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【プロが教える】憧れのハワイアンインテリアを実現する方法!インテリア実例とともに徹底解説

佐伯美知枝
著者:佐伯美知枝 (二級建築士/インテリアコーディネーター)

宿泊施設専門のコンサルティング会社にて、旅館やホテルのオープン・リニューアル案件を担当。その後インテリアショップ「カギロイ」勤務を経てフリーのコーディネーターに転身。小型犬+家族3人暮らし、自宅は古材家具に囲まれた和モダン風です。心身共にリラックスできる居心地良いお部屋づくりをモットーに、様々なインテリアをご提案できるよう心掛けています。

訪れる全ての人を魅了する常夏の島、ハワイ。特に日本人のリピーター率は高く、「もう一度ハワイに行きたい」と考える人の割合は、95%近くを占めると言われています。

大自然、歴史、文化・・・。その魅力はとても一言では言い尽くせませんが、あのハワイ特有の開放的な雰囲気や、南国リゾートならではの空間を自宅で再現できたら、素敵ですよね。

今回は、そんなハワイらしいインテリアを自宅にとりいれてみたい方はもちろんのこと、なんとなく南国リゾート調のインテリアに興味がある、という方にもぜひ参考にして頂きたい、ハワイアンインテリアの特徴とコーディネート実例をご紹介します。

プロが教える!おしゃれなハワイアンインテリアを実現する方法

どんな配色にすべき?

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ハワイアンインテリアのカラーリングは、「海」「砂浜」「植物」など、自然界に存在するアースカラーを参考にするのがおすすめです。

上の写真は、南国系リゾートをイメージした「トロピカルカラートーン」の一例。鮮やかな原色系は快活で明るい印象に、逆に黒や濃色系を多用すると、ノスタルジックな雰囲気が漂うレトロ調の配色となります。

また、ハワイ諸島には、それぞれの島を象徴する色と花があります。下記にその一部を挙げますので参考にしてくださいね。

●オアフ島 色:イエロー 花:イリマ

●マウイ島 色:ピンク 花:ロケラニ

●ハワイ島 色:レッド 花:レファ

●カウアイ島 色:パープル 花:モキハナ

どんな家具を選ぶべき?

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ハワイアンテイストの家具を選ぶ際、自然な風合い感を重視するなら、天然木または自然素材系から選ぶのがおすすめです。

フレーム:チーク・ラタン

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天然木ならチークやアカシアウッド、マホガニーなどの樹種が人気ですが、価格や希少性などの理由で難しい場合は、オークなどの樹種から選ぶのもよいでしょう(特に天然マホガニー材は現在伐採不可のため、アンティーク家具のみとなります)。

フレーム:アカシアウッド

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自然素材はラタン、バンブー、ウォーターヒヤシンス、シーグラス、バナナリーフなどがあり、ライトブラウン系なら明るく開放的な印象に。ダークブラウン系だとオールドハワイアン調のシックな雰囲気になります。

座面:シーグラス

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フレーム:チーク、背・座面:バナナリーフ

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アウトドア仕様なら、ポリエチレンファイバー製もよいですね。天然素材と比べると、紫外線や水分に強いのが特徴です。

フレーム:ポリエチレン

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また、ファブリックを検討される際におすすめなのは「ハワイアンバーククロス」という厚手の生地。ハワイの住宅では、カーテン用や家具用張地としてよく使われているもので、ざっくりした手触り感が特徴です。

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バーククロス以外のファブリックなら、動植物や鳥などのトロピカル柄のほか、「Mahalo」「Haleiwa」など、ハワイで日常的に使われている挨拶言葉や観光地名などのロゴ入り柄もおすすめです。

家具やカーテン、床の色・組合せはどうする?

