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【プロが教える】憧れのバスコートをおしゃれに実現する方法!開放感と目隠しのバランスを取る

岩野愛弓
著者:岩野愛弓 (インテリアコーディネーター/宅地建物取引士)

注文住宅会社で15年以上インテリアデザインやコーディネート業務に従事。オーダーメイドな造作家具の基本デザインや自然素材を扱う住空間を得意とする。素材感や雰囲気があるもの、ディティールがしっかりと造られているもの、カタチがよいものに惹かれ、インテリアアイテムをご提案するときは国内、海外問わず情報収集しコストパフォーマンスも重視している。住まいに関するコラムライターとしても活動中。

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バスタイムをより快適に過ごすために、住まいにバスコートを取り入れる方も増えています。お家時間が多くなっているなか、夜も日中も入浴を楽しみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

今回は、風や光を取り込み、自然を感じながらゆったりとリラックスできる憧れのバスコートについて、メリット・デメリット、おしゃれに演出するポイントやバスコートの実例をたっぷりとご紹介いたします。これから住まいに取りれようと検討している方はぜひ参考にしてください。

プロが教える!バスコートをおしゃれに実現するポイント

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浴槽に浸かりながら外の景色を眺められるバスコートとは、そもそもどのようなスペースなのでしょうか、メリット・デメリットもしっかり理解して、バスコートづくりの参考にしていきましょう。

バスコートとは?

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バスコートとは、浴室とつながるように作られた中庭のこと。緑豊かに植栽をしてプライベートガーデンのようにすることもあれば、ウッドデッキやタイル敷きの床にリクライニングチェアなどを置いてテラスのようにすることもあります。

出入りができるように窓を大きく確保するバスコートが多いですが、ユニットバスなどで窓の大きさが限られる場合は、ワイドな横長窓を透明ガラス仕様にして、浴槽から植栽を眺められるようにするコンパクトなバスコートもあります。

半屋外のように窓を全開にしたり、空を切り取るようにあえて塀を高く立てたり、つくり方しだいで雰囲気がガラリとかわるのもバスコートの魅力ともいえます。

改めてバスコートのメリット / デメリットを整理します

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贅沢な気分が味わえるバスコートですが、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。

メリット

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屋外に向かって景色が広がるバスコートは、開放感を得られる点が大きなメリットのひとつでしょう。風が通り抜けたり日差しを感じたり、屋外の空気を感じられることがバスコートの醍醐味ともいえます。非日常の気分を味わえることも魅力的ですね。

本来、入浴は夕方から夜に済ますという方も多いですが、日中の入浴もおすすめです。バスコートからの景色も鮮やかに見えるため、ぜひ明るい時間帯の入浴を楽しみましょう。

デメリット

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開放感がある分、バスコートの配置によっては周囲からの視線が気になることがあります。できるだけリラックスして過ごすためには、目隠し対策は必須です。洗面所など他の部屋とのつながりもありますから、間取りによって使い勝手もかわるため、あくまで生活動線を考えたうえで、バスコートの配置を決めましょう。

せっかく大きな透明ガラスを採用しても湯気のせいで曇りガラスのようになってしますことも少なくありません。普通に入浴すると湯気がでます。冬場などは外との温度差もあり結露しやすくなりますので、換気対策もしっかりと行うことが大切です。

バスコートをおしゃれに取り入れるポイント1.入浴を楽しめる間取り計画

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バスコートの開放感を十分に楽しむためには、透明ガラス仕様で大きく窓をとることが効果的です。窓はバスコートへの出入りがしやすい引き戸やテラスドアがおすすめです。また、同時に周囲からの視線が気にならないような間取りの配置計画も重要です。

隣家からの見え方、マンションなど高階層からの見え方など場所によって視線は異なります。夜と日中と実際に現地に立って、どのような視線が気になりそうか確認します。浴槽は窓際に近づくほど外からは見えやすくなりますから、視線が気になるときは浴槽や洗い場はバスルームの奥に配置するとよいでしょう。

