2021/11/03
カリモク の人気の秘密を探る!カリモク60にニュースタンダード!老舗木製家具メーカーの進化を徹底解説
カリモク家具は日本の老舗家具メーカーとして広く知られるブランドです。そのイメージは年代によっても異なりますが、第一に国内生産の上質な木製家具をつくる安心感のあるブランドというものではないでしょうか。ほかには年配者向けのオーソドックスなデザインと感じている方も多いブランドですが、カリモク家具は時代にあわせて実は進化しています。
高級木製家具はもちろん、初期のころから作られていた人気デザインを別ブランド「カリモク60」として展開したり、デザイナーや他業種とのコラボ家具を発表したりと老舗家具メーカーという立ち位置にとどまらず新しいことにも挑戦しています。
今回は、そんなカリモク家具の歴史と商品の魅力について解説したあと、おすすめ家具をご紹介します。
目次
カリモク家具がなぜ支持されているのか?インテリアのプロがその人気の秘密を紐解く
カリモク家具の成り立ち
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1940年に木工所を創業したことからスタートしたカリモク家具は、機械の木部や輸出用木製箱の製造などを経て、1959年に輸出用の家具木製部の生産をおこないます。1962年には、オリジナルの国産家具の生産を開始し、部品の交換が可能で和にも合う洋家具として応接室などで多く利用されました。このころに作られた家具が「カリモク60」として現在も継続して生産されています。その後、ハイクオリティの「ドマーニ」の開発や海外出展を果たしています。
もとは刈谷木材工業とカリモク家具販売会社が別で存在していましたが、2010年に統合され「カリモク家具株式会社」になっています。
「カリモク家具」公式ホームページ
https://www.karimoku.co.jp/
カリモク家具のブランド別スタイル
カリモクベーシック
https://products.karimoku.co.jp/modelSyosai/?model_id=M1903031
カリモク家具のうちベーシックカタログに載っている商品は、カリモク家具の中心的な木製家具です。木部はオークとビーチがありそれぞれカラーのバリエーションがあります。また、ファブリックやレザーから選択でき、どちらもカラーを多くそろえています。
商品構成はソファやダイニングテーブル、チェア、デスク、ベッド、収納、子ども用家具などで家の中の家具のほとんどすべてがそろいます。
デザインはいわゆるオーソドックスでカリモク家具らしい家具といえるでしょう。日本家屋の和インテリアやレトロ、和モダンなどにフィットします。
カリモクスタンダードの商品はネットカタログですべてを確認することが可能です。
ドマーニ
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ドマーニはカリモク家具のこだわりと技術を結集したハイクオリティブランドで、1983年から製造されています。
デザインはフランスやイギリスのクラシックなものが基本で、高級感のある素材と職人の匠の技と仕上げが特徴です。
▼ドマーニについてさらに詳しく
カリモク60
https://www.pinterest.jp/pin/353040058266589168/
カリモク60は、写真のようなレトロさが感じられるソファを中心としたシリーズで、インテリアショップで販売されていたり、カフェでつかわれていたりと目にすることが多いブランドです。
写真のKチェアは、カリモク家具が1962年に初めて作ったオリジナル椅子の第一号です。それから一度も生産をやめることなく現在もつくり続けられている息の長い人気の商品です。
発売当初は、シンプルでコンパクトなデザインが配置しやすく、部品の交換も可能で長く使用できることから喫茶店や会社の応接室でも使用された人気商品で多くの場所に納品されました。そのため、見たことがある印象が強く懐かしさが感じられることも人気の秘密でしょう。
カリモク60にはKチェアのほかにも、ロビーチェアやダイニング、収納、デスクなどがラインナップされていて同じスタイルでインテリアをまとめることができます。
カリモク60は、昭和・大正レトロや和室、和モダン、ミッドセンチュリー、アジアンなどにフィットします。
KITONO
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KITONOは木の優しさが感じられる軽やかなテイストの家具がそろいます。カリモクの商品の中でも、若い方をターゲットにしたデザインで、北欧やナチュラルインテリアにフィットするでしょう。
木部は写真のナチュラルなものと、ウォールナットのようなカラーが用意されています。商品構成はソファやダイニングテーブルが中心です。
カリモクニュースタンダード
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カリモクニュースタンダードは、広葉樹の有効な利用と森林保全や林業の活性化を考え、外部デザイナーと組んだ木製家具をつくるブランドです。
外部デザイナーとのコラボレーションによるスタイリッシュなデザインが特徴で、イタリアの国際家具見本市「ミラノサローネ」にも2010年から毎年出展しています。新しいカリモクを牽引するブランドといえるでしょう。
カリモク家具の品質
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カリモク家具は「木を知り、木を愛する家具メーカーとして、100歳の木をつかうなら、その年輪にふさわしい家具をつくりたい。」というこだわりで家具をつくっています。
きちんと管理された森林の木材をつかうことで、よりよい森林が将来にわたって守られることを大切にしています。
また、体に有害な物質を取り除いた基準F☆☆☆☆(フォースター)もいち早く取り入れました。
3年保証やアフターサービスもおこなっています。
もちろん家具としての使い心地にもこだわり、テストをクリアした耐久性のある家具を提供しています。
老舗家具メーカーらしく、安心して使い続けられる商品をそろえているといえるでしょう。
カリモク家具のショールームについて
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カリモク家具のショールームは全国26カ所(うちドマーニ専門ショールーム2か所)があります。