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ハワイアンスタイルに寄せるなら、家具、床、カーテンともアースカラーの組み合わせが◎。特に茶、白、青、緑系色は鉄板です。

家具はバンブーやラタン、古材などウッド調のものを選び、床の色は家具と揃えて茶系色に。ライトブラウン系なら明るく、ダークブラウン系は落ち着いた印象となります。

カーテンも同様ですが、家具、床、カーテンすべてを濃色系に揃えてしまうとお部屋が暗い印象になりがち。その場合は、カーテンだけ白やアイボリー、ベージュなどソフトな色合いを選んで変化をつけましょう。

ドレープカーテン以外でのおすすめは、なんといってもウッドブラインド。木製ルーバーから漏れる光がリゾート感を演出してくれます。

こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介

①家具はデザインによって「アジアン」テイスト寄りに…

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玄関近くに、カルティニチェアを配したコーディネートです。南国リゾートでよくみられるカルティニは、アジアンスタイル(インドネシア・バリ島など)で多用されるスツール。

ハワイアン風なら、古材など素朴な質感のウッドベンチがおすすめです。

②「北欧」「インダストリアル」など、複数のインテリアスタイルが混在している

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ホワイト×グリーンカラーのバナナリーフ柄壁紙を貼ったリビングです。ハワイアンな内装ですが、なんとなくまとまりがないようにみえるのは、複数のインテリアスタイルが混在しているため。

ペンダント照明はインダストリアル、ペールトーンのソファや三本脚スツールは、北欧調の印象を受けます。

同じ青系でも、ハワイアンならビビッドトーンやストロングトーンのように、快活さを印象づける強い色味のほうがよいでしょう。

③白いコンクリートレンガは、無機質&工業的な印象が強調される

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白いコンクリートレンガの壁面に、自然素材のインテリアを配した例です。ボタニカル柄クッションやラグ、ペンダント照明など、いずれもナチュラルな風合い感が素敵ですね。

壁面はコンクリートレンガ調よりも、漆喰または塗り壁調のものがよいでしょう。レンガはインダストリアル風の印象を与えることがあり、ややリゾート感に欠けがちです。

おしゃれなハワイアンインテリア実例16選

ここからは、さまざまなハワイアンテイストを取り入れたコーディネートをご紹介します。色や素材以外にもどこかひとつ、ハワイならではのアイテムをとりいれている点にご注目ください。

一人暮らしのハワイアンインテリア実例4選

①ホワイトラタンチェアが、お部屋の良いアクセントに

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ヤシの木のオブジェやクッションなど、さまざまなハワイアンインテリアを散りばめたお部屋です。ベッドの上に掛けられたベッドスローもトロピカルな柄で統一していますね。

チェアはホワイトラタンのようにみえますが、この椅子の色をホワイト系にしているのがポイント。ややダークな雰囲気のお部屋に爽やかさを添えています。

②アートパネルの「青」が引き立つ、ナチュラルカラーのお部屋

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「ハンギングチェアとソファ」の白色と、「テーブル&壁面」の茶系色をベースカラーとした、ナチュラルな雰囲気のお部屋です。

ブルーのアートパネルや写真集がお部屋の良いアクセントカラーとなり、空間に彩りを与えていますね。

③オールドハワイアンインテリアは、ハワイアンキルトと渋い色味でシックに

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ネイビーカラーのハワイアンキルトを壁面に配したお部屋の例です。インテリアのモチーフにしたのは、ハワイ・ノースショアにある、のんびりとした田舎町「ハレイワタウン」。

オールドハワイアン調に大ぶりの古材チェアを設置。基調色はダークブラウンでシックにまとめています。

④甘さとレトロ感を融合したピンク&ホワイトコーデ

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ヤシの木がプリントされた、フォトジェニックな壁紙を貼ったリビングです。照明やラグ、クッションは白色で統一し、風合いあるピンク地のソファの存在感を引き立てています。

リビング/ダイニングのハワイアンインテリア実例4選

①木彫りのレリーフが美しい、ハワイアンスタイルのソファ

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木彫りのレリーフをあしらった1人掛けソファが素敵ですね。ソファのファブリックやラグはベージュ・ブラウン系でナチュラルに。優しくソフトな色合いが上質感を演出しています。

②ハワイの海の青さを、ストロングトーンのブルーで表現

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ストロングトーンのブルー×ブラウンの2色で展開したリビングです。椅子やラグ、天井に同色をとりいれてインパクトを与えていますね。ハワイの海の青さを表現しているかのよう。

③ホワイト&ブラウンカラーを基調にしたナチュラルテイストのダイニング

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古材調ダイニングテーブルの真上に飾った、木製サーフボードが目を惹くダイニングですね。無難にまとめやすい茶系色ですが、真っ白な壁面に合わせると洗練された印象になります。

