2019/07/14 2022/08/11

【プロが選ぶ】格好いいインダストリアル照明10選！実例をまじえてご紹介します

著者：おおたひろこ（インテリアコーディネーター）

大学で建築を学び、建築・インテリア業界で10年以上勤務したのちライターに転身。インテリアコーディネーター資格保有。自宅はモダン+グリーン多め、子どもとペット共存のインテリアです。専門的な視点と生活者の目線で、皆さまのインテリアづくりをお手伝いします。

かつてアメリカで大量生産がはじまったころ工場や学校・事務所などで使われてきたレトロな雰囲気の家具を使って、落ち着いた空間をつくるインダストリアルスタイルが住まいやショップに取り入れられて人気です。

このインダストリアルスタイルを完成させるための重要なアイテムのひとつが照明です。
家具をインダストリアルデザインでそろえたのにおしゃれにまとまらないと感じているなら、もしかすると照明のせいかもしれません。

今回は、コーディネートすればセンスアップ間違いなしのインダストリアル照明を厳選してご紹介します。また照明を設置した状態がイメージしやすいように、コーディネート例もたっぷりと用意していますのでぜひ参考にしてください。

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1 インダストリアルインテリアにあうおしゃれな照明の選び方
- 1.1 ポイント①　素材とデザインがテイストを決める
- 1.2 ポイント②　インダストリアルと北欧のミックスには、無骨さを排除してブラックよりグレーがフィット！
2 インテリアのプロは知っている。インダストリアル照明を探すときにまず見るショップ
3 インダストリアルインテリアにあうおすすめのおしゃれな照明10選
4 こんなコーディネートにも挑戦したい！おしゃれなインダストリアル照明のコーディネート事例
5 まとめ

インダストリアルインテリアにあうおしゃれな照明の選び方

ポイント①　素材とデザインがテイストを決める

素材はアイアンやスチールで、キラキラしないが鉄則！

https://www.pinterest.jp/pin/736479345286112988/

インダストリアルの流れは、アメリカ経済が繁栄して大量生産&消費が始まった1920年ごろからはじまりました。
そのころの工場や学校などに大量につくられた照明器具のデザインが、インダストリアル照明として分類されています。

販売されているインダストリアル照明は、当時つくられたアンティークと、インダストリアルデザインの照明として現在つくられているものとがあります。
1950年ごろのビンテージでも大量に作られていたため手に入れやすく、一定数が流通しています（ただし人気のデザインなどは高値です）。

工場や学校、事務所などで安全に機能的に使われてきた照明の素材はアイアンやスチールが一般的。シルバーやゴールド部分があってもキラキラとした磨かれた仕上げではなく、サテン仕上げやアンティークの雰囲気でさびや剥がれがあるようなイメージの照明がインダストリアルテイストです。

デザインされた感のないシンプルなもの

https://www.pinterest.jp/pin/475552041892887064/

工場の照明は明るさが確保でき、物が当たっても壊れにくいことを重視した形や素材がそのままデザインになりました。さらに余計な装飾はそぎ落とされ、大量に作りやすいデザインが求められたのです。もちろん、学校や事務所などの照明も同じです。

こういった背景から、インダストリアル照明はシンプルなデザインでタフな器具というのが特徴といえます。

照明器具のデザインと光の種類は、お部屋の印象を大きく変えます。
インダストリアルデザインの照明器具、そして電球はオレンジっぽい光を発するタイプを選び、お部屋をトータルでコーディネートしましょう。

ポイント②　インダストリアルと北欧のミックスには、無骨さを排除してブラックよりグレーがフィット！

https://www.pinterest.jp/pin/786370784911271658/

インダストリアルスタイルは、ダークブラウンの木材やブラックのスチールなどの色目を基本にしますので、全体的に落ち着いた暗い雰囲気になります。
そのためもう少し明るいインテリアになる北欧やボタニカル（植物との）ミックスが増えてきています。

