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WEDGWOOD(ウェッジウッド) の人気の秘密を探る!イギリスの老舗陶器ブランドは日常にも取り入れ可能

ウェッジウッドは、260年以上の歴史を持つ、イギリスの老舗陶器ブランドです。ウェッジウッドの創業者、ジョサイア・ウェッジウッドは「英国陶芸の父」とも呼ばれており、それまでただの日用品でしかなかったイギリスの陶器を、芸術的な美しさを持ったブランド品へと昇華させることに成功しました。

18世紀のネオクラシックスタイルの時代から現代に至るまで、世界中の人々に愛され、そのテーブルウェアを彩ってきたウェッジウッドの魅力について、今回は探っていきたいと思います。クラシックスタイルが好きな方から、高級感のあるテーブルウェアをお探しの方、上質で価値の変わらない長く愛用できるテーブルウェアをお探しの方など、ぜひ参考にしてみてください。

ウェッジウッド が何故支持されるのか?インテリアのプロがその人気の秘密を紐解く

ウェッジウッドとは?

1730年、イギリス(イングランド)のスタフォードシャー州のバズーレムに住む、陶器職人の家に末っ子として「ジョサイア・ウェッジウッド」は誕生しました。当時のイギリスの陶器は、現在のような価値ある存在ではなく、日常でただ消費されるだけの一般的な道具に過ぎず、それを作る陶器職人もまたそれほど裕福な職業ではありませんでした。わずか9歳で父親が亡くなると、ジョサイア少年は後継者の兄の元で陶芸を学び始めます。あまり裕福ではない生活の中、11歳の頃に天然痘を患い足にハンデを抱えるようになると、ジョサイア少年はより陶器についての研究に没頭するようになります。

22歳の時、兄の元を離れいくつかの窯元で共同経営を経たジョサイア氏は、1759年バーズレムのアイビーハウスにある叔父の工場を引き継ぐと、自身の会社「ウェッジウッド」を設立します。父親が亡くなってから20年、ジョサイア・ウェッジウッド29歳の時でした。18世紀のイギリスの上流階級の人々は、装飾的なテーブルウェアを求め、ドイツのマイセンで作られる白磁器を愛用しておりましたが、大変高価な品であったため、ジョサイア氏はより安価で見た目の良い陶器作りに邁進しました。

最初のアイビーハウスの工場で開発した緑の釉薬を用いた陶器が好評となり、1762年にはブリックハウスの工場へと移転することになります。その工場で、クリーム色の陶器「クリームウェア」を従来よりも淡く、軽く、安く、そしてより強く、繊細な造形を可能することに成功します。このクリームウェアはその後、当時の国王ジョージ3世の妻シャーロット王妃にも好評となり、「クイーンズウェア」の名前の使用を許可されることになります。このクイーンズウェアは、のちにロシアのエカチェリーナ2世にも収められており、またヨーロッパやアメリカにも輸出され、一時代を築き上げます。

ブリックハウス工場からエルトリア工場へと移転を果たすと、黒色陶器を改良した黒い炻器(ストーンウェア)の「ブラック・バサルト」を生み出します。さらに4年の研究開発期間を経てウェッジウッド社の代名詞とも言える「ジャスパーウェア」が誕生します。ジャスパーウェアは、カメオ装飾が施されたマットな表面の質感が魅力の美しいストーンウェアで、これまでの陶器とは全く違う古典美術品のようなスタイルに人々は熱狂しました。このジャスパーウェアはウェッジウッドの人気アイテムとして、現在に至るまで作り続けられている人気シリーズの一つです。

初代ジョサイア・ウェッジウッドによって築き上げられたウェッジウッド社の強固な基盤は、脈々と現在にまで受け継がれてきました。彼の開拓した技法やデザイン、そして品質の良いものづくりの魂は、彼の血族の手から会社の経営が離れた現在でも確かに息づき、世界中のファンのテーブルウェアを彩り続けています。日本では、大手百貨店やアウトレット店、ネットショッピングサイトなどでも購入することができるので、興味のある方はぜひ覗いてみてはいかがでしょう。