「バスコートを壁も天井も塞いでしまえば視線の問題はないのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、閉鎖的にし過ぎてもよくありません。日当たりも悪くなりせっかくの開放感も半減してしまうこともあります。目隠しは塀や植栽などを組み合わせて、適度な開放感を保つことがおすすめです。

バスコートをおしゃれに取り入れるポイント2.視界に植物を取り入れる

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デッキやタイル敷きのバスコートが外につながるようになっているだけでも開放感はありますが、バスルーム側からガラス越しに眺められる植栽があると、グッとリゾート気分が盛り上げります。

グリーンは癒し効果も期待できるものです。冬でも緑が保てる樹種が理想的ですが、庭とは違い頻繁にお手入れができない可能性もありますので、手がかからない樹種であることも大切です。2階にバスコートがあるなど土入れが難しい場合は、観葉植物のような鉢植えでもよいのでぜひ取り入れてみてください。

バスコートをおしゃれに取り入れるポイント3.ライトアップでホテル気分

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夜のバスコートも楽しむためには、スポットライトでライトアップがおすすめです。たくさん植栽をできない場合でも、ひとつのシンボルツリーにライトアップするだけで、手軽にドラマチックな演出が可能です。

スポットライトは、植栽の下から上に向かって照らすとよい雰囲気になりますが、スポットライトの灯りが近隣の建物に反射してしまいトラブルになることもあります。建物同士が接近した立地では、場合によってポールライトなどやさしい灯りを複数置いて幻想的なライトアップも検討してみてください。

バスコートをおしゃれに取り入れるポイント4.開放感を活かした目隠し対策

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満足度の高いバスコートにするには、目隠し対策がポイントです。壁の一部にガラスブロックを使うと、明るさを確保しながら景観も取り入れることが可能になり、ゆらゆらしたガラスが輪郭をぼんやりみせる効果がありますので、目隠しに効果的です。

また、ルーバー型のフェンスは風通りを遮ることなく、視線を遮断してくれます。室内窓に使うブラインドを想像してもらうとわかりやすいですが、ルーバーの方向によっては中から外は見えやすいですが外から中は見えにくくなっています。

ルーバーの向きや幅、隙間の寸法などどれくらいが適切なのか慎重にシミュレーションすることをおすすめします。また、バスコートはバスルームの延長線上にあるものですから、目隠しの素材選びもバスルームからの流れの雰囲気に合うようにすることが成功するポイントです。

 

スタイル別おしゃれなバスコート実例13選

モダンスタイルのバスコート実例 4例

艶感のある内装でホテルのようなバスルームに

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艶感のある大理石タイルが高級感のあるバス空間。外のバスコートまで一直線に伸びて視覚的な長さが演出され、ホテルのようにゆったりとしたゆとりあるスペースを感じさせます。バスコートの白壁に植栽の緑が映えて、壁のブラケット照明は夜も快適なバスタイムが楽しめます。

ホワイト×ウッドでくつろぎの空間

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バスルームからバスコートまでホワイトカラーを基調とし、清々しい清潔感が演出されています。大開口の窓が連窓になり、浴槽からも洗面スペースからも自由に出入りできるため、家族とのコミュニケーションを取りながらの入浴も楽しめますね。

圧倒的な開放感を楽しむ

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まるでバスコートが主役かのように、壁面が大きく切り取られています。大開口からの眺めは圧倒的な開放感が感じられるでしょう。たっぷりの日差しに包まれて、ついつい長いしたくなる空間です。

寝室とバスコートを共有

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バスルームも寝室もひとつながりの部屋に位置するなら、バスコートを共有して使うのもよいでしょう。2階以上の部屋で周囲に高い建物がなければ、最低限の目隠しで開放感のあるバスコートが可能です。

北欧・ナチュラルスタイルのバスコート実例 3例

木のぬくもりを感じるナチュラルスタイル

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無垢材で作られたバスコートの床は、素足で歩きたくなる優しい肌触り。浴槽から直接バスコートにでて、湯冷めの時を過ごします。ひんやりしない無垢材ならではの心地よさです。

