2022/06/24
【プロが解説】庭をレンガでおしゃれにする方法!たっぷりエクステリア実例を使って解説
「洋風でおしゃれな庭にしたい!」「アンティークな雰囲気の庭も憧れる」そう考えているならレンガは外せないアイテムのひとつです。
そもそも、レンガが建物に使われるようになったのは、メソポタミア文明の頃からだといわれています。その頃のレンガは干して乾燥させただけで、焼成されるようになったのは、1000年も後になってからのようです。
レンガは、自然の原料から作られ、耐熱性や耐久性などの特徴ももっているため、今でも多くの建物の材料として使われています。
そんなレンガを使って、味わいのあるおしゃれな庭にするためには、どのようにすれば良いのでしょうか。レンガは使う種類や並べ方で庭の雰囲気が大きく変わります。
そこで今回は、レンガでおしゃれなエクステリアにする方法と、実例も合わせて解説します。
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目次
来客が憧れる!おしゃれなレンガの庭を実現す方法
1.しっかりとした下地が重要
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庭の広範囲にわたってレンガを敷く場合、施工後はとてもきれいに仕上げていても年数が経つにつれ、ぼこぼこと波打つことがあります。これは、レンガを敷く前の下地の部分に原因があることがほとんどです。
これから何十年も住む庭ですので、できるだけ長く、きれいでおしゃれな庭を保ちたいと思うのは当然のことです。
そのためには、レンガを敷く範囲の下地をしかっりと作ることが重要ですので、施工実績の豊富な業者に依頼することをおすすめします。
2.敷き方、積み方のパターンと特徴
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レンガを敷く、または積む場合にも、レンガにはそれぞれ並べ方のパターンが存在します。例えば、レンガを敷く場合によく見られるランニングボンドという敷き方や、レンガのずれをなくすヘリンボーンなどが挙げられます。
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また、レンガを積む場合に最もきれいだといわれているフランス積みや、フランス積みより強度があり、費用も抑えられるイギリス積みなど、それぞれレンガの並べ方によって特徴があります。
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このように、レンガを使っておしゃれなエクステリアを考えるならば、レンガの並べ方にも注意してデザインを考えましょう。
3.レンガの種類もいろいろ
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一概にレンガといっても、高温に弱く水に強い普通レンガ、反対に高温強く水に弱い耐火レンガなどがあります。また、色や形(サイズ)も多様にあり、使う用途によっては向いていないレンガもあるので、注意が必要です。
たとえば、少し大きめのオーストラリアレンガは、水分を吸収しやすいため苔が生える場合がありますので、湿度が高い場所の施工には向いていないといえるでしょう。
レンガを使っておしゃれな庭にしようとエクステリアを検討している場合には、まず、エクステリアの工事を行っている業者に相談すると良いでしょう。
なぜなら敷く場合に使うべきレンガ、積むときに使われているレンガの種類をよく知っているからです。業者が提案するレンガの中から好みの色や並べ方を決めていけば、長持ちするおしゃれな庭への近道となります。
業者に相談する際には、素材のカタログを貸してもらうと良いかもしれません。カタログにもレンガそれぞれの特徴が記載されていますので、レンガを選びに役立ちます。
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レンガでおしゃれな庭を実現する!実例を使って解説10選
レンガのおしゃれな庭:アプローチ編
実例①:レンガとウッド敷板のコラボ
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写真のアプローチには、レンガのみを使うのではなく、ウッド調の敷板とを交互に施工されています。
レンガだけを敷く場合だとありきたりなデザインになりがちですが、違う素材を交互に使用することでおしゃれで個性的なデザインになります。また、焼き色が違うレンガを選んでいるので、単調なイメージを感じませんね。
実例②:曲線が美しい
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職人泣かせのデザインですが、曲線が見事です。こちらもアプローチすべてをレンガにするのではなく、ポイントにレンガを使っています。
レンガを使っておしゃれな庭したいと考える場合には、実例①で説明した通り、レンガとは違う素材と組み合わせるのもひとつの方法です。
たとえば、洗い出しコンクリートはアプローチによく使われる素材ですが、年数が経つにつれ端がかけてくる可能性があります。それを防ぐ方法として、洗い出しコンクリートの端をレンガで縁取りするという方法があり、アプローチの耐久性が増します。
このように、見た目だけではなく、耐久性を上げることも含めて考えると、おしゃれな庭を長く保つことができます。
