2022/06/24
【プロが教える】木目調壁紙でおしゃれなインテリアを実現する方法!ナチュラル感からヴィンテージ感まで徹底解説
日本の国土のうち、森林が占める割合は約7割。日本人は昔から、豊富な資源である木材を有効活用してきました。木造建築が日本家屋のスタンダードとなっている今、家の中を見渡せば、柱や梁をはじめ、幅木や廻縁などの装飾部材や建具類など、家の中で木がふんだんに使われていることがわかります。
これだけ日本の暮らしにとけこんでいる木ですから、お家の壁紙を選ぶ際、検討する方が多いのが「木目調の壁紙」。さまざまなインテリアとの相性も良く、ナチュラルな木目調から、ヴィンテージ感漂うテイストまで、充実したラインナップが揃います。
とはいっても、あまりにも豊富な木目調壁紙。選び方に迷ったり、希望するインテリアスタイルに合うものがわからなかったり…、という方も多いかもしれません。
今回は、木目調壁紙を取り入れたコーディネート実例や、壁紙を選ぶ際のポイントをご紹介します。色や柄によって全くお部屋の雰囲気が異なってきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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木目調壁紙でおしゃれなインテリアを実現するポイント
色だけでなく木目や節の出方もチェック。インテリアスタイルに合わせて選ぶ
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本物の木をリアルに再現する木目調壁紙。壁紙を選ぶ際は、まずカタログやネットなどに掲載されている色サンプルだけでなく、施工イメージの写真などを参考にしながら、色柄がどのように出るかをチェックしましょう。
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木目調壁紙の柄は、大きく「柾目(まさめ)」と「板目(いため)」タイプに大別できます。まっすぐな線模様なら「柾目(まさめ)」、山形や波模様など、木独特の不規則な模様が出る柄なら「板目(いため)」と覚えておきましょう。
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また、周囲に配する家具と壁紙とで木目の出方を揃えると、統一感が生まれます。例えば、書斎テーブルの天板が「板目」だった場合、壁紙も揃えて「板目」に。「柾目」の家具が多く配されたお部屋なら、壁紙も「柾目」で揃えるといった手法です。
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他に、節(ふし)の出方も、デザインのひとつ。節とは、木材の幹が太くなる過程で、枝が木に包み込まれてできるもの。上の写真は「節ありの板目柄」です。
ただし、あまりに節が多い柄を選んでしまうと、民芸調やカントリー調のテイストが強まりやすいので、なるべくすっきり見せたいときは、「節なし」の壁紙を選ぶのがおすすめ。
壁紙を貼る方向を検討。縦貼りor横貼りによって視覚効果が変わる
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一般的に、壁紙を横貼りするのは「西洋的」、縦貼りは「東洋的」といわれますが、厳密的な決まりはありません。
写真は、天井高があるお部屋に、節のある木材を縦方向に貼った例。ある程度の広さや高さがあるお部屋では、縦貼りすることで、より天井を高く見せる効果があります。対して、横貼りは、横方向への広がりが感じられるのがメリット。お部屋を広く見せる視覚効果が得られやすくなります。
また、床も同じ木目調の場合、壁紙の柄とのバランスも重要。壁紙サンプルを入手したら、壁にテープなどで仮留めし、色や柄、貼る方向などをしっかりチェックしましょう。
こんな方法もあり!木目調壁紙を天井に貼る!
