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【天然木カントリーデスクのおすすめ5選】コーディネートのコツ交えて徹底解説!

yuka
著者:yuka (インテリアコーディネーター)

大手ハウスメーカーで営業経験後、建築設計事務所にてインテリアコーディネーターを務める。延べ100世帯以上の悩みや希望を伺ってきた経験から、「豊かな暮らし」を叶える住まいの在り方を日々考えています。インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの資格あり。得意なスタイルは北欧・和モダン・カフェ系で、素朴で繊細なもの・静けさを感じる空間がすき。心地よい空間づくりのアイデアをお伝えしてゆきます*゜

ここ数年のインテリアトレンドをみると、「インダストリアル」「塩系」など工業的で無機質なものが注目されていますが、一方で「自然なもの」「ナチュラルなもの」に回帰するような動きもみられます。

今回は、そんな自然派に惹かれる方におすすめの、天然木を使ったカントリーデスクをご紹介してゆきます。

カントリーデスクの魅力とは

① 素朴な温かみ

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カントリーデスクの魅力は、なんといってもその素朴な温かみ。場合によってはマイナスとも捉えられかねない節や傷をそのまま活かすことで、素材そのものの表情が色濃く表れます。

どこか”手づくり感”を思わせる、ラフな風合いを残した天然木のデスクには、人のもつ「愛おしさ」という感情をくすぐる何かが潜んでいるのかもしれません。

② 使い込むことで増す味わい

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天然木のカントリーデスクは、人工的な素材と違い、使い込むほどに味わいを増してゆきます。いわゆる「経年劣化」ではなく「経年美化」してゆくのが、木のもつ素晴らしい特徴だといえるでしょう。

艷やかで深みのある色に変化し、傷のひとつですら愛おしく感じられるのは、革製品にも通じる魅力ではないでしょうか。

③ 自然な木の肌触り

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木は石や金属と違って、触れているとぬくもりを感じる素材です。細胞の中に空気をたくさん含んでいるので、触れた人の体温を急激に奪うことがないのですね。

他にも木目の微妙な凹凸だったり、部位による柔らかさの違いだったり、生き物ならではの”ゆらぎ”が感じられるのも大きな魅力。ことばは発せずとも、相棒のように寄り添ってくれる存在です。

天然木のカントリーデスクを選ぶ時の注意点とは

① どんな仕上げがしてあるのか

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同じ無垢の木を使ったデスクでも、仕上げ方によって表情は大きく異なります。最近ではメンテナンスの観点からウレタン塗装やUV塗装の施された商品も多くありますが、天然木の良さを味わうのなら、断然オイルなどの自然な仕上げがおすすめです。

植物性オイルやみつろうワックスなどの仕上げは、塗膜をつくらず木材に浸透することで保護してくれるものなので、木の自然な肌触りを活かすことができます。その分定期的なメンテナンスは必要になりますが、その手間を上回るだけの満足感が得られること間違いなしですよ。

② 天然木は経年で色が変化する

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どんな木も、年月が経つと紫外線などの影響で色が変化してゆきます。無垢材の「経年変化」と呼ばれる現象ですね。

上の写真は、ブラックチェリーの経年変化の様子。右が仕上げてすぐ、左が約1年経過したものなのですが、かなり色が変わっているのがわかるのではないでしょうか。

天然木のデスクを選ぶ際には、どのような経年変化をする樹種なのかも含めて検討しましょう。

③ 反りや歪みが出てこないか

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伐採したての木は、水分を多く含んでいますが、そのまま加工して使うと反りや歪み、割れなどが出てきてしまいます。その為、家具や建築などに使う木は、十分に乾燥させたものが用いられます。これは「含水率」という数字で表され、大体12〜15%くらいまで乾燥させることで、狂いが少ない家具になるそう。

また、家具のパーツによって適した木の部位を使ったり、加工をしたりということも、精巧な家具をつくる上で欠かせない要素。木のことを熟知した職人さんだからこそなせる技です。

長く使いたいデスクだからこそ、こうした細かな部分までよく見て選びたいですね。

コーデ実例つき!プロが考えるおすすめ「天然木デスク」5選

① Northern Forest デスク【飛騨産業】

https://kitutuki.co.jp/cgi-bin/proper/htmlview_aj4.cgi?&id=NC380WP&series=northernforest

90年の歴史をもつ国内老舗家具メーカーの飛騨産業が展開する、Northern Forest シリーズは、北海道産のカバ材にほんの少しのエイジング加工を施した、カントリーテイストのブランドです。

上品な框組みのデザインと、コロンと丸い引き出しのつまみ。カントリースタイルのラフなイメージの中に、ちょっぴり女性的な柔らかさを感じさせるデスクです。

  • 価格(税込):¥78,840
  • サイズ:幅850 × 奥行500 × 高さ710mm
  • 素材:カバ
  • 仕上げ:塗装仕上げ

コーディネート例

シリーズのキャビネットとミラーを組み合わせて、ドレッサーとしても使えるように。

框組みのデザインはどっしりとした重厚感を感じさせるので、合わせるチェアや小物にはホワイトやアイボリーなどの明るく軽快なアイテムをチョイスしています。

② 片袖デスク【THE PENNY WISE(ザ・ペニーワイズ)】

https://www.pennywisefurniture.com/original/92

1981年にイギリスのアンティーク家具の輸入販売から始まった、THE PENNY WISE(ザ・ペニーワイズ)。徐々に販路を広げるとともに、アンティークだけでない家具の輸入販売や、自社オリジナル家具の製造販売を手掛けるようになりました。

