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【寝室レイアウト大全】新婚夫婦のおしゃれな生活を実現するインテリアのコツを徹底解説〜上面図も〜

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

結婚してパートナーと同じお部屋に住むようになった際に「インテリアにこだわりたい!」と思う方は多いのではないでしょうか。しかし、おしゃれなインテリアをそろえたからといって快適なお部屋になるとは限りません。どんな家具や雑貨を選ぶのかということと同様に、お部屋のレイアウトにこだわることが重要です。コーディネートとレイアウト、どちらにもこだわることでさらに心地よいお部屋にブラッシュアップすることができます。

新婚カップルの方に、特にこだわっていただきたいのが寝室のレイアウトです。寝室は一人で使っていた時には特に不自由がなくても、二人で使うと「使いづらい」「気を遣う」と感じるポイントが出てきやすいお部屋です。せっかく結婚して二人で過ごせる大事な時間をより快適なものにするためには、お互いが気持ちよく使えるレイアウトに整えてあげることが重要です。

そこで今回は「おしゃれで使いやすい寝室のレイアウト10例」をご紹介します。コーディネートのポイントとレイアウトのポイントをそれぞれ紹介しますので、お二人の快適なベッドルームづくりに活かしてください。

【寝室レイアウト大全】新婚夫婦のためのおしゃれで再現しやすいレイアウトをご紹介!

モノトーンに色を足してエレガントに:6畳

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石目調の壁紙やシーリングファンライトで高級感のあるホテルライクインテリアを実現しています。モノトーンを基調にしたお部屋ですが、華やかなゴールドフレームのサイドテーブルやパープルのブランケットを足すことで、さらにエレガントな印象になります。また、ドレッサーに並べたトルソーもおしゃれ感がぐっと上がるアイテムです。ディスプレイとしての役割だけではなく、ハンガーの代わりに服や帽子をかけるのにも使えます。

両サイドを空けて動線を確保

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縦長のお部屋にベッドを置く場合、壁に寄せて設置することが多いですが、あえてお部屋の中央に置くことでホテルらしいゆったりとしたレイアウトにしています。新婚夫婦といえども毎日同じ時間に就寝するのは難しいですが、それぞれの通路を確保することでお互いに寝る時間が違ってもあまり気を遣うことなくベッドに入れます。

ホワイト基調で広く見せるシンプルコーディネート:8畳

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数字上8畳の広さがあるお部屋ですがL字型の変形間取りでせまく見えやすいため、お部屋を広く見せる工夫が必要です。お部屋の窮屈感を軽減するにはインテリアの色使いがポイントで、ホワイトに近い明るい色をベースカラーにすると開放感が出て実際よりも広く感じられます。また、家具は背の低いものを選んで視線が抜けるようにすると、さらに圧迫感が軽減します。

窓との距離と通路幅を考慮してベッドの位置を決める

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このお部屋の形状であれば窓の下にベッドを置くのも良いですが、光漏れや冷気の侵入が気になる可能性があります。そのためベッドは壁寄せにすることで就寝時の暗さの確保や寒さの軽減をして、窓の近くにはドレッサーやデスクを置いて明るい空間を活かしています。

また、ベッドの位置を決める際には通路幅をしっかりと確保する必要があります。一般的なベッドの高さ(50cm前後)であれば、通路幅は50cm程度開けておけば問題なく行き来できます。ローベッドであれば通路幅40cmを目安にしましょう。

リラックスできる南国リゾート風ベッドルーム:6畳

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バリ風のリゾートインテリアでは、ウッドやグリーンなど自然を感じさせるアイテムの使い方がポイントになります。ベッドやサイドテーブル・ブラインドにはダークブラウンを採用すると、落ち着きのある雰囲気が出てホテルのような高級感が感じられます。プルメリアのアートフレームや存在感のある観葉植物が南国らしい雰囲気を盛り上げてくれます。

通路幅が厳しい場合はヘッドボードなしという選択肢も

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就寝時間・起床時間が異なるお二人の場合、寝室を分ける方法もありますが「新婚なのに別室で寝るのはさみしい」と思うかもしれません。そこでおすすめなのは同じ寝室でベッドを分けるという方法です。それぞれのスペースを確保しつつ、お互いの存在感を感じられます。

しかし、6畳のお部屋にシングルベッドを2台入れると通路幅がかなりギリギリになってしまいます。30cm程度の通路幅が確保できれば横歩きで通過することは可能ですが、余裕をもたせたい場合は奥行きがせまいベッドを選ぶと良いでしょう。ヘッドボードがフラットなものやヘッドボードなしのものは比較的奥行きが小さいため、通路がせまい場所でも置きやすいです。