北欧ミックスでは、家具の木の色を明るいカラーにしたり、ホワイトを取り入れたりとインダストリアルにナチュラルで明るい雰囲気をプラスします。

北欧ミックスでは照明もヨーロッパの工業デザインを選ぶとよりまとまります。
アメリカの工業デザインは無骨な男性的なイメージですが、北欧はシンプルなイメージです。
また、ブラックよりもダークグレーやグレーを選んだ方が北欧にマッチするでしょう。

インテリアのプロは知っている。インダストリアル照明を探すときにまず見るショップ

toolbox

toolboxは家具の取っ手やドアノブなどの部品・部材を大量に扱うショップです。
道具としての部品は、シンプルなデザインで堅牢なものが多く、インダストリアルデザインにあいます。

照明も裸電球タイプのペンダント・ブラケット・シーリングライトのほか、ガラスやスチールのシンプルなシェードタイプがそろいます。
壁面スイッチもつまみタイプのトグルスイッチがありますので、トータルでインダストリアルな雰囲気をつくることができます。

「toolbox」公式サイトはこちら

ARTWORKSTUDIO

インダストリアルスタイルにぴったりのオリジナル照明器具が幅広くそろうアートワークスタジオ。
おそらく、お探しの照明がみつかるのではないでしょうか。

ペンダント・シーリング・ブラケット・デスク・フロアライト・シャンデリアなど種類も多くておすすめです。
神戸の会社ですが、全国のさまざまなショップで取り扱いがあります。

「ARTWORKSTUDIO」の公式サイトはこちら

ショップまとめ！インダストリアル照明の相場は？

1930年～60年ごろの輸入アンティーク照明はデザインの需要によって価格は異なり、同じようなデザインの新品より高価になる傾向があります。また、アンティークは暗めの白熱電球であることが多く、雰囲気をつくるためやディスプレイ用として使われることが多いでしょう。

上記2店舗のインダストリアル照明としてよく利用される器具をピックアップして価格を比較します。

	メタルシェードペンダントライト	船舶ブラケット（ガード付き）
toolbox	レトロペンダントライト φ230×H460 シェード：銅板価格：5,741円（税抜き・ランプ別）	マリンブラケットライト W116×D147×H250 価格：10,649円（税抜き・ランプ別）
ARTWORKSTUDIO	ファクトリーペンダント φ215×H110 シェード：アルミニウム価格：5,000円（税抜き・ランプ別）	ネイビーウォールランプ W110×D160×H285 価格：13,000円（税抜き・ランプ別）

インダストリアルインテリアにあうおすすめのおしゃれな照明10選

こんなコーディネートにも挑戦したい！おしゃれなインダストリアル照明のコーディネート事例

LEDバーでショップのような雰囲気をつくる

http://www.artworkstudio.co.jp/fs/awsproducts/c/led_bar

ブラック枠とコードのインダストリアルにぴったりなLEDバーを選んでシェルフなどに設置すると、写真のように家具や置いてあるものが強調されるショップのようなコーディネートが可能です。

また、LEDバーは家具の後ろなどに置いて間接照明としても利用できるのであると便利です。

露出配管をデザインする

https://www.pinterest.jp/pin/549791067007211928/

照明に必要な配管を露出にするとインダストリアルテイストにフィット。
さらに、その露出配管をデザインするのがおしゃれです。
ちなみに配管の中に線がなくてもOKですので、自由に壁にデザインしてみましょう。

ボタニカルミックスを意識して植物とともに照らす

https://www.pinterest.jp/pin/161988917829178415/

インダストリアルテイストと植物のグリーンは相性がよく、ボタニカルミックスはお部屋を明るくやわらかい雰囲気にできる流行のスタイルです。

写真のようにペンダントライトと一緒にグリーンを吊り下げたり、観葉植物とテーブルライトをならべて置いたりとライトと植物を組み合わすと両方のスタイルがなじみます。

まとめ

インダストリアル照明はとてもハードなものから、少しかわいらしいソフトなものまで同じスタイルでも幅があります。
お部屋のインダストリアルテイストの強さとバランスのよい器具を選ぶとよいでしょう。

ポイントは1室多灯です。
明るい時間帯の雰囲気とは異なるライティングでの演出をぜひお楽しみください！

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