2022/12/14
【プロが教える】シラスの壁をおしゃれに取り入れる方法!左官仕上げの壁に関心のある方はぜひご検討ください
近年、顕著に増えている高気密・高断熱構造の住宅。多くは24時間換気が取り入れられていますが、それでも毎日の暮らしで発生する匂いや湿気の一部は、どうしても家の中にこもってしまいます。
さらに住宅に使われている建材によっては、微量ながらさまざまな種類の化学物質が揮発されており、健康面への影響も気になるところ。
シラス壁は、そんな室内の空気環境や安全性に関心がある方に、ぜひ検討して頂きたい塗り壁の一種。今回は、シラス壁の特性やメリット・デメリット、おしゃれなデザイン実例をご紹介します。
プロが教える!シラスの壁をおしゃれに取り入れる方法!
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/90c47e7e3a6e0623cf343cb45e5d8664-149.html
シラスは自然素材100%の左官材ですが、よく”火山灰”と混同されがち。なんとなく良いイメージを持っていても、他の塗り壁材との違いがわからないという方も多いかもしれません。
まずは、シラスの特性から抑えていきましょう。
そもそもシラスとは?
https://www.air-science-house.com/co_navi/d9094fb0d20b0339c5d8b12c2ecd5a0f-122.html
シラスは、およそ2万5千年前の火山噴火時に吹き出したマグマが堆積したもの。九州南部のシラス台地に堆積するシラスを主成分とし、宮崎県に本社がある高千穂シラス株式会社が開発・製造・販売を担っています。
成分は高純度の無機質セラミック物質で、主成分は珪酸(けいさん)と酸化アルミニウム。機械による焼成や乾燥は一切行わず、天日乾燥で水分を飛ばすことにより製品化されています。
【明るい自然色が揃うBiocera(ビオセラ)シリーズ】
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387632056/
シラスはさらさらとした手触りで、非常に細かい多孔質構造を持つのが特徴。「石膏系」「石灰系」「セメント系」などがありますが、顔料も含めて100%自然素材からできています。
【Bioceraの施工例(台湾の産後ケア施設)】
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/812070c28fb2752c863ef491a2f09694-149.html
シラス壁(内装用)は機能やデザイン、質感、色、施工方法などによって、さまざまなシリーズが揃います。
例えば、5㎜厚の「薩摩中霧島壁」と「Biocera(ビオセラ)」の場合、機能は全く同じなのですが、唯一異なるのが「色」。
「Biocera」は、薩摩中霧島壁の優れた機能はそのままに、”ヒューマンカラー理論”という考え方を取り入れ、誰の目にも心地よく癒されるカラーとして厳選した5色を取り揃えています。
【2.5㎜厚で仕上げる「中霧島壁ライト」コテの目仕上げの例】
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387811730/
また、塗り厚も商品によって異なり、内装仕上げ材の場合は1.3㎜厚~8㎜厚まで対応しています。
なかでも「5㎜厚」と「2.5㎜厚」のどちらを選ぶかで迷う方が多いのですが、珪藻土や漆喰など、他の塗り壁材の塗り厚は1.5~2㎜が一般的。そのため、2.5㎜タイプでも厚さが薄いということは全くなく、シラス壁特有の効果を十分に体感することができます。
特に消臭機能に関しては、必ずしも5㎜厚タイプを選ばなくても問題なし。2.5㎜厚の「中霧島壁ライト」と「ライトビオセラカラー」は、5㎜厚タイプとシラスの粒子を変えることにより、消臭機能が低減しないように開発されたシリーズです。
【5㎜厚で仕上げる「薩摩中霧島壁」ソフトヘアライン仕上げの例】
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387811785/
少しでも調湿性能をアップしたいという方は、5㎜厚の「薩摩中霧島壁」や「Biocera(ビオセラ)」から選ぶのがおすすめ。
これは、調湿機能は体積に比例するという理由からで、2.5㎜厚よりも5㎜厚タイプのほうがより優れるとされています。
改めてシラスの壁のメリット/デメリットを整理します
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387632005/
環境省のエコハウスモデル事業や、国土交通省の長期優良住宅先導的モデル事業など、さまざまなプロジェクトに採用されているシラス壁。メリットとデメリットを具体的にチェックしていきましょう。
メリット
https://www.pinterest.jp/pin/864057878512753361/
シラス壁のメリットは「調湿」「消臭」性能に優れ、かつ「長寿命」であること。特に湿気が多い時期は、余分な湿気を吸湿することにより体感温度を下げ、オールシーズン快適に過ごすことができます。
タバコやペットの匂いを短時間で消臭するほか、ホルムアルデヒドなどの化学物質の吸着性も高く、時間が経っても再放出することはほとんどありません。
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/f526a6e2a6fa9104c2370cde723e1cb8-150.html
また、外壁や舗装材としても使用できるほど耐久性に優れ、紫外線に強く、色褪せや劣化が少ないのもメリット。自然素材ならではの風合いと、上質感も魅力といえるでしょう。
