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【プロが厳選】玄関をセンスアップできるおすすめの観葉植物特集!狭いマンションの玄関も!豊富なコーディネート事例をご紹介

河野ゆみこ
著者:河野ゆみこ (二級建築士/インテリアコーディネーター)

住空間設計室CUBE代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。 住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社での勤務を経て独立。日常の中に非日常を感じさせる住空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗など約1200件の設計やインテリアコーディネートに携わるほか、セミナー講師、コラム執筆も行っている。

家族だけでなく来客も目にする場所である玄関。

リビングや寝室といった居室と比べると狭い空間だけに、すっきりと、そしておしゃれに見えるよう工夫したいですね。

玄関を効果的にセンスアップするアイテムとして、観葉植物はおすすめのアイテムです。

この記事では、玄関にぴったりな観葉植物の選び方とおすすめの種類、そして観葉植物を上手に生かした実例を紹介します。素敵な玄関に変身させるための参考にしてみてください。

 

来客が憧れる!玄関をおしゃれに彩る観葉植物の選び方のコツ

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玄関は室内と室外を移動するための空間なので、居室に置く観葉植物とは選び方のコツが少し異なります。選び方のコツとして次の3つを意識してみましょう。

 

日当たりの状況に合わせて適したタイプを選ぶ

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一般的に、玄関にはリビングや寝室などの居室のような大きな窓がないことがほとんどです。窓があるとしても小さな腰高窓で、窓自体がない玄関も多いでしょう。

玄関ドア本体にすりガラス窓がついていたり、玄関ドアの横にFIX窓(開閉できない窓)を設置したり、玄関とつながる廊下に窓があって自然光が玄関にも広がりやすくなっているケースもありますが、居室と比べると空間内の光量はかなり少ないと言えます。

こうした日陰が多い状況を考えて、玄関に飾る観葉植物は日陰でも育つタイプがおすすめです。

やや暗い空間でも枯れずに長持ちしますので、日当たりを気にすることなく長期間楽しめますね。

対して玄関の天井に天窓があったり、玄関ドアのガラス部分が大きくて自然光がたっぷり入る玄関であれば、自然光を浴びて育つタイプの観葉植物を選んでもいいでしょう。

 

置きたい位置に合ったサイズを選ぶ

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玄関の中で観葉植物をどこにどのように置くのかによって、適した観葉植物のサイズは異なります。

観葉植物を土間(床)に直接置くのであれば、膝上くらいから目の高さよりやや下くらいまでの高さのタイプを選ぶと見映えがします。顔に近い高さや身長を超える高さのタイプは圧迫感が出るため、居室と比べると広さのない玄関にはおすすめしません。

来客が入る空間ですから、プランターとの組み合わせも重要ですね。大ぶりなタイプのプランターと組み合わせるとどっしりと安定した落ち着いた雰囲気が出せますし、細身のプランターと組み合わせるとスタイリッシュな雰囲気が強くなります。

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カウンタータイプの下足入れやコンソールテーブルの上に置くのであれば、小さめサイズを選びましょう。ちょこんと置くだけでかわいらしい華やかさが出ますし、お手入れも楽です。ただし、置く個数には注意しましょう。小さめサイズの観葉植物だとついたくさん並べたくなりますが、雑然とした印象を与えやすくなります。すっきりとした印象にしたいなら飾る個数は1~2個にしておくのがおすすめです。

どの場所に置くとしても、玄関全体を少し離れた位置から観察して、置く前より狭さが強調されないかをチェックして、圧迫感が出ないサイズを選びましょう。

 

「飾る」タイプも検討してみる

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置くタイプが王道ではありますが、あまり広くない玄関やカウンター面がない玄関だと「置きたくても置けない」という悩みが起きがちですね。最近は観葉植物のタイプも多種多様になり、天井や窓枠から吊るしたり壁面に直接セットして「飾る」タイプの観葉植物が増えてきました。

枝が垂れ下がっていく観葉植物は天井面を、水や土がなくても育つエアプランツは壁面を使って飾れますから、まずひとつ飾ってみるのもいいでしょう。土間やカウンターがなくても観葉植物を楽しめますし、置くタイプとはひと味違うしゃれた雰囲気が出せますので、個性的な玄関を演出したい場合にはおすすめです。

 

玄関におすすめの観葉植物5選

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空調設備がない玄関は、夏になると室温が上がって湿気がたまりやすく、冬になると室温が下がって乾燥しがちな空間です。

さらに窓が小さい、もしくはない玄関だと日当たりや風の通りもいいとは言えません。

こうした玄関の特性を考慮すると、過酷な環境でも育ちやすい丈夫なタイプの観葉植物を選ぶことが大切です。

玄関に合わせやすく、見映えもするおすすめの観葉植物を5つ紹介します。

 

おすすめ1.ゴムノキ

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厚みのある葉と上方に向けて伸びていく姿が人気のゴムノキは、シンプルながら存在感のある観葉植物です。

家の顔である玄関に奥行を与えられ、華やかさもあります。

やや大ぶりのサイズを土間に置いたり、小さめサイズをカウンターの上に並べたりとアレンジしやすくどのテイストのインテリアにも合わせやすいのが特徴です。

玄関に初めて観葉植物を置いてみたいけれどどのタイプがいいか迷うという人におすすめです。

 

おすすめ2.パキラ

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直射日光を嫌うパキラは、自然光が少なめの玄関にはぴったりの観葉植物です。

やや細長い形の葉はスタイリッシュで、ねじれながら伸びていく茎が特徴的なので玄関に置くとインパクトが大きいでしょう。

伸びてくると大きなサイズのプランターに植え替えれば長く楽しめます。

 

