2023/08/11
【プロが解説】縦長リビングのレイアウト全12パターン!ゾーニングを意識してメリハリのある空間に
奥行きが長い縦長リビングは、正方形に近いお部屋に比べると「レイアウトが難しい」「使いづらい」と思われやすいですが実は違います。
縦長リビングは両サイドの壁が広いので、大型家具を置いたり、壁面収納やアートなどのディスプレイを楽しんだりと使い方は無限大。また、奥行きが深いことで入室時に広さを感じやすく、開放感のあるお部屋だと印象付けられます。
このようにメリットが多い縦長リビングですが、実はポイントを押さえたレイアウトを心がけないと野暮ったくなったり、使いづらくなったりします。
そこで今回は「縦長リビングのレイアウト全12パターン!」と題して、縦長リビングのレイアウトのコツをご紹介します。
簡単なポイントを押さえるだけで使いやすくておしゃれなリビングが実現するので、この記事を参考に最高のくつろぎ空間を手に入れましょう!
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目次
縦長リビングのレイアウトを決めるときに考えるポイント
ゾーニングで空間にメリハリを
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縦長のリビングは奥にベランダがあることが多く、視線が抜けるので開放感があります。しかし、裏を返すと入室時に一瞬で全体を見渡せるため、コーディネートの工夫をしないと単調な印象を持たれやすいです。ダイニングやリビングなどゾーニングを意識してコーディネートをしましょう。
おすすめなのは、窓から近くて明るさを確保しやすいエリアにリビングを置くレイアウトです。リビングにラグを敷いたり、他のエリアとはテーマカラーを変えたりすることで、ゾーニングがより明確になります。パーテーションを置いてゾーニングしたい場合は、オープンラックを使ったり背の低いものを選ぶと、空間を分断しすぎずゾーニングできて、縦長リビングのメリットである開放感を損ないません。
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窓から離れたエリアは暗くなりやすいので、ペンダントライトや間接照明などを使用して、適度な明るさを確保してあげましょう。テーブル上にペンダントライトを吊るして、落ち着いた雰囲気のダイニングにするのがおすすめです。
テレビとソファの距離感に注意。高さにも配慮を
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両サイドの壁が長い縦長リビングでは大型ソファや大型テレビを置きやすいですが、注意したいのはソファとテレビとの距離感です。縦長リビングは通常のお部屋よりも奥行きは広いですが、幅が狭いので視聴距離を十分に取れないケースがあります。
視聴に最適な距離は「テレビ画面部分の高さ×3」といわれています。52型のテレビで約2mが目安になります。実際に配置してみると結構近く感じるかもしれないので、最低限この長さを確保して、あとは好みに合わせて調整しましょう。また、ソファとテレビの間を通り抜けてベランダに行くような動線の場合は、通路をどこに確保するのかも合わせて考えましょう。通路幅は60cmを目安に空けておくと、通行にストレスを感じにくいです。
またテレビの高さも快適な視聴のためには重要なポイントです。特に壁掛けテレビにする場合に注意したいのですが、テレビの位置が高すぎるとリラックスして見られません。一般的には「テレビ画面の中央がソファに座った時の目線の高さより10~15度程度下」になると見やすいといわれています。実際に角度を計って調整するのは大変なので、テレビ画面中央が目線より3~5cm程度下に来るように意識すると良いでしょう。
壁面を有効に使えばランクアップ
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縦長リビングは両サイドの壁面が長いため、壁を広く使ったレイアウトができます。ゆったりとくつろげる幅の広いソファを置いたり、ワイドな大容量収納を置くこともできるのが縦長リビングの大きなメリットです。
大きな家具をいくつも置いて壁を埋め尽くしてしまうと圧迫感が生まれるので、一点豪華主義ではありませんが一番力を入れたいアイテムだけはゆとりのあるサイズのものを選んであげるとメリハリが生まれ、満足度もアップするでしょう。
また、空いている壁面にアートなどを飾るのもよいですね。空間にリズムが生まれますし、インテリアの世界観を体現できるアートを飾ればお部屋の完成度もアップします。モダンインテリアならモノクロ写真や現代的でシンプルなアート、北欧風ならポップなカラーリングや自然をモチーフにしたもの、アンティークなら重厚感のあるアートフレームなど、インテリアのテイストに合ったアートを選びましょう。
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お部屋の広さ別おしゃれで機能的な縦長リビングレイアウト全12パターン
縦長リビングレイアウト 狭いリビング(6〜8畳)編 4パターン
壁寄せダイニングでゆとりを生み出す
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コンパクトなお部屋でダイニングテーブルもソファも置きたい場合は、ダイニングテーブルを壁付けにすると通路確保がしやすくなります。ただ壁に寄せるだけでは食事中に壁だけを見ることになり殺風景なので、ウォールシェルフをつけて雑貨などをディスプレイしたり、好きなアートなどを飾ると良いでしょう。食事の時間を華やかに彩ります。
ソファを奥に寄せて印象的なリビングに
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縦長リビングではサイドの壁に沿ってソファを置くケースが多いですが、奥の壁に沿ってダイニング側に向けることで、家族や仲間との団らんをより自由なスタイルで楽しめます。テレビを置かないリビングには特におすすめしたいレイアウトです。入室時にソファがパッと目に入るので、インテリアテイストに合ったデザインを選ぶとお部屋の印象がぐっとランクアップします。
ローソファで開放感を確保して広々した印象に
