせて選ぶことができます。ルームフレグランスの香りの種類系統だけでもウッディ・フローラル・スパイシー・フルーティー・ハーバルと多く、さらにそこから様々な香りのアイテムがあるため、選ぶのも楽しいことでしょう。以下に、ディプティックのルームフレグランスとして人気の高い香りを少し紹介しておきます。

  • 「BAIES」(ベ)・・・ルームフレグランスの中で一番人気の香り。カシスの実や青々しい葉の香りとローズのフローラルな香りが一体となった、フルーティーなフレグランス。
  • 「ROSES」(ローズ)・・・女性人気の高いフレグランスです。本物の薔薇の匂いのような、甘く爽やかで上品な香りが特徴的なフローラル系のフレグランスです。
  • 「FIGUIER」(フィギエ)・・・フルーティ系に分類されるフレグランスですが、ウッディ系のような香りが特徴。イチジクの木のウッディな香りに、イチジクの実のフルーティーさがほのかに香ります。
  • 「MIMOSA」(ミモザ)・・・フローラル系のフレグランスで、優しいミモザの花の香りが上品に広がります。

インテリアとしてディプティックのルームフレグランスを評価していくと、まず、その香りの種類の豊富さは、好みに合わせての選択や、シーンやシチュエーションに合わせやすいことからも高評価といえます。また、ルームフレグランスアイテムの種類も豊富で、お部屋の広さや香りの広がりに合わせてアイテムを選択できるのも使いやすいことでしょう。ディフューザーひとつでも、定番のスティックタイプや電源式のほか、インテリアオブジェとしても目を惹く砂時計型などディプティックならではのアイテムも魅力的です。

また、ディプティックの魅力の一つといえば、容器やラベルなどのパッケージデザインではないでしょうか。アーティストであった創業者のデスモンド氏による、オーバル型のデザインとエレガントなカリグラフィーが独特に配置されたスタイルが特徴的で、透明でシンプルな容器でありながらクラシックモダンな洗練された佇まいを作り出しています。フレグランスキャンドルの空き容器を利用したコーディネートも人気が高く、思わずパケ買いしてしまいたくなる魅力があります。

シンプルなデザインながらも高級感や洗練された雰囲気のデザインなので、モダンスタイルのインテリアやラグジュアリースタイルのインテリア、アーバンスタイルなどのインテリアにもおすすめです。

DIPTYQUE / ディプティックの評判

世界のセレブや有名人にも愛用者のいるディプティック。ここではディプティックのルームフレグランスの中でも、ディプティックならではのオーバル型のオブジェと、砂時計型のディフューザーの使用感について、実際に使用している方の感想を参考に見ていきましょう。

僕はトイレにフィギエ
洗面所にサンジェルマン34を置いているのですが、
トイレは2畳弱ほどですので、匂いの広がりは十分。

ですが、
洗面所に関しては3畳ほどありますので、少し匂いが弱いかなー。
でも洗濯機から出る洗濯物臭みたいのは分からなくなったなー。
でもでも24時間換気が回ってるから匂いが薄くなるのかなー。
どっちにしろ、カッコいいからOK!

という感じです。

https://ameblo.jp/yukirin0811/entry-12679168959.html

ディプティックらしいオーバル型のルームフレグランスは、ディプティックの愛好家に人気のアイテムです。限られた空間でふんわりと香るようなフレグランスで、洗面所やクローゼットに吊り下げて使用できます。シンプルながら印象的なアイテムで、女性男性を問わず、インテリアに取り入れやすいデザインのフレグランスアイテムではないでしょうか。

中のオイルが数ヶ月にわたってゆっくり落ちていくことにより
お部屋の中が幸せの香りに… ⏳🤍
砂時計型なので落ち切ったら逆さにするっていうのもおもしろいし、
ときめきセンサーをくすぐってくる… 🤍
香りはGingembre (ジンジャー)にしました。お店で香って一目惚れした。
ジンジャーだけど、柑橘系のような爽やかな香り …

https://ameblo.jp/nemunemu7k/entry-12780440746.html

個性的な外見は、おしゃれなガラス製のオブジェのように見えますが、室内で使用するディフューザータイプのフレグランスです。ディフュザーというと、香料の液体が入った瓶に、木製のスティックを何本か挿して使用するタイプ(リードディフューザー)がメジャーですが、こちらは砂時計をひっくり返すようにして液体の移動で香りを拡散させていくタイプになります。

