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      2020/09/07

【紫色カーテンのコーディネート集】寒暖合わせ持つ色をおしゃれインテリアに仕上げる方法を徹底解説!

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

紫色のカーテンが気になるけれど、うまく取り入れられる自信がないという方も多いのではないでしょうか?実は「難しそう」であきらめるにはもったいないくらい、紫色はお部屋の印象をぐっとよくしてくれる色なのです。

昔、紫色の染料は珍しく高価なものでした。冠位十二階では最も位の高い臣下がつける色とされていましたし、現代でも相撲で最高位の行司が使用する軍配の房は紫色です。そのため一般的には高貴な色というイメージを持たれています。

また、青と赤・静と動の正反対の要素から作られているため、ミステリアスで神秘的な雰囲気をもつ存在感がある色だといえます。インテリアに上手に取り入れると、お部屋の印象をワンランク引き上げてくれます。

今回は、紫色のカーテンをおしゃれに取り入れるためのポイントや、紫色の濃度別にコーディネートで気をつけたいポイント、そして実際のコーディネート例を紹介します。お部屋の雰囲気に合った紫色のカーテンを知って、おしゃれなお部屋造りに活かしましょう。

紫色のカーテンをおしゃれに取り入れるポイント

紫色のカーテンが持つ、視覚効果とは?

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紫は中間色に分類されていて、寒色系・暖色系どちらのインテリアにも合わせることができるマルチプレイヤー。特にシック・ラグジュアリー・モダンな空間に合わせやすいです。

紫と一言で言っても種類はさまざま。濃い紫はエキゾチックで重厚感があり、薄い紫は優しくフェミニンな印象と、色の濃さで印象は180度変わります。

赤みが強い紫であたたかみを持たせたり、青みが強い紫でクールにまとめたり、色味によっても雰囲気を変えることができますので、目指すイメージに合うものを選びましょう。

紫色カーテンの場合、床や壁紙、ラグの色はどうすべき?

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濃い紫色のカーテンに合わせるなら、壁は白・床はダークブラウンのフローリングや黒のタイルでシンプルながらも高級感を出すのがおすすめです。壁紙に色を入れたい場合は、同じ紫色の中でも淡い色をアクセントで取り入れましょう。ラグを追加するなら、明るめのグレーが重くならずよく似合います。重厚感・ラグジュアリー感を足したければ、深紅や柄の入った絨毯も良いですね。

薄い紫のカーテンには、ライトブラウンや白のフローリングがよく合います。壁の色は白だけでなく、グリーンやグレーのカラークロスでもバランスよく仕上がります。ラグを取り入れたい場合は、アイボリーなどの明るい色でさわやかにまとめましょう。

紫色カーテンの場合、家具の色で気をつける点は?

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紫色のカーテンを設置する場合、他の家具の色はベーシックなものが良いでしょう。家具の木部の色は、落ち着いた雰囲気を大事にしたい方はダークブラウン~ミドルブラウン、明るさを出したい方はライトブラウンや白がおすすめです。金属部分はシルバー・ゴールドともに合いますが、チープなものを合わせると一気に安っぽくなりますので、キラキラしたものよりは落ち着いた輝きのものがおすすめです。

ファブリックや革などはあまり暗くない色の方がバランスが良いです。薄い紫色の場合は、目指すイメージに合えば特に制限はありませんが、濃い紫色のカーテンは注意が必要です。黒など重い色のアイテムの分量を増やしてしまうとお部屋の雰囲気が重暗くなってしまうので、意識的に明るい色を取り入れるようにしましょう。

“紫の濃度別にコーディネートのポイントを徹底解説!

濃い紫色には目線が集中。目立ち過ぎず、暗くもならない家具と組み合わせを

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濃い紫色のカーテンはかなりインパクトがあり視線を集めやすいため、お部屋の主役となるアイテムです。暗い色を合わせるとお部屋全体が重い印象になってしまいますし、他の色を入れすぎると視線が散ってしまい空間にまとまりを出すのが難しくなるため、他の色よりもコーディネートの難易度は上がります。

紫色のカーテンを主役にしたいときは、合わせるインテリアはユニークなものよりもシンプルなデザインのものを選びましょう。空間になじみやすく暗くならない白やライトグレーなど、明るい無彩色のものがおすすめです。濃い紫色のカーテンのもつ高級感を壊さないように気をつけましょう。

薄い紫色は主役にも脇役にもなれる、万能アイテム

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薄い紫色のカーテンは濃い紫色ほどインパクトは強くないので、他のアイテムをお部屋の主役にしても問題ありません。デザインや柄がにくせがあるものを選ぶこともできるので、より自由にインテリアを選ぶことができます。上の写真のようにカーテン自体をユニークなデザインにしても面白いですね。

薄い紫色のカーテンには、ウォームグレーやダークグレーのような暗めのグレーのアイテムもよく合います。また同じ中間色の緑とも相性抜群で、個性を出しつつおしゃれなお部屋にすることができます。

こんなケースに気をつけよう!失敗しがちなパターン紹介

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紫が好きな方はカーテン以外にも紫を取り入れがちですが、バランスを見ないと重い印象になってしまいます。特に寝室は灯りを暗くすることが多いので、より暗くて重い雰囲気になり、リラックスできない空間になってしまいます。

