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家庭で育てやすい野菜7選。プロの解説でおしゃれな野菜ガーデニングを目指す。

橋本朝子
著者:橋本朝子 (一級建築士)

フィンランド在住。法政大学建築学科卒業。建築設計事務所、ガーデニング設計施工会社を経て独立。現在はフィンランドで個人邸宅の庭をはじめ、学校、店舗、公園など幅広い外部空間の設計を手掛ける。設計のテーマは、「毎日の暮らしがより楽しくなるガーデン」。住まいは築50年の住宅。インテリア、ガーデンともにリノベーションを重ねて家族と住む。趣味はアップサイクル。

家庭菜園にチャレンジする人が増えています。我が家でとれた野菜の味は格別。お子様と野菜の成長を観察するのも楽しいもの。でも、無計画に野菜を植えた結果、庭の雰囲気が雑然としてしまうことも。せっかく苗を植えて緑を楽しむなら、おしゃれに見せたいですよね。

今回は野菜をおしゃれに育てるコツを説明します。家庭での栽培が簡単な野菜もご紹介します。この記事を参考に、ぜひ自分ならではの素敵な野菜ガーデンを実現してくださいね。

プロが教える!野菜を育てるおしゃれなお庭を実現する方法

今おしゃれなキッチンガーデン、ポタジェガーデンが人気です。ポタジェガーデンは、野菜やハーブ、果樹や花類を組み合わせて美観を重視した菜園のこと。我が家の菜園をおしゃれにしたい場合、ポタジェガーデンをお手本にしましょう。ポタジェガーデンを実現する際、次のポイントをおさえてください。

おしゃれな野菜ガーデンを実現するポイント

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まずは、菜園を野菜も育っている花壇と考えてみましょう。花壇なら、地面に対して少し高くなるように縁をつけます。菜園の縁も木製やレンガ積みにしてみましょう。野菜ガーデンの場所と通路などをわけるとそれだけできちんと印象になります。花壇以外の場所は通路なら砂利、庭なら芝生など表面仕上げを分けるとさらにGood!

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色合い豊かなガーデンにしましょう。野菜だけでなく、ハーブや花類を植えるとより見栄えがします。野菜の苗がまだ小さいとき、または収穫後に一気に緑がなくならないように、季節ごとの一年草や常緑のハーブなどをまぜて植えるのがおすすめです。

野菜ガーデンに合わせる花類なら、エディブルフラワー(食べられる花)がおすすめです。例えばパンジー、ビオラ、カレンデュラ、ナスタチウム、菊などです。常緑のハーブにはローズマリーやラベンダー、ゲッケイジュなどがあります。

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野菜ガーデンは高さに変化をつけたデザインにすると、より素敵な印象になります。野菜といえば支柱が必要なものが多くあります。そこで例えば、木製や金属製のオベリスクやトレリスにつる性の野菜などをはわせてみましょう。

支柱だけでなく、果樹を合わせて植えることで高さに変化をつけることが可能です。地植えだけでなく、大きめのプランターの中央に果樹を植え、周りにハーブや野菜の苗を植えても良いのです。例えば手軽に育てられる果樹としてレモン、イチジク、ブルーベリーなどがあります。

マンションのベランダでおしゃれな野菜ガーデンを実現するポイント

マンションのベランダならキッチンからのアクセスが良いのがメリット。次のポイントをおさえると、ベランダならではのおしゃれな野菜ガーデンが楽しめます。

おしゃれな野菜ガーデンを実現するプランターの選び方

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野菜ガーデンをおしゃれに見せたいなら、プランターにもこだわりましょう。ウッドプランターやストロベリーポットなどがおすすめです。スタンド付きのプランターなら植物により光があたり、緑を高い位置で楽しめます。トレリス付きのプランターならつる性の野菜苗を育てることもできます。

四季を通しておしゃれな野菜ガーデンを実現するポイント

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ハーブや花類を合わせて飾りましょう。常緑のハーブなら一年中緑が楽しめます。一年草なら季節ごとに苗を入れ替えればいつも華やかです。例えば野菜の生育期ではない冬の間はパンジーやハボタンを植えておくときれいに保てます。

プロが厳選!おしゃれな庭を彩る、家庭で育てやすい野菜 7選

初心者でも育てられて、収穫できる野菜はこちらです!

最も栽培~収穫が簡単なのは葉物野菜。まずはミズナにチャレンジ!

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サラダや鍋の具材に人気のあるミズナ。花壇でも、プランターでも栽培できます。種まき、間引きをして水やりさえしていれば収穫できます。ふさふさのボリュームのある緑に育った姿も見ごたえがあります。葉物野菜は一般的に栽培が簡単。ミズナの他にも、レタス、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギクなどがあります。

植付時期/採取時期

3~10月が種まきの適期。収穫は夏季なら種まきからおよそ30日後。

参考ガーデニング実例

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ミズナのような葉もの野菜を庭で育てるなら、他の葉もの野菜と合わせてストライプ状に育ててみましょう。レタスやホウレンソウなど少しづつ葉の形や色あいの違う野菜を列ごとに育てると、美しい緑の縞模様になり野菜ガーデンをひきたててくれます。

構築的なフォルムがおしゃれなチンゲンサイ

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肉厚の葉で食べ応えのあるチンゲンサイ。種から育てて、ミニチンゲンサイとして早めに収穫することもできます。チンゲンサイの菜の花も美味。葉物野菜の中でも葉や株自体の形が魅力的で植栽としても優秀なのです。よくみると緑のグラデーションが美しく、構築的なフォルムはスタイリッシュ。

