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【プロが解説】自宅の照明をリモコン化して快適に!後付け、アプリ、音声対応もご紹介

河野ゆみこ
著者:河野ゆみこ (二級建築士/インテリアコーディネーター)

住空間設計室CUBE代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。 住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社での勤務を経て独立。日常の中に非日常を感じさせる住空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗など約1200件の設計やインテリアコーディネートに携わるほか、セミナー講師、コラム執筆も行っている。

空間の雰囲気に大きな影響を与える照明器具は、毎日使うアイテムだけにこだわりを持って選びたいもの。デザインはもちろんですが、操作性にもすぐれた照明器具で快適に暮らしたいですよね。

最近はIoTの導入が積極的に進められていることもあって、照明器具に関してはリモコン操作できるように工夫することで快適性を高める方法が人気です。

この記事では、自宅の照明器具をリモコン化するための方法と、リモコン化におすすめの商品を紹介していきます。

 

自宅の照明をリモコン操作可能にする方法

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照明器具を操作するには、壁にあるスイッチの場所まで行って明かりをつけたり切ったりするのが一般的です。しかし映画鑑賞に集中していたり、横になってくつろいでいる態勢のままお昼寝したくなったりした場合は、スイッチ操作は不便だと感じる人は多いでしょう。

リビングや寝室、書斎などの照明が手元のリモコンで操作できるととても快適です。リモコン操作可能な照明器具のある空間にするための方法を2つ紹介します。

①リモコン操作可能な照明器具を購入する

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最近の住宅用照明器具は、リモコンが同梱されているタイプが増えていています。リモコン操作できる照明器具の主流は、天井の専用金具にはめこんで天井面に近い位置に設置するシーリングライトや、シーリングライトと同じ設置方法ですがデザインがシャンデリア風になったシーリングスポットライトです。

その他、テーブルやカウンターの上に置いて使うスタンドランプやテーブルランプにも、小ぶりなリモコンがついたタイプが少しずつ出てきています。1m~1.5mの長さのダクトレールにはめ込むスポットライトもリモコン操作が可能なタイプがありますので、種類は豊富と言えるでしょう。

専用リモコンが付属しているため、購入し設置するだけでリモコン操作が可能です。リビングや寝室、書斎などのインテリアに合わせて、デザインやシェードの色、サイズなどを選べるのはうれしいですね。

壁スイッチで操作する照明器具とリモコンで操作する照明器具とを金額面で比較すると、大きな差はないと考えていいでしょう。シーリングライトなどはリモコンで操作するタイプが主流になってきていますから、同じ形状の照明器具ならリモコンで操作する照明器具を選ぶことをおすすめします。

ただし、リモコンで操作できる照明器具はデザインが限られています。シャンデリアやペンダントライトといった照明器具は、壁のスイッチでオンオフを行うタイプがほとんどです。輸入品など海外製の照明器具も、リモコン操作できるタイプは多くありません。

デザイン重視で照明器具を選びたいなら、購入時にリモコンが付属しているかどうかをあわせて確認しておきましょう。

 

②後付けでリモコン操作可能にする

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「今使っている照明器具をリモコン操作できるようにしたい」「気に入った照明器具があるけれどリモコン操作ができない」という場合は、リモコン操作ができるユニットを後付けすることで照明器具をリモコンで操作することができるようになります。

引っ掻けシーリングに後付けできるリモコン装置を使う

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天井に設置してあるシーリング金具と照明器具側についている接続金具の間に、リモコン装置を挟み込んでリモコン操作を可能にするのがこの方法です。

天井の金具や壁のスイッチを外すような作業は不要で、大きな配線工事もいりませんから、自分で簡単に取り付けできます。リモコン装置をつければその日のうちにすぐ照明器具をリモコン操作できるようになるので、今持っている照明器具をそのまま使いたい人におすすめでです。

コンセントに後付けできるリモコン装置を使う

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壁のコンセントに直接プラグを差し込んで使うスタンドランプやテーブルランプは、オンオフ用のスイッチが台座もしくは電源コードについているタイプが主流です。こうしたタイプをリモコン操作したい場合は、コンセントの差し込み口に受信機をはめ込み、受信機に付いたコンセントに照明器具を接続する「スマートコンセント」を使うことで、リモコン操作ができるようになります。

家具などの背後に隠れているコンセントだとリモコンがうまく反応しない場合がありますから、使用したいコンセントが隠れた位置にないかを事前に確認しておきましょう。

リモコン対応電球を使う

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おしゃれな雰囲気を出せるものの、壁スイッチでの操作が主流のペンダントライト。リモコン操作をしたいなら、リモコン対応の電球に交換するという方法があります。電球にリモコンの受信部分が付いているもので、「スマート電球」と呼ばれます。

電球を交換するだけと方法はとても簡単ですが、電球の口金サイズが合うことが条件です。さらに照明器具の最大消費電力を超えないよう、差し替える電球の消費電力をよく確認してから購入しましょう。

調光(明かりの明るさを調節する機能)や調色(明かりの色を調節する機能)については、搭載されている商品とされていない商品があります。部屋の用途によって必要な明るさや適した明かりの色は異なるので、使い勝手や雰囲気などを総合的に考えて適したタイプのスマート電球を選ぶのがおすすめです。

 

絶対外さない後付けリモコンを実現する商品はこれだ!プロが厳選した商品をご紹介

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家具やカーテン、ラグなどをより美しく見せる照明器具は、インテリア好きの人ならこだわって選びたいアイテムのひとつでしょう。とはいえ、毎日使うとなると利便性も求めたくなるのが本音ですね。

お気に入りの照明器具をリモコンで操作できるようにするために、簡単にリモコン化できるアイテムを導入するのはいかがでしょうか。

ここからは、選んで後悔しない後付けリモコン用アイテムを3つ紹介していきます。

 

