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【プロが解説】赤ちゃんがいる寝室のレイアウト全12パターン!ベビーベッドの場合も布団の場合もそれぞれ解説

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

一日の大半を寝て過ごす赤ちゃん。そんな赤ちゃんにとって寝室はとても重要なスペースです。安全性はもちろん第一ですが、やはり使いやすさや快適さ、そしておしゃれさも大切ですよね。

そこで、今回は「赤ちゃんのいる寝室のレイアウト全12パターン」と題して、赤ちゃんと安全に・快適に過ごせる寝室の作り方を解説していきます。赤ちゃんの寝床にはベビーベッドやベビー布団・添い寝など、いろいろありますが、どういう寝方にするかによってレイアウトの考え方は変わります。もちろん、お部屋の広さによっても最適なレイアウトは異なりますので、広さ別の実例も紹介していきますね。

赤ちゃんのいる寝室のレイアウトのコツを知って、おやすみタイムをよりよくしましょう!

赤ちゃんのいる寝室のレイアウトを決めるときに考えるポイント

赤ちゃん専用の寝床or添い寝?事故対策を軸に考える

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赤ちゃんのいる寝室のレイアウトを考える際に、まず決めるのは「赤ちゃんをどうやって寝かせるか」です。赤ちゃんの寝床にはベビーベッド・ベビー布団・大人と一緒に寝るの3種類があります。

月齢の小さい赤ちゃんには、ベビーベッドやベビー布団などの赤ちゃん専用の寝床を用意するのがおすすめです。赤ちゃん専用の安全が確保されたスペースがあれば、乳幼児突然死症候群(SIDS)対策にもなりますし、窒息などのリスクも低下します。

ベビー布団の標準的なサイズは120×70cmですが、一回り小さいミニサイズ(90×60cm)も販売されています。ただ、ミニサイズはかなりコンパクトで1歳程度までしか使えないので、スペースに問題がなければ標準サイズを使うのがおすすめです。「ミニサイズしか置けない!」という場合はレンタルなどでまかなって、大人との添い寝に移行するのも良いかもしれません。

赤ちゃんがある程度大きくなったら、大人用のベッドや布団に一緒に寝かせても良いでしょう。その場合も、転落や窒息などの事故を防ぐための対策は必須です。口や鼻が覆われるような柔らかい布団は避ける、ぬいぐるみやクッション・小物など窒息や誤飲の危険性があるものを置かないなどの対策と合わせて「寝具のサイズを大きくする」と快適性・安全性がアップします。

ダブル(シングル+約40cm)・クイーン(シングル+約60cm)などの幅の広いマットレス・敷布団に替えるのも良いですが、今使っている布団にシングルやセミシングル1枚を追加するのがおすすめです。寝返りができるようになった赤ちゃんは寝ている間も思った以上に動きますが、今ある布団+1枚分のスペースがあればかなりゆとりが生まれます。大人の布団が赤ちゃんにかかったり、寝返りで赤ちゃんを下敷きにしてしまうリスクも減らせます。赤ちゃんが大きくなったら、買い足した布団を子供部屋に移動して使用することもできるので長く活用できます。

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ベッドの場合は床からの高さがあるため、上記の対策と合わせて赤ちゃんの転落防止が必須です。一番簡単な対策は「ベッドと壁をくっつけて置く」ことです。ベッドの頭もしくは脚側と左右どちらかの一辺を壁付けしましょう。残りの2辺にはベッドガードをつけたり、床にクッションを置いたりすると、怪我のリスクを減らせます。

ベッドを複数台置く場合は、ベッド同士の隙間を埋めることも大切です。赤ちゃんが隙間に落ちてしまうと、怪我や窒息のリスクがあります。ベッドの片側を壁付けにしてマットレスがずれないようにしたり、マットレス用隙間パッドを使用したりすると、安全性が高まります。シングルマットレスを2枚使用するのであればキングサイズのシーツを使って隙間を覆ってしまうのも良いですね。

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床からの高さが20~30cm程度のローベッドを使用するのも、怪我のリスク軽減に役立ちます。床に近いほどホコリが舞いやすいといわれていますが、ローベッドであれば布団よりも高い位置で眠れるので、より快適に過ごせるでしょう。この場合も壁寄せや隙間対策をおこなうことで、より安全な環境を整えることができます。

