【プロが教える】憧れの読書部屋を実現する方法。じっくりと本を読む時間を大切にしたい読書好きに贈る

著者：おおたひろこ （インテリアコーディネーター）

大学で建築を学び、建築・インテリア業界で10年以上勤務したのちライターに転身。インテリアコーディネーター資格保有。自宅はモダン+グリーン多め、子どもとペット共存のインテリアです。専門的な視点と生活者の目線で、皆さまのインテリアづくりをお手伝いします。

お気に入りの本を手元に置いておき、好きなときに読みたいと思う本好きさんなら、家の中に本を収納しつつ読書に集中できる空間があると嬉しいですよね。
また、子どもに本を気軽に手に取って読む習慣を身につけてほしいと考えられている親御さんも多いと思います。

今回は、本を読むための空間「読書部屋」を解説します。

ただ本を読む部屋というだけなく、読書しながらくつろげる素敵なインテリアにまとめる方法を中心にご紹介します。
実例もたっぷりご用意していますので、この記事を参考にして、集中できるおしゃれな読書部屋をぜひ作ってくださいね！

プロが教える！おしゃれな読書部屋を実現するポイント

読書部屋の作り方

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読書部屋と言っても、必ず大きなスペースが必要なわけではありません。
本を収納するボックスと、読書に最適な椅子があれば読書部屋の出来上がり。
独立したお部屋はもちろん、リビングや廊下、階段の一角などにもつくることができます。

それでは、おしゃれな読書部屋を実現するポイントを確認してみましょう！

おしゃれな読書部屋を実現するポイント①　ゆっくり読書に集中できる椅子

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読書部屋で使い心地と見た目を左右する大きなアイテムが、椅子です。
長時間の読書でも疲れにくいゆったりと座れる椅子を選びましょう。
画像のように、足を載せることができるオットマンやスツールがあると、なお良いです。

姿勢を変えたりできるような椅子を選べば、体を動かしつつ長時間本を読むことができます。

また、読みかけの本や飲み物を置いておけるサイドテーブルも用意すると良いでしょう。

チェアは見た目の印象に大きな影響を与えるので、座り心地＋グッドデザインをチョイス。
カバーのカラーや素材もインテリアに合わせてコーディネートします。
画像のように、アクセントカラーの椅子も素敵ですね。

おしゃれな読書部屋を実現するポイント②　本の収納

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読書部屋の印象を決める本棚のデザインも、インテリアの印象を決める重要アイテムです。
壁面いっぱいの本棚や、画像のように下部や上部があいた本棚がすっきりした印象になります。

また、本の収納の仕方も工夫しましょう。
背表紙のカラーを揃えたり、オブジェを飾るスペースをつくったりするのがおすすめです。

収納したい本の量に合うサイズの本棚を用意することも、散らからない読書部屋をつくるために大切にしたい点です。

また、本棚の素材やカラー、デザインは、インテリアスタイル合わせて選びます。
画像は、モダンなナチュラルスタイルに木のボックスを重ねたようなシンプルな本棚がフィットしていますね。

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おしゃれな読書部屋を実現するポイント③　読書に必要な照明器具の選定

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読書をするために昼間は外の光が入る窓も欲しいところですが、読書に必ず用意したいアイテムが手元を照らす照明です。
スタンドライトやテーブルライトなど、デザインの良い照明器具をコーディネートして、見た目と光で素敵な空間を作りましょう。

手元だけでなく、本棚をライトアップする演出もおすすめです。

後悔したくない！失敗しがちなパターン紹介

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読書部屋がいくらおしゃれでも、読書に向かない椅子しかないのはNGと言えるでしょう。
椅子の座り心地は、最優先で選びましょう。

また、アームチェアやソファに、足を上げられるスツールを用意。
ときには床に座って気分を変えて読めるように、ラグやクッションもあるといいですね。

おしゃれな読書部屋実例16選

カフェスタイルの読書部屋実例　4選

ゾーン分けの読書部屋、素材は揃えて

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カフェのようにさまざまな居場所を作り、ゾーン分けした読書部屋の例です。
ポイントは、素材感とカラーを揃えること。

画像は、木カラーとレザーのブラウンで印象を揃えています。
柱や窓側のベンチを使って統一感のあるコーナーをつくり、その時の気分で本を読む場所を選ぶことができます。

見せる本棚でカフェスタイル

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本の表紙を見せる収納は、カフェスタイルの演出にぴったりです。
お気に入りの本や、デザインの良い表紙をチョイス。
アートやオブジェ、植物を一緒にディスプレイするとさらにカフェらしくすることができます。

リラックススペースを多灯照明で演出

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カフェで読書をする人が多いのは、日常とは異なるゆったりした空気が流れているからではないでしょうか。
家の中の読書部屋もそんな空気が作れるといいですね。
落ち着いた家具をコーディネートするほかに、ライティングにもこだわってみましょう。

ポイントは多灯照明です。
さまざまな高さに光を配置して、さらに光の色は温かみのあるものを選んで統一します。

画像のような空間を作れたら、わざわざカフェに本を持って行かずにすみそうです。

さまざまなアイテムをミックス

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ユーズドの家具などいろいろなものを集めてコーディネートする方法も、カフェの雰囲気が出ます。
ポイントは、ベースはホワイトや木カラーなどでまとめること。
その上で、クッションなどにカラーを入れるようにすると、素敵なカフェのイメージになります。

