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【プロが選ぶ】本当におしゃれなL字デスク7選!サイズ別にデザイン性・機能性に優れた逸品をご紹介

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

リモートワークが浸透してきた昨今、ご自宅のワークスペースに不満を感じている方も多いのではないでしょうか。

「デスクがせまくて資料がひろげられない」「デュアルディスプレイで窮屈な感じがする」ちょっとした不満でも、そのままにしておくと作業効率が上がらず、効率的に仕事が進みません。

そこでおすすめしたいのがL字型デスクです。天板が横にも広がるため、モニターを複数置きたい方や、パソコン作業と書類などの別作業を並行して行いたい方など、より広い作業スペースを確保したい方にうってつけのアイテムです。

今回は「プロが選ぶ!本当におしゃれなL字型デスク6選!」と題して、L字型デスクの選び方や具体的なおすすめ商品などをご紹介していきます。

あなたに合ったデスク選びは快適な作業環境づくりに必要不可欠です。お部屋の印象を左右するキーアイテムでもあるので、この記事を参考にして、よりおしゃれで使いやすいL字型デスクを見つけましょう。

インテリアを格上げするおしゃれなL字型デスクを選ぶポイント

天板はデスクの顔。テイストにあったものを選ぶ

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通常デスクよりもサイズが大きくなりやすいL字型デスクの天板。お部屋に占める面積も大きくなるため、コーディネート全体の印象に大きく影響します。インテリアテイストにあったものを選ぶことで、よりおしゃれで完成された空間を実現できるでしょう。

モダンな書斎であれば、ガラスや大理石調のものを選ぶとシックに決まります。高級感をアップしたいなら、ウォールナットなどの落ち着いた色味の木天板や、黒いガラス天板も良いですね。明るさを出したいなら白のエナメル塗装など光沢のある仕上げを選ぶのがおすすめです。

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堅苦しさのないリラックス感のあるお部屋にしたいなら、ホワイトオークなど明るい色味の木天板がおすすめです。明るさい印象になり軽やかな雰囲気が出ます。ナチュラルや北欧スタイルが好きな方におすすめです。

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天板を検討する際に合わせてチェックしておきたいのがコードスリットの有無です。パソコンのケーブルやスマホの充電コードなど、デスク周りはコード類が多くなりやすいので、どうまとめてスッキリと見せるかが重要です。天板にコードスリットがあるものを選べば、コードをスマートにまとめることができ、ぴったりと壁付けすることも可能です。

脚がデスクの印象を決定づける

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L字型デスク選びにおいて、天板と同じくらい重要なポイントとなるのが脚のデザインです。通常のデスクよりも脚が増える分だけ、存在感もアップします。ここでも見せたい印象に合わせたものを選びましょう。

スッキリさせたい・軽やかさを出したい方には、細身のフレームがおすすめです。直線的なもの・ブラックなど暗い色のものはよりシャープでスマートに、曲線的なもの・ゴールドやホワイトなど明るい色のものはよりエレガントで上品に感じられます。

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重厚感を出したい・足元を隠したい方には、大きめの脚や幕板のあるタイプがおすすめです。エグゼクティブにふさわしい風格を感じられます。よりどっしりと見せたいならダークカラーを選びましょう。代わりに周囲のインテリアを少し明るめのカラーにすることで、よりデスクの存在感がアップします。

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一部が棚になっているものも実用性が高く、人気のデザインです。デスク内側に棚があるものは座ったまま収納物に手が届くので、作業効率アップが叶います。デスク外側に棚があるものはデスク外のスペースで使用するものの収納や飾り棚として使用するのが良いでしょう。

印象アップか実用性か。レイアウトが鍵に

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L字型デスクは通常デスクよりも大きいため、レイアウトに頭を悩ませる方は多いかもしれません。基本的なレイアウトは壁に沿わせるか・お部屋の中央に配置するかの二択。お部屋の広さや見せたい印象によって選びましょう。

L字型デスクを壁に沿って置く配置は、省スペースで置けるため、せまいお部屋におすすめです。圧迫感を減らしたい方は、L字型デスクを壁と同系色でまとめると空間になじませることができます。せまい空間を逆手にとって、デスクの向かい側に書棚などを置き、座ったまま必要なものを手に取れる配置にすれば、コックピットのような快適な作業空間を実現することもできます。

壁に向かって座る場合、天井照明に背を向けるため手元が暗くなりがちです。デスクライトやブラケットライトを取り入れて、快適に作業できる光量を確保しましょう。

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L字型デスクをお部屋の中央に置くのは、デスクが主役となり威厳がある印象が感じられます。しっかりとしたフレームや幕板付きのものを選んで、重厚感・存在感を感じさせるのが良いでしょう。

