【プロが選ぶ】おしゃれな庭におすすめの果樹10選!選び方とおしゃれな庭に仕上げる方法を実例とともに徹底解説
お庭に植える樹木を選ぶとき、たびたび候補に挙がるのが果樹です。観賞価値があり味覚も楽しめるとなれば、家族で何倍もガーデンのある生活を楽しむことができますよね。せっかく果樹を取り入れるなら、果樹の特徴を生かしてお庭をさらにおしゃれに演出してみませんか。今回は果樹を上手に取り入れる方法や、おしゃれにする方法について解説します。
プロが教える!果樹でおしゃれなお庭を実現する方法
果樹の選び方をマスターしよう
地域の気候や庭の環境に見合った果樹なら元気に育つ
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果樹選びはお住まいの地域の気候や、庭の環境に合わせて選びましょう。日本列島の中で、果物の名産地をイメージしてみてください。寒冷地ならリンゴやナシ、暖地なら柑橘類やブドウなどがおすすめです。多くの果樹はたっぷりの日差しが必要です。半日陰なら、果樹よりもブルーベリーなどが良いでしょう。
我が家の庭に合ったサイズを選ぼう
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庭のサイズによっては、よりコンパクトな果樹を選んだ方が良い場合もあります。また剪定を必要とする果樹も多いので、剪定作業をするためのスペースが取れるかも重要です。ブドウやキウイフルーツのようなつる性の植物なら、より小さな植栽スペースでご希望の場所に誘引することで育てることも可能です。
果樹の配置をマスターして、よりおしゃれな庭を演出しよう
果樹をフォーカルポイントとして生かすと庭がひきしまる
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花壇の中のメインツリーとして果樹をチョイスしましょう。常緑低木やカラーリーフプランツ、季節ごとの花が咲く下草を寄せ植えすれば、よりダイナミックな景観が楽しめます。花や果実に観賞価値の高い果樹を植えれば、我が家のシンボルツリーとしてもふさわしいですね。
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通路や小道の突き当り、広場の中央に果樹を配置すれば、庭を移動するごとに果樹が素敵なアイキャッチとなります。鉢植えにして形よく仕立てれば、いっそう目をひきおしゃれです。
果樹×幾何学形状なら、より一層インパクトを与えることができる
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果樹を植えこんだ鉢を門やガーデンアーチの両脇に左右対称に配置すると、お庭の中でシンボリックな場所になります。果樹を通路ぞいに等間隔に配置すれば庭にリズムが生まれます。果樹が円形、楕円形などの整った樹形に仕立ててあれば、シンプルで洗練された雰囲気を演出することができます。
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壁面やフェンスに枝を誘引して仕立てるエスパリエにすれば、より効率的に果実を実らせて収穫することができます。壁面緑化ともなり、お庭がより豊かに見えることでしょう。
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パーゴラやアーチに這わせるように果樹を植えれば、居心地のよい緑の天井をつくることができます。地中海の別荘のテラスのように、休日をゆっくり過ごせる素敵なスペースが生まれます。
後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介
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我が家の気候に合った果樹を植えているのに失敗するケースには、育ちすぎがあります。繁殖力が強くあっという間に伸びる植物なら、管理を怠ると手を付けられなくなることも。果樹は普通の樹木に比べて、より管理の手間がかかると心がけましょう。
強健なうえ常緑なビワはうっそうと茂ってお庭が暗くなることがあります。つる性のキウイは成長が早く、剪定をまめにしないと隣地まで伸びてしまう可能性もあります。
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果樹を植えたけれど、一向に実がならないという失敗もよくあるケース。果樹の多くは適切に施肥そして剪定することで日照・栄養がいきわたり、より大粒の実をたくさんつけることが可能です。中にはカキやクリなど受粉を助ける必要があるもの、リンゴのように異品種を植えないと結実しないものなどがありますので注意しましょう。
ガーデニング初心者の方、果樹の管理に自信がない場合は、剪定や人工授粉の手間がより少ない品種を選ぶのも賢い選択ですね。より管理が少なく美味しく食べられる実がなる木としては、ブルーベリーやカラント類があります。これらは半日陰でも育ち、放置してもそれなりに実がなります。
プロが厳選!おしゃれな庭を彩る果樹 10選
シンボルツリーにぴったりのリンゴ