赤ちゃんの寝床は窓やエアコンとの位置関係をチェック!ドアから遠い場所もおすすめ

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赤ちゃんを寝かせる場所は、外気の影響を受けやすい窓際やエアコンの風が直接当たる位置は避けましょう。パパやママの寝床のすぐ隣など、手の届く位置にすると夜中のお世話のハードルが少し下がります。大人の寝床から離して置く場合も、目の届きやすい位置にすればいつでも様子を見れるので安心できますね。

また、ドアから遠い位置に寝かせるのもおすすめです。ドアの近くに寝かせると、開閉時に廊下の光が入ったり、物音が聞こえやすかったりと、赤ちゃんの安眠を妨げてしまう可能性があります。赤ちゃん自身が気にしなくても、大人が気を遣って寝室の出入りがしづらくなるなど、ストレスにつながることもあります。できればドアから漏れる光や音などの影響を受けにくい場所に寝かせてあげましょう。

お世話グッズは取り出しやすく、赤ちゃんが触れない位置に

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寝室での赤ちゃんのお世話に必要なものは大人が手の届きやすい位置で、かつ赤ちゃんが触れない位置に置きましょう。おむつやおしりふき、ガーゼハンカチや着替えなど、必要なものはカゴやワゴンなどにひとまとめにしておくと、必要な時にすぐに取り出せます。

お世話グッズはベビーベッドの手前に、できれば利き手側にL字になるように配置するとお世話がスムーズにしやすくなります。特に月齢の小さな赤ちゃんは夜中も頻回でお世話が必要です。少しでもお世話のハードルが下がる配置を目指しましょう。

お部屋の広さ別おしゃれで機能的な赤ちゃん寝室レイアウト全12パターン

赤ちゃんのいる寝室レイアウト 狭い寝室(6〜8畳)ベッド編 3パターン

長めカーテンと照明の位置で快適度アップ

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シンプルにマットレスだけを置いた、ニュアンスカラーが優しい印象の寝室です。足元と片側のサイドに通路を残すことで出入りがしやすくなります。カーテンはあえて長めにすることで冷気や光を通しにくくするので寝室にぴったりです。照明は真上にあるとまぶしすぎますが、寝る位置から離したり間接照明を使うことで快適に過ごせます。

クローゼットとの位置関係も考慮すれば使いやすさアップ

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大人用ベッドの横にベビーベッドを置いて、すぐに赤ちゃんの様子がわかるようにしています。狭いお部屋ではベビーベッドを置くとクローゼットが開けづらくなるケースが多いです。クローゼットが折れ戸であれば90cm程度、引き戸であれば50cm程度、チェストであれば70cm程度あけておくと、ものの出し入れがしやすくなります。難しい場合はキャスター付きのベビーベッドがおすすめです。簡単に動かせるので、収納だけではなく掃除もしやすくなりますよ。

ウォールステッカーでわくわくする寝室に

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ベッドをお部屋の角に置いて、周りをパズルマットで囲んで事故対策をしています。パズルマットはメーカーによりますが30・45・60cm角などがあり、組み合わせ次第でいろいろなサイズのお部屋に敷けるので便利です。赤ちゃんの誤飲が不安でお部屋のデコレーションを楽しめない方にはウォールステッカーがおすすめです。壁に貼るので置く場所も取りません。季節に合わせて貼り替えるのも楽しいですよ。

赤ちゃんのいる寝室レイアウト 普通の寝室(10〜12畳)ベッド編 3パターン

ラックで転落防止&収納力アップとゾーニングを叶える

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ベッドを壁とラックの間に設置して、赤ちゃんの落下を防止しています。大容量のラックで収納力もアップするので、赤ちゃんのお世話グッズをしまうのにも便利ですね。ベッドよりも少しだけ高さのあるラックがパーテーションの働きもしてくれるので、手前はプレイスペースなど別の用途に使うこともできます。

ものの配置にこだわってお世話をスムーズに

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大人用ベッドとベビーベッドの間に収納を置いて赤ちゃんのお世話がしやすいレイアウトにしています。ソファも置いているので授乳やミルクなどのお世話もしやすいですね。ライトは赤ちゃんと反対側のベッドテーブルに置くことで、赤ちゃんが寝ていても気兼ねなく使えます。

