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【ミニマリストも欲しくなる!本当にシンプルなデスクおすすめ5選】コーディネートのコツ交えて徹底解説

岸田邦華
著者:岸田邦華 (インテリアコーディネーター)

家具メーカー日本フクラにて営業企画業務に従事。その後、独立して3社の住宅メーカーの業務委託で、新築注文住宅のインテリアコーディネート業務を経験。インテリアコーディネーターとカラーの資格あり。現在は、インテリアショップで家具とオーダーカーテンの販売職のほかフリーランスとして活動中。輸入住宅・ログハウス経験があり、個性派インテリアまで対応可能。

モノを持たないシンプルな暮らしを送るミニマリスト。ライフスタイルに合うシンプルなデスクが欲しい。そんな方におすすめがあります。

シンプルなデスクを選んだつもりが、なんだか味気なく見えたり、安っぽく見えることはありませんか。無難なデザインにすれば、=シンプルだと思いがちですが、それだけではおしゃれな部屋にはなりません。無理にコンパクトなサイズを選んでも、作業がしにくくなっては本末転倒です。

無難なデザイン、リーズナブルな素材では、シンプルな空間になじみ過ぎて印象が残りません。平凡で殺風景な部屋だと、毎日過ごしていてもモチベーションが上がらないのです。それを避けるためには、シンプルでも、デザインや素材にこだわりのあるデスクを選ぶこと。空間に映えるデスクを選ぶには、ある程度コストをかけることが必要です。

グレードの高いモダン系や北欧系のメーカー・ブランドの中で、機能性とデザイン性を兼ね備えたデスクを選ぶことで、ミニマリストにとっても必要な家具になるでしょう。おすすめ5選とコーディネート実例をご紹介します。

ミニマリスト向け!シンプルなデスクの魅力とは

①作業スペースが広く使える

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よけいな装飾がついていないので、天板を最大限に使えて、作業スペースを広くとることができます。資料を広げながらノートに書いたり、本を見ながらパソコン作業をしたりするには、ある程度の広さが必要。

 

省スペースのために、コンパクトなデスクを選んでも、資料を広げられなければ、作業しづらくなります。結局、モノを置くためにもう1つ台が必要になるでしょう。大人のデスクとして、幅120cm×奥行60cm位はあると便利です。

②インテリアの好みが変わっても合わせやすく、飽きがこない

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今はシンプルなインテリアが好きでも、人の好みは変わるもの。何年か経っていくうちに、インテリアの趣味が変わるかもしれません。あとは結婚したり、子供ができたり、ライフスタイルが変わると、家族の好みも影響してきます。

シンプルなデスクなら、どんなインテリアのテイストに変わっても、合わせやすいです。ベーシックで飽きがこないので、長く愛用することができます。

➂1台で何役も使える

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ミニマリストは、1つで色々な役割で使うことができるモノを選びます。シンプルなデスクなら、子供の学習机のように上の棚がないので、仕事や勉強だけでなく、趣味にも使うことができます。

デスクに限定せず、小さめのダイニングテーブルを選べば、食事用に使うことも可能です。部屋の中央に置くことで、反対側に家族が座ったり、ゲストが座ってくつろいだり、色々なシーンで活躍するでしょう。

やりがち!シンプルなデスクのNGコーデ例3選

①座卓で床に座る

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コンパクトさを追求した結果、チェアのスペースやコストも削減し、座卓で床に座るスタイルを選択することも多いでしょう。直接床に座るか、座椅子やローチェアを合わせる例があります。長時間パソコンや仕事・勉強をする場合は、十分なクッション性がないため、お尻や腰が痛くなってしまいます。

ある程度足は伸ばせますが、窮屈で姿勢をこまめに変えにくいので、疲れやすいです。ミニマリストの場合、家具はこれだけの例が多いため、部屋の中でゆったりくつろげる場所がありません。ラグを敷いたり、壁に絵や写真、観葉植物を飾ったりすることで、リラックスできるお部屋になります。

②デスクとチェアだけで部屋に何もない

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スチール脚のテーブルに折り畳み椅子を合わせた例です。折り畳み椅子は使わないときに畳んで、部屋を広く使うことができますが、長く座る場合は不向きです。丸や四角のチェアパッドを椅子の上に敷くと良いでしょう。ウレタンが入っているので、座り心地がよくなり、汗のベタつきや冬の冷たさを防ぐことができます。