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アイディア次第でさまざまな場所に貼ることができる木目調壁紙。壁だけに限定することなく、天井に貼ることも検討してみましょう。
写真は、ダークブラウン系色のフローリングとは対照的に、天井にグレイッシュな木目調壁紙を貼った例。床が濃茶系の場合、天井も同色で揃えてしまうと、閉塞感が生まれやすいのですが、異なるカラーを選んだことで、統一感がありながらも個性が感じられる空間に。
木目方向は床と天井で同方向に揃え、お部屋の奥行き感を強調するテクニックにも注目ですね。
木目の種類別のポイントを徹底解説
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多種多様なラインナップが揃う木目調壁紙から、特に人気の「ナチュラル」「白色」「アンティーク」の3つをピックアップ。それぞれの特徴を解説します。
ナチュラルな木目の壁紙の場合
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ナチュラルな木目調壁紙にぜひ合わせてみたいのが、「ナチュラル」「カントリー」「北欧」「和風モダン」などのインテリアスタイル。
壁紙を樹種名で選ぶ際は、ヒノキ(檜)やパイン(松)、杉など、黄白を帯びた淡褐色系で、木目が鮮明に出る針葉樹系の樹種を。ほかに、広葉樹であるナラ(オーク)やブナ(ビーチ)など、黄白色や淡紅色系の明るい色味が、このテイストに近くなります。
塗装は、オイル仕上げを再現したようなクリアー色がおすすめ。濡れたような質感を出したいなら、光沢感のある艶ありタイプを選びましょう。
白色木目の壁紙の場合
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白くペイントされた木目調壁紙は、「北欧」「ナチュラル」「フレンチシャビー」などのインテリアにぴったり。白+ブルーなどのカラフルなペイントウッド調は、「西海岸風」に最適です。
写真は、白い木目調壁紙を貼り、手前にグレーのソファやホワイトアッシュ系のサイドテーブルを配した例。カスレ感ある木目のデザインが、素朴感や手作りの優しさを感じさせます。
アンティークな木目の壁紙の場合
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長年使い込まれたかのような味のあるデザインが、アンティークな木目調壁紙の特徴です。
写真のような、古材を打ち付けたような壁紙は、「ヴインテージ」「男前」のインテリアスタイルなどに。壁紙の存在感が強いので、周囲の壁は、モルタルやコンクリートなど無機質感漂う壁紙を合わせると、まとまりやすくなります。
他にも、世界三大銘木と呼ばれる「ウォールナット」「チェリー」「マホガニー」などの木目調壁紙は、「クラシック」「ミッドセンチュリー」「シャビー」などのインテリアスタイルに合わせやすいでしょう。濃褐色や紅褐色などの深みのある色が、落ち着きや重厚感を感じさせます。
こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介
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木目調壁紙を選ぶ際に気を付けたいのは、周囲に配するインテリアとのカラーやテイストのバランス。特に、個性的なデザインの「ペイントウッド」や「パターンウッド」系を選ぶ際は注意が必要です。
写真は、ペイントウッドの壁紙を貼ったリビングに、インダストリアル感の強いシーリングライト、キリムラグ、モノトーンのアートなど、さまざまなアイテムをミックスしたコーディネート。色数も多く、あまりまとまり感がない印象です。
この場合は、壁紙で使われているダークブラウンを基調に、ソファはグレーから濃茶色にチェンジ。ラグやブランケットは、壁紙と同じブラウン系やブルー系色にするなどして、カラーリングを揃えましょう。壁紙がカラフルな分、お部屋の色数が増えるので、3~4色程度に抑えるのがオススメです。
絶対外さない!鉄板の木目調壁紙2選
ナチュラルな板目模様の壁紙:Reserve(リザーブ)51323:SANGETSU(サンゲツ)
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「ナチュラル」や「北欧」「和風モダン」など、さまざまなインテリアスタイルに対応できる板目模様の壁紙。
写真は、天井と壁とも「51323」で突き付け貼りをしていますが、天然木のような自然な風合いなので、圧迫感もなし。広い面積に用いることができます。
標準価格:1,000円/m、1,080円/㎡
巾×長さ:93㎝×50m
質感にこだわった斜め張り仕様:Reserve(リザーブ)51314:SANGETSU(サンゲツ)
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木目調壁紙の面白みは、さまざまな木目柄パターンが充実している点。なかでも「51314」シリーズは、個性的な斜め貼りタイプです。視線を集めやすいので、フォーカルポイントとして壁の一部に使用してみるのもよいでしょう。
標準価格:1,000円/m、1,090円/㎡
巾×長さ:92㎝×50m
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実例で解説!木目調壁紙を使ったコーディネートサンプル10選
ナチュラルな木目調壁紙を使ったコーディネート4選
壁紙とダイニングセットのカラーリングを揃えた、同系色コーディネート
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褐色を帯びた黄白色のカラーが、ナチュラルな印象を与える壁紙です。ところどころ節が入っていますが、全体的にくせのないデザインなので、お部屋全ての壁に貼っても馴染みやすいでしょう。
