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【プロが選ぶ】冬のガーデニングに取り入れたい草花7選!クリスマスやお正月の飾り付けも楽しみたい

橋本朝子
著者:橋本朝子 (一級建築士)

フィンランド在住。法政大学建築学科卒業。建築設計事務所、ガーデニング設計施工会社を経て独立。現在はフィンランドで個人邸宅の庭をはじめ、学校、店舗、公園など幅広い外部空間の設計を手掛ける。設計のテーマは、「毎日の暮らしがより楽しくなるガーデン」。住まいは築50年の住宅。インテリア、ガーデンともにリノベーションを重ねて家族と住む。趣味はアップサイクル。

 美しい色合いで楽しませてくれた紅葉の時期は過ぎ去り、気温もぐっとさがってくる12月。夜の長くなる冬は、気分も暗くなりがち。そんな時期でもけなげに咲く花やじっと春を待っている植物の姿を見て、少し元気をだしてみませんか!

クリスマス、お正月と様々なイベントが待っているのも冬。イベントが終わってしまった後も、寒い時期ならではの植物の楽しみ方を知っていると、お庭をさらに素敵に見せることができます。それでは冬のガーデニングを何倍も楽しめる方法をお伝えしていきましょう。

プロが教える!冬の草花でおしゃれなお庭を実現する方法

冬のガーデニングのポイント

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冬のガーデニングのポイントは、なんといっても気分を明るくしてくれるクリスマスとお正月の飾り付けをすること。お正月を過ぎたら春がくるまであと少し。お庭に冬に観賞価値のある植物を植えておけば、春が来るまでの間を楽しむことができます。

冬の草花の選び方

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クリスマス、お正月の飾り付けに共通していることは、コニファー(針葉樹)、赤い実のつく植物、そして冬の花苗などです。花は、赤、白、ピンクがおすすめです。クリスマスの正統派デコレーションカラーでもあり、お正月のおめでたい紅白にもつながります。

楽しいイベントを盛り上げる寄せ植えには、オーナメント類などで楽しさやきらめき感を追加するのも良いですね! クリスマスが終わったらクリスマスオーナメントをお正月のモチーフに取り換えると雰囲気を変えることができます。

お庭には、冬の間鑑賞できる植物があると良いですね。鑑賞といっても、冬の庭がカラフルな花でいっぱいだったらせっかくの季節感を損なってしまいます。冬の姿が美しい低木や、お庭でひっそりと咲く冬の花などを取り入れるのがおすすめです。

冬の草花の寄植えの方法/花壇のレイアウトの方法

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クリスマスとお正月を両方楽しめる寄せ植えはいかがでしょう。紅白のガーデンシクラメン、ペルネッティアとシロタエギクの寄せ植えはクリスマスの演出にぴったり。コニファーを植えた鉢や、クリスマスオーナメントと合わせて飾りましょう。お正月には門松と一緒に見える玄関先において、新年の華やかさを演出しましょう。

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クリスマスやお正月が過ぎた後も、引き続きガーデンを楽しみましょう。冬枯れのグラス類は風情があって良いものです。モノトーンの背景に赤い枝を広げるサンゴミズキ、真っ白な幹が際立つシラカバ、常緑で形のはっきりしたコニファー類など、冬の見どころをお庭に用意しておきましょう。

 

プロが厳選!おしゃれな庭を彩る冬の草花 7選

クリスマスやお正月の寄せ植えに使える花や、冬の庭を美しく彩る植物を集めてみました!