参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「ウェッジウッド」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89

参考:WEDGWOOD HP「260 YEARS OF CREATION AND INNOVATION」(海外サイト)
https://www.wedgwood.com/en-gb/welcome-to-wedgwood/editorials/260-years-of-wedgwood

ウェッジウッドのスタイル

ウェッジウッドのアイテムは、基本的に上品で質の良いオーラを持っているため、シンプルなデザインのシリーズでも安っぽさがなく、上質な印象を与えます。また、柄の多く入ったシリーズでも、動植物やクラシックな図柄が、余白を生かしながら程よく配置されているので主張が強すぎることもなく、絵柄の入った食器に慣れていない人でも扱いやすいデザインとなっています。

ジャスパーウェアをはじめ、アンセミオンシリーズなど高級感のあるクラシックなデザインシリーズは、ラグジュアリーなクラシックスタイルのインテリアに合わせやすく、やや敷居の高いウェッジウッドのブランドイメージに通じるものがありますが、人気のワイルドストロベリーシリーズや、スウィートプラムなどイングリッシュガーデンのような素朴さと可愛らしさのあるシリーズなど、カントリースタイルやナチュラルスタイルのインテリアと相性の良いシリーズも扱っています。

また、シノワズリやジャポニスムを思わせる、西洋文化の描くアジアンテイストのエキゾチックなデザインのワンダーラストやバタフライブルームなどカラフルなシリーズも扱っているので、個性的なテーブルウェアをお探しの方にもおすすめです。和食や和のインテリアにもマッチする、ストロベリーブルームインディゴシリーズなど、様々なインテリアテイストに合わせて選べる楽しさがウェッジウッドにはあります。

シンプルな無地の白色のシリーズも多く、レース模様の凹凸が美しいイングリッシュレースのようなクラシックスタイルに合うものや、インタグリオのようなエキゾチックなシリーズなど、白一色のシリーズであっても、それぞれの個性を持ったシリーズを多様なインテリアスタイルに合わせて選ぶことができるので、上質で品の良いテーブルウェアをお探しの方はぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょう。

ウェッジウッドの評判

260年もの長い歴史を持つウェッジウッドは、世界中で多くの愛用者がいます。現在は製造していないものなども、アンティークやヴィンテージ市場での人気が高く、普遍的な魅力を保ち続けています。ここではウェッジウッドを実際に使用している方の感想を参考にして、使用感や使ってみてわかる魅力などを見ていきましょう。

半額セールと言っても、やっぱりその辺で売っている食器に比べたらかなり高い感じがするが、ボーンチャイナの食器はやはり丈夫で長持ちするのである。

そしてウェッジウッドのものは柄が繊細で美しく、食洗器で洗って20年使っても金の飾りの部分が剥げてこない。 これはやはり秀逸であろう。

下は6枚買ったディナー皿。 薄くて軽くて、使いやすい。 こういう柄は、どんな食品を載せても邪魔にならない。

https://ameblo.jp/popular2/entry-12671362712.html

 

ちなみに、我が家の普段使いは。
WEDGWOODのピーターラビットです。
厚さのある丈夫な作り。
息子ニコが赤ちゃんの頃から使ってますが、一度も割れたり、欠けたりしていません。

https://ameblo.jp/16e-ranela/entry-12678177478.html

せっかく良い食器を買っても、使いにくかったり、壊れやすかったりしたらガッカリです。その点ウェッジウッドのアイテムは、初代ジョサイア・ウェッジウッドの頃から品質にもこだわっており、美術品のような美しさや繊細さを持ちつつも日常的に安心して使用することができます。見た目は可憐でも、しっかりとした器としての役目も果たします。シリーズによって、重厚感のあるタイプや軽快で華奢なタイプもあるので、ぜひお店に足を運んで実際に手に取って選んでみてください。

ウェッジウッド が好きな方におすすめブランド

Royal Albert(ロイヤルアルバート)