ショールームでは直接購入することはできません。そのため取り扱いのある家具屋やインテリアショップから購入することになります。
また、「カリモク60」はショールームには展示していませんので、実物は小売店で確認する必要があります。
お近くのショールームや小売店は、公式ホームページで探すことができるようになっています。
プロが選ぶ!カリモクの代表的なおすすめアイテム8選
カリモク家具のおすすめソファ
首までしっかりサポート:ZU46/UU46(カリモクスタンダード)
https://products.karimoku.co.jp/modelSyosai/?model_id=M1903073
背もたれが低いソファが増えてきていますが、首までしっかりサポートする高さのあるソファを探されている方というのは必ずいらっしゃいます。
ゆったりと体を預けてテレビを見たりリラックスしたいという場合には高さが欲しいですね。
ですが、背が高くなるとお部屋に対して存在感が大きくなってしまいます。こちらのソファは丸みのある背中が優しく、上部は厚みがおさえられているので圧迫感も少ないデザイン。
カリモクらしい綺麗な木脚もポイントです。
木の色やレザーやファブリックの色でイメージは異なり、クラシックなお部屋からモダン、ナチュラルなお部屋までフィットします。
ロングランには理由があります:Kチェア2シータ(カリモク60)
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1962年に発売されたカリモクの椅子1号が現在も継続してつくられているKチェア。
愛される理由は、しっかりした造りとひじ掛けのカーブがなめらかな木の美しさ、そしてコンパクトサイズと和室から洋室までお部屋のスタイルを選ばずに置けるデザインです。
くつろげる喫茶店やカフェに置かれていることも多く、なんだか懐かしいという気持ちにさせてくれる癒しのソファといえます。
カリモク家具のおすすめダイニングテーブル&チェア
ソファを置かないリビングダイニングに:CD59(カリモクスタンダード)
https://products.karimoku.co.jp/modelSyosai/?model_id=M1906012
リビングダイニングにソファのようにくつろげるダイニングセットを置いて、ソファを別に置かずに広く使うスタイルにおすすめのセットです。
写真のように片側はベンチタイプにすると、視線が抜けてより広く感じます。
椅子のカバーは取り外してクリーニングや手洗いができるので、メンテナンスの面でも安心です。
人数にあわせて選べるレトロダイニング:Dテーブル・Dチェア(カリモク60)
https://www.karimoku60.com/column/column4/
カリモク60の雰囲気がお好みの方にぜひおすすめしたいダイニングテーブルとチェアです。
こちらのDテーブルのほか、同じイメージで利用できるシンプルなダイニングテーブルも用意されているのでチェアを置きたい数にあわせてテーブルサイズを選択することができます。
チェアも写真のDチェアのほかにアームつきやアームレスのチェアがあり、シートと背もたれはクッション性があり長く座っても疲れません。もちろん張地は選べますので、ソファやカーテンとのコーディネートを考えて選びましょう。
スタイリッシュで耐久性の高いチェア:パノラマチェア(カリモクニュースタンダード)
https://www.karimoku-newstandard.jp/products/panorama-chair/
カラーや形のバリエーションの多いパノラマチェアは、GECKELER MICHELSがデザイン。
国産ナラ材になめらかなカーブを施したチェアは、商業施設でも使用できる仕様になっています。
スタイリッシュなデザインでスタッキング(写真のように重ねられる仕様)も可能です。
カリモク家具のおすすめ収納
無垢材の優しさがテレビの無機質さを和らげる:SOLID BOARD(カリモクスタンダード)
https://products.karimoku.co.jp/modelSyosai/?model_id=M1903040
木目がきれいなテレビボードは、無垢材のやわらかい雰囲気が特徴です。
正面の扉にはスリットがあり扉を閉めたままリモコン操作も可能(スリットなしとガラスタイプも選択可)。
横幅も1210mmから2378mmまで5サイズ用意されています。また足の長さも3サイズあり、写真のようにソファにあわせる低めのデザインからダイニングテーブルから見るのにちょうどよい高さまであります。
木のカラーについては豊富にそろっているので、お部屋のほかの家具にあわせた色を選択できるでしょう。
欲しい収納を手に入れる:NEIVIE(カリモクスタンダード)
https://www.karimoku.co.jp/neivie/concept/
6色の木カラーから選択できるカスタマイズ可能な収納です。
写真のように背の高い収納ほのか、カウンタータイプの収納にもすることができ、間仕切りのある引き出しなど使い勝手がよいように組み合わせが可能です。
取っ手は指がかかりやすいデザインですが、見た目は目立たないフラットな扉になっていてスタイリッシュ。
お部屋にあわせた木製収納を検討されている方におすすめしたい収納です。
カリモク家具のおすすめペット用家具
https://www.pinterest.jp/pin/206884176618415191/
ペットは家族の一員。ですが、なかなか品質とデザインのよいペット用品が見つからないとお悩みではないでしょうか。
そんな方に、カリモクらしい上質な木をつかって作られた、キャットツリーやベッド、トイレ収納家具がおすすめです。
猫の健康をデザインするRINNと手を組んで作られた家具なので、猫の健康や安全が考えられたデザインになっています。
キャットツリーは、猫が必要な上下運動ができるようになっていて、角をとった丸みのある滑りにくいステップが安全面でも安心。撥水加工されているのでメンテナンスもしやすく、リビングに置いておいても違和感がないうれしいデザインです。
まとめ
カリモク家具は老舗家具メーカーであることから、年配の方が好むオーソドックスな木製家具という印象を持たれていた方も、この記事で少しイメージが変わったのではないでしょうか。
現在は、品質には老舗の安心感がありながら、デザイナーデザインのスタイリッシュな家具も多くそろえています。もちろんオーソドックスな昔から馴染みのある木製家具も健在ですので、以前より幅広い層が選べるメーカーになっていると言えるでしょう。
木製家具が欲しい…というときには、一度ご検討をおすすめします!