【プロが教える】おしゃれな紫インテリアを実現する方法!コーディネート実例と合わせてたっぷり解説
神秘的で気高いイメージのある紫は、上品で洗練された印象を感じさせます。海外ではインテリアにも一般的に取り入れられていますが、日本ではまだまだメジャーではないため、ワンポイントで取り入れるだけでも他の人と差をつけることができます。
今回はおしゃれな紫インテリアを実現するポイントをご紹介します。紫色の基礎知識や相性の良い色、インテリアに取り入れる際のポイントや後悔しがちな点などを、実例を交えて解説していきます。
コーディネートのポイントを押さえて、ワンランク上の紫インテリアを実現しましょう!
目次
来客が憧れる!おしゃれな紫インテリアを実現するポイント
紫は赤と青を混ぜた色であり、寒色でも暖色でもないため季節を問わずインテリアに取り入れやすい色といえます。それでいて日本のインテリアとしてはあまりスタンダードな色ではないため、取り入れるだけでコーディネート上級者のような仕上がりになります。紫の特徴を知り、インテリアコーディネートに活かしましょう。
改めて紫を知り、インテリアをおしゃれに仕上げる方法をおさえよう
紫を知る
紫がもつ一般的なイメージは高貴・妖艶・神秘的など、他の色にはない個性的な魅力があります。紫は膨張色でも収縮色でもないため、面積を問わず取り入れられます。もちろん暖色にも寒色にも合わせられるので、意外と使い勝手の良い色でもあります。
濃い紫は重厚感があり、空間の主役になるような存在感があります。高貴で落ち着いた印象があるので、重厚感を出したいクラシックやスタイリッシュに見せたいモダンスタイルによく合います。
薄い紫は女性的でやさしいイメージがあり、やわらかな雰囲気を感じられます。色のインパクトが控えめなので、比較的インテリアに取り入れやすいです。エレガントやフレンチ・フェミニンなどによく合います。
また、紫の色味によっても印象は異なります。赤みが強ければよりクラシックで華やかな印象に、青みが強ければクールでかっこいい印象になります。インテリアのテイストに合わせて色味を使い分けましょう。
紫と相性の良い色を知る
個性的でインパクトが大きい紫色は、控えめながらも洗練された雰囲気を持つグレーと好相性です。この組み合わせはエレガントで上品な印象が強くなり、空間をスタイリッシュに格上げしてくれます。
また、紫は補色である黄色とも好相性で、組み合わせることでお互いを引き立てあいます。それぞれを大きな面積で取り入れてしまうと目がチカチカしてしまうので、紫をメインにするなら黄色はポイントで取り入れるなど、メリハリをつけてあげましょう。
まずはワンポイントに紫を取り入れる
紫は存在感のある色なので、多くのアイテムに取り入れると見せたいポイントが定まらず一体感が出ません。初心者でも簡単にできるおしゃれコーディネートのポイントとしては、紫を一点だけに絞って採用するのがおすすめです。紫にするのはクッションなどの小さなアイテムでも壁紙やカーテンのような大きなアイテムでも構いません。
グラデーションで取り入れると存在感アップ
紫を複数のアイテムに取り入れたい場合は、異なるトーンの紫を組み合わせてみましょう。メインのアイテムは濃い紫に・その他のアイテムは薄い紫になど、色の濃さや色味を変えてグラデーションにすることで、一体感を損なわずに紫の存在感をさらにアップできます。
後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介
紫は色のインパクトが強く、あまり大きな面積に取り入れると重い印象になりやすいです。重さを回避するにはホワイトやアイボリーなど明るい色と組み合わせるのがおすすめです。こちらではお部屋のメインカラーを紫にしていますが、随所にホワイトを取り入れることで重さは全く感じられません。
また、ベロアやガラスなど質感の違うアイテムや濃い紫・薄い紫などトーンの違う色を組み合わせているため、印象に変化が生まれます。紫をメインにしたコーディネートの場合、このように複数の質感・色合いを組み合わせると一気に上級者のようなコーディネーターに見せられます。