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春には美しい花が鑑賞でき、夏には素敵な緑陰と大きくなっていく実が鑑賞できるリンゴ。洋風の芝生の庭、北欧風の庭によく似合います。リンゴは夏は涼しく冬は寒い寒冷地のお庭におすすめです。リンゴは自家結実性が悪く、同時期に花の咲く2種類を植える必要があります。
植付時期/開花時期
植付時期 11~3月
開花時期 5月
参考ガーデニング実例
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リンゴの木は北ヨーロッパの多くの庭で親しまれています。芝生の庭の日当たりの良い一画に植えると見栄えがします。スモールガーデンなら、クラブアップル類を鉢植えにしましょう。通路やアーチの両脇に左右対称に配置したり、テラスにリズミカルに並べればおしゃれですね。
スモールスペースで育てやすいキンカン
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関東以南の小さめのお庭におすすめできる柑橘系の木としては、キンカンがあります。香りの良い花と、鈴なりのきれいなオレンジ色の実が楽しめ、樹高はせいぜい2メートルまでです。鉢植えにすればマンションのベランダでも栽培可能です。
植付時期/開花時期
植付時期 3~5月
開花時期 7~8月
参考ガーデニング実例
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美味しいキンカンの実をたくさん収穫したいなら地植えがおすすめです。お庭のポイントにも適したキンカンは、鉢植えにしてもとびぬけて可愛い樹木です。トールポットにうえれば、実の重みで枝垂れる様子を観賞でき素敵です。
育てるのが簡単なうえおしゃれなイチジク
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切れ込みの入った大きな葉を広げるイチジクの木は、葉や樹形だけでも観賞価値があります。そのうえ美味しい実までなるなら、家庭にぜひ一本欲しいですね。植え付けてから数年で収穫できるのも嬉しいポイントです。
植付時期/開花時期
植付時期 真夏、真冬以外
開花時期 なし(実は初夏に実の内部に花が咲きますが、見えません)
参考ガーデニング実例
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イチジクは細いしなやかな枝に大きな葉をつけて広がるダイナミックな形が楽しめます。剪定して手軽に好みの大きさに保つことも可能。ウォール沿いに這わせるように育てれば、庭の良いアクセントになります。鉢植えにしても見栄えがします。洋風でも和風でもよくなじみます。
パーゴラで素敵な緑の屋根がつくれるブドウ
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誘引して好きな形に仕立てることのできるブドウも、ぜひチャレンジしてみたい果樹です。やや乾いた日当たりの良い場所にぴったりです。つる性なので、誘引することで様々な形状の樹形をつくることができます。ブドウの葉がつくる緑陰や鈴のように垂れる実は見た目も美しいです。
植付時期/開花時期
植付時期 11~2月
開花時期 5~6月
参考ガーデニング実例
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南ヨーロッパ風のお庭にしたい、パーゴラにつるを這わせて日陰をつくりたい、そんな場合ぴったりのブドウ。リビング・ダイニングのすぐ外のテラスのパーゴラに這わせれば、夏の強い日差しを遮りながらブドウ棚の下でブランチが楽しめますね。
花も実も美しいサクランボ
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桜の仲間であるサクランボは、家で花見と収穫祭りが楽しめる楽しい果樹です。寒冷地向けの日当たりの良い庭に適しています。大きな実をたくさんつけるために、人工受粉や摘蕾などの作業が必要になります。施肥や病害虫もチェックも忘れないでください。樹高は3メートルまでで、一般家庭の庭に手ごろなサイズです。
植付時期/開花時期
植付時期 12~3月
開花時期 4月
参考ガーデニング実例
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春の満開の花や赤い実が鈴なりになっている様子が目を引くサクランボの木は、ゆったりした芝生の庭のシンボルツリーとして植えるとよく似合います。大きく育てたくない場合、テラスで育てたい場合は、鉢植えにすることもできます。
強健で育てやすいキウイフルーツ
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キウイは耐暑性・耐寒性があり、病虫害が少ないので家庭で育てやすい果樹です。つる性なので、使い方によっては面白いデザインの庭にすることも可能。成長は早く3m程度つるが伸びるので、スペースに余裕が必要です。雌雄異株なので、雌雄の2株を植えましょう。
植付時期/開花時期
植付時期 11~3月
開花時期 5~6月
参考ガーデニング実例