腰壁が印象的な西海岸風インテリア:6畳

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西海岸風インテリアをイメージした爽やかな雰囲気のベッドルームです。極力ものを減らしたシンプルな空間ですが、壁紙を一部だけ変えることでスペースを圧迫することなくおしゃれ度をアップさせています。通常アクセントクロスを用いる場合は壁の一面だけ色を変えることが多いですが、こちらではお部屋全体の腰壁部分だけを変えることでより印象的に見せています。壁紙の切り替え部分にはモールを施すことで、より意匠性がアップします。

フロアランプなら省スペースで存在感抜群

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大きなベッドで一緒に寝るというのは新婚カップルなら一度は憧れるシチュエーションなのではないでしょうか。こちらでは6畳の寝室に大きなクイーンベッドを置く代わりに、他には何も置かずにスッキリとした空間にしています。

通常ベッドサイドにはサイドテーブルとテーブルランプを合わせることが多いのですが、せまい場所であればフロアランプがおすすめです。スペースがせまくても置きやすく、お部屋の雰囲気を格上げしてくれます。また、フロアランプはドアの対角線上に置くことで奥行き感が出て、お部屋を広く錯覚させることもできます。

色をおさえて清潔感のある上質な寝室に:7畳

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色をおさえたシャビーシックで大人っぽいコーディネートですが、質感を変えることで単調な雰囲気を回避しています。中でも注目はファブリックのヘッドボードです。ボタン留めされていて凹凸があり、エレガントな雰囲気を醸し出します。間接照明によって生まれる陰影で、さらに上品な印象になります。

4連のペンダントライトはあまり寝室には使わないアイテムなので入室時に目を引き、お部屋の上質感をよりアップさせてくれます。設置する位置は、頭上を外してあげることで就寝時に圧迫感を感じません。

大きな家具は死角に隠して広く見せる

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お部屋に入った時にまず目に入る場所には観葉植物を置いて、リラックスできる空間を演出しています。ベッドの手前にスペースを空けて床を見せることで空間に広がりが感じられます。また、高さがあり圧迫感につながりやすいドレッサーは、入室時に死角になる場所に置いているため存在感が抑えられます。

ハイブランドアイテムと過ごす高級感あるベッドルーム:6畳

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インパクトのあるハイブランドのカバーリングを主役にした高級感のあるコーディネートです。お部屋の奥に置いた水槽にブランドバッグを飾ってショーケースのようにしているのも面白いアイデアです。照明を入れることでさらにバッグが映えます。

枕元は窓や入口から離して置く

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ベッドを壁に寄せて設置する場合は、頭側を窓や入口から離してあげると睡眠の妨げになりにくいです。枕元が窓から近いと冷気や光漏れが気になるかもしれませんし、入口から近いと他の人が入室する際の物音や廊下の灯りで目覚めやすくなります。

また、こちらのお部屋では入室して正面に見せる壁をアクセントクロスにすることで、お部屋の雰囲気をぐっとおしゃれにしています。さらに枕カバーの柄や壁にかけたアートをシンメトリーにすることで、より上質な印象を演出しています。

BOHOスタイルのリラックス空間:6畳

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ボヘミアンでありつつ洗練されたBOHOスタイルの寝室です。BOHOスタイルとは、民族調の柄や自然素材を取り入れながらスタイリッシュで自由気ままなミックススタイルを指します。コットンのシェニール織りラグはインテリアの雰囲気アップだけでなく、寝起きの足の冷え防止にも役立ちます。リネンカーテンや観葉植物もBOHOスタイルによくマッチしていて、リラックス感あふれる空間を作り出します。

フォーカルポイントを意識して飾る

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入室時にまず目に入る壁には民族調のタペストリーや自然素材のランプを飾り、世界観をしっかりと表現しています。逆サイドに置いた姿見は空間を広く見せる効果があり、就寝時には目に入らない位置なので気になりにくいです。

色とアイテムでミッドセンチュリーを表現:14畳

https://hellointerior.jp/plan/1084

イームズらしい色使いを壁に取り入れたミッドセンチュリー感あふれるコーディネートです。石壁や木の天井も世界観の確立に大きく影響しています。また、シェルチェアやボールクロックといったミッドセンチュリーの名作インテリアを取り入れることでより説得力が増します。

囲まれ感が落ち着く隠れ家風ベッドルーム

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14畳と広い寝室ですがL字型の石壁で2つに仕切って、囲まれ感のある落ち着いたベッドスペースを作っています。ベッドはあえて入口寄りにして、奥にはチェアスペースを確保しています。ちょっとしたスペースですが寝ているパートナーにあまり気を遣うことなく読書を楽しんだりスマホをチェックしたりできるので、一緒に過ごす時間を大事にしたい新婚夫婦におすすめです。

レトロな雰囲気の和モダン寝室:5畳

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ローベッドを使った和モダンなベッドルームです。べッドカバーやアートに和の要素を取り入れることでモダンさを活かしながら日本的な印象をしっかりと表現しています。特に注目したいのがお部屋全体に取り入れた腰壁です。モールディングの腰壁は大正ロマンを感じさせるレトロでハイカラな雰囲気があり、お部屋の格を感じさせます。

