2023/06/02
【プロが教える】突っ張り棒を使っておしゃれで機能的なお部屋を実現する方法!収納性とインテリア性を両立させる
「壁を傷つけない」「取り付け・取り外しが簡単」「狭いスペースを有効活用できる」など、使い勝手の良さから重宝されている突っ張り棒。
商品数は今や数百種類にのぼるともいわれ、補助アイテムや派生商品も年々進化しています。
とはいえ、”突っ張り棒=生活感に溢れるアイテム”というイメージが拭えず、押入れや扉付き収納の中など、目立たない場所で使っている方は多いかもしれません。
そこで今回は、従来の突っ張り棒の使い方とは少し趣向を変え、お部屋をおしゃれに見せるための活用術に注目してみたいと思います。
素敵なコーディネート実例と合わせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
突っ張り棒を使っておしゃれで機能的なお部屋を実現する方法
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突っ張り棒は、主に「バネ式」と「ジャッキ式」の2種類に分かれています。
サイズは短いタイプで13㎝~、長いタイプでは280㎝ほど。
【白い壁に白色のバネ式突っ張り棒を配した例】
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「バネ式」の突っ張り棒はさまざまな太さがあり、色柄が豊富。
短いサイズは壁同士の間隔が狭いスペースや、棚の仕切りとして使うこともできます。
注意したいのはジャッキ式に比べ、突っ張る力や耐荷重が劣る点。
カフェカーテンなど、軽量のアイテムを収納するのに向いています。
【強力支えポールを組み合わせたジャッキ式突っ張り棒の使用例】
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「バネ式」より強度があるのが、パイプが太く、たわみにくい「ジャッキ式」。
「棒タイプ」のほか「棚タイプ」もあり、衣類など重量があるアイテムを掛けるのに向いています。
設置後の強度は保ちやすいのですが、頻繁に取り外しをする場所にはあまりおすすめできません。
以下の3つのSTEPをもとに、目的に合う突っ張り棒を絞り込んでいきましょう。
【STEP 1】「収納アイテム」と「設置(ディスプレイ)イメージ」を考える
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まずは、突っ張り棒を使って収納したい”アイテム”と”設置(ディスプレイ)イメージ”を検討しましょう。
上の画像のように、突っ張る壁がない場所に傘などを収納する場合は、収納するアイテムを想定した”ポールハンガータイプ”を選ぶのも一案です。
【突っ張り棚にリメイクシートを貼った木板を載せた例】
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なお、”突っ張り棚タイプ”は、伸縮部分やネジが目立ちやすいのが少々ネック。
本体のみを設置すると生活感が出やすいので、化粧材などで目隠しをするのがおすすめです。
【STEP 2】突っ張り棒を設置する場所の「下地」を確認
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また、壁(下地)の強度もチェックしておきたいところ。
コンクリート壁なら問題ありませんが、日本のお部屋に多い石膏ボードや化粧合板の壁の場合、壁の支えとなる下地がある場所が安心です。
下地があるかどうかは、壁を叩いて確認する方法などがありますが、ホームセンターなどで入手できる下地センサーを使うと確認がスムーズに。
【STEP 3】突っ張り棒に”載せる・掛ける”アイテムの総重量チェックも忘れずに
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突っ張り棒は2本あるパイプの重なり部分が多いほど、強度が出やすいもの。
そのため、設置幅より長さに余裕がある突っ張り棒を使うことで、パイプがたわんだり、ものが落下したりするリスクをより防ぎやすくなります。
例えば、壁同士の間隔が100㎝の場合、パイプを最大限まで伸ばして100㎝になるタイプ(例:60~110㎝用など)より、伸ばさず短く使えるタイプ(例:90~150㎝用など)のほうが、強度面ではおすすめ。
あわせて「どれくらいの重さのアイテムを、いくつ掛ける(載せる)のか」という点も想定し、それに対応する耐荷重を割り出しましょう。
ちなみに、荷物を含めたバッグの重量(女性の場合)は、1つあたり2~3㎏程度といわれています。
ここまでが、突っ張り棒を選ぶ際の基本の流れ。
それでは、よりおしゃれなお部屋を実現するためのポイントをみていきましょう。
突っ張り棒のデザイン細部にこだわる
