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【プロが選ぶ】アンティークな雰囲気を作る壁紙10選!コーディネート事例とともに上手に取り入れるコツをご紹介

佐伯美知枝
著者:佐伯美知枝 (二級建築士/インテリアコーディネーター)

宿泊施設専門のコンサルティング会社にて、旅館やホテルのオープン・リニューアル案件を担当。その後インテリアショップ「カギロイ」勤務を経てフリーのコーディネーターに転身。小型犬+家族3人暮らし、自宅は古材家具に囲まれた和モダン風です。心身共にリラックスできる居心地良いお部屋づくりをモットーに、様々なインテリアをご提案できるよう心掛けています。

フランス語で「古美術」や「骨董品」という意味を持つアンティーク(antique)。もともとラテン語の「Antiquus(アンティクウス)=古いもの」を語源としていている言葉です。

古き良き時代を回想させる味のあるデザインや、長い年月を経た木の風合いなどを特徴とするテイストがお好みの方に、ぜひ取り入れて頂きたいインテリアスタイルですが、ひとくちに「アンティークスタイル」といっても、なかなかイメージがわきにくい方もいるのではないでしょうか?

今回は、アンティークインテリアをお部屋に取り入れたい方におすすめの、「アンティークな雰囲気をつくる壁紙」の選び方や家具の合わせ方、コーディネート実例などをご紹介します。

目次

アンティークな雰囲気を作る壁紙の選び方

明確な定義がないアンティークインテリア。まずは目指すスタイルを決める

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アメリカの関税法では「制作されてから100年を経過したもの」と定められているアンティークインテリア。現在はそれが通説となっていますが、アンティークの本場であるヨーロッパでは、はっきりとした定義は存在していないのが実情です。

そのテイストは幅広く、なかなか細分化するのは難しいところ。まずは、自分が目指すアンティークスタイルの方向性を決めると、おのずと壁紙や家具のイメージが固まってきます。

なかでも、特に人気の高いアンティークスタイルについてみていきましょう。

フレンチアンティークスタイル

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フレンチアンティークとして有名なのが、装飾性が高い「アール・デコ(1920年代)」や、猫脚に代表されるエレガントな「ロココ(18世紀前~中期)」、植物的で生命感のある曲線をデザインに取り込んだ「アール・ヌーヴォー(19世紀末)」などの様式です。

家具は繊細で優美な造形・装飾を特徴としていることが多く、エレガントで華やか。壁は、表情豊かで濃淡のあるフランス漆喰が有名。ホワイトやライトブラウン系などのグレイッシュなカラーが多用されます。

英国(ブリティッシュ)アンティークスタイル

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過去の様々な様式が混在する「ヴィクトリア様式(16~17世紀初頭)」、マホガニー材の家具が流行した「ジョージア様式(18~19世紀初頭)」、18世紀の様式を踏襲しながらも、古代ローマや中国から影響を色濃く受けた「リージェンシー様式(19世紀初頭」などが、英国(ブリティッシュ)アンティークに含まれます。

家具はオークやウォールナット、マホガニーなど、落ち着いた濃色系が使われることが多く、フレンチアンティークに比べると、デザインはやや控えめ。全体的にクラシカルなテイストです。壁は白色系の塗り壁のほか、動植物をモチーフとするデザイン壁紙がよく使われています。

シノワズリスタイル

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シノワズリは、17世紀半ば~後半に、ヨーロッパで大流行した中国趣味の美術様式のこと。もともと中国から伝えられたデザインではなく、あくまでヨーロッパの人々が独自の感性で作り出したものです。

明確な決まりはありませんが、格子模様の屏風や雷をモチーフにした直線的な家具、漆、陶磁器などを合わせるスタイルが多め。壁は漆喰などの塗り壁や、植物や鳥が描かれた写実的なデザイン壁紙が相性抜群。イメージカラーは、朱色・金・黒色のほか、翡翠をイメージさせるようなブルーなど。

和風アンティークスタイル

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純和風、古民家調、民藝調、大正ロマン風などに代表される、ノスタルジックな風合いを醸し出すスタイルが、和風アンティークスタイルです。

明治や大正期に作られた水屋箪笥や、格子戸などの建具、年季の入った和製家具を合わせると、素朴で味のある雰囲気に。壁は、漆喰や土壁仕上げがよく選ばれます。色は濃色系のダークグレーがメインで、他に、畳や障子などの和室を構成する自然素材のカラーがよく使われます。