手前のダイニングセットも、同系色の木製仕様で揃えてコーディネート。木の温もりがふんだんに感じられる空間です。
木製パネル風のデザイン壁紙は、モダンなテイストに
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リビングダイニング奥の壁に、ナチュラルな横木目の壁紙を貼った例です。
水平方向に貼る手法は、横の広がりを感じさせる効果を期待できますが、写真のような木製パネル風のパターン柄を検討するのも〇。一般的な横貼り仕様より、モダンなテイストが強くなります。
壁一面に合板を貼り合わせたような、DIY系スタイルの壁面
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合板を横方向に貼り合わせたような、DIYスタイルの壁です。
写真は本物の合板を壁に打ち付けているように見えますが、あえて釘を見せるなど、手作り感満載の空間に。飾りのない素朴なテイストが、かえって良い味になります。
まっすぐキレイな木目が特徴の柾目柄は、落ち着いた寝室にぴったり
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柾目はまっすぐキレイに流れる木目が特徴。インテリアをすっきりと上品な印象にまとめてくれるので、寝室や書斎、リビングなどにおすすめです。
写真は、ベッドヘッド背面に柾目模様の壁紙を貼り、間接照明でライトアップした例。白木系の優しい色味が、落ち着きをもたらしてくれます。
白色木目調壁紙を使ったコーディネート3選
エイジング塗装された白色木目壁紙と濃茶系フローリングの絶妙なバランス
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ホワイト塗装された木目調壁紙は、ほどよいユーズド感とクリーンな雰囲気が持ち味。
写真は、玄関入って正面の壁に、塗装が剥げかかった白色の木目調壁紙を貼った例。節のある濃茶系フローリングともよく馴染み、重厚すぎず、かといってシンプルにもなりすぎない、絶妙なバランスをとったコーディネートです。
ムラのあるホワイト塗装の壁紙は、海を感じるインテリアに
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こちらは一転、海辺の暮らしを連想させるような、マリンテイストのインテリア。写真は本物の板壁を使っていますが、壁紙で再現する際は、ムラ感あるペイント塗装が施された壁紙を選ぶのがコツです。
家具は同色のホワイト系かブルー系で爽やかに。無垢材テーブルなどを合わせると、ラフな雰囲気が出ます。
スタイリッシュなウッドブリック風壁紙
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ウッドブリック風の白色木目壁紙を貼ったキッチンです。本物のウッドブリックは、立体的でさまざまなサイズや形状を組み合わせるのが特徴ですが、同じホワイトでも少しずつ色味が異なると、スタイリッシュな雰囲気に。
写真は、無垢の棚板を合わせてナチュラルにまとめていますが、白はどんな色にも合わせやすい使い勝手の良い色。オールホワイト、モノトーンなど、キッチンカウンターやキャビネット色とのカラーコーディネートを楽しむことができます。
アンティークな木目調壁紙を使ったコーディネート3選
まるで海外のアパートメントのようなエントランス
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木目を直角に交差させるヘリンボーン柄は、ヨーロッパの伝統的な建築技法で、日本でも特に人気のパターン。
写真は、色味が異なる古材を組み合わせた、ヘリンボーン柄壁紙を貼った玄関で、まるで海外のアパートメントのような雰囲気です。床まで同じデザインで揃えると、やりすぎ感が出てしまうので、フローリングはシンプルな柄を選びましょう。
古材をランダムに組み合わせた、温かみのあるサーファーズハウス
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古材をランダムに縦方向に貼り合わせた、サーファーズハウスのインテリアです。
西海岸風やカリフォルニアスタイルでは、ブルー系色が使われることが多いのですが、あえてブラウンと白色だけでまとめ、木の温かみを前面に押し出しています。
エイジング塗装された白×ブルーの壁紙は、アメリカ西海岸風のスタイルに
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爽やかなブルー×白色の壁紙を、ベッド背面に横貼りした寝室です。
西海岸風といえば、エイジング仕上げを施した壁紙が鉄板。木の板一枚一枚が黒ずんでいたり、ペンキが剥げかかっていたりと、自然に風化したような表情を楽しむことができます。
Hello Interior が自信を持ってオススメ! 自分で貼れる壁紙の「壁紙屋本舗」
壁紙をおしゃれにしたいなら自分で貼れるはがせる壁紙に挑戦してみるのもおすすめです。(賃貸でもOKなんです!初めての方でも意外と簡単にできますよ!)「壁紙屋本舗」ははがせる壁紙を多数取り揃える壁紙専門店。メーカーと直取引なので高品質なのにリーズナブルです。ぜひ一度見てみてください。
まとめ
日本の住宅に馴染みやすい、木目調の壁紙。お家を構成する建具や装飾部材のほか、家具やカーテン、ラグなどのインテリアアイテムと色や柄を合わせやすいのがメリットです。
もしも、床や壁、天井とで、カラーや柄が異なる木目デザインを選んだとしても、同じ自然素材同志。きっと調和しやすいはずです。慎重になりすぎて無難にまとめるより、さまざまな組み合わせに挑戦してみましょう。
壁紙を貼る向きによっても、お部屋の雰囲気が大きく変わりますので、壁紙を選ぶ際は、メーカーやショップが推奨する貼り方を確認しながら、いくつかシミュレーションをしてみるのがオススメです。
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