【デザイン性が高いバネ式突っ張り棒の一例:Classica】
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突っ張り棒を”見せる収納”として露出して使用する場合は、ジャッキ式よりもシンプルな形状のバネ式タイプがおすすめ。
パイプが重なる部分の固定ネジや、端のグリップ部分がないので、突っ張り棒特有の生活感を軽減することができます。
また、突っ張り棒に収納するアイテムもなるべく量を減らし、余白のあるディスプレイを意識するのがコツ。
【スタイリッシュなキャップヘッド(スクエアタイプ)の一例:Classica】
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意外に目立つのが、突っ張り棒の先端部分となるキャップヘッド。
上の画像のように、スタイリッシュな「スクエア型」や、シンプルな「ラウンド型」から選べるタイプなども多く揃います。
家具や内装の色と相性が良い”カラー”を選ぶ
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日本の内装材で多く使われる色は、白や茶系色。
そのため、壁や床と同系色の突っ張り棒を選ぶことで、周囲のインテリアエレメントにより溶け込みやすくなります。
上の画像は、突っ張り式の白いウォールシェルフの一例。
ウォールシェルフの棚とダイニングテーブル&チェアを近い色で揃えることで、空間にまとまりが生まれやすくなります。
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こちらは既製品の突っ張り棒ではありませんが、アジャスター金具を使い、突っ張り棒の要領でDIYしたオープンシェルフ。
カウンター天板と揃えて柱部分を黒色に塗装し、シックな印象でまとめています。
カスタマイズ可能な突っ張り棒でオリジナリティを演出する
【間仕切りとして使えるドローアラインの例:DRAW A LINE×sanwa company】
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空間を立体的に活用したい、オリジナリティを出したい、という方におすすめなのが、空間の演出性と使い方の自由度を高めた「DRAW A LINE(ドローアライン)」。
粉体塗装を施したマットな質感、使い込むほどに味わいの出る真鍮製パーツなど、今までの突っ張り棒の概念をこえるような仕様が魅力です。
【ドローアラインのパーツ一例】
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別売りの棚やフックなど、20種類あるパーツを自由に組み合わせることが可能。
照明を配したリ、観葉植物を並べたりするなど、自由度の高いディスプレイを楽しめます。
突っ張り棒を使ったおしゃれな実例12選
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ここからは、突っ張り棒を活用したおしゃれなコーディネート実例をご紹介します。
突っ張り棒を使ったおしゃれな実例 リビング編 3選
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家族の団らんや食事の時間だけでなく、勉強やワークスペースの場所として使われる機会も増えたリビング。
突っ張り棒の色や素材は、内装材や家具などと極力揃えることで、空間全体のまとまりが生まれやすくなります。
突っ張り棒にミラーやトレーを設置してドレッサーに
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ミラーとセットになったドレッサーセット(DRAW A LINE)を設置したリビングです。
窓際の明るい場所なので、採光を確保しながらのメイクや身だしなみチェックが楽々。
スチール脚のダイニングテーブルや天井照明と素材感を揃えることで、統一感もUP。
お気に入りの本は表紙を見せてディスプレイ
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ブックシェルフにバネ式の突っ張り棒を2本、高さ違いで設置し、本を立てかけてディスプレイ。
装丁が美しい本はあえて見せることで、手に取りやすくなるほか、カフェのような雰囲気を演出することができます。
リビングを緩やかに間仕切る突っ張り型ラック
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ソファとダイニングテーブルの間に、間仕切り用として突っ張り型ラックを設置した例。
背面は木目調で仕上げているので後ろ姿も美しく、ウッド調の床ともしっくり馴染んでいます。
突っ張り棒を使ったおしゃれな実例 キッチン編 3選
