【プロが教える】アルメリアを使ったおしゃれなガーデンを実現する方法!厳しい環境に自生する植物なので、ロックガーデンにも最適
可愛い花が咲く常緑のグラウンドカバーを探している方、洋風の花壇の縁取りやアクセントにもなり、メンテナンスが容易な植物を探している方!アルメリアがありますよ。
アルメリアをガーデニングショップで見かけたけれど、どう使えばよいか、栽培できるかどうかわからずパスしてしまったことがある方も、その魅力を知れば今年こそお庭に取り入れたくなるかも知れません。今回はアルメリアを使ってお庭をおしゃれにする方法を解説します。
アルメリアを取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法
アルメリアの特徴とガーデニングのポイント
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アルメリアは、ポンポンのような可愛い花が咲く常緑の多年草です。針のように細い葉が地際から丸くまとまって茂り、長い茎をだした先に花をつけます。3~5月に咲く花の色には様々な色合いのピンク、白があります。草丈は20~30センチになるものも多く、花壇の縁取りや寄せ植えのアクセントにも最適。
アルメリアはもともと海岸沿いの石の間に育つような植物なので、ワイルドな自然の風景を再現したような庭にもよく似合います。傾斜地やロックガーデンの石の隙間、砂利敷きの庭のアクセントなどに使うとスタイリッシュです。アルメリアは地植にも、鉢植えにもよく合います。
地植えでも鉢植えでも!アルメリアでおしゃれなガーデンを実現する方法
アルメリア×地植えの場合
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アルメリアを地植えして映える場所には花壇の中があります。アルメリアを花壇の縁に列植すれば、常緑の縁取りとなり冬も花壇がさみしくなることがありません。ボーダー花壇の前方に加えても素敵です。花の時期以外は低いマット状のグラウンドカバーとして活躍しますので、シンボルツリーの足元にも適しています。
アルメリアは自然石や砂利を使ったガーデンデザインと絶妙にマッチします。石と石の間を埋めるように植えれば、アルメリアの自生地を思わせる自然な風景を表現できるうえ、アルメリアにとって快適な適度に乾燥した環境を保つことができます。
アルメリア×鉢植えの場合
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アルメリアは鉢植えにしてもおしゃれに見せることができます。他の植物との寄せ植え材料に使えば、花後は常緑の葉が他の花を引き立ててくれます。写真のように単独で植えたり、その鉢をリピート配置するとモダンでおしゃれなイメージをだせます。
アルメリアと合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアル
アルメリアと寄植えして相性が良い植物
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アルメリアと寄せ植えして合う植物は、似たような環境を好む植物です。からっと乾燥した日当たりのよい場所を好むセダム類やフェスツカなどのグラス類などは相性が良いと言えます。また初夏から秋まで咲くジニアのような一年草やサルビア類のような多年草を合わせれば、アルメリアの花後も長い期間花を楽しむことができます。
アルメリアと相性が良い鉢
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アルメリアは、様々な鉢と合わせて楽しむことができます。庭のデザインや見せたい高さなどによって選ぶと良いでしょう。トールポットなら玄関先やテラスなどにおいて高い位置で花を楽しむことができます。大きなボウル型ポットや細長いプランターに他の植物と寄せ植えして、華やかな演出をしても素敵です。
アルメリアは育てやすい?育て方のコツをおさえておこう
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アルメリアは比較的強健で育てやすい植物です。潮風、直射日光、乾燥、暑さ、寒さに強いメリットがある一方、日本の夏の過湿は苦手です。アルメリアを植えるなら、日当たり、水はけ、風通しの良い場所を選びましょう。大株になると中が蒸れやすくなりますので、株分けして更新していきましょう。
プロがおすすめする定番アルメリアの品種3選
流通量が多く手に入りやすいアルメリア・マリチマ
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ガーデンセンターでも最も簡単に手に入るのは、アルメリア・マリチマです。アルメリアをはじめて植える場合、アルメリアを使った花壇やコンテナガーデンを手軽に楽しみたいなら、アルメリア・マリチマを入手しましょう。
切り花にもなる大型のアルメリア ‘バレリーナ’
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アルメリアの種類の中でも大型に育つバレリーナ種は、一株だけでも見ごたえがあります。長くのびた茎の先に咲く花は、ちょっとした切り花にもなります。花壇の中央に植えれば良いアクセントになります。シンプルなトールポットに植えれば洋風やモダンな庭にも似合います。
ロックガーデンに最適、小型のアルメリア・ジュニペリフォリア
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背の低いアルメリア・ジュニペリフォリアは、ワイルドなイメージのロックガーデンに使ったときに魅力を発揮する種類です。石組みの隙間、飛び石の間、砂利をあしらって多肉植物との寄せ植えなどに利用すればおしゃれな演出になりますよ。外壁沿い、ウォールぞいにもよく合います。
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アルメリア×お庭・花壇編 6選
自然石と砂利で簡単におしゃれなロックガーデンが実現できる