また、カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいところ。シラスは天然の鉱物顔料を混ぜることで、自由に調色することができます。
デメリット
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387631699/
一方デメリットとしては、壁紙クロスなどと比べると初期費用が高く、工期が長くなるという点。
しかしながら、定期的に交換時期を迎えるクロスと比べると長持ちしやすく、長期的な視点で考えれば、クロスよりも費用を抑えることができます。
基本的にはメンテナンスフリーですが、塗り壁の特性である割れやヒビは、どうしても起こりやすい点を理解しておきましょう。これは塗り壁材全般にいえることで、その際は塗り直しによる補修が必要になります。
おしゃれに取り入れるポイント① インテリアスタイルとの相性
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/90c47e7e3a6e0623cf343cb45e5d8664-149.html
さまざまな仕上げパターンや色から選択できるシラス壁。代表的なインテリアスタイル別に、相性が良い仕上げパターンをご紹介します。
【ナチュラルスタイル・北欧スタイル】
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387766925/
【ヘラ扇仕上げ】
【スポンジ横引き仕上げ】
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_mame/70df6e0dcbf0fa434db9567ae8746d7a-167.html
自然素材を多用して、アースカラーを中心にシンプルに仕上げることが多いナチュラル&北欧スタイル。
シラス壁の仕上げは「ヘラ扇仕上げ」や「スポンジ横引き仕上げ」といった、飽きがこないプレーンな仕上げが特に相性抜群です。
【モダンスタイル】
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387766942/
【コテランダム仕上げ】
【スポンジランダム仕上げ】
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_mame/70df6e0dcbf0fa434db9567ae8746d7a-167.html
金属やガラスなどの無機質な素材を中心に、スタイリッシュ&クールな印象でコーディネートするモダンスタイル。
丸みのあるデザインよりも直線的なラインを主流に。「スポンジ横引き仕上げ」のほか、「コテランダム仕上げ」「スポンジランダム仕上げ」などもよく似合います。
【和風】
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387766967/
【スポンジ横引き仕上げ】
【コテの目仕上げ】
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_mame/70df6e0dcbf0fa434db9567ae8746d7a-167.html
和紙や木板、竹、石、い草など、日本の伝統的な和のアイテムを配する和風スタイル。
例えば、柾目柄の内装材を使う空間なら「スポンジ横引き仕上げ」など、直線的なデザインで揃えると統一感が生まれやすくなります。他に「コテの目仕上げ」などもおすすめ。
おしゃれに取り入れるポイント② 選ぶべき家具
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/e7b6e9ffb9e3ef6e57167829ee8cdf82-148.html
シラス壁のカラーは、白やベージュといった主張しすぎないソフトな色合いが多く揃います。そのため基本的には、どんな家具の素材を合わせても、ミスマッチになることはほとんどありません。
上の画像は、シラス壁に木製家具やソファを配した例。ソファの脚部は細身でシンプルな形状を選び、張地はベージュ+ダークブラウンをチョイス。シラス壁の色合いと馴染むよう、アースカラーでまとめています。
一方こちらは、白系色のシラス壁に、モールテックス調天板のダイニングテーブルと、フリッツ・ハンセン社のセブンチェアを組み合わせたコーディネート。
家具の脚部はブラックスチールとシルバー色のスチールですが、白・グレー・黒の無彩色でシックにまとめています。
おしゃれに取り入れるポイント③ 塗り方とシラスの色
【「シラスリフォーム」の仕上げパターン例】
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387631922/
シラス壁は、他の塗り壁材同様に塗り方(仕上げパターン)はさまざま。
例えば、既存のクロスの上から施工できる「シラスリフォーム」の場合、ヘラやローラー、コテ、スポンジなどを使って、基本となる12の仕上げパターンから選ぶことができます。
なかでも、平滑なフラット仕上げはくせがないので、インテリアスタイルや施工場所を限定しません。特にNGな組み合わせはないので、お好みで選び分けましょう。
【「Shirasu Color+」のバリエーション例】
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_mame/0183acb13b4f7b0207801f3960796b28-173.html
