2021/06/19
【プロが選ぶ!和紙の照明5選】和室はもちろんリビングやダイニングに合わせた実例もご紹介
和紙を通した光は、優しく、温かみがあり、癒しの空間をつくるのに最適です。
和紙の照明というと、和室にしか使えないように感じるかもしれませんが、シンプルでモダンなデザインも多くあり、洋の空間にもフィットします。
また、強い光を放つのではなく行燈のようなふんわりした光が欲しい場所にも選びたい照明です。
今回は、和紙の照明について解説するほか、コーディネート例をたっぷりご紹介します。
この記事を参考にして、和紙照明をおしゃれにインテリアに取り入れてくださいね!
目次
和紙照明を取り入れておしゃれなインテリアを実現する方法
ポイント① 和紙照明を選ぶならモダンデザインを意識
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和紙の照明と聞いて、昔ながらの日本旅館や伝統的な和室にある照明を思い浮かべていませんか?
そういった照明が合う空間ももちろんありますが、もっとシンプルでモダンなデザインの器具がおすすめです。
和紙の色も、黄色だと古い印象になるので白いものを選びましょう。
海外のすてきなインテリアにも、和紙の照明がたくさん選ばれています。
固定概念を捨てて、和室以外でも和紙照明の良さをいかしたおしゃれなインテリアをつくってみてはいかがでしょうか。
ポイント② サイズは必ずチェックして
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和紙は軽いこともあり、大きなサイズもつかいやすいのが特徴です。
カタログで器具の写真を見ると、大きさのイメージがつきにくく、実際に設置してみると大きすぎた!ということがありますので、必ずサイズを確認してください。
逆に、大きなサイズの和紙照明をインテリアのポイントにする方法もあります。
吹き抜けや、ダイニングテーブルの上、センターターブルの上などの邪魔にならない場所に、印象的なサイズを選んでもよいでしょう。
ポイント③ 光源(電球)が1つということが多いので、暗くないかもチェックして
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一昔前は、和紙照明の光源は白熱灯ということが一般的でしたが、現在はほとんどがLEDランプになっています。
ですが、電球が1から2灯ということが多く、和紙で拡散されたぼんやりした明かりだと思った方がよいでしょう。
そのため、補助照明としてダウンライトやスポットライトをプラスしたり、多灯照明にしてスタンドライトやテーブルライトを追加したりする必要があるかもしれません。
ただし、その雰囲気が和紙照明の良さでもあるので、くつろげる空間をつくりたい場所に和紙照明を設置しましょう。
和紙照明を取り入れたい人にはぜひ知ってほしい!和紙照明とデザイナー、イサム・ノグチ
イサム・ノグチとは
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和紙照明といえば、名前があがるイサム・ノグチ(1904-1988)。
父親が日本人、母親がアメリカ人のイサム・ノグチは彫刻家で、彫刻、庭園、家具、陶芸、建築および舞台美術などで幅広い作品を残しています。
日本では、「イサム・ノグチ庭園美術館」(香川県高松市)や「モエレ沼公園」(北海道札幌市)などのほか、公園の遊具などで作品に触れることができます。
イサム・ノグチの照明「AKARI」とは
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イサム・ノグチがデザインした和紙の照明シリーズ「AKARI」は、彼が岐阜提灯と出会ったことから生まれました。「あかり」そのものであり、影のない彫刻作品としてデザインされています。
「AKARI」はシンプルな形状で、竹ひごやワイヤースタンドをつかった組み立て式の照明になっています。
和紙の部分はたたむことができ、古くなって色が変わってしまったり破れてしまったときには新しく購入できます(用意のないタイプもあります)。
サイズやデザインなどのバリエーションが多く、ペンダントライトやスタンドライトなどお部屋にあわせて選ぶことができます。
AKARIは、世界中で愛されつかわれている国境を超えた作品です。
絶対外さない和紙照明5選
ペンダントタイプの和紙照明
シンプルなイサム・ノグチの代表的なAKARI:Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)「AKARI」(ランプ別)[F-206]:ヤマギワ
和洋空間どちらにもあわせやすいイサム・ノグチのペンダントライトです。
サイズバリエーションも多く、300φから大きなものは750φまであり、空間にあわせて選ぶことができます。
商品情報
●ランプ:E26 LED電球 100Wタイプ(LDA12)×1
●寸法:高・430 巾・φ450 全長・1210mm 質量・0.9kg
●材質・仕上:竹 和紙
●価格:17,600円
モダンとの相性も抜群
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シンプルなホワイトインテリアにも、コーディネートしやすいシンプルなデザインです。
竹ひごが規則正しく巻かれたタイプもあり、そちらの方がよりモダンな印象になります。
こちらのお部屋のように、ナチュラルな木素材をプラスしたり、鏡や椅子の背もたれのカーブなど丸みのあるデザインとあわせたりすると、さらに統一感が生まれます。
吹き抜けや階段室に:OP 052 091LD:オーデリック
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存在感のある長さのある和紙照明は、玄関ホールや吹き抜けにおすすめしたいペンダントライトです。
イサム・ノグチのAKARIシリーズにも、同じような形の照明器具がそろっていますので、イメージにあうデザインを選ぶとよいでしょう。