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アルメリアを使って小さなロックガーデンをつくってみませんか。バランスよく配置した自然石に寄り添わせてアルメリアを植えましょう。地面をお好きな色合いの砂利でカバーしたら出来上がりです。写真のようにメキシコマンネングサ、フェスツカ、クモマグサなどロックガーデン向きの植物と合わせても良いですね。
飛び石の隙間に植えれば、ヨーロッパの田舎風の小道に
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コテージガーデン風の飛び石のある庭なら、石と草花が交互に見えるような素朴な演出をしたいものです。アルメリアは飛び石の小道の際によく似合います。さらに背の低いクリーピングタイムと組み合わせて地面を上手にカバーしましょう。
自然石の立ち上がり花壇の隙間をうめておしゃれに見せられる
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石で縁取りした自然風の花壇ではアルメリアが活躍します。石と石の間にできた三角形の隙間をアルメリアのたっぷりの緑で埋めることができ、土の流失を防ぎます。少しずつ株をひろげて石と一体化したように見える姿は野趣があり素敵です。
花壇の縁に植えれば、ピンクのリボンのように華やかにみせられる
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芝生の庭の一画に花壇を設けるなら、縁にアルメリアを植えましょう。ローメンテナンスな常緑の葉はどの時期でも花壇を引き締めて見せてくれます。花の時期にはピンクの帯が楽しめます。
シンボルツリーの下草として群植すれば、花の楽しめるグラウンドカバーになる
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シンボルツリーの下に常緑で花がさくグラウンドカバーを植えたいなら、アルメリアをどうぞ。普段は緑のマットとしてシンボルツリーをひきたて、花の時期はピンクのマットとして目を楽しませてくれます。
切り株を利用したポットに植えれば、おしゃれなアクセントになる
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アルメリアはもともと海岸沿いや岩地の石の隙間などに育つ植物なので、写真のような切り株を利用したナチュラルな演出がよく似合います。花壇の縁や芝生の庭の一画にアルメリアが咲く切り株を置けば、良いアクセントになります。
アルメリア×アプローチ編 3選
玄関アプローチ脇の花壇を縁取っておしゃれに見せることができる
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花壇の縁取りにぴったりのアルメリアは、玄関脇の花壇前方や玄関アプローチぎわに適しています。花壇の立ち上がりにせり出すように育ちますが、伸びすぎることもなく剪定不要です。アルメリアの開花後は、緑の縁取りが他の花を引き立てる効果も期待できます。
殺風景になりがちなフェンスぞいの細い緑地が、魅力的な庭になる
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幅がせまく殺風景になりがちなフェンスと道路の間のすき間空間にはアルメリアを植えましょう。常緑の針のような草が丸く茂っているだけでも可愛いですし、ピンクの花が咲けば目を引くおしゃれな庭になります。
駐車場わきの植栽に加えれば、場所を取らずに華やかに見せることができる
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密集した市街地にある住宅の玄関前なら、駐車場をとったらもう緑地が残らない場合も多くあります。でも舗装を切り取ったような幅50センチの小さな空間さえあれば、おしゃれなロックガーデンにすることが可能。自然石を敷き詰め、隙間にアルメリアやフェスツカ、セダムなど乾燥に強い植物を配置しましょう。
アルメリア×ベランダ編 3選
トールポットにアルメリアを植えただけでも、モダンでおしゃれなベランダガーデンに
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卵型のトールポットはアルメリアのこんもりした葉姿とよくマッチします。たくさん寄せ植えするよりも、アルメリア一種類に限ったほうがむしろモダンでかっこいいコンテナガーデンになりますよ。花の跡も整った常緑の草姿がバルコニー空間を素敵に見せてくれます。
ローボウルポットに植えれば、テーブルの上に小さな花壇ができる
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ローボウル型ポットを使ったコンテナガーデンで、地面をそっとすくいとったミニ花壇のような見せ方ができます。写真は白のアルメリアとヘデラ・ヘリックスを植え込み、地面に砂利を敷いてテーブルの上に飾った例。これならマンションのベランダでも楽しめますね。
アルメリアの草物盆栽なら極小空間でも楽しめる
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庭もなければベランダもない。それでもアルメリアを育てることは可能です。手のひらサイズの草物盆栽用の鉢に小型のアルメリア・ジュニペリフォリアを植え、日当たりのよい窓辺で育てましょう。アルメリアの草物盆栽は和風はもちろん北欧風のインテリアにも素敵にマッチします。
まとめ
アルメリアは針のような細い葉が特徴の常緑多年草。きれいに丸くまとまった葉の間から飛び出るようにポンポンのような花が咲いている姿はユニークで目を引きます。花の後も常緑の葉が他の花をひきたててくれますので、花壇やコンテナーガーデンの中で活躍します。
アルメリアは海岸沿いなどの厳しい環境に自生する植物なので、暑さや寒さ、強い日差しや風にも耐えますが、湿度の高い場所は苦手です。その性質を生かしてロックガーデンの素材としても素敵です。アルメリアを使ったおしゃれな庭づくり、楽しんでくださいね!