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      2019/09/11

【プロが教える】壁紙でキッチンをおしゃれにする方法!アクセントクロスや柄選びのコツも教えます

調理器具や家電、食器類など、たくさんのもので溢れるキッチン。家で食事をする機会が多い方なら、特に長い時間を過ごす場所でもありますよね。

この記事を読んでくださっている方のなかに、新築やリフォームでキッチンの壁紙を一新したいとお考え中の方、あるいはキッチンの一部の壁だけでも張り替えてみようか、と思われている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

今回は、壁紙を選ぶコツを知りたい、アクセントクロスの色や柄選びで迷っている…など、キッチンの壁紙選びでお悩みの方に、おしゃれなキッチンを実現するポイントや、おすすめの壁紙コーディネートをご紹介いたします。

壁紙を工夫しておしゃれなキッチンを実現する方法

壁紙の色は3~4色程度に抑えるのが基本。キッチンに近い部屋との配色バランスを考える

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キッチンのカラーコーディネートを考える場合、色の数を3~4色程度におさえるのが一般的です。壁や扉で仕切られた独立型キッチンであれば、比較的自由に選ぶことができますが、他の部屋(ダイニングルームなど)とキッチンが一続きになっているときには、周囲の色とのバランスを考えると、まとまりやすくなります。

例えば、北欧風スタイルが好きで、キッチンとダイニングが一続きになっている場合。ダイニングの内装(床・壁・天井)がブルー・茶系色なら、システムキッチンや収納キャビネットを白・黒・ブラウン系色に、キッチンの壁はスモーキーイエローやグレー、ブルー、白系色など。

キッチンの床や天井もソフトな色あいを選び、ダイニングのインテリアとのイメージバランスが崩れないよう意識しましょう。

「不燃」あるいは「準不燃」認定を受けた壁紙が安心

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キッチンは火を扱う場所であることから、防火材料である不燃仕様のボードやキッチンパネルなどの建材・内装材が多く使われています。

下地基材と施工方法によって変わりますが、キッチンの壁紙も同様に、国の基準によって認定された「不燃」あるいは「準不燃」仕様のクロスを選びましょう。

ちなみに「不燃性能」は加熱開始後20分まで、「準不燃性能」は加熱開始後10分まで燃焼しないと国の技術的基準で定められたものです。※難燃性能はそれ以下の基準になるため、あまりおすすめできません。

キッチンの形状別おしゃれな壁紙の選び方

I型キッチンの場合

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I型キッチンのレイアウトは、壁付け型とダイニング側を向いて設置する2パターンが考えられます。ダイニング側からI型キッチンを見たときの視点をもとに、カラーは周囲の壁の素材や色と合わせて3~4色程度におさめましょう。

写真は床がライトブラウン、天井とキッチンキャビネットはホワイトベースのお部屋。壁紙は白、ライトグレー、ダークグレー、水色の4色の幾何学模様柄です。ベースカラーの白色や側壁のグレーとテイストを揃え、すっきりまとまっていますね。

L型キッチンの場合

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L型キッチンも、壁付け型かダイニング側を向いて配置するパターンがほとんどです。写真のように、建具や扉などに仕切られて、キッチンがダイニングから丸見えになりにくい場合は、ダイニングの内装カラーとのバランスをさほど意識しなくてもかまいません。

写真は、キッチンと壁面収納キャビネットの間の壁に白いタイルを貼り、キッチンまわりを白で統一。そのぶん、アクセントクロスの存在感が際立っています。

カウンターキッチンの場合

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カウンターキッチンのレイアウトはさまざまですが、写真のようにキッチンの腰壁側が隣の部屋(ダイニングなど)から見えやすい場合、腰壁側をメインに考えて、こちらにアクセントクロスを貼るのもおすすめです。

その場合、カウンターキッチン奥側の壁は、写真のように壁面収納キャビネットと色を合わせてシンプルにまとめるのがおすすめ。柄×柄よりも、柄×無地の組み合わせがうまくまとまります。

アイランドキッチンの場合

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アイランドキッチンは主に2パターンの見せ方があり、ひとつはアイランドキッチンの腰壁部分、もうひとつはキッチン奥の壁に壁紙を貼る方法です。

写真のように、アイランドキッチンの手前にスツールを設置するなら、壁側にアクセントクロスを貼るのがベター。

もし、アイランドキッチンの腰壁にも壁紙を貼る場合は、内装や家具に用いられている白・黒色と馴染みやすい、無地のイエローまたは無彩色の黒かグレー系色がおすすめです。

こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介

ピンク系の壁紙は甘くなりすぎることも。カラートーンや色数を絞ることで調整を

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ピンク系の壁紙は、カラーの濃淡や柄のテイストなどによって印象が変わりやすいので注意が必要です。壁紙を主役にするのなら、家具やラグなど周囲に配する色を絞ったり、白や黒系色と組み合わせてみるのがおすすめ。柄やインテリアイメージを揃えることも大切です。

