【プロが教える】憧れのトレーラーハウスを実現する方法!世界の実例もたっぷり紹介
近年は、平家や小屋など、身軽に暮らすコンパクトな住宅に注目が集まっています。
トレーラーハウスも同じような流れで、場所に縛られない必要最低限の広さの住宅として検討する人が増えました。
トレーラーハウスは、外側は車で牽引できる車両タイプですが、室内側は通常の住宅のようにおしゃれに作り込むことが可能です。
コンパクトだから我慢するのではなく、全てに手が届く範囲で快適にステキな暮らしを実現することが、トレーラーハウスの醍醐味。
この記事では、トレーラーハウスの基本情報のほか、ステキな実例をたっぷりとご紹介します。
トレーラーハウスも検討してみようと思われているなら、ぜひ一度目を通してみてくださいね!
目次
プロが教える!おしゃれなトレーラーハウスを実現するポイント
そもそもトレーラーハウスとは?
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トレーラーハウスとは、タイヤのついた車で牽引できる家のことを言います。
室内には、リビングやキッチン、トイレなどの設備が用意できて、電気も引き込むことができ、水道や下水に配管をつなげることができるようになっています。
ここがキャンピングカーとは異なるところで、キャンピングカーは電気はバッテリーなどを利用し、水道や下水に配管をつなげずにタンクなどで対応します。
トレーラーハウスは車で牽引する必要があるため、道路を走行できる幅が限度になります。
一方、長さや高さは道路を走れるサイズ内(法律で決まっています)であればOK。
ただし、大きくなると牽引するのに特殊な免許が必要になります。
トレーラーハウスは、コンパクトな住宅を考える方に選ばれることが多く、ロマンや憧れを持つ方も。
また、一般的な住宅よりも価格を抑えることができるほか、
条件はありますが一般的な住宅に必要な固定資産税がかからないことにメリットを感じる方もいらっしゃいます。
トレーラーハウスの内装は、通常の住宅と同じように作り込むことができます。
そのため、サイズの制約はありますが、インテリアを自由に楽しめます。
ロフトを作ったり、必要最小限でも使いやすいキッチンを作ったりとこだわりのおしゃれな空間を作ることが可能です。
トレーラーハウスと似たような住宅に、タイニーハウスやコンテナハウス、ユニットハウスがあります。
タイニーハウスは、トレーラーハウスも含まれますがもう少し大きな括りで、小さな家を指します。
コンテナハウスは、海外からの船便で使われる鉄製のコンテナを利用した住宅です。
ユニットハウスは、工場で造ったプレハブ住宅のことで、現地で組み立てる部分は少なく、ほぼ箱状に組み立てられた状態で現地に設置される住宅です。
おしゃれなトレーラーハウスを実現する方法
トレーラーハウス 外観編
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トレーラーハウスの外観で最近人気があるのは、画像のようなブラックやグレーの鋼板に木を組み合わせたタイプです。
ほかに、横向きに板を張るレトロアメリカンのような外観も根強い人気があります。
モダンにするかナチュラルな印象にするか、内装に合わせて外観も決めると統一感のあるトレーラーハウスが完成します。
トレーラーハウス 内装・間取り編
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トレーラーハウスの間取りは、リビング、ダイニングキッチン、寝室(ロフト)、トイレやお風呂などの水回りが基本です。
住宅と間取りの構成は同じですが、よりコンパクトに立体的に造られます。
また、内装材や置き家具も、通常の住宅と同じように自由にコーディネートが楽しめます。
そのため、好みに合った住宅を希望されるなら、完成品を買うのではなく、自由設計のトレーラーハウスに対応している会社を探すと良いでしょう。
トレーラーハウス ロケーション編
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トレーラーハウスは、タイヤがついていて牽引できるなどの条件を満たし、道路運送車両と認められていれば、基本的にロケーション(立地)に制約はありません。
もちろん、ご自身の土地や設置が認められている場所のみに設置します。
極端な話になりますが、住宅建築が認められていない場所にも設置が可能です。
例えば、見晴らしの良い小さな土地や、土地だけを期間限定で借りるなどの条件と相性がよいでしょう。
ただし、設置場所にトレーラーハウスを牽引していくことができるか、トレーラーハウスの重量に耐えられる土地かなどの確認が必要です。
また、自治体などによっても対応が異なるため、トレーラーハウスをよく理解している会社に相談すると良いでしょう。
後悔したくない!気になる情報も事前に検討しておきましょう。
トレーラーハウスの必要な広さは?設置方法は?