商品情報
●ランプ:LED電球 10.9W×2
●寸法:W300・D300・H1018 質量・1.4kg
●材質・仕上:和紙
●価格:44,000円
天井の高い和モダン空間に
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天然の木材をつかった和モダン空間にコーディネートしたい器具です。
長さがあるので、ある程度の天井高は必要になりますが、テーブルの上やお部屋の角などに印象的に吊り下げる方法も、一歩進めたインテリアにすることができておすすめです。
使いやすいサイズと形:LGB15380K:パナソニック
手もみ和紙のやわらかい質感としわが特徴のペンダントライトです。
1灯配置でも、同じ高さで数個並べても、高さを変えてまとめて吊り下げてもと、さまざまな使い方ができる万能タイプでコーディネートしやすいでしょう。
商品データ
●ランプ:LED電球 12.9W×1
●寸法:W221・D221・H450 質量・0.5kg
●材質・仕上:和紙
●価格:35,000円
シックな和モダンに
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同じ器具の写真がご用意できなかったのですが、選んだ器具は写真よりもコンパクトなサイズで、ブラックのラインもなくもう少しシンプルな印象になります。
インテリアは、写真のようなシックな和モダンやレトロインテリアにフィットするでしょう。
スタンドタイプの和紙照明
くつろぎ空間がつくれる:Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)「AKARI」[S7342]:ヤマギワ
ソファの横や、部屋の角に置きたい照明です。
この照明が1台あれば、行燈のような優しい光が広がり、くつろぎ空間を演出できる優れものです。
商品情報
●ランプ:E26 LED電球 40Wタイプ(LDA5)×2(LED同梱)
●寸法:高・2170 巾・φ420mm 質量・4.9kg
●材質:鋼塗装仕上 竹 和紙
●価格:99,550円
お部屋の角を照らして広がりと雰囲気アップ
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ナチュラルインテリアや北欧インテリアにもあう照明器具です。
存在感があり、お部屋に陰影をつくるのに最適。
お部屋の奥の角に置いて、周辺の壁を照らせば奥行きが感じられる立体的な空間が演出ができます。
提灯デザインがモダンで新鮮!:AKARI 75119 10A:次七
https://akariya-jishichi.co.jp/?pid=151325003
伝統的な岐阜提灯のように上下に化粧輪が取り付けられたモデルでありながら、スリムな3本脚がモダンなスタンド照明です。
サイズも大きめで、存在感がありインテリアのこだわりを感じさせてくれます。
商品情報
●ランプ:LED電球40W形相当×1
●寸法:巾:φ59cm 高:126cm
●材質:鉄・木・竹ひご・和紙
●価格:38,500円
モダンライトと組み合わせて
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和紙照明にモダン照明をプラスして、さまざまな高さに配置したお部屋。
ブラウンのソファをメインに色をおさえることでコーディネートが素敵にまとまっています。
右手にある2台の照明がイサム・ノグチのAKARIです。和紙の照明もここまでモダンにつかえるという、参考になるコーディネートですね!
和室以外にも挑戦したい!和紙照明インテリア事例
ミッドセンチュリーデザインとも相性GOOD
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海外のインテリアでよくみられるのが、ミッドセンチュリー家具との組み合わせです。
イサム・ノグチとミッドセンチュリーは時代もあうことから好相性と言えるのかもしれません。
イームズチェアとの組み合わせもぜひ検討してみて。
大胆サイズのコーディネート
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和紙は軽くて丈夫。その特性を活かした大胆なサイズの選択も検討してみてください。
写真のサイズは、ガラスだと重すぎて天井が落ちるかも…和紙だから実現できるサイズですね。
さらに、頭が当たってしまっても痛くないですし、落ちて割れる心配もありません。
夜は月の明かりのように、あたたかな光をはなってくれる。和紙照明の良さを最大限にいかすコーディネートにしてみてはいかがでしょうか。
優しい光はベッドサイドにも最適
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穏やかな光の和紙の照明は、ベッドサイドの明かりとしてもおすすめです。
落ち着けるリラックスできる光は、お休み前のひとときを過ごすのにぴったり。
シンプルなデザインを選べば、和洋どちらの空間にもフィットします。
まとめ
今回は、モダンな洋の空間でつかう和紙の照明をたくさんご紹介しました。
これまで和室につかうものと思われていた方も、おしゃれにコーディネートできることに驚かれたのではないでしょうか。
和紙のお手入れは、乾いたやわらかい布などでほこりを払うことがメインになります。
照明器具につかわれる和紙は丈夫で、簡単には破れたりしません。ただし、自然素材でつくられていますから年月とともに色が変化したり、破れてくることもあります。
そのためイサム・ノグチのAKARIのように、和紙が交換できるタイプを選ぶのも一つの選択肢ですね。
植物がすきこまれた紙を通した優しい光、ミニマムなデザイン、エコなどの観点から和紙照明を見直して、インテリアに取り入れてみてはいかがですか。
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