1896年に創業したイギリスの陶器ブランド「ロイヤルアルバート」は、繊細かつ美しいハンドペイントの技術と、リーズナブルな価格のボーンチャイナが有名です。デザインは、イギリスの国花でもある薔薇のモチーフをあしらった、クラシックかつ上品で華やかなデザインを扱っており、クラシックテイストなテーブルウェアがお好きな方におすすめです。

紅茶を最も美味しく飲める「モントローズシェイプ」という形(シェイプ)のカップを製造していることでも知られており、ウェッジウッドも紅茶用・紅茶コーヒー兼用・コーヒー用とそれぞれの用途に合ったシェイプのカップを製造しているので、ご自分の用途に合ったお気に入りのカップを探してみてください。

参考:wedgwood 「Royal Albert」 HP(海外サイト)
https://www.wedgwood.com/en-gb/royal-albert/our-brand

Spode(スポード)

ウェッジウッドと同じく英国4大名窯に数えられるスポークは、銅板転写技術による下絵付け技法の開発や、イギリスでファインボーンチャイナを完成さえたことでも知られています。古代ローマをモチーフにしたブルーイタリアンシリーズは、ボーンチャイナ特有の白に青色による細かな絵柄が施されており、1816年の発売以来スポークを代表するロングセラーシリーズとなっています。

ボーンチャイナは、強度が磁器よりも高く、乳白色と高い透光性が特徴の陶器で、イギリスの陶器ブランドの多くが古くから製造を行ってきました。ウェッジウッドやロイヤルアルバートでもボーンチャイナのシリーズを扱っており、白のニュアンスはそれぞれのブランドごとに微妙に違いがあるので、ボーンチャイナに興味のある方はぜひ見比べてみてください。デザインはイギリスらしい動植物をモチーフにしたクラシックな絵柄のものが多く、細かな図案が特徴的です。

参考:Spode HP(海外サイト)
https://www.spode.co.uk/

プロが選ぶ!ウェッジウッド の代表的なおすすめアイテムを5選

永く愛される苺の絵柄:ワイルドストロベリー シリーズ

1965年に製品化されたワイルドストロベリーは、ウェッジウッドを代表するベストセラーシリーズです。そのデザインは、1806年にはすでに誕生しており、初代ジャサイア・ウェッジウッドのパターンブックにも記されていました。苺の実や花のモチーフは、可愛らしさと素朴さを持ち合わせており、モーニングやアフタヌーンなど、爽やかな食事の場に馴染みます。

人気のシリーズであるため、トレイやカップなどの種類が豊富ですので、食器をトータルで揃えた方にもおすすめです。また、派生デザインシリーズも多く発表されており、日常使いし易く、電子レンジも使用できる「カジュアル」やエンボス加工で苺模様を表した「ホワイト」シリーズなども、使い勝手が良く人気があります。クラシックスタイルや可愛らしいインテリアの他、カントリースタイルやナチュラルスタイルなどにもおすすめのシリーズです。

参考:フィカースジャパン ウェッジウッド HP「ワイルドストロベリー」
https://www.wedgwood.jp/products/list?category_id=58

ノーブルな紋様が美しい:フロレンティーン ターコイズ シリーズ

19世紀後半から使用されてきたフロレンティーンのパターンは、16世紀のグロテスク模様からインスピレーションを得ており、神話の生物グリフィンをモチーフにした古典美術のようなスタイルが特徴のシリーズです。鮮やかなターコイズブルーは食器としては珍しいですが、茶系の色味との相性が抜群であるため、肉料理や煮物、コーヒー紅茶など、料理を盛り付けた時にも見た目の美しさが際立ちます。金彩を用いていないので、電子レンジでの使用もでき、モーニングからディナーまで、多くの食事のシーンで活躍します。

角皿や大皿などバリエーションも豊富なので、和食にも使いやすく、高級感があり重厚感のある落ち着きのあるデザインは、カジュアルからフォーマルな食事のシーンにも使いやすいでしょう。ラグジュアリーなインテリアとの相性が良く、可愛らしさよりもカッコ良さの際立つデザインなので、男性の方にも好まれるシリーズとなっています。

