2021/05/28
【カラフルな壁紙でおしゃれ上級者インテリア】モダンも!ナチュラルも!人気のスタイル別に解説します
昨今のDIYブームで、気軽に壁紙の張り替えを楽しむ風潮が一般的になってきた感があります。壁紙専門店やネット通販などを通じて、海外の素敵な輸入壁紙を目にする機会も増えてきていますね。
ご自宅の新築やリフォームを予定されている方で、すでにお気に入りの壁紙が見つかっている方もおられるでしょう。あるいは「モダン」「ナチュラル」「ポップ」など、理想のインテリアスタイルに合う壁紙を探したい、と思われている方が多くいらっしゃるかもしれません。
壁面は、数あるインテリアエレメントのなかでも占める面積が広いため、カラフルな色や柄の壁紙を選ぶとお部屋の雰囲気が一変します。それには、色や柄の選び方や周囲のインテリアとのバランスがカギ。
カラフルな壁紙を選ぶ際のポイントやコーディネート例をみながら、お部屋にカラフルな壁紙をとりいれるコツをみていきましょう。
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カラフルな壁紙をおしゃれに取り入れるポイント
色の鮮やかさを強調するなら「中明度&高彩度」、優しい印象なら「高明度&低彩度」の色使いがおすすめ
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お部屋にカラフルな壁紙を貼りたいときは、カラートーン(色調)についての知識があると理想の色・柄の組み合わせがしやすくなります。
トーンは明度と彩度によって分類されますが、基本となるのは、最も彩度(色の鮮やかさ)が高い「ビビッドトーン(純色)。この色に白色を加えていくと明度(色の明るさ)は高く、彩度は低くなり、逆に、黒色を加えていくと明度、彩度ともに低くなっていきます。
カラフルな壁紙でよく使われるのは、彩度高めの鮮やかなカラートーン。色相(色合い)が違っても、トーンが同じならまとまりやすくなります。
【鮮やかさ、明るさ、強さ等を印象づける主なトーン】
●ビビッドトーン(純色)
●ブライトトーン
●ストロングトーン
【優しさ、穏やかさ、爽やかさ等を印象づける主なトーン】
●ライトトーン
●ソフトトーン
●ペールトーン
上記には挙げていませんが、渋み&落ち着いたイメージの色・柄をお探しの方は、明度低めのトーンを。また、大きな柄は圧迫感や手前に迫ってくるようなイメージを与えやすいので、お部屋をすっきりと広く見せるなら、小さめの柄がおすすめです。
家具の色は、壁紙に使われているカラーと類似、または相性が良い色を選ぶ
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カラフルな壁紙は色数が多めなので、家具の塗装色や張地色を選ぶ際は、壁紙に使われているカラーの類似色や、合わせやすい色から選ぶのがおすすめです。
写真はカラフルな壁紙をアクセントウォールとして貼り、周囲の壁紙に、無地のネイビーブルーの壁紙を貼った例。椅子も、壁紙で使われている色味と合わせて、赤&無彩色のブラックで揃えています。
色数が5色以上に増えてくると、お部屋が落ち着かなくなってしまう恐れがあるので、色の配分量に気をつけましょう。
部屋全体かアクセントか!ケース別にコツを解説します
部屋全体をカラフルな壁紙にする場合のコツ
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ひとつの部屋に対して、色は3~4色程度に抑えるのがカラーコーディネートの基本です。しかしながら、カラフルな壁紙は多色使いが多いので、色数を大幅に超えてしまうケースがよくあります。
そのため、お部屋全体にカラフルな壁紙を貼る場合は、家具の色も無彩色やクリアー色のガラス製などシンプルなものを選び、色同志がぶつかりあうことがないようにするのがコツです。
また、お部屋全体に貼りたい場合は、腰壁を設けて壁紙を貼る面積を少なめにするのもおすすめ。カラフルな壁紙は暖色系の膨張色が多いので、天井は白やアイボリー系色を選び、どこかで開放感を感じさせるような「ぬけ」を作りましょう。
アクセントクロスにカラフルな壁紙を使う場合のコツ
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カラフルな壁紙をアクセントウォールとして貼る場合、椅子やソファに座ったときに自然に目線がいき、壁紙を貼る面積が確保できる場所がベスト。大柄や一枚絵のような壁紙は、大きな掃出し窓やドア等の建具がある場所に貼ると、柄が途中で切れてしまい印象が弱くなることがあります。
周囲に配する家具の色は壁紙の柄にある色や、白色などの無彩色、ナチュラルな茶系色を選ぶのがベター。木製椅子やベンチに、壁紙と同じ柄のクッションをつくるのもおすすめです。
こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介
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白×オレンジのパターン柄を配した壁紙と同様、家具やウィンドウトリートメントまでも、全て暖色系でコーディネートした例です。どの色味も似ているので、互いの個性がいまいち生かし切れていませんね。
このような場合、壁紙とパイピングが特徴的なソファのみ、白×オレンジ系色で統一させてみるのもあり。カーテンやスツールは、反対色の淡い紫や白色などにすると、色のコントラストが出て壁紙の柄がいきてきます。ソファの脚部に合わせ、ダークブラウン系色を選ぶのもよいでしょう。