おすすめ3.モンステラ

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幅広で切れ込みのある葉が印象的なモンステラは、開放感のある雰囲気を演出しやすい観葉植物として人気です。

光量が少ない玄関でも育ちやすく、やや土を乾燥ぎみにしながら管理すると伸びが抑えられて小さめサイズのまま長く楽しめます。

横に大きく広がっていくため、1個だけ余裕のあるスペースにゆったりと置くと良さを発揮できるでしょう。

 

おすすめ4.セローム

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モンステラと同じ科であるセロームは、ウエーブ状の葉が印象的な観葉植物です。

一つの根から複数の茎がまっすぐのびて特徴ある葉が広がっていくのでとても華やかさがあり、1つ置いておくだけで玄関が明るい雰囲気になります。

ガラス窓から漏れてくる自然光で比較的よく育ちますから、玄関内の小さなシンボルツリー的な意味合いで置くのがおすすめです。

 

おすすめ5.オリヅルラン

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ホワイトとグリーンのコントラストが美しい葉を持つオリヅルランは、葉が下方に下がりながら伸びていく性質があります。

プランターに植えて置くだけでなく、天井や窓枠にフックを付けて吊るすなどさまざまなアレンジができるため、飾り方によって玄関に立体感を与えられます。

日当たりが悪い場所でも枯れにくく、窓がない玄関でも気軽に楽しめる観葉植物としておすすめです。

 

観葉植物をおしゃれにコーディネートした玄関実例10選

狭いスペースでも大丈夫!マンションの玄関×観葉植物実例5選

実例1.小さめの観葉植物がアクセントとなり視線を広げる

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玄関を入った正面の壁に設けた棚に小さな観葉植物を1つだけ置いた、余白を楽しめるコーディネート。棚の中心ではなく廊下側に観葉植物を置くことで、自然と廊下の方向に視線が流れ。玄関の狭さを感じさせません。

 

実例2.コーナーに置いた観葉植物が空間に癒しを与える

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細長い窓と複数の額、整然と敷き詰められた土間タイル、シャープにカットされた床の上がり框など直線的なフォルムが多い空間の中で、やわらかいカーブのフォルムを持った小ぶりの観葉植物がほどよくマッチ。ふんわりとした癒しの雰囲気を感じさせます。

 

実例3.壁の奥行に合ったサイズの観葉植物を飾りニッチスペースを生かす

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玄関ドア横の小さな壁に収まる奥行のカウンターを置き、低めの観葉植物で動きを出しています。観葉植物の高さが視界に入りやすく、通行を妨げない位置にあるため、狭い玄関でも余裕を感じさせるレイアウトになっています。

 

実例4.下足入れの上部を活用して小さめサイズの観葉植物をレイアウト

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カウンターや窓枠など観葉植物を置くスペースがない玄関の場合、細身の下足入れの上に小ぶりの観葉植物を複数並べると見映えがします。あえて観葉植物のタイプをそろえないことで、いろんな観葉植物を一度に楽しめるのもいいですね。

 

実例5.ニッチスペースに観葉植物を並べショップ風に

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壁の一部を掘り込んで広く見せる効果があるニッチスペースは、玄関にもよく設けられます。そのニッチスペースを利用して小さめサイズの観葉植物を並べることで、ショップのディスプレイのような効果が。集めた視線を左右または上下に動かして広さを感じさせる効果を与えてくれます。

 

アイデア満載!一軒家の玄関×観葉植物実例5選

実例6.安定感のあるフォルムの観葉植物で大人な印象を演出

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一軒家特有の奥行がある玄関は、広さこそありますがアクセントをつけにくいもの。重心が低いどっしりとしたフォルムの観葉植物を置くことで空間が引き締まり、廊下の奥との遠近感が強調されて立体的でしゃれた雰囲気を演出できます。

 

実例7.主役は観葉植物!個性的なフォルムを楽しむ

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重厚感のある内装の玄関にありがちなやや近寄りがたい印象をやわらげるのは、大ぶりの観葉植物です。幹が大胆にカーブしたり葉がランダムに広がる個性的なフォルムの観葉植物を選ぶと、フォーカルポイント(視線を集める場所)が簡単に設定できます。

 

実例8.バリエーションに富んだ観葉植物をディスプレイし華やかに

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伝統的な和風建築の一軒家の玄関はドアが引き戸になっていることが多く、自然光が玄関内にたっぷり入ってきます。下足入れの上ではなくデザイン性の高いシェルフをあえて置き、そこに多種多様な観葉植物をディスプレイするように並べることで、ハイセンスな空間が完成します。

 

実例9.シンボルツリーとしての観葉植物で空間に広がりを

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シューズインクローゼットが隣接した広い玄関には、大胆に床に直置きするタイプの背が高い観葉植物がぴったり。葉が大きく広がるフォルムが楽しめる上に、庭でいうところのシンボルツリーのような役割が生まれ、玄関が一気にしゃれた雰囲気になります。

 

実例10.クールな雰囲気の観葉植物でシンメトリーを崩す

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シンメトリー(左右対称)デザインになっている玄関に遊び心を加えるなら、左右どちらか一方だけにシンプルなフォルムの観葉植物を飾るのがおすすめ。空間がアシンメトリー(左右非対称)に変わり、動きが出てよりスタイリッシュな玄関へと変わります。

 

まとめ

小さい面積ながら、家の顔としてさまざまな人の目に触れる玄関。

観葉植物のサイズやフォルムを玄関のインテリアに合わせて選べば、さらにおしゃれな空間へとブラッシュアップできます。

光や風の入り具合や空間全体の広さなどをしっかりチェックし、適したタイプの観葉植物を置いて玄関をさらに素敵な空間へと仕上げてみてくださいね。