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トレーラーハウスは、住宅として使用する場合は10坪までの広さが一般的です。
その場合、家族は2、3人までなら使いやすいでしょう。
4人で住みたい場合は、10坪以上の大型トレーラーハウスがおすすめです。
また、トレーラーハウスの入り口は構造上高くなってしまうので、画像のように階段やテラスを設けることも多くあります。
この場合は簡単に取り外しができるタイプでないと、車両として認められなくなってしまいます(固定資産税、建築確認申請などが必要になります)。
ほかに、トレーラーハウスを設置する場所の地盤が弱い場合は、重量に耐えられるように地盤改良をします。
タイヤがついた土台を土地に置いたあとは、タイヤが動いてしまわないように支持を取り付けます。
その上で、工具なしで着脱できる電気や水道などのライフラインをつなぎます。
トレーラーハウスの購入価格は?税金等の維持費はかかる?
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トレーラーハウスも一般の住宅と同じで、どの程度素材や設備にこだわるかで価格が異なります。
コンパクトで最低限の仕上げなら600万円くらいからが一般的。
広めのトレーラーハウスや、内装にこだわったりすると1300万円くらいになります。
もちろんもっと高額なタイプもありますから、まずは問い合わせをしてみると良いでしょう。
税金については、タイヤがついた車両として登録すると固定資産税はかかりませんが、代わりに自動車税、自動車重量税がかかります。また購入時には、自動車取得税が必要です。
また、自治体によって減価償却税がかかることもあります。
トレーラーハウスの維持費としては、土地の固定資産税、毎年必要になる重量税などの税金、保険、修理にかかる費用はその都度必要になります。
トレーラーハウスに実際住めるの?
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もちろん、トレーラーハウスに住むことができます。
ただし、誰にでも適した住宅というわけではありません。
広さには制約がありますから、幾つも個室を作るわけにはいきません。
つまり家族の人数が多く、個室がいくつも欲しい方には向きません。
また、収納量にも限界がありますので、マニマムな必要最小限のものを持つ生活ができる方でないと、おしゃれな空間を保つのは難しいでしょう。
身の回りのものが容易に手に届く範囲で、シンプルに暮らしたい方におすすめです。
住宅のプロは知っている。トレーラーハウスを検討するときに、問合せて見てほしい工務店・住宅メーカー
トレーラーハウスは、通常の住宅と手続きなども異なることから、専門の業者に依頼した方がスムーズなことも多いでしょう。
また、設置したい場所から近い会社の方が、メンテナンスの点でも安心。
日本トレーラーハウス協会の加盟店を確認するのも一つの方法です。
■日本トレーラーハウス協会ホームページ
http://www.trailerhouse.or.jp
パークホームズ
https://www.parkhomes.jp/index.html
今回ご紹介するこちらのパークホームズは、全国対応のトレーラーハウス専門の会社です。
フルオーダー可能で、カフェなどの飲食店やグランピング施設などの実績も多く、こだわったおしゃれなトレーラーハウスにも対応してくれます。
■パークホームズHP
https://www.parkhomes.jp/index.html
世界のおしゃれなトレーラーハウス実例15選!日本にも取り入れ可能なセンス抜群な実例をご紹介
世界のおしゃれなトレーラーハウス 外観編 7例
自然を大切に暮らすイメージ
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自然に溶け込むナチュラルな外観が可愛らしいトレーラハウスです。
入口上の庇部分にグリーンが植えてあるのもポイント。
ブラックのスチールと木製の外観は、飽きずに長く使えるデザインです。
大きな窓も設置可能
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木製の大きな窓が外観のポイントになっているトレーラーハウスです。
大きな窓は景色を室内に取り込めるのがポイントですから、大自然の方角に向いてトレーラーハウスを設置したいですね。
長方形にこだわらない
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トレーラーハウスといえば、長方形というイメージを持たれる方も多いともいますが、フルオーダータイプなら、さまざまな形にすることができます。
こちらは、形も面白いですし、ランダムに開けられた丸窓も印象的な外観です。
落ち着いた邸宅をイメージ
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こちらは、落ち着いたカラーの木製ルーバーに、ブラックの石材を組み合わせた高級感のある外観。