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スタイル別おしゃれなカラフル壁紙コーディネートサンプル16選
ここからは、スタイル別におしゃれなコーディネート例をご紹介します。壁紙を貼る場所や面積、内装、家具とのカラーバランスにも注目してみてください。
モダンスタイルのカラフル壁紙コーディネート4選
①ビビッドな多色展開の壁紙は、白やグリーンの家具で印象を和らげる
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暖色、寒色、中性色をビビッドなカラートーンで組み合わせた、ヘリンボーン柄の壁紙です。直線的なラインから力強さが感じられ、エネルギッシュな印象を受けますね。
手前のチェストは白色ですが、全てを白で統一せずに、スタンドライトやモールドウレタンチェアをグリーンカラーにしたところがポイント。緑は安定感や調和を表す色といわれ、空間の緊張を和らげてくれる効果が期待できます。
②個性が強い赤系色の壁紙は、お部屋全体の色の配分に注意
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リビングの壁に白地に赤の丸柄パターンの壁紙を配したコーディネートです。ラグや椅子も同じビビッドなテイストで統一し、白色の内装やソファとのコントラストをはっきり打ちだしていますね。
赤の印象がとても強いお部屋ですが、このお部屋でのベースカラーはあくまで白色。白色が占める面積が70%近く確保されているので、赤色の存在感を程よく引き出しています。アクセントカラーに、赤の補色であるグリーンを用いている点にも注目です。
③暖色系の壁紙には、反対色相の寒色系や中性色をプラス
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ポップアートスタイルの壁紙をリビングソファの背面に貼ったコーディネートです。明るいブライトトーンの色使いがとても印象的ですね。
暖色系の壁紙を貼る場合は、家具やラグなどにアクセントカラーとして、反対色をとりいれるのがおすすめ。例えば、黄色やオレンジ、赤色系が多く占める壁紙なら、青紫や青、青緑系を入れると、それぞれの色がより際立ちます。
④カラーコントラストが強めの壁紙は、白やアイボリー系色を差す
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赤、黄、青の原色系で構成された壁紙です。白や黒色も含まれていて、とてもモダンな印象を受けますね。
どの色もはっきりしているので、見ための印象を和らげるのなら、内装(床・壁・天井)や家具は、ホワイト・アイボリー系色を。これ以上、色数を増やさずシンプルにまとめるのがポイントです。
ナチュラルスタイルのカラフル壁紙コーディネート4選
①白色の家具×グレイッシュカラーの壁紙で、シック&ナチュラルなコーディネート
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灰色がかったペールグレイッシュトーンの壁紙です。赤や黄色など様々な色が散りばめられていますが、ベースカラーの青みがかったグリーンがそれらを品よくまとめています。
家具の色は、ナチュラルな壁紙の柄がより映えるよう、ホワイトやライトブラウンなど明るい色調のものがおすすめ。
②お部屋を広く見せたいなら、小柄&淡い色使いの壁紙をチョイス
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色とりどりの小花柄の壁紙を、ダイニングの壁に貼ったコーディネートです。このように細かくて淡いベリーペールトーンの色調は、お部屋に広がり感を出す効果があるといわれています。
壁一面に貼ると圧迫感が気になる…という方は、腰壁を設けて、壁面の半分のスペースに壁紙を貼るのもよいでしょう。
③補色関係にあるカラーを組み合わせると、それぞれの色がより引き立つ
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水彩画タッチの壁紙をリビングに配したコーディネートです。やや濁りがあるグレイッシュなブルー&グリーンを基調にした、とても上品さが感じられる色使いですね。
ちなみに、緑と紫は中性色と呼ばれており、暖色、寒色いずれにもあてはまらないニュートラルな色。緑⇔紫は反対色相に近く、それぞれの色を引き立たせる効果があるので、ぜひ試してみたい組み合わせのひとつです。
④明度低めのソフトな色調なら、シック&落ち着いた印象に
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ダイニングルームの壁面に、濃色系ブルーを基調とする壁紙を貼ったコーディネートです。散らした実の赤と黄色が良いスパイスになっていますが、全体的にソフトな色合いなので、優しい印象を醸し出しています。
北欧スタイルのカラフル壁紙コーディネート4選
①灰色がかったグレイッシュカラーは北欧スタイルの定番
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イエロー×グレージュ×ホワイトの北欧スタイルの壁紙です。壁紙の柄は比較的大きめですが、にぶい色味のカラートーンなので、決して奇抜な印象にはなりません。