大柄の壁紙クロスは、想像していた仕上がりと印象が異なることがある。施工例などを見て、仕上がりのイメージを掴もう

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大柄の壁紙は、実際に貼ったときの見え方をイメージしながら選ぶのが大切です。写真は壁紙を下地に収納棚を設置していますが、棚でプリントが区切られてしまったり、ディスプレイ小物類が多すぎたりするためか、やや煩雑な印象になっています。

壁紙サンプルとカタログだけではイメージを掴みにくい場合は、現場の写真を撮って、ショップに相談してみるのもおすすめです。

スタイル別おしゃれなキッチン壁紙コーディネートサンプル16選

モダンスタイルのキッチン壁紙コーディネート 4選

【モダン】シルバーカラーの壁紙で、壁面収納やシステムキッチンとの一体感を出す

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背面の壁面収納の扉と色調を揃えて、シルバー系の壁紙を配したスタイリッシュモダンのコーディネートです。システムキッチンの天板カラーもシルバーですが、木製仕様のキッチンも設置し、無機質な印象を和らげています。

【モダン】市松柄壁紙をキッチンとリビング・ダイニングに配して、空間全体に統一感を出す

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長方形型の市松模様の壁紙を配したコーディネートです。リビング・ダイニング側のテレビ背面も、同じ市松柄の壁紙で揃え、空間に統一感を出していますね。

市松模様は白と黒のコントラストが鮮やかなぶん、お部屋を占める面積が広くなると目がチカチカして落ち着かなくなってしまうこともあります。その場合、システムキッチンのキャビネットやカウンターチェアなどの家具類を白で揃え、ホワイトのベースカラーの配分を多くしましょう。

【モダン】光沢感あるモザイクタイルの壁紙で、キッチンまわりの雰囲気を明るく楽しい空間に

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L字型システムキッチンにイエローのモザイクタイルを貼ったコーディネートです。間接照明により、タイルがきれいに発色し、ポップな印象を与えてくれていますね。

黄色はポジティブ感のほか、食欲を増進させる効果もあるといわれています。キッチン周りにぜひ取り入れてみたい色ですね。ダイニングチェアもイエローをとりいれていますが、キッチンキャビネットや床を濃茶系にし、黄色の持つ強い印象を適度に和らげています。

【モダン】視線を集めやすい赤色で、フォーカルポイントをつくる

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ホワイトでまとめたキッチンの背面側に、鮮やかな赤色の壁紙を貼ったコーディネートです。壁面の赤が占める面積は少なめではありますが、目線を集めやすい色なのでフォーカルポイントになっていますね。

床面に暖色と寒色、さらに無彩色までミックスしたサークル柄を使用している点にも注目。色があふれすぎるとイメージが定まりにくくなりますが、メインカラーの白色がよいつなぎ役となっています。

北欧・ナチュラルスタイルのキッチン壁紙コーディネート 4選

【北欧】明度が高いライトグレーの壁紙で、お部屋をすっきり広々と

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北欧インテリアに欠かせない、グレーカラーの壁紙をキッチンの壁いっぱいに貼ったコーディネートです。グレーは濃淡によって印象が変わる色ですが、明度高めのライトグレーを選ぶと、お部屋がすっきり見え、かつ広く見える効果があります。システムキッチンの天板や壁面の収納キャビネットのライトブラウンとも相性が良く、上品な雰囲気に仕上がっていますね。

【北欧】灰色味を帯びたグレイッシュトーンの色使いは、北欧インテリアの定番

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L字型システムキッチンの壁面に、グレー・白・黄・緑色の幾何学模様の壁紙を配したコーディネートです。少し灰色味を帯びたグレイッシュなカラートーンで展開するのは北欧インテリアの定番ですね。

また、トナカイのアートは、あえてフレームに入れずパネルのままディスプレイ。クロスの柄とアートのサイズ感を、縦横ともぴったり合わせているのがわかります。

【ナチュラル】システムキッチンのキャビネットに壁紙を貼ってしまう手法もアリ

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壁紙で模様替えをする際、対象となるのは壁面だけではありません。例えば写真のように、システムキッチン下部のキャビネットに壁紙を貼ってしまう方法もあります。

写真のようなイメージを目指すなら、ライトブラウン系(アッシュやオークなど)で木目がはっきり出やすい板目模様の壁紙を。貼ってはがせる粘着シート付きの壁紙を使えば、何度も張り替えができるのでおすすめです。

【ナチュラル】グリーンカラーのタイルと白色の2色で展開!シンプル×ナチュラルなコーディネート

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ホワイトのキッチンカウンターに、グリーン系のタイル壁紙を合わせたコーディネートです。明度が低いカラーなので落ち着いた印象ですね。白×グリーンの2色のみで展開していますが、タイルカラーが淡い色から濃い色まであるので、光の当たり方によって表情感が変わります。

