【プロが教える】カスミソウを使ったおしゃれなガーデンを実現する方法!切り花に欠かせないカスミソウは花壇でも大活躍
ガーデンで育てることのできる花はたくさん種類があります。その中で主役でも脇役でも存在感があり切り花にもドライフラワーにもなる花があったら取り入れてみたいですね。その花とはカスミソウです。カスミソウというと切り花店で見かけるイメージが強いかも知れませんが、ガーデンでも活躍します。
カスミソウには様々な種類があり、切り花として見かける小さなポンポン花だけではありません。この記事を読んだら、きっとカスミソウの別の魅力を発見できますよ。そんなカスミソウをつかっておしゃれな庭を実現する方法をご紹介します。
カスミソウを取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法
カスミソウの特徴とガーデニングのポイント
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カスミソウには様々な種類があり、一年草のものと多年草のものがあります。5~7月ごろに咲く花は白やピンク、赤があります。小さな花ですが、花弁は八重のほか一重のものもあります。草丈は20~100センチ程度です。
どの品種のカスミソウにも共通するのは、小花を無数にさかせふわっとした煙のような姿をつくること。ガーデンで利用する際は、このふんわりした姿を生かすと素敵に演出できます。
地植えでも鉢植えでも!カスミソウでおしゃれなガーデンを実現する方法
カスミソウ×地植えの場合
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花壇にカスミソウを植えるなら、ブーケをイメージしてきれいな色の花と組み合わせてみましょう。背の高くなる一般のカスミソウなら、花壇の後方に植えるとふわっとした白い背景となって他の花を引きたててくれます。また背の高い花どうしで植えてワイルドフラワーのような雰囲気をだしても素敵です。
ダークカラーのフェンス前、生垣の前にカスミソウを植えれば、白花を引き立てることができます。カスミソウを群植すれば、ふたっとした煙のような大きなボリュームをつくることができ目をひきます。
カスミソウ×鉢植えの場合
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カスミソウは鉢植えで楽しむことも可能です。可愛らしい鉢に他の花と寄せ植えすれば、カスミソウがコンテナガーデンをボリュームアップしてくれます。写真のようにカスミソウ単独で植えても良い庭のアクセントになります。ハンギングバスケットに植えて吊るせば、ふわっとした球状の形となります。
カスミソウと合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアル
カスミソウと寄植えして相性が良い植物
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カスミソウの性質を生かすには、同時期に咲く大きく目立つ花と合わせてブーケのような華やかな花壇を生かすのが良いでしょう。初夏を彩る豪華な花には様々な種類があります。デルフィニウム、ユリ、シャクヤク、バラなど。またペチュニアやジニアなどの一年草と合わせれば長い間花が楽しめます。
一方シックな表現にするにもカスミソウが役立ちます。たとえばホワイト系の色でまとめたり、シルバーリーフの植物を組み合わせればユニークかつおしゃれにまとめることができます。
カスミソウと相性が良い鉢
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カスミソウはどちらかというと洋風のイメージに合いやすい花です。テラコッタポット、さまざまな色合いの陶器鉢によく似合います。写真のように金属製の鉢カバーや、藤のバスケットを利用すればヨーロピアンカントリースタイルにしっくりきます。ハンギングバスケットに植えて、軒先からつるしたり、壁かけにしても良いですね。
カスミソウは育てやすい?育て方と剪定のコツをおさえておこう
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カスミソウは種や苗から育てることができます。種から育てる場合は秋まき、苗の花壇や鉢への植え付けは早春に行います。カスミソウは乾燥には強いですが、多湿には弱い植物です。育てる場所は、日当たり、水はけ、風通しの良い場所にしましょう。
地植えの場合は乾燥の激しいときのみの水やりとし、水の与えすぎに注意します。成長時期は、一か月に一回は緩効性肥料を与えましょう。株がこんでくるとアブラムシが発生しやすくなります。定期的に芽の部分をチェックし、虫の被害がでていたら駆除してください。
プロがおすすめする定番カスミソウの品種3選
ガーデンで存在感抜群、毎年咲く宿根カスミソウ
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宿根カスミソウはその名の通り、宿根草で毎年花がさきます。高さ60センチから1m程度と、やや高く育ちます。冬は地上部がなくなるものの春にまた芽吹き、毎年カスミソウが楽しめるのがメリットです。写真のようにカスミソウ単独でボリュームを出しても良いですし、花壇の奥に植えて主役の花の背景として楽しむのも良いですね。
花壇の前方に似合う矮性のジプソフィラ レペンス
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宿根カスミソウのなかでも背が高くならない品種でジプソフィラ レペンスがあります。高さ20センチ程度とコンパクトに丸くまとまるので、整ったイメージになります。花壇の縁どり、鉢植えやハンギングに利用できます。
赤花が印象的な一年草のカスミソウ、クリムゾン
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一年草のカスミソウは草丈100センチ程度に育ちます。白花もありますが、一重の花びらの赤い花が咲くクリムゾン(赤花カスミソウ)なら一般の白いカスミソウのイメージを超えた美しさです。切り花にして室内に飾っても素敵です。
プロが教える!カスミソウを取り入れたおしゃれなガーデン実例12選
カスミソウ×お庭・花壇編 6選