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縦長リビングの限りあるスペースでもソファを壁に沿って設置すれば、ゆとりの空間を演出できます。背もたれの低いソファを選ぶことで、大開口の開放感を損ないません。テレビボードやテーブルも背の低いものを選んで重心を下げることで、実際以上に天井を高く感じさせてお部屋が広々して見えます。
回遊性を重視して使いやすい空間に
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せまいお部屋でもリビング・ダイニングを分けたい方には、回遊性が高い円形のテーブルがおすすめです。リビングにはあえてテーブルを置かないことで動線を大きく取れ、床がよく見える分だけお部屋の広さを感じられます。
テレビボード横に置いた観葉植物がナチュラルリビングに上質感をプラスしつつ、ちょっとした目隠しになることでゾーニングがより明確になります。
縦長リビングレイアウト 普通のリビング(10〜12畳)編 4パターン
ラグでリラックス度アップ&ゾーニングを明確に
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リビングにラグを敷くことで、よりくつろげると同時にゾーニングが明確になります。床になじむカラーのラグもよいですが、アクセントとなるカラーを選ぶことでお部屋にメリハリも生まれます。リビングの自由度をアップしたい場合はアームレスソファがおすすめです。サイドからでも腰掛けられて出入りもラクですし、同サイズのアームソファよりも多くの人が座れます。
キッチン・ダイニングをコンパクトにまとめる
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ダイニングをキッチンにぴったりとくっつけて、リビングのスペースを広く取っています。ダイニング・キッチン間の動線は短くなりますが、テーブル周りの回遊性が下がるため、配膳などをする人が手前側の席を使用するなど工夫をするとより使いやすいでしょう。リビングテーブルは小ぶりな円形のものを使用することで、空間にやわらかな印象がプラスされ、ベランダへの動線もスムーズになります。
通路を大きく空けて広々した印象+開放感アップ
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家具類を右側に寄せて、左側に大きく通路を空けることで視線が抜けやすくなり、お部屋に開放感が感じられます。窓にはカーテンではなくブラインドを設置しているので、シンプルでシャープな印象になります。シンプル・モダン・インダストリアルなど、スマートなインテリアにぴったりです。
リビングダイニングスタイルで広々リビングを実現
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縦長リビングをゆとりの空間にしたい方には、リビングダイニングスタイルがおすすめです。テーブルとソファのセットを一組置くだけでリビングとしてもダイニングとしても使えるので、置く家具が少なくなり空間を広く使えます。通常のダイニングセットよりも背が低いのでくつろぎやすく、大きめサイズでも圧迫感がありません。
カウンターデスクとテレビボードも奥行き方向に長いものを使用しているので、実際よりも奥行きがあるように見えて、空間をより広く感じさせます。
縦長リビングレイアウト 広いリビング(15〜20畳)編 4パターン
一段下げておこもり感も景色も楽しむ
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縦長リビングの奥側、一段下げたスペースに作りつけのソファを設置し、ゆったりとくつろげるリビングを実現しています。天井が高いリビングであえて床を下げることで、さらなる開放感が生まれます。ソファの正面には大きな窓をレイアウトすることで、外の景色を楽しみながらゆったりと過ごせます。
椅子座と床座を使い分けて生活にメリハリを
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座卓と畳スペースを設置した和の雰囲気漂う大人のリビングです。ダイニングは椅子座で食事や作業がしやすく、リビングと畳スペースは床座で自由にくつろげるスタイルにしています。同じ空間でも座る場所によって視線の高さが変わることで印象が変わり、おうち時間にメリハリが生まれます。オレンジ・ベージュ・グリーンとエリアによってカラーを変えることで、よりゾーニングが明確になります。
大開口+スタイリッシュなソファでお部屋をランクアップ
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大きな窓の前に置かれたカーヴィーなアームソファが印象的なリビングです。ソファを斜めに置くのは、テレビの視聴距離確保にもおすすめのレイアウトで、意外性もあるためオリジナリティを出せます。入室時にソファをほぼ正面から見られるためデザインの良さをより楽しめ、その後ろに見える景色も相まってお部屋にランク感が感じられます。
広々×コンパクトをミックスしてメリハリのある空間に
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ソファ上部に天窓を設置することで、お部屋全体の明るさを確保しています。手前には家具を置かず床を見せて広々と、奥の天井が低いスペースはプライベートスペースとして人目を気にせずくつろげるようにするなど、ゾーニングを工夫しています。
まとめ
縦長リビングはゾーニングによって使いやすさやお部屋の印象が左右されます。リビング・ダイニング・デスクなど、ゾーンによって役割を持たせましょう。ゾーニングがしっかりと決まれば使い勝手がアップし、見た目にもメリハリのある空間になります。
そのためにはソファとテレビ間の距離の確保や壁の使い方も重要になってきます。この記事を参考にご自身に合ったレイアウトの鍵を見つけてください。
縦長リビングのレイアウトを工夫して、使い勝手もおしゃれさも両立した最高のリビング空間を手に入れましょう。
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