デスクと椅子、布団、小窓、ブラインドしかない部屋は、取調室のように殺風景です。白い壁は、清潔感があるのですが、色彩心理学では緊張感を高め、自然治癒力を低下させる色でもあります。壁の色は、人が1番リラックスできるベージュか、小窓側をアクセントクロスで色を加えると、くつろげる雰囲気になりますよ。

➂無機質な折り畳み式を選ぶと安っぽく見える

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使わない時にしまったり、持ち運びしやすいので、ミニマリストは折り畳み式の家具を選ぶことが多いです。同じ折り畳み式でも、木製やデザイン性のあるものなら良いのですが、無機質なものを選ぶと、会議室や事務所のテーブルのように見えます。

また、アウトドアチェアを室内のインテリアに合わせるのが流行っていますが、会議室のようなテーブルに合わせると、全体的に安っぽく見えてしまいます。木製アームのアウトドアチェアや、木天板のテーブルに替えると、温かみが出てお部屋となじみやすくなりますよ。

コーデ実例つき!プロが考える「シンプルなデスク」おすすめ5選

①F31デスク オーク ホワイト【METROCS(メトロクス)】

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フレンチモダンの定番である「F031デスク」は、1950年代に巨匠ピエール・ポランによってデザインされた名品。この商品は、メトロクスが2003年に製造・販売権を獲得した復刻版になります。

個人が使うためにデザインされたため、平均的なデスクのサイズよりコンパクトです。大人のデスクとしては、パソコンを使うことも多いので、最低限必要な作業スペースのある幅120cm前後、奥行60cmのコンパクトサイズになっています。

天板・引出し・脚部は違う素材で作られ、異素材の組合せが印象的です。シンプルミニマムな見た目なので、ミニマリストにもおすすめ。1台置くだけでお部屋のアクセントに。引出しは、オークとチークの2種類で天然の木目があり、天板は傷つきにくいメラミン化粧版でホワイトの他、ブラックも選べます。

価格:\162,000(税込)

サイズ:幅130×奥行61×高さ72.5cm

素材:天板/メラミン化粧板、取手・脚部/スチール、引出し/オーク

 

コーディネート実例

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白とナチュラル色だけでは、単調になりがちなところを、ミディアムブラウンのチェア・小物入れ・ラグ・アートを加えることで、空間にメリハリをつけています。木・メラミン化粧版・スチール・かごと異素材を合わせるだけで、シンプルなアイテムの組合せでも味わいが感じられる実例。

何も置かないと殺風景になりがちです。デザイン性のあるアイテムを厳選して置くのが、おしゃれなミニマリストのコツです。

②トレヴィソデスク【ERCOL(アーコール)】

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背面に配線用コード穴があるので、パソコンも使いやすいです。真ん中にたっぷりした引出しと、天板上の両側には、小物を収納でき小引出しがついています。細々したものをしまえるので、雑然とした感じになりません。スタンドライトは、小引出しの上から手元を照らし、作業スペースを最大限活かせるように工夫されています。

実用的でありながら、直線と斜めの脚が、印象的なデザイン。モノを置かないお部屋の中で、存在感がありますね。EACOLは、イギリスの家具メーカーですが、シンプルな北欧インテリアに合わせる例が多いので、シンプルなインテリアにぴったり。1台で色々な用途に使えるアイテムが好きなミニマリストにおすすめです。

価格:¥556,200(税込)

サイズ:幅122×奥行59×高さ86cm

素材:ウォルナット材

 

コーディネート実例

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モノをあまり置かないライフスタイルの中で、引出しに全部しまってしまうと、お部屋がさみしい雰囲気になってしまいます。色や形がバラバラなものだけ引出しにしまい、厳選された色・デザインのアイテムを少量置くことで、暮らしが豊かになります。

白いパソコンや、シルバーのテーブルライトを主役に、イエローとグリーンの雑貨を加えて差し色にしています。色やイメージを統一すれば、モノを置いても雑然とした感じにならず、すっきりした印象になります。

➂KAARI(カアリ) DESK REB005【artek(アルテック)】

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2015年にartek社と、フランスの若手デザイナー ロナン&エルワンのブルレッグ兄弟がコラボレーションして作られました。KAARI(カアリ)とは、フィンランド語で「アーチ」を意味し、家族1人1人を繋ぐという家具本来の役割を表現しています。