漆喰調はどのスタイルとも相性抜群。腰壁と組み合わせると、さらに雰囲気UP

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目指すスタイルが決まったら、壁紙を選んでいきましょう。アンティークスタイルは特に「漆喰」や「土壁」などの、塗り壁で仕上げられていることが多いので、天然素材系の無地の壁紙から選ぶのがおすすめです。

上の写真は本物の漆喰仕上げのようですが、どのアンティークスタイルとも合わせやすいのが、白色系の漆喰調壁紙。コテで模様を付ける仕上げもありますが、なるべく平滑でプレーンな仕様が、アンティークなテイストにぴったりです。色はオフホワイト、アイボリー、ベージュ系が良いでしょう。

【珪藻土仕上げのイメージ】

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珪藻土調や土壁調の壁紙は、どのスタイルにも合わせることができますが、なかでも和風アンティークに最適です。漆喰と同様、アイボリーやベージュ系色で、あまり凝っていないシンプルなデザインがおすすめ(写真・左上のイメージ)。

【フレンチアンティーク風腰壁のイメージ】

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アンティークなテイストを強めたいなら、腰壁と組み合わせてみるのも手。腰壁は、英国調ならダークブラウン、フレンチスタイルなら、灰色みがかったグレイッシュなブルーや、ライトベージュ系などを合わせるとより雰囲気が高まります。

柄別にさらに詳しく解説!

アンティークインテリアに、柄入りの壁紙を合わせたいときは、カーテンやベッドリネン、クッション、家具の張地など、周囲に配するインテリアカラーと馴染みやすい色・柄から選ぶのがコツ。

「花柄」「木目」の壁紙を例に、おすすめのコーディネート例をご紹介します。

花柄の壁紙でアンティークな雰囲気をつくる

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愛らしい花をあしらった壁紙は、アンティークスタイルにぴったりの柄。純色よりは灰色を含むグレイッシュな色調で、抽象的で大きめの柄より、写実的で小柄なデザインが良いでしょう。壁紙×モールディング(内装の装飾部材)やマントルピース(暖炉廻りの飾り)の組み合わせもおすすめです。

木目の壁紙でアンティークな雰囲気をつくる

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木目調の壁紙を選ぶ際は、お部屋に配するアンティーク家具や、床や天井に使われている構成材(梁、柱、床など)との相性を確認しましょう。

本物のアンティーク家具や、近年つくられているアンティーク調家具は、特に「オーク」や「ウォールナット」などの樹種が使われているので、壁紙も深みのある濃茶褐色などから選ぶと、年月を重ねたような風合い感を演出できます。

また、ワシントン条約によって保護されてから、現在、本物の高級アンティーク家具でしか見られなくなっている赤褐色の「マホガニー」を再現した木目調壁紙なども、アンティークスタイルに欠かせないカラーです。

アンティークな雰囲気を作る壁紙おすすめ10選

塗装の色褪せ感をリアルに再現:ライト(RIGHT)LL-5079:Lilycolor(リリカラ)

https://www.lilycolor.co.jp/interior/search/product.php?data_id=16889&d=wallcoverings&utm_source=2019LIGHT&utm_medium=dcdirect&utm_campaign=Web%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0%E5%95%86%E5%93%81%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF

ペンキを塗った後の色褪せ感を、見事に表現したシリーズ。色は、こちらのピンク×ベージュと、ゴールド×イエローから選ぶことができます。特に、フレンチアンティークにおすすめしたい一枚。

ペンキ塗装独特の色褪せやムラは、フレンチアンティークを代表するスタイル

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上でご紹介した壁紙とは異なりますが、ペンキ塗装独特の色褪せやムラが、雰囲気ある寝室です。フレンチアンティークに欠かせない白系統の家具や、シャンデリアとの相性もぴったり。

高級建築資材を再現したフェイクパネル:KOZIEL(コジエル)8888-T121:WALPA(ワルパ)

https://walpa.jp/products/detail.php?product_id=108387

「KOZIEL(コジエル)」は、元舞台装飾のデザイナーだったクリストフ・コジエルにより立ち上げられた、フランスの壁紙ブランド。

100年以上の歴史を持つアメリカ発祥の建築資材「ティンパネル」は、本来ブリキ製で、壁や天井の装飾用に使われる高級建築資材。こちらの「8888-T121」はそのフェイク版で、粘着クッションシート製です。