また、「Shirasu Color+(シラスカラープラス)」は、多彩なカラーバリエーションが揃います。計量して混ぜれば、さらにオリジナル性を高めたカラーをつくることも可能。
【「Shirasu Color+」の施工例】
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_mame/0183acb13b4f7b0207801f3960796b28-173.html
「Shirasu Color+(シラスカラープラス)」は、基本色の30色とデザイン性の高い4色の全34色がラインナップ。下地の色を拾わないので、壁一面のみから気軽に施工することができます。
後悔したくない!気になる情報も事前に検討しておきましょう
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/c1784d8d87473ea255609c9ac8d5d044-149.html
続いて、シラス壁にかかるコストと、失敗しがちなポイントについても確認を。
シラス壁の種類別に、業者に依頼する際の一般的な材工価格(材料費+施工費)を挙げました。同じ塗り壁材である漆喰や、一般的な壁紙仕上げと比較してみてください。
シラスの壁の価格は? 一般的な壁紙仕上げや漆喰と比較して解説
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/2c5468705abbba78f3e09a41f0bbfcec-148.html
内装仕上げ用のシラス壁は、現在以下の7タイプがあります。お住まいの地域や施工業者によって価格が変わるので、何社かに見積をとって検討しましょう。
【シラス壁の種類別 材工価格(材料費+施工費)】
「シラスリフォーム」3,000円/㎡~(1.3㎜厚/ヘラ・ローラー・コテ塗り)
「中霧島壁ライト」3,800円/㎡~(2.5㎜厚/コテ塗り)
「中霧島壁ライト ビオセラカラー」4,000円/㎡~(2.5㎜/コテ塗り)
「薩摩中霧島壁」5,000円/㎡~(5㎜厚/コテ塗り)
「ビオセラ」5,300円/㎡~(5㎜厚/コテ塗り)
「シラス漆喰」5,500円/㎡~(2㎜厚/コテ塗り)
「中霧島壁ワイルド」10,000円/㎡~(8㎜厚/コテ塗り)
一方、漆喰壁の材工価格は、4,000円/㎡~(自然素材8,000円/㎡~、本漆喰除く)程度を目安に。2.5㎜厚のシラス壁なら、ほぼ漆喰と同程度の費用がかかるとみてよいでしょう。
【シラスを利用した消臭壁紙「リフレシェール」の施工例】
https://www.ktrend.jp/product/maker_287/pi_610/
また、クロス壁紙を検討されている方は、シラス入りの消臭壁紙「リフレシュール」が断然おすすめ。90㎝×50m/反で58,500円(税別、材料費のみ)ほどで、1反あたり約45㎡施工することができます。
こんなケースに気をつけろ! 失敗しがちなパターン紹介
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387631763/
塗り壁全般にいえることですが、湿式工法であるシラス壁は、乾燥や衝撃などにより、どうしても割れやヒビが入りやすくなります(特に壁の入隅・出隅部分)。
【シラス壁の入隅に入ったヒビ割れ】
https://masa-life.net/silas-wall-merit-demerit/
ヒビや割れが入った箇所は塗り直せますが、補修範囲や場所によっては、補修箇所を完全に目立たなくすることはできません。
また、凸凹が大きい仕上げパターンの場合、埃がたまりやすくなることも。埃を取り除くには、柔らかい素材でつくられたホウキやハタキなどを使い、優しく上から下へ埃を落としましょう。
スタイル別おしゃれなシラスの壁のコーディネート実例10選!
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/5a5a3b832b59c9b487be1b0d2d7f3f62-148.html
ここからは、シラス壁を使ったおしゃれなデザイン実例をご紹介します。インテリアスタイル別にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
シラスの壁×ナチュラル・北欧スタイル3選
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/94fa06e1988fec52349da098b69e874d-150.html
ナチュラルスタイルや北欧調のお部屋は、ホワイトやベージュ系色を基調にしたシラス壁がおすすめ。家具は自然の風合いを生かした木質調をメインに合わせましょう。
ファブリック類は、ナチュラルスタイルの場合ライトブラウンやグリーンなど明るい色調、北欧調はダークブラウンやブルー、グレー系色など落ち着いた色調がよく合います。
ブラケット照明の光がシラス壁を雰囲気よくライトアップ
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/bc8fc34eb9a665d068976d1da0883275-148.html
ブラケット照明の光がシラス壁を柔らかく照らす、ナチュラルモダン調のリビングです。シラス壁は「薩摩中霧島壁」のソフトヘアライン仕上げを採用。
シラス壁は家具より明るめのカラーを選び、家具は濃色系のブラウン色でコーディネート。ソファやチェアの張地は寒色系で統一して、落ち着いた雰囲気ながらも爽やかさが感じられます。
シラス壁とパイン無垢フローリングを配したフレンチナチュラルな空間
https://www.pinterest.jp/pin/767793436469531314/