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大きめのパーゴラを用意してツルを絡ませましょう。写真のような大きめのアーチのトンネルをつくるのも良い方法です。トンネルがあることで庭に奥行き感と変化を与えることができますよ。
半日陰でも実をつけるブルーベリー
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やや日陰の庭なら、ブルーベリーがおすすめです。栽培は容易で、初心者にもおすすめです。スズランのような可愛い花のあとに青い実をつけ、秋には紅葉が美しいのが特徴です。地域に合った品種を選べば、北海道から九州まで育ちます。
植付時期/開花時期
植付時期 3~4月
開花時期 5~6月
参考ガーデニング実例
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樹高1メートルまでのものが多いブルーベリーは、落葉性の低木として庭の様々な場所に植えることができます。花壇の中に植えたり、キッチンガーデンのポイントにしたりしても良いですね。収穫のしやすさから考えると、低い生垣として列植するのが賢い手です。
常緑で生垣にもなるファイジョア
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フェイジョアは常緑の小高木です。樹高1.5メートル程度で、一般家庭の庭にぴったりのサイズ。一見オリーブに似たシルバーがかった葉が美しいうえ、エキゾチックな花が楽しめます。果実を実らせるには、2本以上植えましょう。
植付時期/開花時期
植付時期 3~4月
開花時期 5~6月
参考ガーデニング実例
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常緑のフェイジョアは庭の様々なシーンで活躍します。日当たりの良い場所に植えて、花や実を観賞するのが常道です。花や実が楽しめる生垣にも向いています。花壇の背景にすれば、フェイジョアの良さを生かしながら前面の花を引き立てる効果も。
爽やかな香りが魅力のレモン
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家庭果樹として大変人気が高いレモン。地植えでも鉢植えでも育てることができます。香りの良い花は、四季咲き。実の収穫時期も秋から春までと長い間楽しむことができます。耐寒性は少なく、暖地向きです。
植付時期/開花時期
植付時期 5~11月
開花時期 1~3月
参考ガーデニング実例
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日当たりの良い場所を好むレモン、芝生の庭やキッチンガーデンのポイントによく映えます。地中海風の住宅なら、建物と共に見える場所に植えこめばさらにイメージアップします。テラコッタポットに植えればマンションのベランダでもシンボルツリーとして楽しめます。
秋を彩るカキ
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日本の代表的な果樹といえば、カキがあります。田舎の農家で栽培されているのをよく見るように、日本の気候に合い育てやすい果樹です。食用になるうえ秋の彩りにもなり、ガーデンにぜひ取り入れたい樹木です。
植付時期/開花時期
植付時期 11~3月
開花時期 5~6月
参考ガーデニング実例
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大きく育つと5メートルほどになるカキは、日当たりがよく余裕のある空間に植えましょう。秋は実も葉もオレンジ色に黄葉して大変美しいです。針葉樹を背景にするとその美しさが引き立ちます。
こんなお庭にも挑戦したい!おしゃれな果樹ガーデニング実例
バレリーナなら、リンゴのオベリスクができる
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リンゴの木を植えたいけれど、そんなにスペースはない、、、そんな場合はリンゴ・バレリーナツリーを試してみましょう。まっすぐに伸びた幹から花を咲かせ、実をつける品種です。これならスモールスペースで複数のリンゴの木を植えることも可能です。
エスパリエ仕立てにすれば、果樹とフェンスの二役
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リンゴ、ナシ、イチジク、レモンなどは枝を水平方向に誘引してエスパリエ仕立てにすることができます。糸や支柱を利用すれば、収穫のしやすさとフェンスの2役となるうえ見た目もおしゃれです。
パーゴラに柑橘類を誘引すれば、ミカンのトンネルが楽しめる
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大きな実がなるナツミカンの木をパーゴラに誘引すれば、枝から垂れるミカンのトンネルをつくることができるうえ収穫しやすくなります。
まとめ
果物を自宅で育てることのできる果樹なら、家族でガーデニングを楽しむことができます。春の花、夏から秋にかけての収穫が楽しめるなら、庭での生活がより楽しくなります。果樹ごとの特徴を知って、おしゃれで楽しい庭づくりに生かしましょう。