実例③:サイコロ型の可愛いレンガ
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写真のように可愛らしいキューブ状のレンガもあります。同じレンガでも、種類や色の違うものを組み合わせることで、おしゃれなエクステリアデザインが生みだせます。
そのほかにも、形の不揃いなアンティーク調のレンガも人気があり、アプローチに使っている庭をよく見かけます。
レンガのおしゃれな庭:門柱・塀
実例④:味わい深いヴィンテージ風
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この写真の門柱は、ヴィンテージ風にまとまっていますね。使われているレンガが一層その味わいをかもしだしています。
年数が経つにつれヴィンテージ感が増すということからも、レンガをエクステリアに使うに相応しい素材だといえます。
レンガに合った表札やポストを選ぶのも、おしゃれな門柱にするポイントです。レンガの種類も含め、ポストや照明、表札などもインターネットで見ることができるので調べてみてください。
実例⑤:窓あき門柱
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写真のようにレンガづくりの門柱や塀に小窓のような穴を開けて、おしゃれに見せる方法もあります。その穴に、鉢植えや小物を置いているお宅をみかけることも。
レンガで塀を作る場合には、所々に写真のような穴を開けておくと、風や光を通し、明るい庭をつくることができます。
おしゃれなデザインにすることだけでなく、庭全体の機能性も考慮しておくようにしましょう。
実例⑥:まるで外国にいるようなモルタル造形
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この写真の塀は、モルタル造形です。既存のブロック塀にモルタルで加工したものですので、レンガに見える部分もモルタルということになります。
モルタル造形は、既製品ではできないようなデザインを作ることができるので、アイディアしだいで、おしゃれな庭を表現することが可能です。
こちらは、レンガを使ったものではありませんが、レンガ調に加工された塀ということで紹介しました。このような方法でも、レンガのおしゃれなエクステリアに近づけます。
実例⑦:チョコレート色がキュート。貼る用のレンガで装飾!
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エクステリアで使われているレンガには、積み用に加工されたものと、敷きに用いるものとがあるのはご存知かもしれませんが、実は貼るために作られたレンガも存在します。
それが、写真の門柱に使っているレンガです。これは、まずブロックを積み、下地を塗ったあと、クリーム色の塗装を施しレンガを貼っています。
貼る用のレンガも豊富な種類がありますので、好みのものを選ぶことができます。
レンガのおしゃれな庭:デッキ編
実例⑧:レンガ作りのテラスデッキ
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テラスデッキといえば、ウッドデッキやタイルデッキを想像しますが、写真のようなレンガデッキも作ることができます。高さもレンガを積む段数を増やすことで高くすることができ、形も長方形ではなく、円形や台形なども作れます。
デッキの形を変える場合、レンガデッキはウッドデッキやタイルデッキより施工がしやすく、費用も抑えられるというメリットがあります。
もし、テラスデッキをと考えているなら、おしゃれなレンガデッキがお勧めです。
レンガのおしゃれな庭:花壇編
実例⑨:花壇の中に花壇
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続いて、レンガを使った花壇の実例です。
この写真の花壇は、花壇の中にもう一つ花壇を作るというアイディアの光るデザインです。このように、アイディアひとつでほかにはないおしゃれな庭にすることができます。
レンガを使った花壇は、その用途や敷地に合わせて様々な形に作ることが可能ですので、あなたの庭に合う花壇が実現できるはずです。
実例⑩:不規則なレンガたち
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レンガは規則正しく並べてもきれいですが、写真のようにデコボコに並べてもおしゃれな花壇ができあがります。レンガ自体の形も種類が豊富にあり、花壇を自らDIYしたという人は多くいます。
ホームセンターやネットでもレンガの購入が可能ですので、自分で花壇を作ってみるのも楽しいかもしれません。
まとめ
レンガは年数が経つにつれ味わいの深まる、エクステリアにお勧めの素材です。近年では、レンガを使ってDIYをする方が増えていますが、庭の広範囲にわたってレンガを使いたいのであれば、実績のある業者に依頼しましょう。
前途しましたが、レンガを敷く場合は下地をしっかり行うことが重要ですし、レンガを積むには技術が必要です。何十年経ってもおしゃれな庭を維持するためには、やはりその道のプロに任せるのが一番ではないでしょうか。
これから住んでいく大切な場所ですので、おしゃれで快適な庭を作ってくださいね。
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