【縦長のお部屋レイアウト】上手におしゃれに使うコツを徹底解説〜上面図も〜
家具のレイアウトを考えるときに、お部屋の形状に合わせて使いやすいゾーニングを考えることはとても重要です。今回は、お部屋のドアから奥の壁までの距離が長い縦長のお部屋について考えていきましょう。
縦長のお部屋はお部屋の奥行きが広いため開放感を感じやすい反面、お部屋全体が一目で見渡せるためうまくレイアウトしないと、ごちゃごちゃした印象になりやすいです。
ポイントをおさえたレイアウトで使いやすく・おしゃれなお部屋を作りましょう!
【縦長のお部屋】おしゃれで再現しやすいレイアウトをご紹介!
観葉植物を合わせて上質な西海岸風に
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ブルーのソファを主役にした西海岸風スタイルは、複数の観葉植物を合わせることでボタニカルな雰囲気がプラスされ、上質な空間にランクアップしています。観葉植物は高低差をつけて配置することで、見た目にも変化が生まれメリハリがつきます。ソファやフローリングは濃い色にして落ち着いた印象に、壁の上部や天井は明るい色にすることで開放感が感じられます。
入室時の視線の抜けを考慮して開放感アップ
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お部屋の手前にダイニングスペース・奥にリビングスペースを配置して、メリハリのあるゾーニングをしています。入室時にお部屋の奥の壁まで見通せることで空間の広がりが感じられ、幅が狭いお部屋でも圧迫感がありません。
こだわりアイテムでオンリーワンのコーディネートに
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モノトーンインテリアは地味になったり、重くなったりしやすいですが、カーテンやラグなど面積の大きいアイテムをライトグレーにして、スッキリと洗練された印象にしています。ラグは毛足の長いものでラグジュアリー感を、照明はオブジェのような星形でオリジナリティを出していて、ありきたりではないオンリーワンのコーディネートになっています。
背の高い家具は死角に配置
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6畳という限られた空間なので、ソファは置かずにデザイン性の高いチェアを採用しています。入室時に見える位置に置くことで、第一印象でお部屋のおしゃれさを感じさせることができます。背の高いラックやデスクはドアから死角になる場所に壁に沿って置くことで存在感を減らしています。
ソファはロータイプ・壁と近い色でなじませる
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ゆったりとくつろげるフロアソファと木目の腰壁でリラックスできるリゾート風リビングになっています。シーリングファンライトやラタンミラーもリゾートインテリアに良くマッチしています。ソファは壁と色合いの近いものを選ぶことで一体感が生まれ、背もたれが低いものなのでせまいお部屋でも圧迫感がありません。
膨張色のラグで広く錯覚させる
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リビング部分は中央を大きく開けることで、縦長のお部屋で感じやすい狭さを感じさせません。ラグには膨張色であるベージュにしているため、実際よりも広く見えます。観葉植物やアートなどお部屋を印象付けるアイテムは入室時に目が行く場所に置くことで世界観を明確に伝えられ、お部屋の幅の狭さからも意識をそらせます。
片開きカーテンでドレープ感たっぷりに
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色数を絞ったシンプルでナチュラルなインテリアですが、センターテーブルにブラックの脚を合わせることでメリハリのあるコーディネートになっています。掃き出し窓の幅が狭い場合は、両開きではなくあえて片開きのカーテンを選ぶのがおすすめです。片開きにすることで1枚のカーテンの幅が広くなり、生地のドレープ感をしっかりと見せて、上質な雰囲気を出すことができます。
通路幅が取れるならソファを中央に置くことも可能
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短辺にソファの幅+通路幅が確保できれば、縦長のお部屋でもソファを壁付けせずにお部屋の中央に置くことができます。この向きに置くことができればソファに座った時に奥行きの広さ=開放感を味わえます。テレビはコーナーに斜めに置くことで、ソファからも隣の寝室からも見られます。
曲線+やさしい色合いでフェミニンに
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落ち着いたダークブラウン×ホワイトの内装に、ナチュラルな木目ややわらかなピンクのアイテムを合わせて、大人フェミニンな空間を作っています。ソファや照明に曲線が美しいデザインを採用することで、より女性らしさややわらかさを感じられます。
ソファ裏を有効活用して見せる収納に
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ソファはダイニングに背を向けて配置することで、ダイニングとのエリア分けを明確にしています。ソファの背に沿って置いたラックはダイニングやキッチン利用時に目に入りやすいので、アートや植物・小物を飾る見せる収納として利用し、さらにおしゃれ度をアップさせましょう。
生活感を排除してスッキリと見せる
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機能性を重視したミニマルなインテリアですが、ソファのブルーがアクセントとなり、上品にまとまっています。生活感を抑えたコーディネートには余白が欠かせません。細々したものは隠す収納に、オープン部分には必要最低限のものだけを置くことで、空間にゆとりが生まれます。
パーテーションは上部オープンで圧迫感軽減
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お部屋の中央に突っ張り式のパーテーションを置くことで、リビングスペースのプライベート感をアップさせて、より落ち着ける空間にしています。天井まである背の高いパーテーションですが、上部がオープンになっているため圧迫感は強くありません。デスクを利用する際も目の前に余計なものが見えないため、作業に集中しやすくなります。