光線式ワイヤレスリモコンスイッチセット WH7015WKP

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持っているシーリングライトやシーリングスポットライトをリモコン化したい場合におすすめしたいのがこの商品です。

赤外線の信号が2チャンネル搭載されているため、リビングとダイニングなど同じ空間に2台の照明器具がある場合に使い分けができます。エアコン・テレビなどの電化製品のリモコンと同じ周波数だと混線してしまい使えませんが、この商品はチャンネルを切り替えるだけで混線を防げます。

タイマーがセットできる、蓄光タイプなので夜間でもリモコンを探しやすいといった点も使いやすいポイントと言えるでしょう。

 

赤外線リモコンコンセント OCR-05W

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リビングなどのコーナーで使うスタンドランプや、カウンターの上に置くテーブルランプをリモコン化したい場合に重宝するのが、コンセント部分にはめ込むリモコン受信機です。

コンパクトサイズなので、コンセントにはめ込んでいてもインテリアのバランスが崩れることはありません。リモコンも片手にすっぽり入るつかみやすい流線型のデザインで、とてもおしゃれです。

 

スマート電球 TRADFRI

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ペンダントライトやシャンデリアをリモコン化するためにスマート電球を使いたいなら、照明器具の明るさも光の色もコントロールできるこの商品がおすすめです。

リモコンはやや大きめですが、テーブルやカウンターの上に置いていてもインテリアに溶け込むスタイリッシュなデザインが人気です。専用の設定を行うことでスマートスピーカーでの音声操作もできるため、IoTに関心が高い人にぴったりでしょう。

 

最新の照明リモコン操作テクニック~こんな操作もできる!

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壁スイッチで操作するタイプの照明器具でもリモコン化できるさまざまな方法をご紹介してきました。さらにここからは、一歩進化したリモコン操作術をお伝えします。

リモコン操作ができるアプリも存在する

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数十年前はひもを引っ張ってオンオフの操作をしていた照明器具は、その後壁スイッチでの操作へ、さらにリモコンでの操作と切り替わってきました。そして数年前からじわじわと人気が高まっているのがリモコンアプリと呼ばれるものです。

リモコンアプリとは、スマートフォンやタブレットで照明器具のオンオフを操作できるアプリのこと。普段使っているスマートフォンやタブレットが照明器具のリモコン代わりになればとても便利ですね。

リモコンアプリを導入するとどういった使い方ができるのか、アプリとアプリ対応のアイテムをそれぞれ紹介します。

調光調色も可能!アプリで操作できる電球

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Bluetooth対応のスマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールし、専用ランプとペアリングするだけでスマートフォンやタブレットがリモコンに早変わりし、照明器具をリモコン操作できるシステムなのがこちら。

明るさはもちろん、明かりの色も調節できるのが大きなメリットです。

くつろぎたい時はあたたかみのあるオレンジ色の明かりに、新聞を読んだりパソコン作業をしたい時は手元がはっきり見える白色の明かりにと切り替え可能。同じ空間をさまざまな用途で使い分けられるのです。

スマートフォンやタブレットをリモコン代わりにできる照明器具はありますが、そのほとんどはシーリングライトです。アプリで操作できる電球を採用すれば、ペンダントライトもリモコン化できてますますインテリアの幅が広がりますよ。

汎用的なリモコン操作を実現するアプリ

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照明器具はもちろん、エアコンやロボット掃除機、セキュリティカメラといった住宅内の電化製品をスマートフォンで操作できる汎用アプリ『スマートマルチリモコン』。電化製品が増えるとリモコンの数も増えていくため、リモコンの整理だけでも大変になりますが、このアプリをインストールして用途に合った設定をすれば複数のリモコン機能を集約できます。

室内だけでなく、外出先からも操作できますので、そろそろ自宅に着く頃にスマートフォンで照明器具をオン操作するだけ。玄関を開けた時すでに明るい状態だと、快適な上にセキュリティの面でも安心ですね。

東芝テレビ、LEDシーリングライト3台、日立エアコンのリモートに私用してみました。
ついでにリモコンの壊れた東芝扇風機もOKでした。使い勝手がよく、外出先からのリモートも大丈夫。リモコンの到達範囲がかなり広く、コストパフォーマンスもよいと思います。

かなりの時短アイテムですね。
例えば、ベッドでテレビを見て、眠くなったらベットに入ったままライトをオフにするなどができます。

 

最先端のホームIoTを!音声で照明をリモコン操作する方法

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ここまで紹介してきたのは、今持っている照明器具をリモコン化するいわば部分的なアレンジ法です。

これから新築やリノベーションを考えているなら、住宅全体をIoT化するプランを検討するといいでしょう。スマート電球やスマートコンセントのように部分的にリモコン化を進めるのではなくシステムとして導入するため、選択できる照明器具の種類が増えますし、他の電化製品とともによりこまやかな制御ができます。

音声操作にも対応しますので、リモコンやスマートフォンなどを手にして操作すること自体不要になります。電化製品を同じメーカーに揃える、初期投資としてのコストが高くなるというデメリットはありますが、住み心地は格段によくなるのが最大のメリットですので検討する価値は大きいと言えるでしょう。

 

まとめ

インテリアのアクセントになる照明器具をデザイン重視で選ぶ人は少なくありません。

しかし毎日何度も操作するアイテムだけに、壁スイッチではなくリモコンで明るさや明かりの色を調節できるようになると、くつろいでいる時も作業に集中したい時も便利ですね。

大掛かりな電気工事をしなくても、また照明器具を取り替えなくてもリモコン化は可能です。この記事を参考に、使っている照明器具のタイプに合ったリモコン化の方法をぜひ試してきてください。