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【プロが選ぶ】センス抜群のポスターをおしゃれに飾ったお部屋図鑑20選。ポスターでアートを身近に感じよう

ジツカタナミ
著者:ジツカタナミ (インテリアコーディネーター)

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒。インテリアコーディネーター資格取得後、インテリアショップにてお客様へコーディネート提案と社内接客サービス向上業務に携わりました。現在は子育てをしながら、ライターとしてインテリアと暮らしについて発信しています。「楽しく・らしく・暮らす」をモットーに、お家がますます好きになるようなインテリアアイデアをご提案していきます。

絵画よりも気軽にアートを暮らしに取り入れることで人気のあるポスター。
巨匠グラフィックデザイナーの作品をはじめ、映画作品や音楽など、取り扱っているジャンルが幅広いのも魅力です。

好きな世界観を好きなように空間に飾ることができますが、ポイントを意識すればもっとコーディネートの質が上がります。世界中のインテリア事例を参考にして、ご自宅にポスターを飾ってみませんか?

今回はポスターをおしゃれに飾ったお部屋を、インテリアスタイル別に20選ご紹介します。

 

プロが選ぶ!センス抜群のポスターをおしゃれに飾ったお部屋20選

モダンスタイル編 5選

インパクトがあるサイズで惹きつける

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見た目はポップですが、カメラを向けられているというシチュエーションで見る人にちょっとした緊張感を与えるポスターです。大胆なほどにサイズを大きくすることで、空間を広々と使ったミュージアムのような空間に仕上げています。周りのインテリアアイテムはシャープなものを揃えてモダンらしさを演出しましょう。

 

角のエッジが際立つシャープなモダンスタイル

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アート・ポスターの飾り方の概念を覆すような、壁の角を利用した斬新なコーディネートです。
見る角度によって空間の印象が変わり、シンプルなので簡単にひと味違ったインテリアに仕上げることができます。建築の構造上、「ここの出っ張りが無ければいいのに…」と思うような柱など、一見するとデメリットになるような箇所に効果的です。

 

「フォント」は万人が受け入れやすい最も身近なデザイン

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アート・ポスターは描かれているモチーフによって好き嫌いが分かれがちです。
しかし、私たちの生活で見慣れている「文字」はどんな人でも違和感なく受け入れられるモチーフといえるでしょう。文字のデザインである「フォント」は、計算された角度や間隔、曲線など造形美に優れています。グッと空間の洗練さがアップするのでぜひ取り入れてみてください。

 

モダンスタイルに「ラフさ」をプラス

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「スタイリッシュ」「シャープ」はモダンスタイルの要ですが、緊張感を感じることもあるでしょう。
そんな印象を和らげるには、ラフなタッチで描かれたポスターを選んで空間に抜け感をつくります。写真の人物画は、絵本に出てきそうなタッチと曲線、表情にリラックス感がありますね。
ダイニングテーブルのモダンなコーディネートを損なわずに空間に溶け込み、抜け感をプラスしているのが見事です。

 

ポスターでインテリアスタイルの差別化を

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写真はミッドセンチュリーモダンのコーディネートですが、一見すると北欧スタイルと似ています。差別化をするためのポイントは、ミッドセンチュリーモダンはシャープさを出しスッキリと見せることです。
裸婦がいる光景で、かつモノクロ写真のポスターを飾ることで、モダンな雰囲気が演出されていますね。

 

北欧・ナチュラルスタイル編 5選

気軽に飾って楽しむ名作の数々

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北欧には巨匠たちが生み出したさまざまな名作チェアがあります。
スペースの都合上家具を揃えられない…という方におすすめなのが北欧チェアのポスターシリーズです。モノトーンのポスターを選ぶことで、空間がより洗練されたクリーンな印象に。家具を置くように、ポスターを家の部屋中に点在させるのもいいでしょう。

 

カラーを厳選してフォントの美しさを際立たせる

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北欧スタイルらしい、天然木の温かみのある色合いとオフホワイトの家具で心地いいカラーコーディネートの空間です。このようなカラーを厳選した北欧スタイルには、フォントをモチーフにしたポスターでデザイン性をプラスしましょう。主張しすぎずに目を引くのでインテリアのポイントとなります。