こだわりの壁紙やラグで海外風のおしゃれ空間に
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上品さのあるブリティッシュモダンインテリアは、モノトーン×木目で大人っぽい雰囲気になっています。シンプルな家具とは対照的に、幾何学柄のラグやブルーの壁紙など海外の風を感じるアイテムを合わせることで、オリジナリティやおしゃれさが感じられます。
ダイニングを窓際に寄せてテラス風に
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お部屋手前のキッチンスペースは床を大きく開けて、開放的に見せています。通常ダイニングテーブルはキッチン寄りに置くことが多いですが、あえて窓際に置くことでテラスのようなカジュアルな雰囲気を出しています。色はカーテンに近いものを選んで、一体感を出しましょう。
円形テーブルはガラス天板でスッキリと
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フェミニンな雰囲気に合う丸いダイニングテーブルは、ガラス天板を選ぶことで大きさの割にはスッキリと見えて圧迫感が軽減されます。エレガントな雰囲気をアップさせるピンクの壁紙と鮮やかな緑色のチェアのコントラストが美しく、お部屋のフォーカルポイントになっています。
お部屋の奥にフォーカルポイントを作って印象的に
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目に入りやすいお部屋の奥のコーナー部分に華やかなソファとデザイン性の高いフロアランプを置くことで、お部屋のおしゃれさをぐっとアップさせています。お部屋の広さに対して家具が多いですが、ガラス天板のダイニングテーブルやテレビスタンドなど、できるだけ床を見せられるデザインを選ぶことで狭さを感じにくくなります。
濃い色アイテムを低めにまとめて安定感アップ
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ボルドーやグレーをメインにしたエレガントなコーディネートです。濃い色のフローリングで重心が低くなっているため、家具は背の低いものを合わせて安定感のあるバランスになっています。その分、壁や天井はホワイトで軽やかにして、ソファ裏だけ高級感のあるアクセントクロスで空間を引き締めています。
円形テーブルで動線確保して使い勝手・開放感アップ
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縦長のお部屋の場合、ダイニングテーブル周りの回遊性アップは使い勝手向上や見た目のバランスをよくするために重要な項目になります。こちらでは丸テーブルを合わせることでステップからリビングへの動線を確保しつつ、視覚的にもスッキリとさせています。曲線的なデザインは、モダンでスタイリッシュなコーディネートにやわらかさやエレガントさをプラスしてくれます。
モノトーン×異素材で洗練されたヴィンテージ感を
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ホワイト・グレーを中心にシンプルにまとめながら、アイアンや無垢材など素材の味わいを感じらるアイテムをプラスしたヴィンテージ感のあるコーディネートです。異素材を組み合わせれることでモノトーンにありがちな無機質感・冷たさが軽減されます。
お部屋の幅に合わせてゾーニング
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縦長のお部屋が奥に行くほど狭くなっていく変形間取りです。幅の広い部分に来客対応もできるリビングを配置し、狭い部分はプライベート感を感じられるダイニングスペースにしています。リビングとキッチンの間にはパーテーションを置くことで、適度に目隠しができます。
【レイアウトのコツをまとめると?】縦長のお部屋のお部屋づくりにおすすめの方法
基本は長辺と平行に家具を配置する
縦長のお部屋のレイアウトの基本は「長辺と平行に家具を配置する」ことです。特にソファやベッドなど大きな家具は長辺の壁に沿って置くことで、通路を最大限確保できてお部屋を広く見せられます。
反対に、短辺と平行に家具を配置するとせっかくの奥行きの広さが分断されてしまい、視覚的に狭く感じられてしまいます。また、お部屋や家具の幅によっては動線をふさぎやすいのもデメリットです。使い勝手が落ちるだけではなく、圧迫感を感じられやすくなります。
長辺の壁に沿って家具を配置するのが難しい場合は、お部屋の中央に家具を置くことになりますが、その際はできるだけ背の低いアイテム・コンパクトなものを選びましょう。テーブルであれば、回遊性を確保しやすい円形のものもおすすめです。その際、お部屋の入口から奥の壁もしくはベランダまで一直線に床を空けることを意識すると、開放感がありお部屋が広く見えます。
ゾーニングを意識してエリアを分ける
縦長のお部屋にリビング・ダイニング・ベッド・デスクなど、2つ以上の機能をもたせたい場合は、おおまかにエリア分けをして家具を配置しましょう。基本はパブリックスペース(リビングなど)をお部屋の手前に、プライベートスペース(ベッドなど)を奥に配置すると良いでしょう。
各スペースの間には特に仕切りをつける必要はありませんが、メリハリをつけたい場合は家具やパーテーションでゆるやかに区分けしたり、座った時の視線の向きを変えてあげましょう。せまいお部屋でもゾーニングを意識した配置にするだけで使い勝手や見た目のおしゃれさが向上します。
奥行きを活かして幅広家具を使う
縦長のお部屋は左右の壁の面積が広いため、幅の広い家具でも置きやすいのが大きなメリットです。幅の狭い家具を複数置くよりもスッキリしますし、奥行き感が強調されるのでよりお部屋の広さを感じさせることができます。背の高い家具を選ぶと圧迫感につながりやすいので、背の低いラックやテレビボード・ロータイプのソファなどがおすすめです。
まとめ
縦長のお部屋のレイアウトは、家具の向きや種類・ゾーニングによって、使い勝手も見た目の良さもぐっとアップします。さらに、できるだけ床を見せられる配置にしたり、入室時の視線の抜けを意識したりすることで、お部屋の広さの感じ方も大きく異なるので、この記事を参考にして縦長のお部屋のレイアウトをワンランクおしゃれに格上げしましょう。