側壁や収納棚、窓枠を全て白で統一し、シンプルにまとめた好例です。

西海岸・インダストリアルスタイルのキッチン壁紙コーディネート 4選

【西海岸】使い古された感のある古材や板壁調の壁紙を選ぶ

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海や空を連想させるブルーにホワイトやブラウンを組み合わせるのが、西海岸風インテリアの定番スタイルです。

純色のブルーだと快活感が出ますが、写真のようにブルーの代わりにグレー系色を合わせるとシックなテイストに。壁紙の柄は、板壁や古材をモチーフにしたものを選ぶとぐっと雰囲気が出ます。

【西海岸】同じ青色でも濃淡によってイメージが変わってくる

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キッチン奥のインディゴ系の無地クロスと、キッチン下部の板壁調クロスでコーディネートした例です。同じ青系色でも、薄いブルーはカジュアルで寛ぎやすく、濃いブルーはシックで落ち着いた印象になるので、希望のスタイルに近いカラーを選びましょう

照明は、写真のようなダクトレールのクリップライトのほか、裸電球のペンダントライトを使うのもおすすめ。サーフボードのレプリカやスターフィッシュ(ヒトデ)、シーグラス、海の写真などインテリア小物をディスプレイすると、よりテイストが高まります。

【インダストリアル】高級感を打ち出すなら、大判サイズのタイル調壁紙をチョイス

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I型キッチンの壁にブラックのタイル調壁紙を貼ったインダストリアル(工業的な)スタイルのコーディネートです。15センチ角以上の大判サイズはタイルの通し目地がすっきりと見えるので、高級感が増します。

写真のように古材やコンクリートレンガ調の壁紙をあわせるほか、スチール、レザー、アイアン照明などを組み合わせるのもおすすめ。

【インダストリアル】金属テクスチャーの壁紙は、独特の表情感が生まれる

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銀箔や錆びついた銅のような金属調壁紙を、キッチン横の壁面に貼ったコーディネート。キッチンカウンターの天板やペンダント照明のマテリアルも揃えているので、独特な表情が生まれています。他に真鍮や鉄、錫なども、メタリックなインテリアに合わせやすいテクスチャーです。

独自のスタイルを突き進むキッチン壁紙コーディネート 4選

多国籍・ミックススタイルのコーディネートに!幾何学模様のスペインタイル調壁紙

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幾何学模様のカラフルなタイル調壁紙を、キッチンの壁一面に貼ったコーディネートです。おそらくクエルダセカという種類のスペインタイル(イスラム文化の名残を残したもの)かと思われますが、その緻密な模様の美しさに圧倒されますね。

多国籍スタイルや、ヨーロッパの流れを汲むミックススタイルなどにとりいれてみたい壁紙です。

自分好みのイラストや写真を壁紙に!オリジナリティにこだわる

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キッチン下部から天井付けの収納キャビネットまで、まるで一枚絵のように仕上げた壁紙です。そのサイズ感に圧倒されますが、このぐらい振り切って好きなイラストや写真を配するのもよいですね。

自分で好きな写真やイラストを用意し、サイズを伝えて専門店にオーダーすれば、粘着シート付き壁紙やカッティングシールなどに加工してくれます。

アメリカン・ポップカルチャーを愛する方に

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ポップアートの巨匠といわれるアメリカ出身の画家・芸術家アンディ・ウォーホルの作品をメインに、ビビッドなイエローの壁紙を配したキッチンです。

アメリカンテイストを演出するなら、赤×白のカラー使いがポイント。黒やシルバーのメタリックなテーブルやスツールを合わせると、アメリカンダイナー風にもアレンジできます。

民族調・エスニック調壁紙は、形式にとらわれないボヘミアンスタイルにぴったり

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ボヘミアンとはもともとヨーロッパのボヘミア地区に居住してきた民族をさす言葉。伝統や習慣にとらわれない生活様式から生まれたのがボヘミアンインテリアで、自然素材や民族調のアイテムなどを自由に組み合わせるスタイルです。

キッチン上に配した赤系色の壁紙が、かなり斬新ですね。素材やカラーがまちまちではありますが、不思議に調和し、どこかエキゾチックな雰囲気が感じられる空間です。

まとめ

今回はキッチンまわりの壁紙コーディネート例をご紹介させて頂きました。

デザイン性はもちろんですが、キッチンの壁紙に求めたい機能はさまざまあります。水はねや油汚れなどに強い「防汚」「消臭」「防かび」「抗菌」仕様なら、掃除もしやすくなりますね。キッチンレイアウトや周囲の部屋との繋がりを考慮しながら、素敵な壁紙を探してみてくださいね。