手前を空けて広く見せる

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横幅のあるお部屋の場合、ベッドは中心からずらして奥に設置して、手前にスペースを残しておくと空間を広く感じられます。空いた空間があれば就寝前に軽い運動もできますし、クローゼットの前であれば服の出し入れを楽にしたりもできます。その際、奥側は壁にぴったりとつけるよりも少しスペースを空けておくと使いやすさがアップします。通路として使うのであれば最低30cm・布団のずり落ち防止であれば10cm程度空けておきましょう。

プロジェクターでスマートにシアタールーム化:7畳

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紫やブラウンの落ち着いた色合いの中にオレンジのラウンジチェアがよく映えます。7畳のお部屋ですが変形間取りで数字ほどの余裕はないため、テレビは置かずに照明型プロジェクターを採用しています。空間を圧迫することなく大画面が楽しめるため、寝室のシアタールーム化に最適です。床にはタイルカーペットを敷き詰めることで吸音性やクッション性が高まり、お部屋の高級感もアップします。

背の高い家具は死角に置いて視線の抜けを確保

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背の高いラウンジチェアは入室時に目に入る場所にあると、視線を妨げてしまい圧迫感を感じやすいです。そのため、入口から死角になる場所に配置するのがおすすめです。入口から掃き出し窓までの空間には家具を置かず、直線状に通路を開けることで開放感が感じられます。

【レイアウトのコツをまとめると?】寝室のお部屋づくりにおすすめの方法

ベッドのサイズは通路幅から考える

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「大きなベッドで一緒に寝たい!」というのは新婚夫婦なら一度は憧れる夢なのではないでしょうか。しかし、ベッドのサイズを決めるときには通路幅を考慮しないと使いづらくなってしまいます。

一般的な高さのベッド(50cm前後)であれば50cm程度、ローベッドであれば40cm程度は通路として空けておきましょう。クローゼットがある場合は、クローゼットの扉からベッドまで75~90cm程度の余裕を残しておけば問題なく使用できます。この通路幅を確保できる範囲内でベッドの大きさを選ぶと、あとから「思ったよりもせまい」「使いづらい」といった失敗が防げます。

ベッドを壁寄せにする場合は壁や窓からの距離を意識する

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ベッドの短辺側を壁寄せにする場合は、窓や入口との位置関係に注意しましょう。腰高窓の真下にベッドを置くと、冷気の侵入や光漏れが気になる可能性があります。また、入口の近くにベッドを置くと、パートナーが入ってきたときの物音や廊下の光で目覚めてしまいます。新婚夫婦でも毎日同じ時間に寝るということはなかなか難しいので、少なくともベッドの枕元は入口から遠い位置にすると快適に眠りやすくなります。

ベッドの長辺側を壁寄せで設置する場合は、壁にぴったりとつけるのではなく10cm程度離しておくのがおすすめです。布団のずり落ちが起こりにくくなり、空気が循環しやすくなるため湿気やホコリもたまりにくくなります。また、壁との距離ができることで就寝中の窮屈さが軽減し、壁に腕などがぶつかりにくくなるため快適性もアップします。

入室時の見え方を意識して家具を配置する

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お部屋の雰囲気は入室時の第一印象で大きく変わります。そのため、お部屋に入る際に見える景色はとても重要です。特に注意したいのは「背の高い家具が入室時に目に入らないかどうか」です。視線を遮ってしまうと空間がせまく感じられ、圧迫感を与えてしまいます。チェアやラックなどを置く場合は、入口から死角になる場所に配置しましょう。

また、お部屋の奥に掃き出し窓がある場合は、そこまでの通路をしっかりと確保しておくとさらに開放感が感じられます。洗濯物を干すときなどの家事動線にもなりますので、可能な限りしっかりと通路幅を確保しておきましょう。

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入室時に目に入る位置に姿見を置くのもお部屋を広く見せる良いテクニックです。空間に広がりを感じられるため、お部屋を実際よりも広いと錯覚させることができます。

まとめ

新婚カップルにとって寝室はパートナーとのリラックスタイムを楽しむための大切な空間です。しかし、その空間を快適なものにするためには、お互いが快適に暮らせるようなレイアウトにすることが重要です。

また、寝室は基本的に寝るためのお部屋ですが読書や映画を楽しんだり、洋服を着替えて外出の準備をしたり、洗濯物を干したりとお家によって用途はさまざまです。用途に合わせた使いやすいレイアウトにこだわれば、さらに快適で気持ちよく利用できます。

ベッドの大きさ・家具の配置・通路幅などにこだわって、さらにパートナーと仲良くなれるような最高の寝室を実現しましょう!