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【プロが教える】憧れのヌックを実現する方法!ヌックのメリット・デメリットからおしゃれ実例まで

おおたひろこ
著者:おおたひろこ (インテリアコーディネーター)

大学で建築を学び、建築・インテリア業界で10年以上勤務したのちライターに転身。インテリアコーディネーター資格保有。自宅はモダン+グリーン多め、子どもとペット共存のインテリアです。専門的な視点と生活者の目線で、皆さまのインテリアづくりをお手伝いします。

近年は住宅を開放的に使うために、リビングダイニングを広くとる傾向があります。
ですが、天井が高く広い空間ばかりではちょっぴり落ち着かない気分にもなりますね。
囲われた空間で何かに集中したり、くつろいだりできる場所があるといいなと思うこともあるでしょう。

そういった希望を実現してくれるのが「ヌック」です。
ヌックは隠れ家のようなコンパクトでくつろげる空間を指します。

ある意味、とても贅沢とも言えるヌック。
そんなほっこりリラックスできるヌックを、自宅に取り入れてみませんか。

この記事では、ヌックを実現するポイントや素敵なヌックの実例を豊富にご紹介いたします。
デッドスペースのような小さなスペースで実現するヌックが、あたなの生活を豊かにするかもしれません。

プロが教える!おしゃれなヌックを実現するポイント

そもそもヌックとは?

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ヌックという言葉は、広く知られている言葉ではありません。

こじんまりとした隠れ家のような居心地のよいスペースのことをさします。「DEN」を「趣味を楽しむ隠れ家」とするなら、「NOOK」は「家族が集う隠れ家」です。広い家ならダイニングリビングの他に「ヌック」を作ることもできますが、日本の住宅事情ではなかなか難しいため、例えばダイニングの隅の一角や階段の踊り場など、「気がつけば何故か自然に家族が集まっている」という場所が「ヌック」ということになります。ニュアンスとしては「家族の溜り場」ともいえます。

(不動産用語集【LIFULL HOME’S/ライフルホームズ】)

つまりヌックとは、適度に囲われた居心地の良い場所を指します。
天井が低かったり、床が上がっていたりするすることが多く、開放感とは対局の空間です。
しかし、完全に囲われているのではなく、リビングなどに開放された面があるのが特徴です。

家の中に小さな小屋があるイメージで、ヌックの仕上げは他と変えることがおしゃれなヌックのポイントです。
クッション置いたり、カーペットを敷いたりして、温かみのあるくつろげるスペースに仕上げることが多くなります。

本を読んだり、音楽を聴いたり、家族団欒のスペースとして活用するほか、子どものプレイスペースとしての使い方も人気があります。

改めてヌックのメリット / デメリットを整理します

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それではヌックのメリットとデメリットを確認してみましょう。

【メリット】

・くつろぎのスペースをプラスできる
・空間のポイントになる
・ゴロゴロできる

【デメリット】

・段差が超えられない人には使えない(バリアフリーにはならない)
・ロボット掃除機が利用できない
・スペースが適当でないと、ただの飾りスペースになってしまう

おしゃれに取り入れるポイント① メリハリをつける

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ヌックを作るなら、ヌックなのかそうでないのかはっきりしない場所にせず、ほかと異なる仕上げや空間にしてきっちり分けて作りましょう。
一目でヌックだとわかるように、メリハリをつけることがおしゃれなヌックにするポイントです。

また、肌触りの良いラグを敷いたり、マットレスやクッションを置いて、自然にそこで過ごしたくなるようなコージーな空間に仕上げましょう。

おしゃれに取り入れるポイント② 段差を活用する

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ヌックで重要なのは、適度にこもる感覚になる空間です。
お部屋の中でほかと区別するためにも、天井を下げたり、床を上げたりしましょう。
入り口を狭くすることでも、こもり感を演出することができます。

おしゃれに取り入れるポイント③ 緩やかにつながる空間にする

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ヌックは個室ではありませんから、扉は設けません。
リビングなどと緩やかにつながる空間を作ります。
そのため、段差をつけたり、ほかと仕上げを変えたりすることでお部屋と緩やかに仕切りるようにします。

後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介

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床を上げて、カーペットではなく畳を敷く方法も人気がありますが、画像のように作ってしまうとただのリビングに面した小上がりの畳になってしまいます。
入り口を作り天井も下げるなどして、部屋の壁や天井ラインでそのまま繋げてしまわないようにしましょう。

おしゃれなヌックインテリア実例16選

リビング・ダイニングのヌックインテリア実例 4例

ソファスペースをヌックにする

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リビングのくつろぎスペースといえば、ソファです。
このソファをヌックスペースにすれば、より安心感のある場所にすることができますね。

画像は、壁面を家型にくぼませてそこにクッションを置いた例です。
おそらくオリジナルでクッションを作ってもらったのでしょう。
サイドにはちょっとしたものがしまえる収納もありとても便利そうです。

内側は木仕上げにして、ナチュラルなインテリアの雰囲気はそのままにヌックが可愛らしいポイントになっています。

大きな出窓のようなヌック

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リビングのヌックで人気があるのは、窓枠に腰掛けられるスペースを作るタイプです。
この方法はそこまで大きなスペースが必要なく、飾るだけの出窓と違って腰掛けられる場所というプラスアルファの空間を作ることができます。