さらに、背面となる壁にもこだわると権威性がアップします。アクセントクロスにする・アートを飾るなど、視線を集めるフォーカルポイントとすることで、自然とデスク周りに注目させることができます。

プロが厳選!本当におしゃれなL字型デスク 7選

大きめL字型デスク 3選

風格ただようスマートな美しさ:AIR FRAME 3009 EXECUTIVE DESK

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カッシーナのAIR FRAME 3009 EXECUTIVE DESKは、エッジの効いたシンプルデザインで、エグゼクティブデスクにふさわしい風格が感じられます。航空機の床や鉄道車両などにも用いられるアルミハニカムパネルを採用することで、軽やかでありながら強度も備えた独特の美しさを実現しています。

価格 399,300円(税込)~

サイズ W1,800mm×D900mm×H715mm(アルミ天板の場合は710mm)

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木目×ブラックのL字型デスクは落ち着いた印象のオフィスにぴったり。このようなレイアウトで手前のテーブルも木天板にすると少し窮屈に感じられますが、ガラス天板を選ぶことで抜け感が生まれて、実際よりも広く感じられます。

デスクの背となる壁をアクセントクロスにすると視線が集まりやすくなり、より格調高い印象になります。

奥行き深めで広々使える:ファントーニ GF

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ベーシックなデザインでありながら、洗練された印象を受けるイタリア製のL字デスクです。メインデスクが奥行き80cmと広くなっているため、モニターを複数台置きたい方や資料をひろげて作業したい方におすすめです。

価格 87,101円(税込)

サイズ W1,800mm×D1,500mm×H720mm

https://garage.plus.co.jp/products/detail.php?product_id=164788

ライトカラーのウッドを基調とした、ナチュラルな雰囲気漂うコーディネートです。チェアは落ち着いたカラーにすることでメリハリが感じられます。ファントーニ GFは、幕板の位置が内側寄りなので対面で使用した時の窮屈さもありません。

スマートさを極めた主役級デスク:ファントーニ GX

https://garage.plus.co.jp/products/detail.php?product_id=172306

ファントーニ GXは、薄い天板にシンプルなロの字型の脚がついたスマートデザインが特徴の逸品です。天板の裏に2本のレールを固定することで、幕板なしでもしっかりとした強度を備えています。足元が見えるデザインは配線をどうまとめるのかに苦慮することが多いですが、ファントーニ GXは専用のコードダクトを別売りしているためきれいにまとめることができます。

価格 83,300円(税込)

サイズ W1,400mm×D1,700mm×H720mm

https://garage.plus.co.jp/products/detail.php?product_id=172306

ファントーニ GXのスマートなデザインを際立たせたいなら、デスクと壁とのコントラストを強調しましょう。白×黒の組み合わせにすることで、デスクが浮かび上がるように見えて、デザインの美しさがはっきりと伝わります。

小さめL字型デスク 2選

清潔感漂う機能的なガラスPCデスク:ガラスPCデスク L型 CT-1040WWH

https://fujiboeki.net/products/70391/

ガラス天板とメタリックな脚が特徴的なPCデスクです。コード穴やキーボードスライダーがついているため、天板上をスッキリと使うことができます。素材で見るとクールな印象のものが多いですが、脚部分にカーブがあるデザインのため尖りすぎず、優しさを感じられます。幕板で足元は隠しながらも、軽やかな印象にしたい方におすすめです。

価格 52,250円(税込)

サイズ W1,560mm×D1,560mm×H760mm

https://fujiboeki.net/products/70391/

L字型デスクの片方を壁付けしてアイランド型にすることで、省スペースと使用時の視界の抜けを両立しています。無機質な印象を受けやすいガラス天板ですが、観葉植物を合わせることであたたかみがプラスされて、冷たい印象が和らぎます。毛足の長いラグもあたたかみをプラスできるアイテムなので「ガラスデスクを置きたいけれどお部屋全体の印象を柔らかくしたい」と思う方はぜひ合わせてみてください。

特殊形状で組み合わせて使用もできる:D3デスク

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GarageのD3デスクは、L字型デスクには珍しい両辺同じ長さのコンパクトデスクです。スマートなデザインの4本脚で支えるシンプル形状は軽やかな印象なので、せまいお部屋でも置きやすいですね。天板の形は全10種類あるので、お部屋のスペースや用途に合わせて組み合わせて使用することもできます。

価格 58,410円(税込)

サイズ W1,200mm×D1,200mm×H715mm

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シンプルなデスクにデザイン性のあるチェアを合わせて北欧風にしています。デスクで使う照明はデスクライトが定番ですが、あえてペンダントライトを採用することでスポットライトのように視線を集める効果が期待できます。座った時に頭上にくる位置だと手元が暗くなることがありますので、少しだけデスク寄りに設置するのがおすすめです。