インテリアのプロは知っている。紫インテリアを実現するインテリアアイテムを探すときにまず見るショップ
a.flat
https://aflat.asia/a-style/style/flower-purple/index.html
a.flatは、自社開発の上質なアジアンインテリアを生産・販売しているインテリアショップです。ラタンやバンブー・チークなどの木材を多用するアジアン家具において重要な素材選びから始まり、機械と手作業によって形作られる一つ一つの家具は高級感たっぷりで、アジアンリゾートインテリアや和モダンスタイルにぴったりです。
https://aflat.asia/a-style/style/flower-purple/index.html
a.flatでは「フラワーパープルスタイル」として神秘的でエキゾチックな紫色インテリアを用いたコーディネートを提案しています。ソファは15万円台から・チェアは3万円台からと少し値は張りますが、選び抜かれた素材と職人の確かな技術で生み出された上質なインテリアはお部屋をランクアップさせてくれます。
Francfranc
【Francfranc なんばパークス店】クラシカルエレガントで作る秋のテーブルコーディネート
Francfrancは日本生まれのブランドで、フェミニンなデザインを中心にモダンからクラシックまで幅広いテイストの家具やインテリア雑貨を展開しています。ファッショナブルでスタイリッシュなアイテムが多いので、洗練された印象を好む方におすすめです。
20~30代女性に人気のブランドなので、比較的リーズナブルなアイテムが多く、季節や気分に合わせて気軽に買い替えできるのも魅力です。
https://francfranc.com/blogs/feature/annasui_home
また、Francfrancでは2021年の9月3日から世界的ファッションブランドAnna Suiとのコラボレーションも実施しています。Anna Suiはフェミニンで妖艶な独特の世界観が特徴で、ブランドロゴにも使われている紫色はクッション・ベッドリネンからソファまで、幅広いアイテムに使われています。
スタイル別おしゃれな紫インテリア実例サンプル15選
モダンスタイルの紫インテリア実例 4選
くすみカラーには上質さを感じる質感をプラス
くすみ感のある紫とモノトーンを組み合わせた大人エレガントなベッドルームです。カラーリングに派手さはありませんが、ホワイトのファークッションやきらめきのあるテーブルランプを取り入れることでラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。色ではなく質感で高級感を見せられると、コーディネートの完成度がぐっと上がりますよ。
ビビットカラーにはやわらかな色を合わせてバランスをとる
紫に黄緑を合わせた個性的でさわやかさのあるコーディネートです。原色に近いパキっとした色合いが印象的です。どちらもインパクトが大きい色なので、カーペットやソファの脚などはやわらかな色にして、色同士が喧嘩しないようにしましょう。
濃い紫のクロスには華やかアイテムをプラス
ディープトーンの紫を壁紙に用いた高級感漂うコーディネートです。この色は暗い印象になりやすいので、アイボリー系の家具や光沢のあるアイテムをあわせることで、明るさや華やかさをプラスしましょう。間接照明を取り入れるのも有効です。
コントラストが強い色の組み合わせは複数アイテムでなじませる
ミッドセンチュリーを代表するチューリップチェアですが、ブラック×紫にすればシックでモダンな印象になります。アクセントクロスにトーンの違う紫を取り入れてワンクッション置くことで、明るい色合いの内装と合わせても違和感がなくなります。窓枠やアートなどもブラックにすることで一体感がアップします。
北欧スタイルの紫インテリア実例 4選
柄×柄は色を絞って一体感を
白地に紫と黄緑の柄物ファブリックを多数取り入れた、ポップでかわいらしいコーディネートです。さまざまな柄を合わせていますが、紫・黄緑・グレーの3色で構成しているため一体感があります。紫のアクセントクロスを背にすることでソファやクッションとのメリハリがついて、より印象的な空間になっています。壁紙には空間を広く見せる効果がある明度の低い紫がおすすめです。
