【プロが教える】上質なナチュラルインテリアを実現する方法！本物の自然をインテリアに取り込もう

著者：おおたひろこ （インテリアコーディネーター）

大学で建築を学び、建築・インテリア業界で10年以上勤務したのちライターに転身。インテリアコーディネーター資格保有。自宅はモダン+グリーン多め、子どもとペット共存のインテリアです。専門的な視点と生活者の目線で、皆さまのインテリアづくりをお手伝いします。

ナチュラルインテリアは、自然素材を使った爽やかで心地よいインテリアで根強い人気があります。
ですが、おしゃれにまとめるのは実は難しいスタイル。
イメージもふわっとしていますし、単調になりやすく、チープに見えやすいスタイルだからです。

今回は、ナチュラルインテリアをおしゃれにコーディネートする方法を徹底解説します。
具体的ンサンプルもたっぷりご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね！

プロが教える！上質なナチュラルインテリアを実現するポイント

ナチュラルインテリアを構成する要素とは？

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ナチュラルインテリアは、自然が感じられるインテリアを指します。
つまり、自然素材や植物のほか、自然に存在するカラーなどでまとめたシンプルでぬくもりのある空間です。

冷たさや緊張感を感じる素材は使いたくない、家ではリラックスしたい、そんな方に人気のスタイルです。

どんな配色にすべき？

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ナチュラルインテリアのカラーは、自然界に存在するアースカラーが基本です。
画像のように、ベージュやアイボリー、薄いグレーなどのほか、ホワイトをつかいます。

アクセントカラーを入れてもOKですが、強すぎる原色ではなくくすみカラーがおすすめ。
また、艶のないマットなカラーがフィットします。

どんな素材にすべき？

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ナチュラルインテリアの構成素材は、自然界にある天然素材です。
木材、土、麻、コットン、ウールなど。

ピカピカした金属や、プラスチック素材、ガラスはさけましょう。

どんな家具を選ぶべき？

ソファやテーブル等大物の家具を選ぶときのポイント

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ソファやテーブルなどの大型家具を選ぶ場合も、必ず自然素材に注目してください。

チェアやテーブルは木製が基本です。
ソファは、脚は木製、本体は自然素材の布タイプを選びます。

華美な装飾がなく、素材の良さが感じられるシンプルなデザインがポイントです。

カーテンを選ぶときのポイント

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カーテンは、ナチュラルインテリアの基本カラーの無地を選びましょう。
素材は、もちろん天然素材（麻、コットン、ウールなど）とします。

カーテンは、大きな面積になるため明るいカラーを選択すると、お部屋への圧迫感が減りイメージに合います。

照明を選ぶときのポイント

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照明も、ラタンやスライスウッドのほか、プリーツなどの布製シェードをコーディネートします。
光の色は、温かみのある電球色から昼白色でリラックス空間を演出しましょう。

また、必ず多灯照明にして雰囲気をアップしてくださいね。

雑貨・小物を選ぶときのポイント

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雑貨や小物は、ナチュラル素材＆デザインはシンプルが基本です。
また、収納やディスプレイは余白をつくりすっきり感を演出しましょう。
クッションやスローなどは、天然素材で上質なものをチョイスして、お部屋がチープに見えないように気をつけるとよいですね。

壁紙を選ぶときのポイント

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壁紙の色はアイボリーかホワイトにして、明るく抜けのある空間をつくりましょう。
また、織りなどに過度な装飾がない、サラッとした壁紙を選びます。

画像のような塗り壁のようなイメージも、自然が感じられるのでフィットします。

こんなケースに気をつけろ！失敗しがちなパターン紹介

ぼんやりしたお部屋になってしまう

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画像のコーディネートは、ナチュラルインテリアをモダンにまとめていてこれはこれで素敵なのですが、少しぼんやりした印象です。

特に、ナチュラルインテリアは明るい木カラーでまとめることが多いため、全体的にメリハリのない空間になりがちです。
そういう場合には、一部の家具や小物に濃い目の木カラーを入れたり、クッションやラグにグレーを差し込んだりすると空間がグッとしまります。