昇降タイプのL字型デスク 2選

高さ調節自由な頑丈スマートデスク:ファントーニ GX 高さ調節タイプ

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先ほど紹介したファントーニ GXの高さ調節タイプです。スッキリとしたデザインはそのままに、62~82cmの間で自由に高さを調節できるようになっています。ご自身の使いやすい高さはもちろん、デスク下に置く収納などに合わせて高さを変えることもできます。最大積載質量(等分布)は60kgもあり、スマートながらも頑丈なデスクです。

価格 98,300円(税込)

サイズ W1,400mm×D1,700mm×H620~820mm

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モノトーンにナチュラルカラーの木目を合わせた軽やかさを感じる空間です。高さ調節部分のシルバーが、シンプルなデザインのちょっとしたアクセントとなっています。脚に特徴のあるデスクは、キャビネットなどで脚が隠れてしまうと魅力が半減します。入室時に脚のデザインが見えるように、キャビネットの置き場所を工夫してみましょう。

スタンディング利用もできる電動昇降デスク:Swift

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オカムラのSwiftは、ボタン操作でいつでも簡単に昇降できる電動昇降デスクです。座っての使用・スタンディングデスクととしての使用を、気分に合わせて切り替えたい方におすすめです。体格に合わせてベストな高さに調節できますので、背の高い方や小柄な方など「通常のデスクの高さだと少し使いづらい」と感じていた方にもぴったりです。配線口カバーや配線トレーもついているので、パソコンやスマホの充電ケーブルなどもスッキリと整えられます。

価格 401,720円(税込)

サイズ W1,750mm×D1,750mm×H650~1,250mm

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L字型デスクを壁付けで置くと座った時の圧迫感が気になる方も多いですが、窓辺に置くと開放感が感じられます。スタンディングでの使用でアイレベルが上がると、さらに外の景色が良く見えて作業中にリフレッシュしやすくなりますね。

ただし、窓辺での作業には光のコントロールが必須です。背景が明るすぎるとパソコン画面の輝度も必要以上に上げる必要が出てしまい、目が疲れやすくなります。スマートに対策したい方は、ブラインドやロールスクリーンなどで光を和らげるのがおすすめです。西日など、より強い光が差し込む窓の場合は、遮光性能の高いカーテンを窓よりも大きめのサイズで設置して、しっかりと光を遮断しましょう。

こんなコーディネートにも挑戦したい!おしゃれなL字型デスクのコーディネート事例

壁も活用してアーティスティックな空間に

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軽やかなデザインのL字型デスクをアトリエとして利用しています。L型デスクは天板が広いので、一辺は作業スペース・一辺は画材置き場など、エリアを分けて天板を使えるのが大きなメリットです。

アートや画材が視線を集めるのでデスク自体は極力シンプルに。デスク上や壁面に物がある分、足元はスッキリと。メリハリをつけるだけで簡単におしゃれ見えできます。

パーテーションを兼ねてゆるやかにゾーニング

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お部屋の一角に書斎スペースを作り、L字型デスクをパーテーションのように配置しています。背の低いデスクで仕切ることで、圧迫感なくゆるやかに空間を分けられます。また、幕板のないデスクを選ぶことで両サイドからデスクを使えるため、複数人での利用にも便利です。

集中したい作業は窓に向かうデスクで、気楽におこないたい作業は室内が見える視界が開けたデスクでなど、気分や作業内容に合わせてデスクを使い分けることができるのも、このレイアウトのメリットです。特に小さなお子様がいるご家庭では、子供の様子を見ながら作業ができるので安心感があります。

思い切って収納として活用するのもあり

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こちらは、白のバーティカルブラインドとナチュラルカラーの天板で、光があふれる明るいデスクスペースになっています。

L字型デスクは天板の広さが大きな魅力ですが「実際に使ってみたら一辺だけでも十分だった」「天板の広さを持て余しそう」という方は、思い切って一辺を収納として利用するのがおすすめです。新たに収納を置くスペースをとらずに済みますし、座ったままでもある程度ものの出し入れができるので使い勝手も良好です。「やはり天板全体を作業に使いたい」となった場合は、収納品を撤去して天板を広く使うこともできるので、フレキシブルに利用できます。

まとめ

L字型デスクは、通常のデスクよりも場所をとるイレギュラーな形状なので「レイアウトが難しそう」「コーディネートしづらそう」と躊躇している方は多いかもしれません。しかし、壁付けにすれば省スペースで取り入れられますし、反対にその存在感を活かしてお部屋の主役にすることもできます。

また、天板や脚の素材やデザインにこだわることでお部屋の印象を格上げできますし、広い天板によって作業効率アップも叶う有能なアイテムです。

この記事を参考にL型デスクをおしゃれに取り入れて、快適で使いやすいデスクスペースを実現しましょう!

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