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【プロが解説】ルンバの部屋レイアウト全10パターン!ルンバブル・ルンバファーストなお部屋を作るポイントを徹底解説

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

家事を楽にする時短家電の代表格でもあるルンバ。ルンバの機能を最大限に活かして、掃除の手間を省くにはルンバが掃除をしやすいレイアウトにすることが欠かせません。いわゆる「ルンバブル」「ルンバファースト」なお部屋を作るポイントを押さえておくと、いつでもきれいなお部屋をキープできます。

今回は「ルンバの部屋レイアウト全10パターン」と題して、ルンバが掃除しやすいレイアウトのコツを解説します。ルンバ基地のおすすめの場所や障害物となりえるものをどうするかなど、ルンバを最大限に活用したい方にはぜひ知っておいてほしい内容もお伝えします。

この記事を参考にして、ルンバを活用したいお部屋に最適なレイアウトを実現しましょう!

ルンバのある部屋のレイアウトを決めるときに考えるポイント

まずはベースの置き場所を決める

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ルンバのある部屋のレイアウトを考える際に、まず決めたいのがルンバ基地の置き場所です。ルンバ基地とはルンバのホームベース(充電ステーション)のことで、掃除する時間以外は常にルンバがいる場所のことです。掃除をしたいお部屋の中で邪魔にならない場所に置くと良いでしょう。

ルンバを確実にベースに戻すためには、硬くて平坦な床の上で両サイドに75cmずつ・ベース前面に2mを目安に空間を確保することが推奨されています。実際にはもっと狭くても問題なくベースに戻るケースが多いですが、スペースが確保できるのであればある程度のゆとりを持たせておいた方が確実です。また、ベースは壁に沿って置くと、充電時にルンバに押されてベースが移動してしまうのを防げます。

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「生活感を出したくない」という方は、ルンバ基地をまるごと隠す収納がおすすめです。ソファ下やベッド下・収納の下部など目に入りにくい場所に設置すれば、生活感を隠しつつ使いやすさも損ないません。その際に気をつけたいのがコンセントの位置です。ルンバのホームベースは充電器を兼ねているためコンセントが必要です。特にルンバ基地として収納の下部を使いたいと考えている方は、設計の段階で忘れずに収納内にコンセントを設けましょう。

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クリーンベースつきのルンバの場合や、アプリではなく本体操作でルンバを動かしたい場合は、お手入れや操作のためにルンバ基地上部にスペースが必要になります。快適に使用するためにも、ある程度オープンな場所にルンバ基地を作りましょう。特にクリーンベースつきのルンバは、ゴミの取り出しのために80cm程度の高さが必要になるため、既存の収納などの下部分に設置するのは難しくなります。下部を大きく空けたルンバ基地専用の収納を作るか、潔くオープンスペースに設置しましょう。

ルンバが通れる幅・高さを確保する

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ルンバにお部屋を隅々まできれいにしてもらうためには、ルンバが通れる幅や高さを確保することが必要不可欠です。

ますは幅ですが、ルンバの幅は約35cmなので家具の幅は40cm以上あれば問題なく走行できます。一般的な椅子の脚の幅が40~45cm程度なので、このくらいの間隔をイメージすると良いでしょう。

次に高さですが、ルンバ本体の高さは約9cmです。そのため、家具下の高さは10cmを目安に空けておくと、家具の下もくまなくルンバが走行できていつでもきれいな床をキープできます。

ルンバにとって絶妙に通れない幅や高さの場所は、その時々で掃除ができたりできなかったり、またルンバが侵入したものの出れなくなって止まってしまったりすることがあります。そういった場合はルンバに付属するバーチャルウォールを使って進入禁止エリアを設定する・ボックスなどを置いて物理的に入れない状態にするなどの対処をおこなうと、安定して掃除がおこなえます。

ルンバの障害となる物に注意

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ルンバは床を走るため床に物が多いと上手く走行できず、きれいに掃除ができない・途中で止まる、最悪の場合は障害物がタイヤなどに絡まって故障につながる恐れがあります。そのため、ルンバを使用するお部屋はできる限り床を空けておくようにしましょう。

特に注意したいのはラグとコード類です。

ラグは毛足の長いものや厚みがあるものの場合、ルンバの走行を妨げたり、毛が絡まって抜け落ちるなどラグを傷めたりする可能性があります。また、滑り止めがないラグはルンバに引っ張られたり、めくれてしまうこともあります。ラグを敷く場合、一般的には厚みは2cm以下・毛足の短いもので滑り止めがついているものを選びましょう。使用しているルンバによって、使用できるラグの種類が異なりますので、詳しく知りたい方は取扱説明書をご確認ください。

また、電化製品などのコード類やスマホなどの充電ケーブルにも注意が必要です。ルンバの上位機種だと本体に搭載されたカメラがコード類を識別して避けてくれたりしますが、基本的には床置きになっているコード類はルンバの走行を妨げるケースが多いです。きれいに掃除できないだけではなく、場合によってはルンバのタイヤなどにコードが絡まり、コードの断線やルンバの故障に繋がるかもしれません。コード類は宙に浮かせておく、床置きするのであればケーブルボックスなどにまとめるなどの対策をおこないましょう。