チープに見えてしまう

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こちらはニトリのダイニングテーブルですが、この商品がチープだと言っているわけではなく、こういったカラーリングとデザインでお部屋の中の家具をすべてコーディネートしてしまうとチープに見えやすくなるということをお伝えしたいです。

木素材でももっとラフな仕上げの家具をプラスしたり、くすみカラーをプラスしたりと素材や仕上げのバリエーションを工夫することで、チープに見えないおしゃれなお部屋にすることができます。

北欧インテリアになってしまう

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ナチュラルインテリアと北欧インテリアは似ている部分が多く、同じように扱われることがあります。
そのため、ナチュラルインテリアを目指していたけど北欧インテリアになっていた？ということも。

北欧インテリアはナチュラルな木素材もつかわれますが、金属脚のソファやシルバーの照明もつかわれる点がナチュラルインテリアと異なります。

また、ナチュラルインテリアは素材やカラーでつくりますが、北欧インテリアはデザイン性が重視されます。
そのため、北欧ブランドの有名デザインの家具や照明をプラスすると一気に北欧インテリアのイメージになってしまいます。

シルバーなどの金属のほか、一目で北欧ブランドだとわかるような商品をつかわないようにしましょう。

インテリアのプロは知っている。上質なナチュラルインテリアを実現するインテリアアイテムを探すときにまず見るショップ

カリモク　ニュースタンダード

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日本の木製家具の老舗「カリモク」が、2009年に設立したのが「カリモクニュースタンダード」です。
外部デザイナーとのコラボレーションでうまれるモダンな木製家具は、今までのカリモクのイメージを塗り替えました。

今まで有効利用されていなかった広葉樹を、高いクオリティで利用しています。

シンプルで上質な木家具は、ナチュラルインテリアにぴったりです。

カリモク　ニュースタンダード　ホームページ
https://www.karimoku-newstandard.jp/

IDÉE

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1975年に西洋アンティークの輸入から始まったイデー。
現在はオリジナル商品を販売しています。

ナチュラルな木をつかった商品も多く、ナチュラルインテリアにコーディネートしたいソファやテーブル、チェストなどのほか、雑貨や小物もそろいます。

IDÉE　ホームページ
https://www.idee.co.jp/

おしゃれで上質なナチュラルインテリア実例15選

一人暮らしのナチュラルインテリア実例 3選

ソファまわりでナチュラルインテリアを演出

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一人暮らしの空間では、ソファまわりに力を入れてコーディネートしましょう。
天然素材のラグとナチュラルなカバーのソファ＆クッション、そしてテーブルと観葉植物をコーディネートします。

ソファカバーがイメージと異なるときには、画像のように大きな麻布などをかける方法がおすすめです。

木色はグラデーションにしてまとめすぎない

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明るい木カラーでまとめることの多いナチュラルインテリアですが、前述のようにすべて同じカラーでシンプルにまとめてしまうとメリハリがなくなってしまいます。

インテリア上級者のナチュラルインテリアは、木カラーにバリエーションを取り入れていただきたいです。
画像はカラーだけでなく素材もさまざまですね。

ホワイトを多くしておけば、一人ぐらいの空間でもすっきりおしゃれにコーディネートが可能です。

照明で心地よさを演出

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一人暮らしの空間なら、自分好みの照明でリラックスしましょう。
ゆったりしたいときには、グッと灯りを落として。
ナチュラルインテリアには、オレンジの光があいます。

リビング／ダイニングのナチュラルインテリア実例 3選

メリハリがない場合は、マットなブラックアイアンをプラス

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ホワイトやベージュでまとめたリビングのインテリアがしまらないときには、ブラックアイアンを少しだけ入れてメリハリをつくりましょう。
必ず、アイアンは光沢のないマットな仕上げを選び、無骨さが出すぎないようにスリムなラインにするとスタイルを崩しません。