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食器や調理道具など、さまざまなキッチン用品で乱雑に見えがちなキッチン。
突っ張り棒を使うことで収納スペースを増設したり、カウンターや窓まわりをおしゃれに演出したりすることができます。
コーヒータイムが待ち遠しくなるカフェスペース
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キッチンカウンターと天井に、Tension Rod B(DRAW A LINE)を設置した例。
コーヒーミルやスピーカー類は、DRAW A LINEと同じ黒色で揃えています。
飾り窓を突っ張り棒で留める
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キッチン窓に突っ張り棒を配し、カフェ風の飾り窓を設置した例。
飾り窓はフォトフレームを蝶番で留めているので、パタパタと動かすことができます。
ペットの侵入防止を兼ねる壁掛け収納
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突っ張り棒とワイヤーネットを組み合わせて、猫の進入禁止エリアを設けた例。
猫ちゃんの安全性を確保しつつ、キッチングッズの収納量を増やした一石二鳥のアイディアです。
突っ張り棒を使ったおしゃれな実例 トイレ編 3選
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トイレは壁と壁の間隔が狭く、洗面タンク横や壁の上部などのデッドスペースが多い場所。
突っ張り棒にインテリア小物を組み合わせることで、収納力を上げながら”見せる演出”も合わせて叶えることができます。
突っ張り棒に木板をのせて飾り棚を製作
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タンク横に短い突っ張り棒を2本ずつ取り付け、木板を載せたトイレ。
トイレ用品はカーテンで隠して、すっきりとした印象に。
木板やカーテンはホワイト&ベージュ系色を選び、ナチュラルなテイストでまとめています。
ナイロンベルトを輪にして雑誌をディスプレイ
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突っ張り棒にナイロンベルトを輪にして掛け、雑誌をディスプレイした例。
場所を取らず、かつ、表紙のデザインが空間のよいアクセントに。
鉄製突っ張り棒にメイクブラシを吊り下げる
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こちらはトイレではありませんが、洗面スペース近くの棚に、鉄製の突っ張り棒を配した例。
マグネット付きキャップをはめたメイクブラシを、横一列に並べて吊り下げています。
ブラシの取り出しやすさと、見た目のかわいさをともに叶えたアイディア。
突っ張り棒を使ったおしゃれな実例 こんな使い方も!独自路線編 3選
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最後は、独創性溢れる突っ張り棒の使い方をご紹介します。
突っ張り棒の概念を変えてくれそうな、ユニークなアイディアをぜひ参考にしてみてください。
ラティスを組み合わせて籠を吊るす
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壁面上部に配した突っ張り棒にラティスを組み合わせ、複数の籠を吊り下げたアイディア。
フェイクグリーンを絡ませることで、突っ張り棒の存在感をうまく軽減しています。
突っ張り棒でペットハウスの扉を開閉可能に
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キッチンカウンター下に、プラダン(プラスチック製段ボール)でペットハウスを製作。
縦方向に突っ張り棒を設置し、結束バンドでプラダンと繋げているので、右側の扉を自由に開閉することができます。
日差し対策にもなるカフェ風オーニング
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窓まわりの壁に高さ違いで突っ張り棒を設置し、カフェ風のオーニングカーテンを設えた例です。
カーテンは、上部を縫って突っ張り棒を通すだけでOK。
窓廻りのアクセントになるばかりか日差し対策にもなり、おうち時間がさらに快適になりそうですね。
まとめ
今回は、突っ張り棒でおしゃれなインテリアを実現するためのポイントや、参考事例をご紹介しました。
突っ張り棒は年々進化を遂げており、収納性とインテリア性を両立させるおしゃれな商品も、多くラインナップしています。
単なる収納用のポールとしてだけではなく、お部屋のイメージをあげるようなおしゃれな活用方法を、積極的に検討していきたいですね。