ディプティックのルームフレグランスは、透明なガラス製の容器に白と黒のラベル、時に金色やカラフルなカラーを取り入れながらも高級感や上品さを持ったモダンな佇まいが魅力的です。アイコニックなフレグランスアイテムは、芳しい匂いもさることながら、見た目も十分にときめかせてくれる要素を持ち合わせています。インテリアの最後の仕上げにルームフレグランスを探している時に、インテリアの雰囲気を損ねず、見た目と香りで上品さや高級感をプラスしてくれるディプティックのアイテムは、多くのユーザーに愛されるのも納得ですね。

DIPTYQUE / ディプティック が好きな方におすすめブランド

JO MALONE LONDON(ジョー・マーロン・ロンドン)

1944年に、調香師の「ジョー・マローン」によって設立されたイギリスのフレグランスブランド「ジョーマローン」は、英国の伝統を受け継ぐシンプルで上品な香りと斬新な組み合わせが特徴的なフレグランスブランドです。シンプルな香りを重ねて、自分独自の香りを作り出す「フレグランスコンバイニング」を提唱しており、異なる二つのフレグランスを同時に使用することで自分だけの香りを作り出すというユニークな使用方法は、ルームフレグランスでも可能です。

元々の香りのバリエーションも豊富ながら、さらに自分自身で香りのコンバイニングを楽しめるので、フレグランスが大好きな方に特に人気があります。また、世界のセレブや有名人などにも愛用者が多く、2011年の英国のロイヤルウェディングでもキャンドルが使用されるなど、多くの愛用者に支持されています。パッケージはシンプルながらも洗練されたスタイリッシュなモダンスタイルで、モダンスタイルのインテリアに特におすすめです。

香りのバリエーションも豊富でユニセックスな香りも多いので、男女関係なく使用することができるもの多く、香水と同じ香りのルームフレグランスもあるので統一して使用することもできます。ディプティックと同様に人気の高いフレグランスブランドでよく比較されますが、ディプティックの方が個性的な香りが多い印象です。ジョーマローンは、シンプルで万人受けしやすい香りながら重ね付けで個性が出せるので、色々自分で工夫してみたい方やシンプルな香りが好きな方におすすめのフレグランスブランドになります。

参考:JO MALONE LONDON HP
https://www.jomalone.jp/

DR. VRANJES(ドットール・ヴラニエス)

イタリア・フィレンツェ発のルームフレグランスブランド「ドットール・ヴラニエス」は、薬剤師で調香師でもある「パオロ・ヴラニエス」によって1983年に創業しました。最高品質のエッセンシャルオイルを使用したルームフレグランスが人気のブランドで、特に赤ワインをモチーフにしたフレグランス「ロッソ・ノービレ」は有名であり、高級感のある芳醇な香りは多くのファンを魅了しています。

ラグジュアリーなインテリアや、アーバンモダンテイスト、クラシックテイストなどのインテリアにマッチする、高級感のある香りとパッケージが特徴的です。ルームフレグランスに特化したブランドで、お部屋の場所によっておすすめの香りがブランドで設定されています。

参考:DR. VRANJES HP
https://drvranjes.jp/

プロが選ぶ!DIPTYQUE / ディプティック の代表的なおすすめルームアイテム5選

DIPTYQUE / ディプティック のおすすめホームフレグランス

火と香りで癒し効果抜群:フレグランスキャンドル

ディプティックのフレグランスキャンドルは、その豊富な香りの種類とおしゃれなパッケージで人気の高いアイテムです。ミニサイズの70gやレギュラーサイズの190g、大きめのサイズには300g・600g、一番大きなもので1.5kgサイズのものまであります。レギュラーサイズの190gで香りの種類は約50ほどあり、ディプティックの香水と同じ香りも多くあります。

香料の濃度が高く、燃焼させることでゆっくりと香りが広がっていき、消灯後も香りの余韻を感じることができます。お部屋に香りを充満させてリラックスタイムや特別な時間などにもおすすめのフレグランスです。ギャンドルを使い終わったあとのガラス容器は、メイクブラシや文房具の収納、フラワーベースとして活用するなど、容器としても人気のアイテムです。

参考:DIPTYQUE HP「フレグランスキャンドル」
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/l/candles-and-home-fragrances/scented-candles.html

瞬時に香り気分転換にもおすすめ:ルームスプレー

ディプティックのルームスプレーは、ワンプッシュで瞬時にしっかりと香り、2〜3時間ほど香りが持続し徐々に消えていきます。キャンドルでは火の扱いが心配と感じる方や、ディフューザーのようにずっと香らせておきたくない方などにおすすめのフレグランスアイテムです。ワンプッシュでしっかり香り、容量も多いのでコスパの良いアイテムです。