天板の重みをオーク材の脚で支え、曲線を描くスチールが斜め方向から支える構造です。安定感があって頑丈なつくりなのに、流れるようなシルエットで存在感のあるデザイン。天板は、光沢ありかマットなタイプが選べます。機能性とデザイン性を兼ね備えたデスクは、モノを置かない空間の中でオブジェのように映えるでしょう。

金額:¥129,000(税別)

サイズ:幅150×奥行65×高さ75cm

素材:脚部/オーク材、スチール、天板/グロッシーHPLまたはリノリウム

 

コーディネート実例

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こちらはお店の展示例です。壁も床も真っ白で何もない空間に、このデスクとartekのスツール60だけ置いても、デザインが美しいので殺風景な印象にはなりません。モノトーンだけでは冷たい印象になりがちですが、スツールと本に、ブラウンを足すことで温かみもプラス。

シンプルな空間でも、スタイリッシュに見えるのは、照明にもこだわっているから。裸電球タイプのシンプルなペンダントライトを、ランダムに高さを変えてたくさん吊るしています。遊びを加えることで、何も置かない部屋でも動きが出ておしゃれになります。

④TABLE 81B【artek(アルテック)】

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1935年に、アルヴァ・アアルトによってデザインされたダイニングテーブル。3年間の試行錯誤を重ね、バーチ材をL型に曲げた、「アアルトレッグ」が特徴です。ダイニングテーブルとしては、小ぶりなので、デスクとしても使えるサイズ。

1台で2役使える機能性と、1つあるだけでインテリアのグレードが上がるデザイナーズ家具なので、ミニマリストにおすすめです。フィンランドで受注生産のため、納期は3~5ヶ月かかります。天板のカラーは、バーチ、ホワイト、ブラックの3色から選べます。

価格:¥135,000(税込)

サイズ:幅120×奥行75×高さ72cm

素材:天板/バーチ突板(ホワイト:ラミネート仕上げ、ブラック:リノリウム仕上げ)、脚部/バーチ材(ナチュラルラッカー仕上げ)、L-レッグ

 

コーディネート実例

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白とナチュラル色の一般的な内装でも、ヘリンボーンのフローリングでこなれた印象に。白無地の天井・壁には、シンプルなモールディングが施されています。チェアの傷防止とアクセントを兼ねて、ライトグレーのラグを合わせて。

同じくアアルトデザインである、ティートロリー型のサイドテーブルを、デスクワゴン代わりに使っています。本など、かさばるものを置くことができますね。細々した文房具は、黒のウォールポケットに収納。使いやすく、インテリアのアクセントに。壁には、カラフルなアートを飾って遊び心もプラスしています。

⑤BUTCH-The Wild Bunch(バッジ ザ・ワイルドバンチ)【MAGIS(マジス)】

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MAGISは、イタリアの家具ブランド。世界で注目されるデザイナーの、コンスタンティン・グルチッチによってデザインされました。すっきりした佇まいですが、天板と脚をつなぐジョイントは、天板と同じホワイトに塗られているので、ツートンカラーでスタイリッシュ。

直線的なデザインでも、ビーチ材で木の温かみを添えてくれます。他にブラックの天板やブラックの脚を選ぶことも可能です。

価格:¥166,320(税込)

サイズ:幅130×奥行75×高さ73cm

素材:天板/HPL(高圧ラミネート板)、脚部・フレーム/ビーチ材、ジョイント/グラスファイバー入りポリプロピレン

コーディネート実例

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作業スペースを広めに取りたい方には、幅120cm、奥行60cm前後のダイニングテーブルをデスクとして使うのがおすすめです。パソコンを打ちながら、周りに資料を広げることができます。奥行もゆとりがあるので、本や資料を立てたり、ペン立て、テーブルライトも楽々置けますね。

この実例は、白とナチュラル色が中心の内装ですが、チェアなどで少量の黒を加えることで、引き締め効果があります。壁面収納で隠す収納と、ニッチ部分の見せる収納のバランスが絶妙です。すっきりしているのに程良くモノが置かれていると、気持ちにゆとりが生まれます。

最後に

人が感じる心地よさとは、機能性だけでなく、ある程度デザイン性があったり、部屋に程良くモノがあること。無難な家具や殺風景な部屋は、さみしく感じたり、つまらなく感じてしまいます。心を満たす、お気に入りのデザインや素材のデスクを見つけてみてくださいね。