【プロが教える】憧れのボーホーインテリアを実現する方法！日本のお部屋に取り入れやすい民族調とスタイリッシュのミックス

著者：おおたひろこ （インテリアコーディネーター）

大学で建築を学び、建築・インテリア業界で10年以上勤務したのちライターに転身。インテリアコーディネーター資格保有。自宅はモダン+グリーン多め、子どもとペット共存のインテリアです。専門的な視点と生活者の目線で、皆さまのインテリアづくりをお手伝いします。

スタイリッシュでありながら、ナチュラルな心地よさが感じられるボーホーインテリアが人気です。
ボーホーインテリアは、比較的日本の住空間にもコーディネートしやすいスタイルで、取り入れやすい点も人気の秘密かもしれません。

今回は、おしゃれなボーホーインテリアをつくるポイントやコツを徹底解説します。
ボーホーインテリアは失敗するとぼんやりしたしまらないお部屋になってしまいがちなスタイルでもあるので、この記事を参考にインテリア上級者のボーホーインテリアを目指してくださいね！

プロが教える！憧れのボーホーインテリアを実現するポイント

そもそもボーホーインテリアとは何なのか？

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ボーホーインテリアとは、慣習にとらわれずに放浪する生活をする人をさす「ボヘミアン」と、ニューヨークのマンハッタンの倉庫などを利用して暮らす前衛的な芸術家などをイメージした「ソーホー」を組み合わせた言葉です。

「ボヘミアンインテリア」は、エスニックテイストが感じられるナチュラルな民族要素の入ったインテリア。

「ソーホーインテリア」は、ニューヨーク・マンハッタンのスタイリッシュなインテリア。

このふたつのインテリアが混ざったものが、ボーホーインテリアです。

ボーホーインテリアをつくるポイントは？

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ボーホーインテリアは、民族的なナチュラル素材のインテリアに必ず都会的なモダン要素を入れることがポイントなります。
写真のような、金属脚のホワイトのソファやアイアンがつかわれた照明などをいれて、抜けをつくります。

ナチュラルで民族調の空間に、モダンな素材やカラーをプラスすることを意識して、コーディネートをまとめるとボーホーインテリアをつくることができます。

どんな配色にすべき？

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ボーホーインテリアの重要なカラーは、ナチュラルカラーの木材です。

ほかに、ベースカラーはホワイト。アクセントカラーにはビビッドではないくすみレッド、グリーン、ブルー、ブラウン。そしてアイアンなどのブラックが考えられます。色数は少なくした方が、ボーホーインテリアとしてまとめやすくなります。

どんな柄にすべき？

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ボヘミアンインテリアで選ばれるファブリック柄やエキゾチックな柄を選びます。

写真のベニワレンのなどのモロッコラグ、民族調のファブリック、刺繍やフリンジがついたパターン柄のクッションカバーが参考になります。

どんな素材にすべき？

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基本は自然素材をベースに選びます。

木材、籐、コットン、ウール、レザーなどを中心にして、アイアンやスチールをプラスします。

どんな家具を選ぶべき？

ソファやテーブル等大物の家具を選ぶときのポイント

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テーブルやシェルフなどの大きな家具を選ぶ場合、まず検討すべきなのはナチュラルな仕上げの木材です。
ほかに、ホワイト塗装も都会的な印象をプラスするのに役立ちます。

ソファは、シンプルでモダンなデザインを選び、カバーはファブリックまたはレザーを。
ソファの足元に空間があるすっきりしたデザインが、ボーホーインテリアにフィットします。

カーテンを選ぶときのポイント

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カーテンはナチュラル素材の、ホワイトまたは薄いベージュに決めましょう。

カーテンに民族柄をコーディネートすることもなくはないですが、面積が大きすぎて印象が強くなりコーディネートがむずかしくなります。

壁紙を選ぶときのポイント

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壁紙は、無地のホワイトが基本です。これは、ボーホーインテリアが日本の住環境でつくりやすいポイントだと思います。

写真のようにホワイトレンガのほか、レンガの壁を一部作ってもOK。ライトグレーやグリーンなどもプラスできます。ただし、カラーを取り入れるときは、全面ではなく一部にしておくとまとめやすいでしょう。

こんなケースに気をつけろ！失敗しがちなパターン紹介

民族調家具や小物が少なすぎると、モダンインテリアに

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ボーホーインテリアに民族調は重要な役割があります。
シンプルにまとめすぎると、ナチュラルモダンなどのインテリアになってしまい、ボーホーインテリアにならないということも。

写真のような家具を利用するなら、クッションにもっと民族調の生地を入れたり、モロッコラグに変更したりするとイメージに近くなります。

ナチュラル素材だけでは、アジアンリゾートインテリアに

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ナチュラルな素材だけでシンプルにまとめてしまうと、アジアンリゾートのインテリアになりがちです。

モダンテイストのものと、ボヘミアンスタイルの民族調のファブリックは、必ず1アイテムずつ入れるようにしましょう。

モダン要素がなさすぎると、ボヘミアンインテリアに

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こちらは今度は民族調ばかりで、モダン要素がないインテリア例です。
こちらはまさにボヘミアンインテリア。

ボーホーインテリアにしたい場合は、モダン要素をプラスしましょう。
写真のお部屋なら、柄のファブリックを減らし、モダンな照明に変更するなど抜けを意識することが大切です。

インテリアのプロは知っている。ボーホーインテリアを実現するインテリアアイテムを探すときにまず見るショップ

オルネ ド フォイユ

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オルネ ド フォイユは、フランスやモロッコのインテリアセレクトショップです。
目黒と吉祥寺に実店舗があり、オンラインショップもあります。

