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【プロが解説】オープン外構を採用すべきか否か!オープン外構にする場合のおしゃれな実例もご紹介します

家を建てた後、次に気になるのはエクステリア(外構工事)です。せっかくきれいな家を建てたのならば、エクステリアもデザイン性や機能性のあるものにしたいと思いませんか?

エクステリアには主に「オープン外構」「クローズド外構」「セミクローズド外構」があります。オープン外構とは、道路からも見える開放的なお庭です。反対にクローズド外構は塀や植栽などで目隠しをし、道路からお庭が見えないようにするエクステリアをいいます。その両方をうまく取り入れたエクステリアがセミクローズド外構です。

エクステリアを3つに分けて簡単に説明しましたが、どれが自分の家に合うのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、オープン外構について実例を挙げながら詳しく解説します。

生活スタイルから考えるエクステリアをオープン外構にすべきか否か?

デザイン性から考える

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オープン外構は、欧米などに良くあるエクステリアで、その名の通りお庭を見渡せ、見る人に開放感を与えます。狭いスペースのお庭でも広く見せる効果があります。

芝生や植栽をポイントごとに植えることでアクセントとなり、前を通る人の目も和までることができるでしょう。

またタイル、レンガなどの素材を変えることでアプローチや駐車スペースを区別するといったデザイン性を楽しむことも可能です。

生活のしやすさから考える

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オープン外構は、駐車スペースを広くとれるので来客が多い方に好まれます。車の出し入れがしやすく、さえぎるものがないので風通しが良いというメリットが挙げられます。

また、お庭を広く使えるので、お子さんと遊んだり、バーベキューといった催しを行うことも可能です。

しかし、生活している様子が外から見えるため、防犯面やプライシーを守るなどの対策は必要かもしれません。

費用面から考える

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家を建てたばかりでエクステリアにはあまりお金をかけたくないと考える方もいらっしゃるでしょう。オープン外構の費用はどのくらいになるのか気になるのは当然です。

結論からいいますと、オープン外構はクローズド外構に比べて費用を抑えることができます。クローズド外構にすると、目隠しする塀などの費用がどうしてもかかります。

主に外構工事を行う部分を挙げると、駐車スペース、アプローチ、門柱(表札・ポストなど)、花壇(植栽含む)ですが、クローズド外構はこれらに塀の費用もプラスされます。

このように、費用をできるだけ抑えたいという方にはオープン外構がお勧めです。

もしも、防犯やプライシーを守りたいと希望されるのであれば、最初は費用を抑えたオープン外構にしておき、後々費用を貯めてセミクローズド外構、またはクローズド外構にするという考え方もあります。

実例から紐解くおしゃれなオープン外構を実現する方法

玄関アプローチを検討するときのポイント

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アプローチとは、道路の境界線から玄関ポーチまでの通路のことをいいます。オープン外構にした場合は、人の目に付きやすい場所なので、デザインにこだわりたいエクステリアのひとつです。

アプローチを検討する際には、デザイン性だけでなく、雨など濡れた状態でもすべらない素材を使う、将来のことを考え段差のないデザインにするなどの機能性も考慮しておきましょう。

実例①

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写真は、ヴィンテージ風のレンガを使ったアプローチです。建物の雰囲気にとてもマッチしたデザインに仕上がっています。レンガは水捌けが良くすべりにくいので、アプローチにぴったりの素材です。

また、ヴィンテージ風にすることで何年たっても味わいのあるエクステリアを楽しめます。

実例②

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続いての写真のアプローチは、大きめの石材を使った和テイストのデザインです。最近では、大きめの石材を用いたエクステリアが流行っており、全体的に落ち着いた雰囲気のデザインに仕上げります。

建物はシンプルでも石材を使ったエクステリアにすることで、個性的なお庭の印象を与えることができます。

駐車場を検討するときのポイント

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駐車スペースを検討する際のポイントは、機能性です。生活していくうえで、車の出し入れのしやすさや玄関までの距離なども考えておく必要があります。

駐車スペースは、かなりの広さを要しますので、費用面やデザインも納得できるものにしたいですね。参考になるようにいくつか実例を挙げておきます。

実例①

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写真のように、駐車スペース一面をコンクリートにするのではなく、タイヤ部分のみコンクリートにし、その他は芝生や砂利にすることもできます。これならば、費用も抑えることが可能です。

実例②

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駐車スペースをコンクリートにする方が大半だと思いますが、コンクリートは路面が濡れた状態の際、滑りやすくなるという理由からリンクストーンや洗い出しと呼ばれる素材で駐車スペースをつくる方もいます。

カラーも何色かありますので、好みの色を選べます。

花壇・植栽を検討するときのポイント

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最近では、お庭に芝生やシンボルツリーといった植栽を取り入れる方が多く、見た目もおしゃれな印象を与えます。花壇・植栽を検討する際のポイントを実例を挙げながら解説しましょう。

実例①

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シンボルツリーとして人気の高い植栽は、オリーブ、シマトネリコ、ヤマボウシなどです。これらはすべて常緑樹で、育てやすく丈夫なうえ、比較的安価で手に入ります。

そのほか、秋ごろ葉の色が変わるモミジも人気がありますが、落葉樹なので冬にはお掃除の手間がかかります。

シンボルツリーを植える際に気を付けたいのは、あまり建物に近い場所に植えないことです。木の種類にもよりますが、成長すると根も伸びるため、家の基礎を壊す可能性があります。

シンボルツリーはどの木にするか、植える場所はどこにするかなど、植栽に詳しい業者によく聞いて選ぶようにしましょう。

実例②

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オープン外構にした場合、写真のように窓の前に植栽を植えることで目隠しの効果があります。家の中から人の目が気にならず、窓から見える緑で心が和みます。

花壇は、石材やレンガでつくることが多く、ガーデニングをする楽しみが増えます。

まとめ

エクステリアを検討する際はまず、どの部分が必要なのかを決めることです。例えば、アプローチと門柱は必要で、駐車場にはカーポートをしたいといったように。

また、デザインのおおまかな希望があるなら、業者の方に和風が良いなどと伝えておきましょう。そうすれば、業者が必要な部分を含めた和風テイストのエクステリアデザインを考えてくれます。

施工した後に後悔しないよう、納得のいくオープン外構のデザインにしてくださいね。

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