モザイクタイルがやわらかさを演出

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バスコートに木製のルーバー目隠しを採用し、バスルームの窓枠や天井の素材とともに自然の温もりを感じる空間に。浴槽に浸かったときの目線上に植栽が見えて、限られたスペースでも風や光を十分に取り込んでいます。素朴な木製ルーバーと浴室のモザイクタイルのやわらかい雰囲気がよく似合っていますね。

透明ガラスとバスコートで奥行ある空間に

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透明な窓の外に設けたコンパクトなバスコート。限られたスペースでも、植栽で季節の移ろいも感じることができます。バスルームの間仕切りも透明ガラスにすることで、バスコートまでひとつながりの空間に。椅子などを置いてリラックスした時間を過ごせるのも魅力です。

西海岸・インダストリアルスタイルのバスコート実例 4例

ダイナミックなバス空間

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天井からのダイナミックな開口部が抜群の開放感を感じるバスコート。ガラスブロックで明るさをしっかりと確保し、ジェットバスでは日頃の疲れを十分に癒します。まるでリゾートホテルに滞在しているような心地よさです。

緑豊かな景観が非日常を感じさせる

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大きな開口部から望むのは、緑豊かな景色。晴れている日はたっぷりの光を感じて、雨の日は潤いが与えられた艶やかな植物を眺めて、いつでも非日常を味わえるバスコートです。

無機質なバスコートはクールな印象に

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モルタルやコンクリートのような無機質な背景のバスコートは、植栽があってもどことなくクールな印象になります。個性的なフォルムの浴槽が映えて、どの角度から見てもおしゃれな雰囲気がする空間です。

中庭を中心にくつろぐプライベートな時間

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バスルームからも個室からも自由に行き来ができる中庭バスコート。大きく切り取られた空からは、青い空はもちろん夜はお月見も楽しめます。高さのある塀でも無垢材を使ってるため圧迫感は軽減されて視界もきにならないプライベートな空間です。

独自のスタイルを突き進むバスコート実例 4例

広大なガーデンを独り占め

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バスコートにつながるガーデン空間。湯上りあとの庭の散策も楽しめます。生い茂る植物が目隠しになり、バスルームもより開放的に使うことができます。自然を愛でながらのバスタイムは至福の時間ですね。

アウトドア気分のバスタイム

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バスコートへの扉を全開すると、南国にいるようなアウトドア気分を満喫できます。大きなヤシの木が立ち並ぶ景色を目にしながらのバイスタイムは、室内とは思えない心地よさでしょう。石塀で外からの視線はシャットアウトしていますので、思い切りプライベートな時間を過ごせます。

日本のエッセンスが粋な空間

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半屋外のようなバスコート。松の植栽や置石、玉砂利、墨色の浴槽など日本を感じるエッセンスが散りばめられています。ブラック、グレーなどダークカラーが多いと暗い印象になりがちですが、天井は光が下まで届くように透明感のある素材が使われています。天井も高さにゆとりがあるため、外の景色が見えなくても十分に開放感あふれるバスコートです。

本格的な和庭を眺める贅沢

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和の趣がある庭は、枝ぶりが繊細で高低差のある植栽の配置が特徴ともいえます。限られたスペースのバスコートでも、飛び石やふくらみのある盛土を表現することでグッと奥行を感じるでしょう。御影石や木製の浴槽でコーディネートされたバスルームとともに、日本の宿の雰囲気を味わえます。

まとめ

視界が広がり贅沢な気分が味わえるバスコート。植栽やアウトドア家具を置いてリゾートのような雰囲気を演出したい方には、ぜひ取り入れてほしい空間です。目隠し対策を考えること、バスルームとのつながりを考えてコーディネートすることなどに気を付けて、リッチな気分が満喫できるようなバスコートを計画してみてはいかがでしょうか。

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