④気分は”TIKI BAR!” オールドハワイアンテイストのダイニング

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オールドハワイアンなテイストを醸し出す「TIKI BAR(ティキバー)スタイル」のダイニングです。

”TIKI(ティキ)”とは、ハワイ以外にもポリネシアンの島々で崇められている偶像で、お土産やインテリアとしてハワイでもよくみられますね。

ラタンやバンブー素材を使ったり、木彫りの像”TIKI”やレトロテイストのハワイアンアートを飾ったりして、ノスタルジックな雰囲気にまとめるのがコツです。

玄関のハワイアンインテリア実例4選

①自然素材のハワイ系インテリアで、ナチュラルなカラーリングに

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ウッドオブジェや、リゾートでよくみられるワラ状の屋根材”アランアラン”を、玄関廻りにディスプレイした例です。ラグも自然素材のものをセレクトし、全体的な色味を抑えて渋くまとめていますね。

②アート以外のインテリアエレメントは、淡い色調で統一

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ハワイを代表する観光スポット、ワイキキとダイヤモンドヘッドのアートを壁面に掛けた玄関です。

古材風プランターやウッドチェスト、傍らに掛けたミニボードは淡いベージュやブラウン系でまとめ、どこかレトロ感漂うアートの存在を際立たせています。

③ヴィンテージアロハシャツをアートとしてディスプレイ

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アロハシャツをアートフレームに入れて壁面にディスプレイした玄関です。多彩な色や柄があるアロハシャツは、まさにハワイならではのアートといえるでしょう。

本物のヴィンテージシャツでなくても、トロピカル&ボタニカル柄のファブリックを挟み込み、ハワイアンアートをつくってみるのも素敵ですね。

④ハワイの名産、パイナップルを模したペンダント照明

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パイナップルをモチーフにしたペンダント照明を、吊るしたエントランスです。茎のフォルムが天井にシルエットとして映り込み、壁面に優しく光を落としていますね。

トイレのハワイアンインテリア実例4選

①トイレの蓋からブラケット照明まで、ハワイアンテイスト一色!

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壁面アートに掛かるウッドスクリーンやアランアラン(ワラ状の屋根材)、ブラケット照明など、細かいエレメントまでハワイアンテイスト一色。木彫りの蓋付トイレと、洗面台の色も見事に合わせたコーディネートです。

②水色の壁紙とヒトデ柄ファブリックの色を揃え、軽やかなハワイアンスタイルに

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壁上部はライトトーンの水色をメインに、下部は腰壁調クロスを貼ったトイレです。トイレ背面にも腰壁クロスと同じ色・質感のウッド収納を設置していますね。目隠し用のヒトデのファブリックがかわいく軽やかな印象です。

③洗い出しの床とシャコ貝の洗面シンクで、ハワイの海岸風に演出

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シャコ貝の洗面シンクや洗い出し仕上げの床が、ハワイの海をイメージさせる洗面台です。ミラーやチェスト型洗面台はウッド調で統一。ナチュラル&上品な雰囲気にまとめています。

④幸運を運ぶウミガメ”Honu(ホヌ)”の群れをカッティングシートで表現

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落ち着いた印象のライトグレイッシュトーンのブルーグレー地に、白色のカメの群れを貼った例です。カッティングシートを使って貼れば、いろいろなアレンジが楽しめそうですね。

カメはハワイ語で”Honu(ホヌ)”とよばれ、幸運を運んでくれる「海の守り神」という意味があるそうです。

まとめ

今回は、ハワイアンなインテリアをつくるためのアイディアや、さまざまなコーディネート例をご紹介させて頂きました。

「ハワイ=海=青色系でまとめるマリンスタイル」だけがハワイアンインテリアではありません。ハワイならではの歴史や文化にフィーチャーすれば、オールドハワイアン調(茶系色)のインテリアが考えられますし、山や渓谷などの大自然や動植物をモチーフにすれば、グリーンを基調とする癒しの空間をつくることも可能です。

ハワイ好きの方でしたら、ハワイのどんなところに心を魅かれるのか?そこから紐解いてみるのもよいかもしれませんね。オリジナリティあふれる、素敵なコーディネートを楽しんでみてください。