お部屋の広さ別おしゃれで機能的なルンバ部屋レイアウト全10パターン

ルンバ部屋レイアウト 狭いリビング(6〜8畳)編 3パターン

回遊性アップでルンバが走りやすい環境に

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せまいお部屋に家具を多く置きたい場合、円形など回遊性の高いデザインのものを選ぶとルンバも通りやすくなります。掃き出し窓があるお部屋は、床ぎりぎりまでの長さのカーテンをつけるとルンバに巻き込まれる可能性があります。ロールスクリーンやブラインドなど窓の上部にまとめられるものを選ぶと安心です。

浮かせられる椅子で障害物を減らす

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せまいお部屋でルンバを動かす場合、椅子などがルンバの動線を邪魔してしまって思うように動けなくなることがあります。そこでおすすめなのがテーブルに引っ掛けられるタイプのチェアです。チェアを浮かせることでルンバが動ける範囲をひろげられ、せまいお部屋でもルンバを最大限有効活用できます。

小上がり下を活かせばスマートに納められる

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小上がりの段差部分にルンバ基地を設置しています。スマートに納まるだけではなく、フローリング部分をいつでもすぐに掃除でき、座布団や畳などルンバにとって掃除しづらい部分・傷める可能性がある部分には侵入できないので安心です。設計段階からどの位置にルンバ基地を置きたいのかを考え、コンセントを確保しておきましょう。

ルンバ部屋レイアウト 普通のリビング(10〜12畳)編 4パターン

ルンバを侵入させないアイディアが光る落ち着きの空間

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ラグではなくコルクマットであれば、ルンバのタイヤが絡まることもなくスムーズに掃除できます。脚なしローボードとクリスマスツリーのウッドフェンスは、物理的にルンバを侵入させないための良いアイディアです。どちらも重心が下に下がることで見た目にも安定感が生まれ、落ち着いた印象が感じられます。ホコリ避けにもなるので清潔感も保てます。

階段下ルンバ基地&引き戸でスマートにキレイを保つ

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リビング階段下にルンバ基地を設置しています。使用しないときはスマートに納まるので生活感を感じさせません。ラグは毛足の短いものを使用し、床を大きく空けておくことで効率的に掃除できます。扉は床にレールがない上吊り引き戸を多用しています。上吊り引き戸は床のレールを掃除する手間がなくなり、段差もないため隣接したお部屋の掃除もルンバにおまかせできます。

中央の充電ステーションでお部屋をスッキリと

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リビング中央に設けたオープン収納の下部をルンバ基地にすれば、リビングをいつでもラクに掃除できます。設計段階で収納内にコンセントを複数つけておくことで、ルンバだけではなくプリンターやパソコン・Wi-Fiルーターなどの電子機器の充電ステーションとしても活用できます。お部屋の中にコード類が散らかることも防げるので、とてもスッキリと生活できますね。収納に目隠しをつけたい場合は、ロールスクリーンなど床部分を開けておけるものにすると、ルンバ起動のたびに扉を開閉する必要もありません。

観葉植物は壁際・バーチャルウォールで転倒リスクを減らす

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造作収納の下部にルンバ基地を置いています。置き型収納とは違って、壁に囲われていないので充電ベースに戻れなくなる可能性が減少します。観葉植物は壁際に置くことで転倒などのリスクを減らせます。観葉植物でも小型のものや軽いものなど転倒リスクが高いものは、バーチャルウォールなどを併用してより安全な配置に整えましょう。

ルンバ部屋レイアウト 広いリビング(15〜20畳)編 3パターン

作り付けの脚なしベンチでスマート&ルンバブルなリビングに

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壁に沿ってベンチを作りつけていますが、足元を浮かせているためルンバで隅々まで掃除できます。ベンチもテーブルもかなり大きなサイズですが、高さが低くて背もたれも最小限なので圧迫感はありません。床と色味をそろえているのもスッキリとした印象に見せるのに役立っています。あえてラグは使用しないことで、スムーズに床全面を掃除できて、いつでもピカピカの状態を保てます。

常にルンバが動きやすい状態で毎日気軽にクリーンアップ

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ルンバが通れるように、4本脚など接地面が少なくて下に空間が空いている形状の家具で統一しています。カーテンの裾も床から距離があるので、巻き込みの心配もありません。このように、ルンバを起動するときに避けなければいけないものがない状態ならルンバを動かすハードルが下がり、毎日何かとゴミがたまりがちなリビングダイニングをいつでも清潔に保てます。

使用頻度が低ければ完全に隠すのもあり

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階段下に大型収納を設置して、その一部をルンバ基地にしています。使用時は扉を開けたままにしておく、またはルンバを収納から取り出してから起動する形になります。毎日ルンバの出し入れなどをおこなうのは手間かもしれませんが、使用頻度があまり高くなければおすすめです。こういった扉付き収納の中に常設することで、普段はルンバを隠して置けてスッキリさせるのも良いですね。

まとめ

ルンバがあるお部屋のレイアウトに重要なのは「ルンバ基地の場所」「ルンバが通れる幅や高さ」「ルンバの障害となるものの配置」の3つです。この3つを考慮してお部屋のレイアウトを決めることで、ルンバを使うハードルが下がりお部屋を常にきれいにキープできます。

ルンバブルなお部屋は床にスペースがあるお部屋であり、スッキリとしている・生活感が少ないなど、ご自身や来客が過ごす上でも快適なお部屋につながります。

この記事を参考に、ルンバがあるお部屋のレイアウトを極めて、快適でおしゃれな空間を手に入れましょう!

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