プレイスペースを兼ねて楽しく過ごせる空間に

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ベビーベッドの手前にプレイスペースを確保した、赤ちゃんと一日中過ごせるベッドルームです。床には厚みのあるラグを敷いて赤ちゃんの転倒にも備えています。鏡は自己認識などの知育にも役立つといわれていて、ぜひ赤ちゃんのいる空間に取り入れたいアイテムですが、赤ちゃんが触って倒れてしまうと事故につながります。必ず転倒防止対策をおこないましょう。

赤ちゃんのいる寝室レイアウト 広い寝室(15〜20畳)ベッド編 3パターン

赤ちゃんが自由に動き回れる広々したベッドルーム

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クッション性の高いローベッドを並べて、動き始めた赤ちゃんも大満足な広さのあるベッドスペースにしています。床にもクッションがあるので、赤ちゃんが自由に動き回っても安心して見守れます。花瓶や小物など、赤ちゃんに触らせたくないものは手の届かないテーブル上に置いておきましょう。

適度な距離感でお互いにゆったりと過ごせる環境を確保

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こちらは旅館の一室ですが、ベッドとデスク・ソファを取り入れたゆったりと過ごせるお部屋になっています。赤ちゃんの寝床と大人がリラックスできるスペースが遠すぎず適度な距離なので、日中のお世話にも頻回の夜泣き対応にもぴったりです。ベッドをくっつけて並べる、もしくは畳スペースにベビー布団を敷けば、赤ちゃんもより過ごしやすくなります。

オープンな寝室で常に見守ることができる安心感を

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書斎を兼ねたオープンな寝室は、寝て過ごす時間が長い赤ちゃんをいつでも見守りながら過ごすことができます。ベッドスペースはカーペットを敷くことで赤ちゃんの怪我防止や防音対策になります。間接照明を使用したり窓との距離を離すことで、ベッドで寝ていてもまぶしすぎず、過ごしやすくなります。

赤ちゃんのいる寝室レイアウト 布団編 3パターン

窓に足を向けて安眠できる環境を

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布団4組を横並びにしています。枕側に通路を設けているので出入りがスムーズです。窓に近い場所に布団を敷く場合は、窓の方に足を向ける形がおすすめです。頭が窓側に来ると光や冷気・外の音の影響を受けやすく、眠りが浅くなったり、体調を崩す要因になったりします。布団の向きと合わせてカーテンなどで遮光・断熱・防音などの対策をおこないましょう。

Eの字型配置なら赤ちゃんの様子がいつでも見れる

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3組の布団を横並びにして、残りの1組を頭側に敷いています。赤ちゃんを枕元に近い布団で寝かせることで夜中もすぐに様子が見れますし、他の人の布団がかかって窒息するなどの事故を防止できます。布団のみの空間なので、日中は布団を上げて広々としたプレイスペースにすることもできます。

小上がりをベッド化してスマートな寝室に

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小上がりスペースをベッドフレームのように利用して布団を敷いています。両サイドを空けて置くことで布団への出入りがスムーズです。寝かしつけ後は、手前のくつろぎスペースで赤ちゃんを眺めながらゆったりと過ごせます。小上がりからの転落が心配な場合は、段差の手前にクッションを設置しましょう。

また、窓辺にはカーテンではなくシェードを使用しています。全開時には生地が上に集まるので赤ちゃんのいたずら防止にも役立ちます。しかし、操作コードが万が一首に巻き付いてしまうと危険ですので、コードクリップを使用するなどの事故対策をおこないましょう。

まとめ

赤ちゃんのいる寝室を安全で快適なものにするには、どういったレイアウトにするのかが重要です。

まずは、赤ちゃん専用のベッドや布団を置くのか添い寝をするのかを決めて、事故防止対策を考えましょう。その上で、エアコンや窓との位置関係をチェックしたり、赤ちゃんのお世話グッズをどこに置くのかを決めていくと、赤ちゃんも大人もより快適に過ごせる寝室が実現します。

赤ちゃんのいる寝室を安全で快適なものするコツをつかんで、よりよい睡眠環境を整えましょう!

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