 

アンティークポスターは複数枚がおすすめ

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紙の質感、経年変化のある色合いなど、独特の雰囲気を持つアンティークポスター。単体で飾るよりも複数枚を同じスペースに集めて飾るといっそう世界観が際立ちます。
余白が多いデザインであればフレームにカラーでアクセントをつけて、メリハリを出すのもポイントです。

 

差し色がポイントのジャパンディスタイル

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日本と北欧の雰囲気を併せ持つ「ジャパンディスタイル」。北欧家具と簾が見事に調和していますね。
空間が間延びしないよう、カラーコーディネートに気を配りましょう。
日本を感じさせる朱色がフォーカルポイントとなり、チェアの黒とともに空間を引き締めています。

 

北欧家具を引き立てる爽やかブルー

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天然木のぬくもりとシンプルなデザインがポイントの北欧家具ですが、より存在感を出すために色の力を借りましょう。北欧スタイルの定番であるブルーをそばに添えると、家具の天然木の美しい色合いと木目の風合いが引き立ちます。ポスターは床に直置きすることでこなれた印象になるのでぜひ試してみてください。

 

西海岸・インダストリアルスタイル編 5選

アクセントカラーでメリハリをつけて

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インダストリアルスタイルは工業製品がポイントですが、アイテム選びに気をつけないと作業場のような重たい印象になってしまいがちです。
おしゃれなインテリアとしてまとめるのであれば、メリハリが出るアクセントカラーをプラスしましょう。
上の写真もポスターを中心に、赤いアイテムを点在させることで明るい雰囲気が出ていますね。

 

コンクリート壁に彩りを添えて

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コンクリート壁は冷たいイメージがあるため、やはり彩りがポイントとなります。
ビビットなカラーももちろん映えますが、おしゃれさでいえば淡いカラーがおすすめです。コンクリート壁自体に存在感があるため、ちょっとしたポイントをつくるくらいが空間全体で見たときにまとまります。

 

モノクロでシックな西海岸スタイルに

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西海岸スタイルと聞くと、ナチュラルな木目調と爽やかなブルーをイメージする方も多いのではないでしょうか?明るい開放感は残しつつもカラーを抑えることで、今までとはひと味違った西海岸スタイルをつくることができます。
ポスターは目を引くアイテムなのであえてモノクロにしてシックな雰囲気にしましょう。そうすることで、海の情景もストーリーをより感じますね。

 

チラッと見せることで印象付けを

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ごちゃっとした印象がおしゃれなインダストリアルスタイル。
あえてポスターを表には出さず、アイテムの隙間からチラッと見せるのもインダストリアルスタイルには効果的です。空間を引きで見てボリュームの足りないところにポスターを配置しましょう。周りのアイテムとのカラーを揃えればまとまりがあり雑多になりません。

 

ワイヤーの抜け感でバランスをとる

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特徴的なアイテムが揃ったワークデスクでおしゃれな雰囲気がありますね。工業的で重厚感があるので、ポスターを飾るときは「軽さ」を感じるようにしてバランスをとりましょう。
フレームに入れるよりもそのままワイヤーにクリップで留めることでインダストリアルスタイルらしい無骨さも出ています。

 

独自のスタイルを突き進むお部屋編 5選

漢字が混ざることで印象がガラッと変わる

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市販されているポスターは、大体が絵が描かれているか、外国語のメッセージが書かれているものが多いでしょう。漢字が書かれているポスターはあまり見かけません。そんな漢字も私たちにとって見慣れているものですが、ポスターになると途端に特別なものに見えてきませんか?
ギャップを上手く利用してコーディネートのアクセントにしてみましょう。

 

まさに「センターを飾る」コーディネート

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本棚・ディスプレイ棚のセンターにポスターをあえて飾るという、シンプルながら大胆なコーディネートです。本棚は趣味・趣向が表れるスペースですが、ポスターが一枚あるだけで途端に印象がおしゃれになりますね。写真のようにモノクロのポスターであれば、カラーコーディネートにもまとまります。

 

ペーパーロールでコラージュを楽しんで

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ロール状になったクラフト紙を壁にレイアウトしたユニークなインテリアです。
ここにお気に入りの写真やチケットなどを貼り付けたり、メッセージを書いたり…とコラージュすればオリジナルのポスターに変身!唯一無二のインテリアを楽しめます。

 

レストルームもぬかりなく!