ダイニングテーブルの天板色や椅子、ソファの張地も、壁紙の色とのトーンを揃えて、アイボリー・ベージュ・ホワイトカラーが中心。椅子の脚部や照明、アートフレームに黒色を取り入れて印象を引き締めています。
②横方向のストライプはお部屋の横の広がり感を強調する
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多色使いの直線ラインで構成された、北欧モダンスタイルの壁紙です。横方向のラインは部屋を横長に見せる効果があると言われているので、このように壁二面を使って貼ると、横の広がり感が一層強調されますね。
色数は豊富ですが、いずれもビビッドなカラートーンで統一されているのでまとまり感があります。周囲の建具や家具、天井色は白色にすると、開放的で軽い印象に。
③圧迫感が出やすい大柄パターンは、アクセントクロス使いがベスト
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北欧を代表するテキスタイルブランド、マリメッコの壁紙(ウニッコ柄)をベッドのヘッドボード背面に配したコーディネートです。
大柄&赤系色でこちらに迫ってくるような迫力がありますが、明度低めのディープトーンカラーなのでポップすぎるイメージになることはありません。とはいえ、壁全体にぐるりと貼りめぐらしてしまうと圧迫感が出やすいので、一面のみにアクセントウォールとして貼るのがおすすめです。
④寝室に暖色系を選ぶなら、深みがあるダルトーンで落ち着いた印象に
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穏やかな色味のイエロー×ホワイトの幾何学柄壁紙を、ベッドのヘッドボード背面側の壁に貼ったコーディネートです。特に寝室に黄色の壁紙を用いる場合は、原色に近い色よりも落ち着いた深みがあるダルトーンカラーがおすすめ。
また、写真のように、他の壁面や天井は白色にして、カラフル壁紙を貼る配分量は抑えめに。クッションやラグなどに反対色の青や青紫系の小物を揃えると、印象が引き締まります。
西海岸・リゾートスタイルのカラフル壁紙コーディネート4選
①同一カラートーンで3色程度にまとめると、壁紙の柄がより活きる
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セルリアンブルー×ホワイトの2色カラーで展開する西海岸風スタイルの壁紙です。壁紙と同様に、ストライプ柄クッションやペンダントライトなどを、同じ明るさのブライトトーンでまとめているので、とても明るく開放感が感じられますね。
イエローとピンク系色も含まれていますが、全て同じトーンで揃え、かつ色数を絞っているので、ごちゃつき感がありません。
②暖色系カラーの壁紙は、白系色の内装や家具を合わせて色の対比を楽しむ
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オレンジ、ピンク、イエローなど、ビビッドな暖色カラーが印象的な一枚絵の壁紙です。カラートーンはビビッド&ストロング。太陽の光の強さが伝わってくるような強い色味が特徴ですね。
壁紙を主役にする場合は、周囲の内装(床)や家具(椅子・ラグ)は無彩色系にするのがベター。特にオレンジカラーの配分が多いので、壁紙の柄にも含まれるホワイト系色をうまく取り入れ、見ための印象が暑苦しくならないようにするのがコツです。
③甘さを抑えたいなら、ペールピンク&グレイッシュトーンのグリーンを
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淡いピンクのベースカラーに植物や鳥を配した壁紙です。ペールトーンのピンクがとてもかわいらしい印象ですが、植物のカラーが明度低めのグレイッシュな緑系色なので、甘くなりすぎる心配がありません。
ピンク色の壁紙を選ぶ場合は、明度が低い落ち着いた色調のものを選ぶと大人っぽい印象になります。
④周囲の色は抑えめに。壁紙と家具の色を揃えて視線を集める
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出入口近くの壁面に、鳥と花柄の壁紙を貼った南国テイストのコーディネートです。イエロー、ピンクともに賑やかな印象を与えるカラーですが、いずれも同じブライトトーン(明るい・賑やか)で揃え、それぞれの色を引き立てあっていますね。
手前のチェアは、デンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーの名作ですが、こちらも同じブライトトーンのイエローで揃えて、存在感アップ。周囲の内装色をホワイト・ライトブラウン系で優しい色味にまとめ、椅子と壁紙に視線が集まるような工夫がされています。
まとめ
今回はカラフルな壁紙を使ったお部屋のコーディネートについてご紹介しました。ひとくちにカラフルな壁紙といっても、鮮やかな色味か、優しい雰囲気の色味にするかによって、お部屋の印象が全く違う印象になってきますね。
色の特性や見せ方の基本をおさえれば、色数を適度に抑え、お部屋の主役となるアイテムを強調できるコーディネートがしやすくなるはずです。理想のインテリアスタイルとカラーリング術で、素敵なお部屋づくりを楽しんでみてください。
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