植付時期/採取時期

4~9月が種まきの適期。収穫は夏季なら種まきからおよそ50~55日後。

参考ガーデニング実例

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ロゼット状の形がおしゃれなチンゲンサイ。ホスタなどの多年草のようにプランターのアクセントにしても素敵です。例えばウィンドウボックスにチンゲンサイを間をあけて列植し、間にパンジー、ビオラなどのエディブフラワーを植えれば、野菜であることを忘れそうな美しさ。

目立つ大きな花も、赤い実も観賞できるベニオクラ

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ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むオクラ。ベニオクラはうすいクリームイエローの中心に赤い目のある大きな花が咲き、目を引きます。赤みを帯びた実は、ゆでると緑に色がぬけます。色を生かしたい場合は生食がおすすめ。背が高くなるので菜園・花壇の後方に植え、垂直のアクセントに。

植付時期/採取時期

5~6月が種まきの適期。収穫は7~9月。

参考ガーデニング実例

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地植えにすることも多いオクラですが、鉢植えでも見事に育ちます。他の植物と混ぜるよりは、ある程度スペースをもって大きな鉢で育てるのがおすすめです。強風で倒れないよう支柱をつけましょう。

緑のカーテンになるゴーヤ

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独特の苦みがくせになるゴーヤ。味は好き嫌いがあるかも知れませんが、ビタミンCが多いヘルシーな野菜です。つる性植物で、大きな葉を広げ黄色い花を咲かせながら緑のカーテンになります。

植付時期/採取時期

4~5月の間が種まきの適期。収穫は7~9月の間。

参考ガーデニング実例

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トレリス付きのプランター利用で、ゴーヤを育てましょう。一戸建てでも、マンションのバルコニーでも実現可能な方法です。西日の強い窓の前に置けば、快適な柔らかい緑の光になって楽しませてくれます。パーゴラに這わせれば長いゴーヤの実が垂れさがり、これまた見事です。

カラフルな実が楽しめるミニパプリカ

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赤・オレンジ・黄色・緑とビタミンカラーが楽しめるミニパプリカ。艶のある実が美しいだけでなく、生食でも調理してもおいしく食べられ便利な野菜です。小さな実がたくさんなっている姿は地植えにしても鉢植えにしても観賞価値があります。

植付時期/採取時期

苗から育てるのがおすすめ。5月上旬に植え付け、収穫時期は7~10月の間です。

参考ガーデニング実例

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鮮やかな色合いの実が魅力たっぷりです。菜園なら目立つ場所に植えて、見て楽しみましょう。バルコニーなら大きめのテラコッタポットやカラフルな陶器のポットに単独で植えても素敵ですよ!

葉や花も美しいミニキャロット

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ミニキャロットは、小さく切り刻むことなくそのままの形で食卓に出せるのが便利です。繊細でふわっと広がる葉や、白いレースのような花も魅力。ミニキャロットを育てるとニンジンのイメージが変わるかも知れません。小さめなのでプランターでも栽培可能なのがうれしいですね!

植付時期/採取時期

3~4月に種まきした場合の収穫時期は6~7月。7~9月に種まきした場合の収穫時期は10~12月。

参考ガーデニング実例

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ミニキャロットはベランダ菜園でも育てられます。根は15~20センチ程度にく育つため、深めの鉢が向いています。テラコッタポットや深めのプランターのほか、バケツや木箱などでも。人参の花は切り花やドライフラワーにできるくらい美しいのでガーデンにおすすめ。

赤い実が鈴なりになって美しいミニトマト

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食卓によく上る野菜の一つ、ミニトマトはぜひ育ててみたい野菜。栽培は比較的容易で、初心者でも実をならすところまで、ガーデニングになれている人なら鈴なりも可能。赤い実が美しく鑑賞でき、食べられるとは嬉しいですね!

植付時期/採取時期

4~5月に求めた苗を植え付けます。収穫は6~8月ごろ。

参考ガーデニング実例

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茎が長くのび支柱が必要なミニトマト。トレリス付きのプランターをつかって、少しずつ止めつけていきましょう。まっすぐ上にのばさず、ジグザクにとめていくのがポイント。トレリスにトマトが下がる姿を楽しめますよ!

こんなお庭にも挑戦したい!おしゃれな野菜ガーデニング実例

野菜を育てるなら、こんな面白いお庭にもチャレンジしてみませんか!

パレット利用のバーティカルガーデン

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パレットを再利用すれば、省スペースで菜園ができます。小さめの野菜、ハーブ類やイチゴなどを育てるのに便利です。これならマンションのバルコニーでもたくさんの種類が育てられます。

野菜くず利用のフォーエバー菜園!

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スーパーで買ってきたレタスの芯、ゴミ箱に捨てていませんか。水にしばらくつけて発根したら土に植えてみましょう。上手に育てれば、この方法で何回も食べられますよ。レタスの他、ネギ、アサツキ、バジル、ニンジン、ダイコン、ジャガイモと実に様々な野菜やハーブが発根&再利用できるのです。

野菜苗を守る温室付きプランター、網付きプランター

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スタンド付き、温室付きのプランターならまだ寒い時期から苗を植えられます。ガラスの代わりに網が貼ってあれば、通風を保ちつつ防虫もできますよ。

まとめ

家族と一緒に育てた野菜は、格別です。野菜の葉や花は意外にも美しいことが多く、野菜の成長を間近に見ることで新しい発見もあります。おしゃれな野菜ガーデンにすることで、手入れもより楽しくなるかも知れません。

これから野菜を栽培してみたい人、菜園にチャレンジしてみたけれど庭が雑然としてしまったことのある人はぜひこの記事を参考に、おしゃれな野菜ガーデンを実現してくださいね。

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