モロッコラグ、マクラメやウールのタペストリー、流木のラダー、ウッドのコーヒーテーブルなど、ボーホーインテリアにコーディネートできるポイントアイテムがそろいます。

オルネ ド フォイユ
https://www.ornedefeuilles.com/

GADAN

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ガダンはモロッカンやボヘミアンインテリアを得意とするショップで、インテリアをトータルで相談できます。実店舗は代官山にあり、オンラインショップもあります。

モロッコラグや雑貨がそろいますので、もう少し民族調アイテムを増やしたいというときに重宝します。

GADAN
http://www.gadan.co.jp/shop.html

おしゃれボーホーインテリア実例15選

ワンルームのボーホーインテリア実例 3選

ワンルームは明るいカラーでコーディネート

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ワンルームはホワイトを基調にコーディネートすると、圧迫感もなくオシャレにまとまります。
ラグはホワイトにライン模様のベニワレン、ソファも明るいカラーのモダンタイプ、壁や家具もホワイトを多くして、ポイントに民族調のクッションを入れる方法がおすすめです。

観葉植物は必ずプラス

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ワンルームに限りませんが、必ず観葉植物をプラスしましょう。
マクラメ編みのプランターハンキングを利用するとボーホーインテリアにぐっと近づきます。

ソファは小ぶりにしてモロッコプフを

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ワンルームならソファのサイズは小さめにして、ポイントになるようなプフをコーディネートしてもおしゃれです。
写真のようなレザーのシンプルなタイプでも、モロッコプフでもいいですね。
プフは、ソファに座ったときに足を置くことができて、リラックスできて実用的につかえます。

リビング／ダイニングのボーホーインテリア実例 3選

リビングはラグにこだわって

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ボーホーインテリアのリビングの要はラグです。
モロッコラグやキリムラグなど、民族調のラグをチョイスして。
さらに、写真のように2枚重ねもトレンド感がアップするのでおすすめです！

ハンモックやハンキングチェアで遊びをプラス

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お部屋に動きが欲しい、なにか物足りないというときには、自然素材のハンキングチェアやハンモックをプラスしてはいかがでしょうか。
リラックス感もアップして、おしゃれ感も高まります。

ダイニングにもラグを！

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ソファの前だけでなく、ダイニングにもラグを敷くのがトレンドです。
ボーホーインテリアでは、複数枚のラグを重ねたりずらしたりしながら敷くコーディネートがおすすめなので、リビングとダイニングともにぜひラグを。

寝室のボーホーインテリア実例 3選

ラタンやエキゾチックなデザインの照明をチョイス

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寝室には、ラタンやエキゾチックなデザインの照明をプラスしましょう。
見た目もボーホーインテリアにぴったりですし、天井や壁に影が映り寝る前の寝室をムーディーに演出してくれます。

ラタンのパーティション

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ラタンなどのパーティションを、壁に立てかける方法は、壁面が寂しいと感じるときにもおすすめです。
壁そのものを変更しなくても雰囲気をつくることができるので、寝室に限らず壁に穴を開けたくない場合につかえるアイデアです。

手触りの優しいファブリック

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快適な睡眠には、肌触りの良いファブリックをそろえましょう。
ベッドの横には足をおろした時に気持ちの良いベニワレンなどのラグを。シープスキンやタッセルもコーディネートして、ベッドリネンも肌触りの良い自然素材でボーホーインテリアを演出してください。

玄関のボーホーインテリア実例 3選

基本アイテムはベンチとラグ

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玄関をボーホーインテリアにする基本アイテムは、自然素材のラグと木製ベンチです。
写真はボヘミアン要素が少ないので、モロッコラグやキリムにするか、民族調のファブリックをプラスしてもよいでしょう。

ラタンのチェアやウッドスツールをポイントに

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玄関にチェアやスツールを置くと、おしゃれ感がアップします。
さらに、腰かけて靴を履いたり、荷物の一時置き場としても便利につかえるので、ぜひ取り入れていただきたいアイテムです。

チェアを置くなら、ボーホーインテリアを演出するラタンやウッドスツールをポイントにしましょう。

ナチュラル素材のカゴで演出

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ボーホーインテリアをつくることができるカゴを、積極的に玄関で利用しましょう。
カゴは、ゴチャゴチャした生活感も隠すこともできる便利なアイテムです。

トイレのボーホーインテリア実例 3選

トイレは小物だけでも演出が可能

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トイレはコンパクトな空間なので、小物で演出するだけでも十分ボーホーインテリアにすることができます。

写真のような自然素材を編んだザルやカゴ、マクラメ編みのトイレットペーパーホルダー、ナチュラルウールを編み込んだタペストリー、エキゾチックなキャンドルホルダーなどを組み合わせて飾りましょう。

狭い空間にはラダー収納も

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ボーホーインテリアを演出することができて、収納量も増やすことのできるラダーもおすすめです。
ナチュラルカラーの木材や、流木タイプなどさまざまなものがあります。
写真のようにかごをかけて、予備のトイレットペーパーを入れたり、植物を飾るほか、民族調のファブリックをかけるとイメージに近づくでしょう。

照明での演出も

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LEDのイルミネーションライト（ストリングライト）もボーホーインテリアの演出によく使われます。
植物やキャンドルホルダーと組み合わせて、殺風景になりがちなトイレを癒しの空間にコーディネートしましょう。

まとめ

今回は、ボーホーインテリアづくりのポイントをまとめました。
ナチュラルカラーの木材を中心に、民族調のファブリックをポイントにして、どこかにモダンの要素を入れることが大切だということをご理解いただけたのではないでしょうか。

この記事を参考に、トレンドのボーホーインテリアに挑戦していただけたら嬉しいです！