耐寒性抜群のガーデンシクラメン

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秋から出回るガーデンシクラメンは、冬の花壇や寄せ植えにぴったりの花材。洋風にも和風にも似合います。冬枯れの地面からすっと茎をのばして咲く姿は、けなげで可憐です。白、赤、ピンクなどの花色があります。

植付時期/開花時期

ガーデンシクラメンは秋の間に植え付けましょう。関東地方の開花時期は10月から3月です。

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ガーデンシクラメンは花壇にも向いています。冬の間日当たりのよい広葉樹の下に植えると冬枯れの庭の中に咲く姿が楽しめます。冬から早春にかけて咲くシクラメンをはじめとする球根の花は、冬らしく枯葉のおちた茶色の地面とのコントラストを見せるのがおすすめです。

花後も色が長く残るカルーナ・ブルガリス

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冬の寄せ植えや花壇で、主役にも脇役にもなれる便利なカルーナ・ブルガリス。日本の夏が苦手なので、寒い時期に楽しめる冬咲き品種をおすすめします。ピンクや白の小花をふわっと広げて、冬の寄せ植えをボリュームアップしてくれます。咲き終わった後は、ドライフラワーとして楽しむこともできますよ。

植付時期/開花時期

カルーナ・ブルガリスは秋の間に植え付けましょう。冬裂き品種の関東地方の開花時期は10月から3月です。

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花壇に植えたり、寄せ植えの素材にしたりと様々に使え優秀なカルーナ・ブルガリスですが、一鉢だけおいても様になります。松ぼっくりやコケのリース、枯れ枝を一緒にディスプレイすると、北欧の森風に。

冬は真っ赤に変化するオタフクナンテン

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常緑低木のオタフクナンテンを花壇に植えれば、一年中楽しめます。特に冬は葉が真っ赤に染まり目を引きます。洋風にも和風にも合いますので、クリスマスやお正月の寄せ植えに加えてみませんか!オタフクナンテンは半日陰でも育ちますが、日照+寒さがあったほうが紅葉します。紅葉した葉は春になると緑に戻ります。

植付時期/開花時期

オタフクナンテンは真夏と真冬を避けて植え付けましょう。オタフクナンテンは、主に冬の紅葉を鑑賞します。

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オタフクナンテンをテラコッタポットに植えれば、洋風のイメージに。玄関回りにコニファーを植えた鉢と合わせて置けば、濃い緑と燃える赤のコントラストが鮮やかです。地植えにするなら、地面をはうように育つ匍匐性のコニファーの隣に植えると、冬の間見どころのある花壇にすることができます。

ピンクの丸いつぼみが実のようなスキミア

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ぷちぷちのつぼみが実のようなスキミア。シキミア、またはミヤマシキミの名前で流通していることもあります。常緑低木で、厚みのある葉が美しいうえ、秋から春までの長い間つぼみが鑑賞できます。直射日光のあたらない場所向け。シクラメンなどの冬の花と一緒に寄せ植えすると、よい引き立て役になります。

根を触られるのが嫌いなスキミアは、どちらかというと花壇向きです。長く育てたい場合は単独で花壇に植えましょう。

植付時期/開花時期

秋に流通が多いスキミアは、真冬になる前に植え付けましょう。10月から4月のつぼみを鑑賞します。

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シキミアの寄せ植えは日陰でも育つ種類と組み合わせましょう。例えばスキミアのつぼみの濃いピンク色には、赤い葉のヒューケラがベストマッチ。スキミアのみをテラコッタポットなどに植え、他の植物の鉢を寄せておくと、より管理が楽ですよ。

冬花壇で存在感のあるヘレボラス

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クリスマスローズの名前でも知られるヘレボラスは艶のあるの常緑の葉も美しく、丈夫で育てやすい初心者向け。真冬に咲くくすんだ赤や緑味のある白の大きな花が印象的です。日陰で涼しい場所が適しています。鉢植えの場合は夏の間は木陰に置きましょう。

植付時期/開花時期

ヘレボラスは、真夏をさけて植え付けましょう。自然の開花時期は1月から3月ですが、クリスマスごろにすでに開花した鉢が流通していることも。

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夏木陰になる花壇に群植しても、大きな鉢に寄せ植えしても映えるクリスマスローズ。赤いシクラメン、白いヘレボラスの組み合わせはクリスマスにもお正月にもぴったりです。大きな鉢にまとめて植えたり、コニファー類と寄せ植えにしてバルコニーで楽しんでも。