クッションをさまざまにコーディネートすれば、窓の外の景色と共に季節感を演出することも可能です。

収納付きのくつろげるスペースに

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こちらは窓枠を利用したヌックですが、サイズが大型のタイプです。
壁をふかした場所を無駄なく使うためにも、画像のように収納を作るのもおすすめします。
また、読書をゆっくりするなら、照明も設置しておくとよいでしょう。

奥行きが取れない場合は、カウンターをはり出して

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窓枠ヌックに奥行きが取れない場合も諦めないで。
画像のようにカウンターを設置すればヌックのようなスペースを作ることができます。
雑貨や花を飾るスペースとしても、ちょっとあるだけで余裕があるインテリアにすることができるでしょう。

キッチンのヌックインテリア実例 4例

家事の途中でくつろげる場所としてのヌック

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家事の途中に休憩ができるスペースとして設けたヌック。
キッチンにベンチを組み込むタイプは海外でもよく見られます。

クッションを置けば、作業場イメージのキッチンがくつろぎのスペースに。
ヌックがあれば、キッチンが柔らかい印象になります。
作業中でも目が行き届く、子どもの読書スペースとして使ってもよいですね。

食事もとれるスペースに

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ベンチを置いたら、コンパクトなテーブルを用意して、食事もできるスペースとしてヌックを利用するアイデアも素敵です。
画像は収納も兼ねていて、とても便利そうですね。

収納家具を活用してヌックを作る

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より囲われた印象にしたいなら、画像のような背の高い収納の間にヌックを。
窓辺なので、収納の圧迫感を感じずに寛ぐことができます。
海外なら、靴を履き替えたりするスペースにも使われる場所です。

夜間は暖かい灯りでヌックを照らして、おしゃれなフォーカルポイントにすると良いでしょう。

家事スペースとしてヌックを併設

 

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こちらはちょっと広めのヌック。入口は小さめに作り奥に空間を作っています。
小ぶりなデスクとチェアを置いて、キッチン横の家事スペースとして使用するパターンです。

階段のヌックインテリア実例 4例

居心地の良いライブラリ空間に

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階段下は、階段の傾斜を利用するため、屋根裏部屋のようなおこもりヌックにぴったりの空間を作ることができます。
こちらの画像は、デイベッドのようなリッチなマットレスを置いたライブラリヌック。
廊下部分に面しているので、余計なものが目に入らず集中して読書ができそうですね。

就学前のキッズスペースに

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ヌックの利用方法として、隠れ家的な楽しさから、キッズスペースにする活用も人気があります。
子どもも楽しいですし、おもちゃなど散らかりやすいものをしまう場所としても重宝します。
入り口と壁紙を工夫して、楽しい雰囲気に仕上げるとよいでしょう。

チェアを置くヌックもあり

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ヌックといえば、クッションをたくさん置いて、座ったり寝転がったりするイメージが強いですが、画像のように囲われた場所にチェアを置く方法でもOKです。
デイベッドのようなものよりも、パーソナルチェアのほうが読書はしやすかったりしますね。

画像は階段下と柱をうまく利用して、適度に囲まれた空間が作られています。

デッドスペースが篭れるお部屋に

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高さの取れない階段下は収納にすることが多いですが、ゴロゴロするヌックにすれば一部屋プラスできます。
ベンチやビーズクッションなどを置いて、本を読んだりお昼寝したりするスペースにぴったり。
画像の階段は蹴上げが抜けているので、開放感もありながら適度に視線をコントロールすることができます。

こんな場所にも!独自のヌックインテリア実例 4例

寝室に旅館のようなヌック

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こちらは寝室に旅館の縁側のようなヌックをしつらえた面白い例です。
小さなスペースですが、寝室がとても贅沢な空間になっていますね。
こちらは板間に座布団ですが、畳を敷くのも人気です。

カフェのようなスペースにする

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ヌックをうまく活用して、お部屋の中にカフェ空間を作ったアイデアです。
生活空間の余計なものが目に入りにくく、外の景色を見ながらゆっくりお茶タイムが実現するスペースになっています。
ヌックだけ仕上げを木にすることで、よりくつろげる場所になっていますね。

愛犬用ヌック

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犬や猫を飼っている人におすすめなのは、ペット用ヌックです。
入り口にゲートを設けてケージを兼ねる方法も人気があります。

中には、丸見えにしたくないトイレなどを設置。
匂いがこもらないように換気システムは必須です。
また、仕上げも匂いが染み込みにくい素材を選ぶとよいでしょう。

ヌックでペットもゆったり過ごせますね。

押入れをヌックに改造

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リフォームなどで対応可能なのが、押入れや収納をヌックに変更する方法です。
扉や襖を外し、塗装したり壁紙を貼ったりして仕上げます。

押入れのように奥行きが深い場合は、奥に本棚を設置してもよいでしょう。
ヌック設置のポイントは、カラーや仕上げで他の場所と変化をつけることです。
画像のように照明も大きなポイントになりますから、ぜひ設置しましょう。

まとめ

今回は、プラスアルファのくつろぎスペースを作れるヌックについて解説しました。
小さな空間ですが、リビングダイニングや個室とは異なる居場所を作ることができます。
お部屋にほかと異なる居場所が増えれば、家での過ごし方にバリエーションが生まれて、さらに家を楽しめることにつながります。

この記事ではさまざまなヌックをご紹介しました。ぜひ参考にしていただいてヌックのある家を作ってくださいね。

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