ブラックがラインで入ると、グッと空間を引き締めてくれますね。

ほかに、カッパー（銅）を取り入れると、トレンド感がアップします。

バスケットやボウルなどの雑貨で演出

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ナチュラルインテリアに欠かせない小物が、天然素材のかごやバスケットです。
シンプルな空間に、重ねて置くだけでナチュラルな雰囲気を演出することができます。
置くときのポイントは、サイズ・置く場所の高さに変化をつけることです。

アートもナチュラルスタイルで統一

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ナチュラルインテリアでは、壁紙はホワイト系とすることが多いので、壁面が寂しい印象になってしまうことがあります。
そんなときには、スタイルを統一したアートを飾りましょう。

画像のようにカラーを統一したり、素材感のある立体造形を選ぶとうまくまとまります。
シンプル過ぎるように感じたり、チープに感じるようなときに効果があります。

寝室のナチュラルインテリア実例 3選

手触りの良い上質の素材をコーディネート

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ナチュラルインテリアの寝室は、肌触りの良い天然素材のベッドリネンにこだわってコーディネートしましょう。
自然カラーのアイボリーやベージュを選んでナチュラルな雰囲気でまとめて居心地の良いベッドまわりをつくります。

間接照明で心地よく

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寝室は、まぶしさを感じない間接照明の優しい光でまとめたいですね。
ベッドやナイトテーブルのうしろや足元を照らすほか、画像のように優しい光が壁に広がるホワイトシェードのランプもおすすめです。

ベンチを活用してコーナーをつくる

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寝室に一時的にものが置けたり、腰かけられたりするベンチがあるととても便利。
ベンチなら奥行きも大きくなく、木製ならナチュラルな雰囲気もアップします。

ベンチ周りをフォーカルポイントにすれば、ナチュラルインテリアをより演出することができます。

キッチンのナチュラルインテリア実例 3選

屋外の自然を感じる窓を設置

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新築ならキッチンに面した窓を確保して、明るい太陽の光を取り入れましょう。
自然の光ほど、ナチュラルな印象になるものはありません。
見える景色にグリーンがあれば、さらに雰囲気がアップします。

木のぬくもりが感じられるキッチン

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ナチュラルインテリアのキッチンの基本は、キッチンの扉やカウンター、オープンシェルフを木製でまとめることです。
仕上げは、ウレタン塗装よりもナチュラルなオイル塗装がよりフィットします。

ナチュラルモダンキッチンなら直線を意識

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ナチュラルインテリアには、直線を意識したデザインのキッチンがあいます。

特に、キッチン扉の取っ手に注目しましょう。
スッキリしたラインや手掛けのみとしたり、ナチュラルインテリアに合う素材の取っ手を選んだりしましょう。

玄関/トイレのナチュラルインテリア実例 3選

ホワイトメインに清潔感のあるトイレに

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トイレは、明るく清潔感のあるホワイトメインにして、ナチュラルな木材を効果的に入れてコーディネートする方法がつくりやすいでしょう。

タオルやソープなども手を抜かずに、ナチュラルインテリアの基本を守ってそろえてください。

玄関には自然素材のラグを敷く

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玄関をナチュラルインテリアにするときに、大きな家具を置けなくてもイメージがつくれるアイテムがラグです。
コットンやウール、麻などの自然素材で、カラーもアースカラーでナチュラルにまとめます。
また、平織りなどのサラッとした織りを選ぶとよいでしょう。

ディスプレイ台を採用して演出する

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ナチュラルな仕上げの木製棚やコンソールテーブルを置いて、雑貨や小物、グリーンやお花をディスプレイして、家族やお客様を迎える優しい空間に。
家に帰ったときにホッとできるインテリアが、ナチュラルインテリアの醍醐味です。

まとめ

今回は、心地よくぬくもりのあるナチュラルインテリアの作り方をご紹介しました。
自然素材とシンプルな木製家具で構成しますが、仕上げやカラー、照明などで変化をつけることで、チープになることをさけられます。
また、観葉植物や生花を飾ったり、屋外の景色を室内に取り込んだりして、本物の自然をインテリアにいかしましょう。

ぜひこの記事を参考にしていただいて、ポイントをおさえたステキなナチュラルインテリアをコーディネートしてくださいね！