クリスマス気分を盛り上げてくれる、プンゲンストウヒ

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ヨーロッパでクリスマスツリーといったら一般的にドイツトウヒを差しますが、20mにも育つドイツトウヒは庭木としては大きすぎ。でも小さめのコニファーなら、日本の庭にも合うものがありますよ。

青白い葉が魅力的なプンゲンストウヒ・ホプシーは庭木としておすすめです。お庭でいつも整った姿を楽しませてくれます。美しい枝を、冬のリースづくりやフラワーアレンジメントに利用できますよ。丸みのあるボール状に育つプンゲンストウヒ・グラウカグロボーサは成長がゆっくりなので、小さなスペースにも適しています。

植付時期/開花時期

プンゲンストウヒは早春か秋に植え付けましょう。一年中きれいな葉が鑑賞できます。

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冬枯れの庭のプンゲンス・グラウカグロボーサは、うっすら雪をかぶると美しさ満点です。形のはっきりわかる植物が減ってしまう冬の庭で、きちんと存在を主張してくれます。花壇の後方に植えて置けば、それぞれの季節で花の良い背景にもなってくれますよ。

ウィンターガーデンに欠かせない赤い枝、サンゴミズキ

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低木のサンゴミズキは新緑や紅葉も楽しめますが、なんといっても目を引くのは冬。真っ赤に染まった枝が広がる姿は、寂しくなった冬のお庭でひときわ目立ちます。鉢植えで楽しむこともありますが、成長が旺盛なので地植えをおすすめします。花壇の後方の、直射日光のあたらない場所が適しています。

植付時期/開花時期

サンゴミズキは、真夏と真冬をさけて植え付けましょう。枝の鑑賞時期は12月から3月です。

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サンゴミズキとコニファーの寄せ植え・・・と思いきや、こちらのアレンジはオアシスに枝をさして作られています。気温の低い時期なら、コニファーやサンゴミズキの枝は一か月くらいは外でフレッシュさを保ちます。お庭にサンゴミズキがあると、毎年玄関先を飾るこんなアレンジが気軽に作れますよ!

こんなお庭にも挑戦したい!おしゃれな冬の草花のガーデニング実例

花や植物を飾って、まだまだ冬を楽しみましょう。寒い時期は、庭からとってきた花素材を室内で飾るのもありですね。冬を盛り上げる小道具を上手に使って、少ない植物で楽しむのもよい方法ですよ。

室内でも楽しめる、ヘレボラスの盆栽

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白いヘレボラスを白いおわんのような形の鉢に植えて、コケを貼れば盆栽に!これなら室内でも鑑賞できますね。花はたくさんつめこまず、「間」を生かした植え方にしましょう。コケは鉢の縁から盛り上がるようはると風情がありますよ。

照明を仕込んだ寄せ植え・冬の枝ものアレンジ

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暗い時期を明るく過ごす手っ取り早い方法は、イルミネーションです。玄関先の寄せ植えの中にも、ガーランドライトを仕込んでみましょう。大きな藤のトピアリーボールやオベリスクを利用して高さをだすと、より華やかな演出ができますよ。

冬のレジャー用品と一緒に花を飾った北欧風のコーナー

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使わなくなったスケート靴、古いスキーの板、オイルランプ、古い窓枠やドア、塗装のはげたベンチ、コケや松ぼっくり、トウヒの枝。北欧の一軒家にありそうなものを集めてみました。こんなコーナーに似合うのは、カルーナ・ブルガリスを植えた鉢です。寒い時期だからこそ、寒い地域の冬の楽しみ方を取り入れましょう。

 

まとめ

冬の寄せ植えには、赤、白、ピンクの花、シルバーリーフ、コニファーなどがぴったりです。紅白は暗くなりがちな風景を、明るく盛り立ててくれ、クリスマスやお正月の飾りにつきものの針葉樹を背景に美しく見える色合いです。

クリスマスやお正月の飾り付けも、庭の中でひっそりと咲いたヘレボラスも、冬の暗さやさびれた背景があるからこそ美しく見えます。冬のガーデニングの楽しみは奥が深いですね。