フレンチナチュラルスタイルをコンセプトに、シラス壁とパイン無垢フローリングを配したキッズルーム。
クローゼットや入口の扉などの建具はベビーピンクを選んでいますが、壁は白色系のシラス壁にすることで、子どもっぽい印象に偏りすぎないよう工夫されています。
シラス漆喰で純白色を再現した北欧調リビング
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/e56052da0eb76f035bcb63b215011e99-153.html
薪ストーブを設置し、その周囲を独特の光沢感が美しいシラス漆喰壁で仕上げたリビングです。
シラス漆喰の純白色に合わせて、照明類も全て白色系を選んだところがポイント。色数を絞ってシンプルに設えられた空間は、どこか北欧調の雰囲気が感じられます。
シラスの壁×モダンスタイル3選
https://hidamommy.com/archives/8862/
モダンスタイルでは、シラス壁の色はホワイトやグレー系色を基調に、シックなカラーリングで展開するのがおすすめ。相性が良いガラスやモルタル、スチールといった無機質な素材を組み合わせてみましょう。
家具や内装とシラス壁の色を対比させる
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/2c5468705abbba78f3e09a41f0bbfcec-148.html
平滑に仕上げたシラス漆喰壁の「白」と、階段の手摺や天井材の「黒」を対比させたリビング。このように濃色系アイテムを空間に取り入れるとアクセントになり、シラス壁の白さがより際立ちます。
濃色のシラス壁とスレート調アクセントウォールを組み合わせる
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/d544aa7a047acd9b97e9f0934688a979-148.html
「薩摩中霧島壁」のシラス壁(ソフトヘア―ライン仕上げ)を、寝室のベッドヘッド側に施工した例。スレート調のアクセントウォールともよく馴染み、ホテルライクな雰囲気に仕上げています。
シラス壁のコテ跡が温かみを感じる和風モダンな空間
https://www.pinterest.jp/pin/660269995387709083/
ダークカラーのシラス壁を、和室の壁に取り入れた和風モダンスタイルの空間です。濃い色合いでありながらも圧迫感がなく、かえって温かみを感じるのは、ムラのあるコテ跡が良い味となっているからでしょう。
シラスの壁×インダストリアル・西海岸スタイル2選
https://www.sawakenchiku.com/content/428
西海岸調のインテリアには、白を基調に海をイメージさせる寒色系カラーを適宜取り入れるのがおすすめ。特に「シラスカラー」のブルー(SC-1)はソフトな色あいなので、お部屋全ての壁に取り入れてもOK。
インダストリアル調なら、シラス壁とタイルやタイル調シートを組み合わせてみるのも素敵。色はホワイトやグレーなどの無彩色がおすすめです。
板張りとシラス壁、異なる2種の壁材で仕上げたリビング
スキップフロアを設けたリビングに、板張りとシラス壁2種の仕上げを採用した例です。片面の壁面を全て真っ白なシラス壁にすることで、明るく寛ぎやすい印象に。
ソファやラグは淡い寒色で揃えたほか、天井にはシーリングファンを設置。まるで西海岸にあるリゾートホテルのような、爽やかさが感じられます。
レンガ調の柱型をアクセントにしたインダストリアル調リビング
https://www.rdesign.co.jp/?p=10255
ソファ背面の壁にシラス壁を配した、インダストリアル調のリビングです。両側の柱型は、レンガ調のテクスチャーで仕上げて空間のアクセントに。ブラックレザーのソファが、白のシラス壁によく映えます。
シラスの壁×独自の進化を遂げたスタイル2選
https://www.takachiho-shirasu.co.jp/co_photo/18dffd904a1053534d647b51b8eb7c83-150.html
最後は、シラス壁を用いたオリジナリティ溢れる実例を。アイディア次第で、唯一無二のアレンジを楽しむことができます。
シラスパネルをデザイン貼りしたキッチン腰壁
https://www.pinterest.jp/pin/812759063995272005/
パネル式のシラス壁「シラスパネル」をキッチン腰壁に貼った例。白と赤のコントラストが、訪れた人の目をひきます。
パネルは脱着可能で、簡単に取り外すことが可能。工期も短いので、気軽にイメージを変えることができます。市松模様などのデザイン貼りが楽しめるのも、パネルならではの利点です。
映像を美しく投影できるプロジェクション壁
https://living-sala.co.jp/blog/p10684/
プロジェクターの映像を投影できる「シラス漆喰プロジェクション壁」を施工したリビングです。こちらのシラス壁は”高白色・高反射(90%)”という特性があり、正面からはもちろん、斜めからの視聴もOK。
いつものリビングが、たちまちシアタールームに早変わり。ご家族や友人を招いて大勢で楽しみたくなりますね。
まとめ
今回は、シラス壁の選び方のポイントやメリット&デメリット、おしゃれなデザイン実例をご紹介しました。
100%自然素材を原料とするシラス壁。調湿機能や消臭機能、ホルムアルデヒドなど化学物質への吸着性に優れるだけでなく、左官仕上げならではの味のある仕上げや、豊富なカラーバリエーションも魅力です。
塗り壁材を検討されている方はぜひ、シラス壁も選択肢に入れてみてくださいね。