ピンクのカスミソウ一色の花壇なら、ふんわりした煙のような姿がおしゃれ
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カスミソウ一色の花壇にすれば、シックでエレガントなイメージの庭によく似合います。矮性のピンクカスミソウが小道の縁に咲いていれば、歩くたびにわくわくできますね。小道の舗装材が淡い色合いのレンガならピンクのカスミソウが、濃い色合いのレンガなら白のカスミソウが映えます。
花壇にカスミソウがあれば、きれいな花の色を引き立てる
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白いカスミソウを花壇に加えれば、メインの花の色がより一層美しく見えます。メインの花はカスミソウ同様どちらかというと乾いた環境を好む植物と合わせましょう。写真ではベンケイソウとラムズイヤーと一緒に植栽し、パステルピンクの優しいカラーパレットにまとめています。
背の高い初夏の花と合わせれば、雄大な草原の風景をつくれる
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もともとヨーロッパの野原に生えているカスミソウは、背の高い宿根草などと合わせてワイルドにまとめるとよく似合います。カンパニュラやビストリア、エキナセアなどにスティパなどのオーナメンタルグラス類をまぜると、風で揺れる姿が涼し気な、初夏の草原のような庭にすることができます。
カスミソウ×ロックガーデンなら自宅にいながら山地の雰囲気がだせる
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矮性のカスミソウはロックガーデンにぴったりです。石組みの間にできた土の部分に植えこめば、隙間をうめてこんもりと茂り、自然に溶け込んだような山地の風景を再現できます。同じ手法で、飛び石の間に矮性のカスミソウを群生させてもおしゃれです。
ジャーマンアイリス×カスミソウならブーケのように華やかな花壇に
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ジャーマンアイリスとカスミソウの花壇なら、生きたブーケのような華やかな演出をすることができます。写真のように、写真のように薄いピンクのアイリスとピンクカスミソウを組合せパステルカラーにまとめると優しい表情に。青や紫系のアイリスと白いカスミソウならシックで落ち着いた印象になります。
シルバーリーフプランツ×カスミソウならシックでおしゃれ
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あえて彩度の低い植物のみをくみあわせると、ミニマルでモダンにまとめることができます。シルバーカラーの植物とカスミソウの組み合わせなら、簡単にかっこいいホワイトガーデンにすることができますよ。カレープラント、クッションブッシュ、シロタエギク、ディコンドラとカスミソウを組合わせましょう。
カスミソウ×アプローチ編 3選
玄関先のレンガ花壇にカスミソウを群植すれば、印象的でおしゃれ
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イングリッシュガーデン風のレンガの花壇には、たくさんの種類の花を植えたくなるかも知れませんが、カスミソウのみを群植して煙のようなボリュームを見せれば、簡単かつよりシックでおしゃれな印象を与えます。
刈り込んだツゲの縁取りの中にカスミソウを植えれば、コントラストが楽しめる
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玄関先をいつもきれいに整えて見せる良い方法は、常緑の低木を取り入れること。ツゲを低く刈り込んで縁取りをした花壇なら、華やかさと常緑のきちんと感を両立することができます。濃い緑のかちっとした縁取りの中に白いふわっとしたカスミソウがあれば、コントラストが効いてより目をひきます。
バケツやバスケットにカスミソウを植えこめば、コージーな演出に
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ヨーロッパのカントリー風のお庭なら、金属製のバケツやたらい、藤のバスケットを使ったガーデニングの演出が生きます。玄関ポーチや玄関アプローチの脇に置けば、のんびりした田舎暮らしを楽しんでいるようなコージーな雰囲気を出すことができます。
カスミソウ×ベランダ編 3選
お気に入りの鉢に種まきすれば、ベランダでカスミソウの成長を観察できる
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マンションのベランダでお子様と一緒に種から花を育ててみませんか。かわいいポットを用意して、日当たりのよいガーデニングラックの上でカスミソウを育ててみましょう。白い可愛い花は切り花にした後ドライフラワーにして長く楽しむことができますよ。
ベランダに背の高いカスミソウが咲いていれば、草原のようにさわやか
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背の低いローボウルポットに赤花カスミソウを植えれば、ちょっとした花壇ができたようなインパクトがあります。背の高いカスミソウが風にゆれる様子から草原を想像することができ、涼し気な気分を味わえます。
トールポットに矮性のカスミソウを植えてこんもり茂らせればおしゃれ
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ベランダや玄関先、テラスをおしゃれに彩るにはコンテナガーデンが欠かせません。トールポットが一つあると、限られた空間で立体的に植物を見せることができます。白いトールポットにピンクの矮性カスミソウを単独で植えて、縁からこぼれて咲く様子を楽しみましょう。
まとめ
切り花で欠かせない花といったらカスミソウですが、花壇でもカスミソウのボリュームのあるふわっとした姿が大活躍します。背の高いカスミソウなら、花壇の背景となり他の花の色を引き立てます。背の低いカスミソウなら花壇や鉢の縁からこぼれおちるように咲き目を楽しませます。
種から育てて成長の過程を観察でき、切り花やドライにしても良いカスミソウ。お庭にあれば、いろいろなシーンで使えて便利です。