落ち着いた大人のトレーラーハウスのイメージになっています。
こんな外観のトレーラーハウスなら、室内も高級感のあるインテリアにまとめたいですね。
おとぎ話の世界観
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こちらは、おとぎ話に出てきそうな可愛らしい外観のトレーラーハウス。
馬車のような印象もあって、引くのは馬ではなく車ですが、楽しく移動できそうです。
三角屋根の小さな小屋
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三角屋根の小さな小屋のようなイメージは、トレーラーハウスの人気の形です。
画像のように窓は短辺のみとして、思い切ってシンプルに仕上げた箱も魅力的。
仕上げの素材によって、ナチュラルにもモダンにも、無骨な印象にもすることができます。
超モダンデザインも
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こちらは、宇宙船を彷彿とさせるカプセルタイプのトレーラーハウス。
トレーラーハウスに、周りの景色が映り込んでいる姿も素敵ですね。
内装も新素材を取り入れたモダンなインテリアが似合いそうです。
世界のおしゃれなトレーラーハウス 内装編 8例
シンプルな北欧インテリア
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こちらは、全てコンパクトな家具ですが、シンプルな北欧スタイルにまとめていて、とても居心地が良さそうな内装です。
色数は抑えることで、すっきりした印象になります。
また、ロフトへの階段も収納を兼ねつつ素敵にまとめられているので参考になりますね。
ヴィンテージ感のある内装で好みを全面押し
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こちらはDIYで作られているような手作り感のある室内。
ヴィンテージ感のある天井材や棚板、ガスコンロなどが目をひきます。
好きなものに囲まれて自分らしく!も、トレーラーハウスに合う生き方かもしれませんね。
モダンインテリアで高級感
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こちらはラグジュアリーなモダンスタイルにまとめた室内。
階段踏み板の間接照明や、キッチンの天板、床材の張り方などにこだわりが感じられます。
ゆったりできるスペースを一つ作る
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スペースに制約があるからこそ、重点的にポイントを作るとメリハリのある素敵な空間にすることができます。
こちらは、キッチンはコンパクトに機能的に作り、ダイニングもカウンターのみ。
それに対してソファスペースは、大きなソファを置き、前のスペースをゆったりと作っています。
シンプルな木の室内
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こちらは全て合板で作った超シンプルな室内。
ポイントは、段差を利用してさまざまな居場所を作っていることです。
クッションやマットを自由に置いて、好きな方向を向いてくつろぐことができます。
ホワイトの内装はやっぱり広く感じる
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左右の壁が近くに立ち上がるトレーラーハウスは、やはり濃いカラーにすると圧迫感を感じます。
ホワイトベースを基本にすれば、広く感じますね。
天井面は濃い色にしてもOK。天井が高く感じる効果もあります。
木の色をしっかりと合わせて統一感のある空間に
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前述のように、室内はホワイトをベースに、ほかの色数は抑えてまとめるとすっきり広く感じます。
画像のように木製家具の木カラーもしっかりと合わせて、統一感のある空間を作ることを意識すると素敵にまとまるでしょう。
基本的な間取り
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こちらはトレーラーハウスの基本的とも言える間取りとして参考になります。
リビングスペースの隣にコンパクトなキッチン(やダイニング)があり、その奥に水回りスペースを配置します。これは水回りを1箇所にまとめて配管を短くするためでもあります。
あとは、階段や梯子を用意して、ロフトをベッドスペースにします。
こちらを基本として、こだわり部分をプラスして、スペースを広げていけば検討しやすいでしょう。
まとめ
今回は、素敵なトレーラーハウスの実例をたっぷりとご紹介しました。
トレーラーハウスは住宅として使うこともできますし、別荘などの利用にも適しています。
本文ではふれていませんが、環境を良くするために、断熱材や複層ガラスなどは取り入れた方が良いでしょう。
トレーラーハウスをつくる会社には、さまざまなノウハウがありますので、よく相談して後悔のない理想の住まいを手に入れてくださいね!