お休みの日に、画像のようなインテリアの中、明るい窓辺のソファで本を読む時間は良いリフレッシュになりそうです。

アンティーク・レトロスタイルの読書部屋実例　4選

レトロなインナーテラスにコーナーをつくる

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赤茶のタイルのインナーテラスに使い込んだ木製の書棚が置かれた読書スペースは、レトロなスタイルにぴったり。
明るい窓辺で元気に育った観葉植物に囲まれて、ベンチで読書が似合います。

階段の踊り場を読書スペースに

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こちらは、アンティークのシャンデリアが吊られた階段の踊り場を有効活用した例です。
天井まで造られた本棚に、大きな窓がくり抜かれた明るい読書スペースが素敵ですね。

階段や廊下を利用する方法は、通路でしかない場所を無駄なく利用できるほか、殺風景になりがちな場所を本で飾ることができるので人気があります。

歴史ある図書館を演出

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こちらは古いイギリスの図書館のようなデザイン。
アンティークのチェアと、造り付けの窓辺のベンチのクッションカラーを揃えて、シックなコーディネートになっています。

本棚から天井まで全ての木が使い込まれた落ち着いたカラーで統一されています。
アンティークの照明もぴったりなコーディネートですね。

書棚に枠をつけるだけでクラシカルな印象に

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書棚にアーチのある枠をつけると、グッとエキゾチックでアンティークな印象になります。
ソファの色と、本棚のカラーを揃えてほかは白い壁にまとめたスタイルも素敵。

天井から吊られたハンモックチェアに揺られながら、本を読む時間は贅沢ですね。

北欧・ナチュラルスタイルの読書部屋実例　2選

本棚家具でこもれるライブラリーを

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こちらは、広い場所がなくても立派な読書部屋が作れるということがよくわかるサンプルです。
梯子がかけられるしっかりした本棚を２本立てた間のスペースで、読書に励むことができます。

レッドのケーブルの裸電球もとても良いポイントです。
また、夜は通路側のアートがスポットで照らされるようになっています。

読書に最適なコーナーをつくる

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最も小さなスペースの読書部屋は、画像のようなアームチェアにコンパクトな本棚と照明のセットです。
北欧デザインの木製チェアは多くの種類があるので、カバーも含めて選ぶ楽しさもあります。
写真は生成りのカバーですが、北欧柄やアクセントカラーでも素敵なコーディネートになります。

モダンスタイルの読書部屋実例　2選

造り付けの本棚とソファがある読書部屋

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こちらは完全に仕切ることのできる立派な読書部屋です。
本棚と一体の作り付けの大きなソファ以外に、足を伸ばして座れるデイベッド、床にゴロゴロすることができるカーペット敷になっていてリラックスした読書時間を持つことができそうです。

また、引き込みタイプの引き戸がとても便利。
普段は一体に広く使うアイデアも参考にしたいですね。

お気に入りの一脚があれば

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こだわりのイージーチェアやアームチェアを使いたいなら、読書部屋にぜひ。
写真は、人気のイームズのレザーのラウンジチェア。お揃いのオットマンとセットでコーディネートすれば、上品な雰囲気とこだわりが感じられる空間を作ることができます。

こちらは本棚も一部素材違いの照明付きボックスが組み込まれていて、シンプルながらも見どころの多いお部屋です。

憧れの海外読書部屋実例　4選

ハンモックでリゾート気分

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大きなスピーカーが組み込まれた本棚が印象的な読書スペースには、ラグとハンモックとクッションが置かれています。
窓の外にも室内にもたっぷりのグリーンがあり、目にも優しい空間でリラックスしながら本が読めそうな贅沢な空間です。

吹き抜けの読書部屋

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こちらは書斎と言ってもいいような読書部屋です。
吹き抜けに天井まである大きな本棚と、窓際に本を読むスペースが確保されています。
天井近くの窓から、本を読むスペースにちょうど光が降り注ぐようになっていますね。

異空間の読書部屋

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こちらはリビングの中に突如現れるオレンジの変形ボックスが読書部屋という斬新なインテリア。
リビング側のポイントにもなって、とてもおしゃれな雰囲気です。
床面も一段高くなっていて、生活スペースから切り離されたイメージでゆっくりと本が読めそうです。

リビングの脇に充実の読書部屋

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充実の本棚のある読書部屋が欲しいけれど、大きなスペースは設けられないし、リビングから丸見えも避けたいという方におすすめのアイデアがこちら。
リビングの脇に作った読書部屋です。

クッション性の高いベンチに座って本をめくったり、リビング側に本を持っていってソファで読むこともできますね。
リビングやダイニングから天井まである本棚が丸見えにならないので、圧迫感も感じにくデザインになっています。

まとめ

素敵な読書部屋にはやはり憧れます。
書籍には、ネットとは異なる良さもあります。
じっくり紙をめくりながら本を読む時間も大切にしたいですね。

今回は、読書が楽しめるインテリアをたっぷりとご紹介しました。
本を読むだけでなく、小さなデスクも置けるようにしておけば、リモートワークなどにも使えるスペースになります。ある程度の広さを確保できるなら、デスクもぜひご検討ください。