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プライベートなスペースでありながら、ゲストも使用する機会があるレストルーム。清掃が行き届いているだけでなくテーマが決められコーディネートされていると、家全体の印象をさらにおしゃれに感じさせます。ぜひこの限られたスペースにもお気に入りのポスターと関連するアイテムをコーディネートしましょう!

 

さらに一歩踏み込んだ特大サイズ!

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「大きなサイズ」といっても室内ドアと同じ高さのあるポスターは圧巻ですね。
空間の主役として視線を一気に集め、コーディネートの印象を決定付けます。
サイズが大きい分、ポスターに使われているカラーを周りのアイテムにも取り入れて調和させることがカギです。

 

ポスターをおしゃれに飾る達人たちに学ぶポイント

まずは大まかにサイズバランスをとる

周りにレイアウトしている家具やアイテムとのバランスをとることがポイントです。
と言っても難しく考える必要はありません。
まず「大・中・小」と、大まかにサイズを捉えるだけでも効果的です。

上の写真を例にすると、このスペースの中で多くの割合を占めているのはキャビネットです。(大)
そしてキャビネットの上に観葉植物や本などが置いてあります。(小)
となると、このスペースには(中)の役割をするサイズのポスターを飾ればバランスが決まる、というわけです。

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もう一例見てみましょう。
一人掛けソファ(中)と、オーディオ機器(小)がありますね。これらのアイテム数であれば、ポスターを小・中サイズにしてもインテリアとしてまとまります。
しかし、一歩先のおしゃれなコーディネートにするのであれば思い切って(大)サイズを選びましょう。
主役がはっきりとしていてメリハリがある仕上がりになります。

 

「ライン」を決めて揃える

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ポスターを複数枚飾るときは、「ラインを揃える」ことが最も重要です。ラインというのは、上下・左右、そして中心線を意味します。
サイズやテイストが違う作品同士でも、「ここに揃える」というポイントを抑えていればちぐはぐにはなりません。
上の写真も、ポスターのサイズが大中小と異なりますが、下を見てみるとフレームのラインが揃っているため安定感がありますね。一方、上は一見すると右上のフレーム(A)だけ飛び出ているように見えます。しかし、左上のフレームは上のラインが(A)の中心を通っているので、見ていて自然に感じるのです。
さらに、よく見ると壁の中心に時計があり、その時計と右側にある人物ポスターの中心が揃っています。

このように、徹底的に揃えることを意識してください。窓やキャビネットとのラインを揃えるのもいいでしょう。

 

「カラー×モノクロ」は効果的な飾り方

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「主役のポスター」「サブのポスター」という風に、ポスターを区別して飾るのも効果的です。
一枚で飾るよりもお互いが引き立ち合い、またインテリアスタイルのテーマをさらに印象付けることができます。

お手軽で挑戦しやすいのが、カラーのポスター(有彩色)とモノクロのポスター(無彩色)の組み合わせです。
インテリアスタイルをイメージさせるモチーフやカラーを使用したポスターを主役として、そのイメージを崩さないシンプルなデザインのモノクロポスターをサブとします。
上の写真のポスターを片方ずつ隠して見比べてみてください。やはりカラーとモノクロが揃っているほうが印象深く感じるかと思います。

今回ご紹介したコーディネート事例のなかにも、いくつかこの「カラー×モノクロ」の組み合わせでの飾り方が登場しているので、ぜひ意識して再度見てみてください。

まとめ

ポスターは絵画と比べて購入しやすく、重さも軽いので壁の下地を気にすることなく飾ることができます。
そのまま飾ったりフレームに入れたりと、自由度の高いアートといえるでしょう。

気になるポスターがあったらぜひ一枚飾ってみてください。ポスターによって空間の印象が変われば、また「次はここをこうしたい!」と新しいインスピレーションがわきやすくなります。
ポスターでアートを身近にして更なるコーディネートを楽しんでくださいね!

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