瞬時に香り、しばらくすると匂いが薄まることから、気分転換に香りを楽しんだり、在宅ワークの休憩にリフレッシュしたい時などにおすすです。来客時にささっと香らせたい時などにも活躍します。

参考:DIPTYQUE HP「ルームスプレー」
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/l/candles-and-home-fragrances/room-sprays.html

香料が滴る姿を眺めるのも楽しい:砂時計型ディフューザー

上部のガラス容器から、下部のガラス容器へと香料の液体が流れ落ちていくと、液体の移動の際に真ん中部分から匂いが拡散される仕組みの砂時計型のディフューザー。インテリアオブジェとしてはもちろん、液体が徐々に下部のガラス容器に溜まっていく様子を眺めながら、芳しい匂いが拡散されていくのを見ているのも楽しいディフューザーです。液体の移動は約1時間ほどで終わり、液体が落ち切ったら再び上下をひっくり返すことで香りの拡散を開始させることができます。

ゆっくりと香料の液体が移動することで、香りもゆっくりと拡散されていきますが、20㎡までの室内で半径2〜3mほどに香りが広がるので、ベッドルームやリビングのサイドテーブルなどでの使用にもおすすめです。リフィル式なので、香料の液体がなくなった時はリフィルの交換で使い続けることができる(付け替えは2回まで)のもお財布に優しくて嬉しいポイントです。

参考:DIPTYQUE HP「砂時計型ディフューザー 」
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/l/candles-and-home-fragrances/diffusers/hourglass-and-refill.html

限られた空間で活躍する:フレグランスオブジェ 香りのオーバル

磁器のオーバル型のフレームに、高濃度の香りを閉じ込めたワックスを真ん中に固めた、10㎡以下の空間で活躍するルームフレグランスです。ウォークインクローゼットやトイレ・洗面所などのサニタリールームなど、限られた空間にぶら下げておくと、ゆっくりふんわりと3ヶ月ほど香ります。

「フィギエ」「べ」「ローズ」「サンジェルマン34」などのルームフレグランスで人気の香りが揃っており、真ん中のワックス部分には香りの名前がレリーフされています。シンプルでありながらもクラシカルで上品なデザインと、邪魔にならない程よい大きさ、吊り下げられる紐が付いているので使い勝手も良く、インテリアの雰囲気も損なわないのも魅力です。

参考:DIPTYQUE HP「香りのオーバル サン・ジェルマン34」
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/34-boulevard-saint-germain-scented-oval-1.html

DIPTYQUE / ディプティック のおすすめキャンドルアクセサリー

美しい炎の反射:キャンドルホルダー フレネル

「ジャン=マルク・ガディ・スタジオ」によってデザインされた「フレネル」は、フレグランスキャンドルの190gに対応したガラス製のキャンドルホルダーになります。18世紀から19世紀に活躍したフランスの物理学者「オーギュスタン・フレネル」がかつて発明したレンズは、灯台の光を屈折させ光を遠くに届けるようにしました。そんなレンズの技術をガラスメーカーのウォルタースペルガー社がキャンドルホルダーに再現し、キャンドルに灯した火の光を拡散させるような器に仕上げました。

ディプティックを象徴するオーバル型のガラスの器に施された波紋のようなレリーフによって、キャンドルの炎が回折し、ハロゲンランプの灯りのような光を表現します。真ん中部分のラベルが見えるようになっていながらも、キャンドル自体のシルエットがガラスのレンズによって曖昧なり、キャンドルというよりクラシックなランプのような佇まいに感じられます。

ディプティックのキャンドルはモダンなガラス容器に、クラシカルなカリグラフィーのラベルが特徴的ですが、こちらのキャンドルホルダーにセットして使用するとクラシカルでロマンチックなテイストになりますので、クラシックスタイルのインテリアなどとも相性がより良くなりますね。

参考:DIPTYQUE HP「キャンドルホルダー 」
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/bzholdlens.html?nosto_source=cmp&nosto=1638199371

まとめ

ディプティックのルームフレグランスは、個性的な香りながらも上品で魅力的な香りが多いのが特徴的です。インテリアとしては、ディフューザーやキャンドル、スプレーやオブジェなど様々な種類があることで、使用シーンによって使い分けができるのも魅力ですね。

インテリアコーディネートの最後の仕上げにルームフレグランスを探している方や、心地良い香りに包まれて生活したいと考えている方など、ディプティックのルームフレグランスを取り入れて、素敵な香りのある生活を楽しんでみてはいかがでしょう。

参考:DIPTYQUE HP
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/

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