こちらは、オリジナル家具”ポールウィルソンシリーズ”の片袖デスク。イギリスの職人が伝統的な工法でつくるこちらのシリーズは、世代を超えて受け継がれる伝統を感じさせるデザインです。

  • 価格(税抜):¥138,000
  • サイズ:幅1080 × 奥行540 × 高さ760mm
  • 素材:欧州アカマツ 無垢材
  • 仕上げ:着色みつろうWax仕上げ

コーディネート例

https://www.pennywisefurniture.com/original/92

長年使い込まれたような貫禄のあるダークな家具の中に、明るい木目のデスク。一見浮いてしまいそうにも思えますが、デザインに一貫性があるからか、意外に違和感なくコーディネートされています。

むしろ、重たく暗い印象になってしまいそうなお部屋を、このデスクが明るい雰囲気にしてくれているようにも思えますよね。こうした、色の違いを超えて調和を生み出す力も、天然木ならではのものではないでしょうか。

③ TA-0085【BRUNCH(ブランチ)】

https://www.brunchone.com/catalog/table_0085/

東京・目黒発の家具ショップ BRUNCH(ブランチ)は、木の家具を専門に扱っており、ナチュラルカントリー風から北欧ヴィンテージ風、インダストリアル風など、幅広いテイストのお部屋にマッチするアイテムが揃っています。

こちらのデスクは、ずっしりとした角型の脚と天板で、天然木の木目模様がより楽しめるようなデザイン。天板が浮いているように見せるため、脚と天板の間にスリットが施されていたり、引き出しの中に仕切りが設けられていたりと、細部までこだわられたデスクです。

  • 価格(税込):¥75,600〜
  • サイズ:幅:1000~1200 ×奥行:450~600 ×高さ:720mm
  • 素材:ブラックチェリー、ウォールナット、レッドオーク、ビーチ、メープル
  • 仕上げ:オイル塗装、ウレタン塗装

コーディネート例

https://www.brunchone.com/catalog/table_0085/

同じく木目の綺麗なオーク脚のチェアを合わせた、ナチュラルなコーディネート。張地のチャコールブラックが、空間を程よく引き締めます。

オークの明るい木目には、グリーンの相性が抜群。さり気なく置かれたスツールや、小ぶりな観葉植物たちのグリーンが、穏やかな気持ちにさせてくれる空間を演出しています。

④ フォトシェルフデスク【Rustic(ラスティック)】

https://tabroom.jp/desk/kids-desk/itm0022823/

モビリグランデというインテリアショップが手掛ける、国産オリジナル家具「Rustic」シリーズ。本物のアンティーク家具のような、使い込まれた風合いが出るよう、特殊な加工が施されています。

こちらのフォトシェルフデスクは、オープンシェルフと机が一体となったデザイン。オーソドックスに本棚として使う他、ちょっとした小物をディスプレイして楽しむことも出来るようになっています。

  • 価格(税込):
  • サイズ:幅900 × 奥行450 × 高さ1400mm
  • 素材:ポンデローサパイン(北米産) <取っ手>木ノブor真鍮取っ手
  • 仕上げ:オイル仕上げ

コーディネート例

https://tabroom.jp/desk/kids-desk/itm0022823/

節や傷のあるラスティックな風合いのなので、古道具との相性がとても良いデスクです。

デスクライトやペン立て、ブックスタンドなど、アンティークショップでレトロな雰囲気のあるものを探すのも楽しめそうですね。

⑤ NORTH PINE / TRAD デスク【旭川家具(MUKU工房)】

https://muku-store.com/products/detail.php?product_id=4095

北海道旭川市近郊の家具メーカーの製品をキュレーションして販売している、旭川家具(MUKU工房)。そこには、地元の豊かな資源を活かし真摯なものづくりをしている職人それぞれの、物語が詰まったプロダクトが集まっています。

NORTH PINE / TRAD シリーズは、イギリスの伝統的なスタイルを踏襲したもので、当時の家具に使われていたのと同じヨーロッパアカマツを原材料に使用。伝統と歴史を感じる、良質なパイン材家具です。

  • 価格(税抜):¥78,300
  • サイズ:幅900 ×奥行600 × 高さ720mm
  • 素材:ヨーロッパアカマツ材
  • 仕上げ:オイルワックス塗装

コーディネート例

https://muku-store.com/products/detail.php?product_id=4095

シンプルにデスクだけで使うこともできますが、シリーズの上置きシェルフと組み合わせれば、よりトラッドな雰囲気の書斎空間が完成します。

チェアは同シリーズのブナ材のもの。写真のものはクラシカルな装いのAタイプですが、もっとシンプルなスタイルがお好みの方には、すっきりとしたフォルムのBタイプがおすすめです。椅子ひとつで印象が全く変わってくるので、ぜひこだわって選んでみてくださいね。

最後に

古くから世界中で家具の素材として選ばれてきた木。

テクノロジーが劇的に進化した現代になっても廃れることがないのは、決して人工的に再現することの出来ない奥深さや味わいがそこにあるからかもしれません。

変化の激しい時代だからこそ、ずっと変わらない良さのある、天然木のデスクを手にしてみてはいかがでしょうか。

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