立体感ある形状ながら、清楚で品のあるデザイン

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壁紙を白色系にしたいけれど、無地の壁紙では無難すぎる…という方に試して頂きたいのが、ブリキ製装飾パネルを模したクッションシート。約5㎜の厚みがあるクッション性が高い素材で、裏面に強力な粘着シールがついています。

中央に配された、新古典主義(ネオ・クラシック様式)の流れを汲むテーブルとも品よく馴染んでいますね。

温かみあるホワイトペイントウッド:リザーブ 1000(RESERVE)RE51329:SANGETSU(サンゲツ)

https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/RE51329/

下記のコーディネートで使われているものではありませんが、アイボリー系のペイントウッド壁紙は、温かみを感じるカラーリング。何年も使い込まれ、塗装が剥がれた風合い感が特徴です。

控えめな装飾のクィーンアン様式の家具は、木目調壁紙と相性抜群

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イギリスのアン女王の在位期(1702~1714)に流行した、クィーンアン様式のテーブル&チェアに、ホワイトの木目調壁紙を貼ったコーディネート。控えめな装飾の家具と壁紙は、いずれもクラシカルながら温かみを感じさせます。

ざらざらとした質感が表情感を生む:ファイン 1000(FINE)FE6209:SANGETSU(サンゲツ)

https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/FE6209/

下記でコーディネートされている壁紙ではありませんが、コンクリート仕上げを模した黒の壁紙です。平滑な仕様ではなく、ざらざらとした質感が特徴。ホワイト、グレー、ブラックから選ぶことができます。

ミラーやクリスタルのシャンデリアが、シックな空間に明るさを呼び込む

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アンティーク家具のアルモワール(フランス語で”大型ワードローブ”の意)の背面に、塗り壁調の壁紙を貼った例です。

黒を基調とする壁紙は、空間に閉塞感を与えたり、お部屋を狭く見せたりする特性がありますが、アルモワールの面取りしたミラーの観音扉や、クリアー色のシャンデリアが光を反射し、お部屋に適度な明るさを取り入れています。

壁紙と布の両方で展開する数少ないパターン柄:ウィル(WILL)LWT-4610:Lilycolor(リリカラ)

https://www.lilycolor.co.jp/interior/search/product.php?data_id=18531&d=wallcoverings&utm_source=2020WILL&utm_medium=dcdirect&utm_campaign=Web%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0%E5%95%86%E5%93%81%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF

「マリーゴールド」は、1875年にイギリスの詩人家兼デザイナーであるウィリアム・モリスによってデザインされた柄。より複雑で、流動感を伴うデザインを手掛けていた頃の希少な柄で、壁紙以外にファブリックでも展開しています。クッションやベッドリネンなどと合わせてコーディネートすることが可能。

重厚感ある濃茶系の腰壁には、躍動感あるモリスデザインのクロスを

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お部屋の壁のかなり高い位置まで腰壁を設置し、その上部に、グリーンのマリーゴールド柄クロスを貼ったコーディネート(上でご紹介した壁紙とはカラーが異なります)。

英国アンティークスタイルらしく、腰壁はダークブラウン系の重厚なテイスト。ダイニングテーブルとチェアも、同系色で落ち着いた配色にした分、マリーゴールド柄クロスの躍動的なデザインが際立ちます。

ラスティックな白色系MIXウッド:ファイン 1000(FINE)FE6229:SANGETSU(サンゲツ)

https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/FE6229/

ホワイトを基調にしたMIXカラーと、天然木のような自然な質感が特徴の木目調壁紙です。合わせる家具やインテリア小物によって、田舎らしさを演出したり、気品あるテイストにまとめたりと、さまざまなスタイルに見せ方を変えることができます。

ファブリックの花柄デザインが際立つ、シンプルなホワイト系コーデ

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上でご紹介した壁紙とは異なりますが、塗装が少しずつあせてきたウッド調の壁に、華奢なフォルムの1人掛け椅子を配したコーディネートです。壁と椅子を白色でシンプルにまとめるなか、英国のライフスタイルブランド「CABBAGES & ROSES(キャベジズ&ローゼズ」の麻製カーテンのデザインが存在感を放ちます。

方向性を感じさせないメイ・モリスが手掛けたデザイン:ウィル(WILL)LWT-4590:Lilycolor(リリカラ)

https://www.lilycolor.co.jp/interior/search/product.php?data_id=18511&d=wallcoverings&utm_source=2020WILL&utm_medium=dcdirect&utm_campaign=Web%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0%E5%95%86%E5%93%81%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF

モリスの次女であるメイ・モリスが、1883年にデザインしたのが「ハニーサックル」です。

柄の方向性を感じさせないパターンなので、技術的にも評価されているシリーズのひとつ。こちらは淡いカラーリングですが、よりカラーコントラストを強調した濃色系から選ぶことも可能です。

白一色でまとめた空間に映える、グリーンの小花柄クロス

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寝室のベッド背面側壁に、ハニーサックル柄と似た壁紙を、アクセントクロスとして貼った例。ペイントされた扉やウィンドウトリートメントなど、白一色でまとめられたお部屋に、壁紙のナチュラルなグリーンカラーが映えます。

シノワズリスタイルに合わせたいヴァン・ゴッホの壁紙:ウォールプロ(WALL PRO)SWT4704:SINCOL(シンコール)

https://sincol-group.jp/digitalcatalog/wallpro2020/#page124

オランダの壁紙メーカー、BN(ビー・エヌ)社が、アムステルダムのゴッホ美術館とコラボして生まれたシリーズです。本物の絵画を忠実に再現し、ゴッホ特有の力強い筆痕が、エンボス加工によって見事に表現されています。

洋テイストの家具×中国趣味の絵画風クロスでシノワズリの世界観を演出

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黒地に、植物と鳥を描いた壁紙を貼ったリビングです。ヴァン・ゴッホのデザインとは異なりますが、写実的なデザインが、シノワズリスタイルの世界観に寄り添います。

漆仕上げ風の家具や透かし建具、屏風、陶磁器などのインテリアと合わせると、より「らしさ」を演出できることうけあい。

和風建築を彩る「聚楽壁」:エクセレクト(XSELECT)SGA433:SANGETSU(サンゲツ)

https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/SGA433/

古くから歴史的建造物や茶室などに使われてきた、日本の伝統的な土壁「聚楽壁(じゅらくへき)」を再現した壁紙です。上品に和室を彩ることから、和風アンティークにぜひ取り入れてみたいシリーズ。民藝調や大正ロマンなど、さまざまなテイストに合わせることができます。

拭漆仕上げの家具に、聚楽壁調の壁紙を合わせて民藝調に

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もともとは漆喰か土壁だったように思われる壁に、こっくりとした飴色の家具を合わせた民藝調のコーディネートです。上の写真は、長野県・松本の「松本民芸家具」のウィンザーチェアとサイドボード。拭漆(ふきうるし)で仕上げられた深い光沢のある塗装が、手作りならではの奥深い美を感じさせます。

他に、白の漆喰仕上げ風、珪藻土調の壁紙などを合わせても、また異なる趣が出ることでしょう。

日本古来の和柄を大胆にアレンジ:菱 HISHI / CBWM025:WhO(フー)

https://whohw.jp/collaborations/hishi/

2015年に立ち上げられた壁紙ブランド「WhO(フー)」より、「和」の表現ニーズに対応してつくられた壁紙です。二方向の平行線が交差して出来る「菱文様(ひしもんよう)」は、縄文時代の土器にも描かれた、日本古来の幾何学柄。特に大正ロマン風などのスタイルに。

古い日本家屋に西洋の家具を取りまぜる、和洋折衷のインテリア

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上でご紹介した壁紙とは異なりますが、白地にグリーンの菱文様クロスを、和室の壁紙に貼った例です。畳に洋家具を合わせるなど、洋館でみられるような和洋折衷のデザインは、大正ロマンスタイルの特徴のひとつ。

柱や梁、建具や家具は濃茶色系でまとめ、アクセントとなる色(ディープトーン系の赤、青、緑など)を組み合わせるのがコツ。日本伝統文様のほか、ウィリアム・モリスのようなクラシカルな植物柄パターンを取り入れてみるのもよいでしょう。

まとめ

今回は、ヨーロピアンスタイルから、和のテイストを含んだスタイルまで、さまざまなアンティークスタイル別のコーディネート例をご紹介しました。

フレンチアンティークや英国アンティーク、中国文化を色濃く受けたシノワズリ、そして和風アンティーク。いずれのスタイルも、漆喰調や土壁風を模した自然素材系の壁紙はもちろん、柄入り壁紙と合わせてコーディネートすることができます。

アンティークな雰囲気をつくりだす壁紙に、これといった定義は特にありません。ご紹介した選び方のコツを踏まえながら、ぜひご自身の感性で、これぞと思う一枚を選んでみてくださいね。