くすみカラー+ファーで上質シャビーな空間に
くすんだ紫のソファと素朴な風合いの木目家具でシャビーな雰囲気ですが、毛足の長いファーを合わせることで、上品さもあるワンランク上のコーディネートになっています。クッションやラグなどに北欧らしい柄物を取り入れると、さらにノルディックな印象になります。紫のグラデーション、もしくはライトグリーン・ベビーピンクなど自然の草花をイメージするような色合いを選ぶとよく合います。
ビビットな紫ソファは小物使いでなじませる
グレー基調のやわらかな北欧インテリアに、はっきりとした色合いの紫ソファがよく映えます。コントラストの強い色の組み合わせなので、クッションやスローケットなどにモノトーンのアイテムを取り入れて周囲になじませましょう。
洗練された大人フェミニンスタイルに
ナチュラル感漂う北欧ダイニングに紫を合わせると、フェミニンでエレガントな雰囲気になります。アクセントでブラックを取り入れることでシックな印象がプラスされ、さらに洗練された印象になります。シンプルでナチュラルな雰囲気のあるイームズチェアは北欧インテリアにぴったり。お部屋のテイストに合わせてモノトーンカラーにすることで、一体感がアップします。
西海岸・インダストリアルスタイルの紫インテリア実例 4選
紫×ターコイズブルーでさわやかな上品さを
紫にターコイズブルーを組み合わせて、さわやかな西海岸スタイルにまとめました。クリーンなホワイトの壁・重厚感のあるミドルブラウンのテーブルによって、紫がもつ上品さがより引き立てられています。
重厚感のあるラグでオンリーワンの仕上がりに
ホワイトをメインカラーにした西海岸スタイルに、紫のラグを合わせた意外性のあるコーディネートです。エスニックな雰囲気が加わり、オンリーワンの仕上がりになっています。濃い紫は分量を増やすと軽やかな雰囲気が損なわれてしまうので、ワンポイント使いがベストです。
あたたかなブラウンと合わせてくつろぎ空間に
明るいベッドルームに高級感漂う紫のベッドフレームが大きな存在感を放っています。青みの強い紫はクールな印象がありますが、あたたかみのあるブラウンの小物をプラスすれば寝室にもよくあうリラックス感が出ます。
色のメリハリをつけてフォーカルポイントに
インダストリアルインテリアにはヴィンテージ感のあるくすんだ紫が合います。紫がもつ上品さは残しつつ、世界観になじみやすくなります。補色であるイエロー・同じ中間色であるグリーンのクッションを合わせて、一体感とメリハリのあるコーディネートにしています。ソファ周辺以外のアイテムはシンプルな色使いにして、ソファ周りの洗練された色使いをお部屋の主役にしましょう。
独自のスタイルを突き進む紫インテリア実例 3選
カラフルでも落ち着いたトーンならおしゃれにまとまる
紫・ピンク・グリーンという個性的なカラーコーディネートですが、明度が低い色でそろえているためおしゃれにまとまっています。クラシックなデザインの家具と豪華なシャンデリアは、インパクトの大きなカラーコーディネートに負けない存在感があります。
異なるトーンの組み合わせで奥行き感を
紫のワンカラーコーディネートです。同じ紫でも赤みの強い紫・青みの強い紫をミックスすることで、のっぺりとした印象にはならずにメリハリが生まれています。LDKなど広い空間でやるとしつこくなるため、ダイニングだけ・個室だけなど空間を区切って取り入れるとよいでしょう。
アジアンスタイルをよりエキゾチックに
高貴な色としてのイメージが強い紫はオリエンタルなコーディネートにもぴったりです。渋みのある紫にくすんだ金色を組み合わせることで、クラシックでエキゾチックな雰囲気を生み出しています。
まとめ
紫インテリアはお部屋に上質感やオリジナリティをプラスしてくれます。色の濃さや赤み・青みの強さによって大きく印象が異なるため、目指すインテリアテイストに合った紫色を見つけましょう。ワンポイントに取り入れるだけでもお部屋の雰囲気は変化します。
紫インテリアを上手に取り入れて、ワンランク上のおしゃれな空間を実現しましょう!