参考:フィカースジャパン ウェッジウッド HP「フロレンティーン ターコイズ」
https://www.wedgwood.jp/products/list?category_id=61

愛され続けるクイーンズウェア:フェスティビティ シリーズ

豊かなフルーツや花綱のモチーフは、祝祭を意味するフェスティビティの名前通り、豊穣をイメージさせるシリーズです。カラーはクリームウェアらしい柔らかな印象のアイボリーカラーの他、ウェッジウッドらしい淡いブルー、そして可愛らしいピンクなど、単色でも組み合わせても使いやすいカラーバリエーションとなっています。食洗機・電子レンジでの使用も可能で、シンプルながら上品で華やかさがあり、クラシックスタイルやカントリースタイルなどのインテリアにマッチします。

陶器であるクリームウェアは、やや厚みがありぷっくりとした凹凸模様が可愛らしい印象で、淡いカラーバリエーションや豊穣を意味するパターンから、結婚祝いや出産祝いなどの慶事の贈り物にもよく選ばれています。

参考:フィカースジャパン ウェッジウッド HP「フェスティビティ」
https://www.wedgwood.jp/products/list?category_id=85

モダンなスタイルにおすすめ:ジオ シリーズ

ファイン ボーン チャイナの美しい白色は、食材の魅力を引き立て、食欲を視覚的にそそります。形はモダンなシンプルスタイルで、日常的に使いやすい、電子レンジ、食洗機対応。長方形型のトレイから小皿まで豊富なバリエーションは、和食から洋食まで、幅広い食事を楽しむ日本の食卓におすすめのシリーズです。

ハニカムパターンの細かなエンボス加工が施された表面デザインと、癖のないシンプルなシルエットは、モダンスタイルやミニマルスタイルのインテリア、北欧モダンスタイルなどにもコーディネートしやすくなっています。白色の食器が好きな方や、普段使いできる食器をお探しの方などにもおすすめです。

参考:フィカースジャパン ウェッジウッド HP「ジオ」
https://www.wedgwood.jp/products/list?category_id=176

エキゾチックなパターンが食卓を彩る:ワンダーラスト シリーズ

旅をテーマに、世界各地からインスピレーションを得てデザインされた、異国情緒あふれる「ワンダーラストシリーズ」は、鮮やかな色彩とエキゾチックな動植物のモチーフを使用したシリーズです。湯呑みや角小皿など和菓子などを食べる時にも使いやすいバリエーション展開を行っているので、日本のお茶の時間にもおすすめです。無地のお皿と組み合わせて使用すると、コーディネートがより楽しめます。鮮やかかつ賑やかなデザインですが、ウェッジウッドらしい上品な雰囲気を持っているので、漆家具など高級感のある和のインテリアとも相性が良いです。

ボタニカルでファッショナブルなワンダーラストシリーズは、一枚からでも気軽に取り入れやすく、お気に入りの一枚としてテーブルコーディネートを楽しむのにも最適です。日本風・中華風・東南アジア風・熱帯地方風のモチーフなど様々な地域をイメージしたパターンがあるので、お気に入りのパターンを世界を旅するように探してみてはいかがでしょう。

参考:フィカースジャパン ウェッジウッド HP「ワンダーラスト」
https://www.wedgwood.jp/products/list?category_id=271&pageno=1

まとめ

ウェッジウッドは高級な食器ブランドのイメージがあるため、敷居が高いと感じている若い層の方の声を聞くことがあります。しかし、実はカジュアルに使うことのできるデザインや、手を出しやすい価格帯の設定など、年齢を問わず楽しめる多くのシリーズを取り扱っています。クラシックスタイルだけではなく、モダンスタイルのインテリアにも取り入れやすいシリーズも扱っているので、興味のある方はぜひウェッジウッドのお店を覗いてみてはいかがでしょう。

参考:フィカースジャパン ウェッジウッド HP
https://www.wedgwood.jp/

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