紫色を複数のアイテムに取り入れたい場合は、濃い紫色よりも薄い紫色の分量を増やしたり、白のファブリックや明るい色の木部などを取り入れて、空間に余白を作るのを忘れないようにしましょう。

日本のお部屋にも取り入れ可能!紫色カーテンのコーディネートサンプル10選

濃い紫色カーテンコーディネート 5選

モノトーンに合わせたアーバンスタイル

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濃い紫色のカーテンにモノトーンのアイテムを合わせたアーバンなコーディネートです。白の分量を多くすることで明るい印象になっています。

ユニークなデザインのテーブルランプやイサムノグチのコーヒーテーブルで個性を出しつつ、要所要所にシルバーを入れることで光とクールな印象をプラスして、大人っぽいシックなリビングを作り出しています。

ホワイトウォッシュで明るくてあたたかみのあるリビング

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カーテンとラグに濃い紫色を取り入れたコーディネートです。ホワイトウォッシュの家具と白のロープタッセル、そして複数の照明で十分な照度を確保することで、明るさとあたたかさを足してくれています。ソファとクッションにはグレーのファブリックを採用することで、濃い紫色と白のアイテムとの調和を生み出しています。

バイカラーでモダンにまとめる

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濃い紫色とグレーのバイカラーが目を引くコーディネートです。どちらもトーンを落として空間になじみやすい落ち着きを出しながら、光沢のある生地で明るさも感じられます。他のインテリアもカーテンの色に合わせることで、違和感なくお部屋に溶け込んでいます。

窓周りを紫で統一した印象的なデスクスペース

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ドレープカーテン・ボイルカーテン(薄くて透過性の高いカーテン)ともに濃い紫色で統一したコーディネートです。補色となる緑色のチェアを合わせることで、より印象的で高級感のあるおしゃれなデスクスペースとなっています。ライトグレーのデスクが空間の余白となってくれて、暗さを感じさせません。

スローも紫色と緑色を入れたマルチカラーにしていて、空間によく合っていますね。

フロントレースで柄を楽しむ

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濃い紫色のドレープカーテンを窓側に、花柄のレースカーテンを室内側に配置した一風変わったコーディネートです。このカーテンの掛け方は「フロントレース」といって、カーテンを閉めていてもレースカーテンの柄を楽しめるため、近年インテリアにこだわる方に人気が出てきています。日中はドレープカーテンを束ねることで、また違った雰囲気が出ます。

クラシックな印象のアイテムと合わせて、甘すぎないフェミニンなお部屋を形作っています。

薄い紫カーテンコーディネート 5選

淡い紫色でまとめた優しさのあるコーディネート

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淡い紫色を多用したコーディネートです。紫の彩度をそろえて、赤みの紫・青みの紫などさまざまな紫を取り入れることで、平坦な印象を回避しています。

このコーディネートをピンクで行うと甘さが目立ってしまうのですが、紫にすることで男性でも落ち着けるような大人フェミニンなお部屋になっています。ガラスやスチールを取り入れて、モダンな印象も足しています。

繊細なシアーカーテンで光あふれるスペースを

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ピンク~紫色のグラデーションがきれいなシアーカーテンを使ったコーディネートです。シアーカーテンは光を通すので明るいお部屋になりますが、外からの視線も通してしまうので、単独で使う場合は2階以上での使用がおすすめです。

クラシックなデザインのチェアに、繊細なデザインのカーテンを合わせて軽やかな雰囲気となっています。

ストライプカーテンでさわやかなお部屋に

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薄い紫色・青・白・ベージュのストライプカーテンを主役にしたコーディネートです。シアーカーテンも同じカラーリングでそろえています。ソファやクッションにもカーテンに使われている色を取り入れることで、まとまりのある空間になっています。紫=シックというイメージを覆すカジュアルな組み合わせです。

リネンカーテンとロープタッセルでナチュラルに

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ざっくりとした風合いのリネンカーテンに、ロープタッセルが素朴な雰囲気を出しています。飾らないナチュラルな雰囲気でありながら、薄い紫色が落ち着いた印象を感じさせてくれます。ナチュラルカラー×黒のアイアンを軸にインテリアを決めていくと世界観が損なわれません。

肩ひじ張らずに落ち着けるリビングとなっています。

カーテンで部屋を仕切ってパーソナルスペースを作る

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カーテンが使えるのは窓辺だけではありません。お部屋の間仕切りに使用すると、より印象的な空間を作ることができます。壁と違い、後付けできて簡単に開け閉めできることもカーテンを間仕切りに使用する大きなメリットといえます。

この例では、リビングの一角をカーテンで区切ってパーソナルな空間をつくり、一人きりでほっと一息つけるスペースを作り出しています。薄い紫とグレーのカーテンの組み合わせに、白を基調にしたインテリアを合わせて、クラシックでフェミニンな空間を作っています。花もインテリアに合わせた色のものを選んでいて、徹底した印象作りをしています。

まとめ

紫色は、色の濃さや赤み・青みの程度によって大きく雰囲気が変わる奥が深い色です。そのため、合わないものを選んでしまうと印象を悪くするリスクもありますが、フィットするものを選べば格段にお部屋の雰囲気を良くしてくれます。

目指すインテリアのイメージに合った紫色のカーテンを取り入れて、おしゃれな空間を作りましょう。